JPH0345729Y2 - - Google Patents

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JPH0345729Y2
JPH0345729Y2 JP1987065253U JP6525387U JPH0345729Y2 JP H0345729 Y2 JPH0345729 Y2 JP H0345729Y2 JP 1987065253 U JP1987065253 U JP 1987065253U JP 6525387 U JP6525387 U JP 6525387U JP H0345729 Y2 JPH0345729 Y2 JP H0345729Y2
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hot water
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nozzle
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は蒸気噴霧装置に関し、さらに詳しくは
湯滴噴出を防止した、特に、顔面美容などの目的
で使用される蒸気噴霧装置に関する。
[従来の技術] この種の蒸気噴霧装置は、密閉状の水タンク内
でヒータにより蒸気(スチーム)を発生させ、こ
の蒸気を噴霧ノズルから噴霧するようになつてい
るが、噴霧ノズルに至るまでの経路で一部の蒸気
が凝縮して湯滴となるので、この高温湯滴の噴出
を防止するために噴霧ノズルをある程度容積のあ
るノズルケースに取付け、このノズルケースで蒸
気流から湯滴を分離し、凝縮した湯滴を戻し管に
より水タンクへ戻すようになつている。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、上記のような従来の装置では、湯滴を
水タンクの上方空間の開口部から蒸気発生容器に
戻している場合、温度の低い湯滴が高温の水表面
に直接落下することによる物理的撹乱および水表
面の温度低下に伴う蒸気発生のむらが生じ、蒸気
流を顔面等素肌に直接あてて用いる使用者にとつ
て、蒸気の利用的変化や温度変化が敏感に感知で
きるため、間歇的な噴霧蒸気流は不快感や不安感
をもたらす要因であつた。
また、上記のような従来の装置では、蒸気によ
るノズルケースへの湯滴同伴量が増大し、噴霧ノ
ズルから湯滴が噴出し、火傷をする危険性があつ
た。
また、永年の使用により戻し管に湯垢が溜つた
り、ゴミが詰まつたりすると、ノズルケース内に
次第に湯滴が溜り、同様の危険性もあつた。
本考案は上記問題点を考慮し、噴霧ノズルから
の湯滴の噴出を未然に防止した、むらのない蒸気
流を発生する蒸気噴霧装置を提供することを目的
とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係る蒸気噴霧装置は、所定水位以下に
水を収容し加熱手段により蒸気を発生させる蒸気
発生容器と、発生させた蒸気を噴霧するためのノ
ズルを設けたノズルケースと、前記蒸気発生容器
と前記ノズルケースとの間に設けられた中間槽
と、前記ノズルケース内の底部から離間した位置
に開口するとともに前記中間槽の上方空間部を介
して前記蒸気発生容器の上方空間に連通された蒸
気供給管と、前記ノズルケース内の底部と中間槽
の水位下方を介して前記蒸気発生容器の水位下方
に連通された湯滴戻し管と、一つまたは複数のス
リツトもしくは複数の孔を有し前記蒸気供給管開
口を覆うキヤツプとを有する。
[作用] 上記構成の本考案蒸気噴霧装置にあつては、先
ず、蒸気発生容器と前記ノズルケースとの間に中
間槽を設けていることにより、蒸気に較べて温度
の低い湯滴は、湯滴供給管から中間槽に落下して
中間槽底部から湯滴戻し管を介して蒸気発生容器
下部に戻り、加熱用ヒーターにより加熱されて再
び循環する。
また、もし、湯の噴き上げが生じても噴き上げ
た湯は殆どの場合中間槽に落下し、同様に蒸気発
生容器下部に戻る。
従つて、温度の低い湯滴が高温の水表面に直接
落下することによる物理的撹乱および水表面の温
度低下に伴う蒸気発生のむらが起らない。
更に、蒸気発生容器の突沸(湯の吹上げ)は、
振動等の物理的撹乱要因や気泡の発生や温度分布
の偏在等に起因するが、上述したように、物理的
撹乱および水表面の部分的温度低下が起きないの
でこれらを誘因とする突沸が起きない。
次に、蒸気に同伴する湯滴は蒸気供給管を上昇
し、一旦キヤツプの天井部分に当り、蒸気の圧力
に押されてキヤツプの側壁を滴下しながら次第に
スリツトの方に移動し凝集して大きくなる。そし
て、スリツトから噴き出す蒸気に押されてスリツ
トからキヤツプの外に出てノズルケース底部に滴
下し、湯滴戻し管を介して蒸気発生容器下部に戻
され、加熱用ヒータにより加熱されて再び循環す
る。従つて、湯滴はノズルケース上方に同伴され
ない。
[実施例] 添付図面は本考案に係る蒸気噴霧装置の一実施
例を示す縦断面図である。
蒸気発生容器10の底部には加熱用ヒータ12
が配設され、上部開口部は蒸気圧によつて持ち上
がらない程度の重量を有する蓋14により密閉さ
れている。16は水の最大量を示す水位ラインで
その下方には湯吹き上げ防止網18が配設されて
いる。
20はノズルケースで、上方側部に蒸気を噴霧
するノズル22が設けられている。
蒸気発生容器10とノズルケース20とは、蒸
気供給管24と湯滴戻し管26とにより連通され
るが、本実施例においては、蒸気供給管24と湯
滴戻し管26のそれぞれの中間に両管にまたがる
中間槽槽28が介設されている。
蒸気供給管24の一端は中間槽28を介して蒸
気発生容器10の上方空間部30に連通され、そ
の他端はノズルケース20の底部から突出し、ノ
ズルケース20の底部から離間した位置に開口し
ている。開口32には側部に2本のスリツト3
5,35が設けられたキヤツプ34が覆せられて
おり、このキヤツプ34によつて湯滴の吹き上げ
を防止している。湯滴戻し管26はノズルケース
20の底部から中間槽28を介して蒸気発生容器
10の下部と連通している。
ノズルケース20内の側壁には、蒸気供給管開
口32とノズルケース20の底部との間に液面セ
ンサ36が取付けられており、この液面センサ3
6の信号がライン38を介して警報装置40に伝
達される。
次に上記実施例の作用を説明する。
蒸気発生容器10内に水を入れ、ヒータ12を
オンにすると、水が沸騰して上方空間部30は蒸
気で充満され、蒸気供給管4を通つてノズルケー
ス20内へと供給される。この間に凝縮した蒸気
は湯滴となつて蒸気供給管24を逆流し、中間槽
28内に落ちるか、キヤツプ34のスリツトから
ノズルケース20内に蒸気流の圧力で押出され湯
滴戻し管26を介して蒸気発生容器10へ戻され
る。また、蒸気発生容器10内で吹き上げが生じ
ても、蒸気供給管24内へ湯滴が同伴される前
に、先ず、湯滴の大部分が中間槽28内に落下し
て蒸気発生槽10へ戻される。
また、蒸気供給管24内へ同伴されるわずかな
湯滴も中間槽28内に落下して同様に蒸気発生容
器10へ戻される。
更に、ノズルケース20内で凝縮した湯滴は湯
滴戻し管26内を落下し、蒸気戻し槽28を介し
て蒸気発生容器10へ戻される。
上記のようにして蒸気に較べて温度の低い湯滴
は湯滴供給管24から中間槽28に落下してノズ
ルケース20の底部から湯滴戻し管26を介して
蒸気発生容器10の下部に戻され、加熱用ヒータ
12により加熱されて再び循環する。
従つて、中間槽28を設けていない従来技術に
よる装置のように湯滴を蒸気発生容器の上方空間
の開口部から蒸気発生容器に戻している場合に対
し、温度の低い湯滴が高温の水表面に直接落下す
ることによる物理的撹乱および水表面の温度低下
に伴う蒸気発生のむらが起らない。
更に、蒸気発生容器10で突沸が生じると、上
方空間部30の圧力が一時的に急増し、湯滴戻し
管26内の液面が押し上げられてノズルケース2
0内にまで至ることとなる。このような突沸は振
動等の物理的撹乱要因や気泡の発生や温度分布の
偏在等に起因するが、本考案に基づく実施例の装
置では、上述したように、物理的撹乱および水表
面の部分的温度低下が起きないのでこれらを誘因
とする突沸を未然に防止し得る。
正常作動状態で、液面は蒸気発生容器10、中
間槽28、湯滴戻し管26のいずれにおいても等
しく図面上Aの水位を保つているが、湯滴戻し管
26が湯垢やゴミなどによつて詰まると、ノズル
ケース20内で凝縮した湯滴がノズルケース20
内に次第に溜ることとなる。
液面がノズルケース20内で図面上Bの位置ま
で上昇すると、液面センサ36がこれを感知し、
その信号がライン38を介して警報装置40へと
伝達され、ブザーが鳴り、使用者に知らされると
ともに、図示しない回路を介してヒータ12の電
源がオフとされる。望ましくは、液面センサ36
への液面Bの接触時間を検出する回路を設け、液
面Bの上下振動により断続的に液面センサ36と
接触している初期状態においては作動させず、所
定秒数以上の接触時間となつた状態で作動させる
ようにする。
なお、本実施例において警報装置40は、告知
手段(ブザー)とヒータ電源遮断手段とを併用し
たが、これらを単独で用いてもよく、また告知手
段としてランプその他の手段を用いることもでき
る。
更に、本実施例ではキヤツプ34の側部には数
本のスリツトが設けられているが、スリツトに限
ることなく蒸気が容易に通過し得る大きさの複数
の穴でもよい。
更にまた、中間槽槽または蒸気発生容器に注水
過多防止のための最大水量の感知及び/または空
炊き防止の為の安全最小水量を感知するための液
面センサを設けることができる。この場合上述の
ような警報装置を単独に、あるいは連動させて設
けることが望ましい。
[考案の効果] 以上説明した通り、本考案の蒸気噴霧装置によ
れば蒸気流のむらを生じない。従つて、使用者に
とつて、不快感や不安感をもたらすことがなく、
使用時に満足感を与え得る。
また、突沸および噴霧ノズルからの湯滴の噴出
を未然に防止しでき、安全性の高い蒸気噴霧装置
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案に係る蒸気噴霧装置の一実施
例を示す縦断面図である。 10……蒸気発生容器、12……ヒータ、20
……ノズルケース、22……ノズル、24……蒸
気供給管、26……湯滴戻し管、28……中間
槽、30……上方空間部、32……開口、34…
…キヤツプ、35……スリツト、36……液面セ
ンサ、40……警報装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所定水位以下に水を収容し加熱手段により蒸気
    を発生させる蒸気発生容器と、発生させた蒸気を
    噴霧するためのノズルを設けたノズルケースと、
    前記蒸気発生容器と前記ノズルケースとの間に設
    けられた中間槽と、前記ノズルケース内の底部か
    ら離間した位置に開口するとともに前記中間槽の
    上方空間部を介して前記蒸気発生容器の上方空間
    に連通された蒸気供給管と、前記ノズルケース内
    の底部と前記中間槽の水位下方を介して前記蒸気
    発生容器の水位下方に連通された湯滴戻し管と、
    少なくとも一つのスリツトもしくは孔を有し前記
    蒸気供給管開口を覆うキヤツプとを含む蒸気噴霧
    装置。
JP1987065253U 1987-05-01 1987-05-01 Expired JPH0345729Y2 (ja)

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JPS63172438U JPS63172438U (ja) 1988-11-09
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