JPH0344804Y2 - - Google Patents

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JPH0344804Y2
JPH0344804Y2 JP6874089U JP6874089U JPH0344804Y2 JP H0344804 Y2 JPH0344804 Y2 JP H0344804Y2 JP 6874089 U JP6874089 U JP 6874089U JP 6874089 U JP6874089 U JP 6874089U JP H0344804 Y2 JPH0344804 Y2 JP H0344804Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、加熱した流動状のアスフアルト合材
を一定の厚さに敷き均して、その成形を行うため
のアスフアルトマツト成形装置(本考案の明細書
の記載においては、マツトフオーマーという)に
関し、特に、ガラス繊維等の補強材を、アスフア
ルトマスチツクの上下層の間にサンドイツチ状に
挟み込んで形成したアスフアルトマツトを製造す
る際に、その厚さを一定に成形出来るとともに、
該装置の移動を容易に行い得るように構成したア
スフアルトマツトの製造装置に関する。
(従来の技術) 従来より、港湾の防波堤や岸壁、海岸や河川の
護岸工事等において、捨石マウンドの基礎の洗掘
防止、吸出防止、法面の保護用、または水中のコ
ンクリート構造物の滑動防止用としてアスフアル
トマツトが使用されている。このアスフアルトマ
ツトは、本出願人が先に公開している特公昭47−
45284号、特公昭50−17623号公報等に記載されて
いるように、アスフアルトマスチツクの間にガラ
ス繊維のネツトによる補強材と、吊上げ用のワイ
ヤーロープ等をサンドイツチ状に挟み込んだ状態
で、一体に形成してなるものである。
そして、従来より、このアスフアルトマツトを
製造する場合には、平らなコンクリートベースの
上に、下の層を構成する加熱したアスフアルトマ
スチツクを所定の厚さに敷き均し、その上に補強
材のガラス繊維のネツトや、吊上げ用のワイヤー
ロープ等を敷設、配置し、さらにその上に上の層
を構成する加熱したアスフアルトマスチツクを所
定の厚さで敷き均し、アスフアルトマツトの成形
を行うようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、このアスフアルトマツトの製造用と
して用いられるアスフアルト合材は、通常の道路
舗装用等に使用されるアスフアルト合材(アスコ
ン)とは異なり、加熱した溶融アスフアルト合材
を用いているものであり、通常用いられているよ
うな道路舗装用のアスフアルトフイニツシヤー等
の装置を用いて、成形を行うことが困難なもので
ある。
そこで従来のアスフアルトマツト成形に際して
は、専らクレーンやバケツト等を用いてアスフア
ルトの供給を行い、レーキ等を用いて人手により
敷き均しを行つているので、そのマツトの厚さ等
を一定に維持することが困難なものであり、製造
コストが非常に高いものになり、製造能率も良く
ないものになつている。
また、上記した従来のアスフアルトマツトの製
造方法においては、流動性の良いアスフアルト合
材を使用すると、敷き均しが容易に行い得るもの
の、人手でレーキ等を用いてアスフアルト合材の
敷き均しを行う際に、アスフアルトと骨材の比重
差が異なるために骨材の沈降が発生しやすく、そ
れによつて品質を一定に維持出来なくなるという
欠点があつた。
したがつて、そのようなアスフアルトと骨材の
分離を防止するためには、アスフアルト合材の比
較的粘りのあるものを使用する必要があつて、そ
れによる敷き均しの作業性に大きな問題点を残す
ことになり、さらに、製造されたアスフアルトマ
ツトの品質管理等の面にも多くの問題点が発生し
ていたのである。
前述したようなアスフアルト合材の取扱性等の
問題を解決するために、例えば、特公昭48−
14115号公報等に示されるように、ホツパーとス
クリードとに別個にバーナーを設けておき、アス
フアルト合材に対する加熱効果を良好に維持させ
るような手段が提案されている。
しかしながら、前記従来例の装置の場合には、
アスフアルト合材の敷き均しに際して、スクリー
ドのみが敷き均しの厚さの維持に関係するもので
あつて、ホツパーから合材を排出する量を制御す
ること等によつて、その敷き均し厚さの制御を行
い得ないという問題があり、比較的薄く(数十mm
程度の厚さ)施工する場合には、施工が面倒であ
る等の欠点がある。
また、従来より用いられているアスフアルトマ
ツトの場合には、一定のサイズのものとして大量
に製造することが必要であることより、比較的広
いヤードに多数のマツト製造用の枠部材を配置し
て、製造装置を移動させながらマツトの製造を行
うことが必要である。
ところが、従来のアスフアルトフイニツシヤー
においては、一方向に移動しながら、道路のアス
フアルトを施工することは出来るものの、横方向
等に任意に移動させたりすることができないとい
う欠点がある。
それに対して、例えば、特開昭58−127811号公
報等に示されるように、コンクリート舗装装置に
2種類の走行手段を設けて、装置を前後方向と左
右方向とに移動させ得るようにする技術を、アス
フアルトマツトの製造装置に適用することも考え
られる。しかし、コンクリートとアスフアルトと
は、その取扱性が全く異なるものであることよ
り、単純に前記従来例を、アスフアルトマツトの
製造手段に転用することは、アスフアルト合材を
均一な厚さに設定することや、成形性の点等で多
くの問題がある。
(考案の目的) 本考案は、前述したような従来のアスフアルト
フイニツシヤーにおける欠点を解決することを目
的とするもので、アスフアルトマツトの製造時に
は、軌条に沿つてその高さを一定に設定した状態
で装置を移動させることによつて、一定の厚さの
マツトを成形することが出来るとともに、ホツパ
ーを加熱するバーナーからの排気を、ホツパーか
ら排出する合材の加熱にも用いることが出来るよ
うにして、加熱効率を向上させ得るようにすると
ともに、製造装置の間での移動を行う際には、キ
ヤスターを用いて任意の方向に移動させ得るよう
にする装置を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段および作用) 本考案のマツトフオーマーは、駆動装置をもつ
た自走式のフレームの上にアスフアルト合材を収
容するためのホツパーを設け、このホツパーから
均一に加熱した流動状のアスフアルト合材を排出
するようにし、ホツパー排出口に続いて、スクリ
ード用バーナーを備えたスクリードを設け、アス
フアルト合材の敷き均しと成形を自動的に行うよ
うに構成してなる装置である。
本考案の装置において、アスフアルト合材を収
容するためのホツパーは、その内外壁を形成する
2枚の板材の間に空間部を形成した二重構造のも
ので、その空間部にホツパー用バーナーからの燃
焼ガスを通し、ホツパー内に収容されているアス
フアルト合材の加熱を行いながら、攪拌装置によ
つて攪拌しながら保持する。
そして、ホツパー下部の排出口に、複数個に分
割したホツパーゲートを設け、その開口の大きさ
を任意に調節可能にしたホツパー排出口より排出
する。また、このホツパーを加熱した燃料ガス
は、ホツパー排出口の近くに設けた排気口より排
気され、排出されたアスフアルト合材の加熱を行
うようにしている。
さらに、前記自走式の走行車輪は、軌条に沿つ
て走行可能な走行車輪と、軌条を外れて移動出来
るようにする上下自在キヤスターとから構成さ
れ、各々の走行手段はそれぞれ独立した駆動装置
により駆動が行なわれるように構成されて、アス
フアルトマツトの成形作業時には、軌条に沿つて
走行させるようにし、成形装置間での移動時には
上下自在なキヤスターを用いて任意の位置に移動
させ得るように構成している。そして、前記走行
部材を各々別個に駆動することにより、アスフア
ルトマツトの製造時には軌条に沿つて移動を行
い、次の製造ラインに移動するときには、上下自
在キヤスターを用いて所定のラインまで自力で走
行可能に構成する。
また、本考案の装置においては、排出されたア
スフアルト合材の敷き均しを行うためのスクリー
ドは、フレームから上下動および傾斜調節が可能
な装置を介して支持されており、そのスクリード
をスクリード用バーナーによつて加熱しながら、
アスフアルトの敷き均しおよび成形を自動的に行
うことが出来る。
本考案の装置は、上記したような構成を有する
ものであるから、アスフアルトマツトの製造時に
は、その製造場所に敷設された軌条に沿つて装置
を走行させるので、装置に上下動等が発生するこ
とがなく、一定の厚さのアスフアルトマツトを成
形することが出来るものとなる。
また、製造場所の間で装置を移動させる場合に
は、自在キヤスターを用いることが出来るので、
任意の位置に装置を移動させることが可能であ
り、それによつて、アスフアルトマツトのような
薄くて巾の広いものを、任意の位置で容易に製造
出来ることになる。
さらに、本考案のマツトフオーマーにおいて
は、アスフアルト合材の取り扱いと、敷き均しの
作業とを完全に自動的に行うことが可能であり、
さらに、比較的軟かいものから硬いアスフアルト
合材までのものを取り扱うことができ、その品質
の保持も容易に出来ることになる。
(実施例) 図にしたがつて本考案のマツトフオーマーの構
成を説明する。第1図ないし第3図に示すよう
に、本考案のマツトフオーマー1は、そのフレー
ム2を走行車輪4または上下自在キヤスター6に
よつて支持し、自走式で移動が可能なようにして
構成されている。
前記フレーム2の上部には、ホツパー10と、
その駆動および排出のための装置等の他に、燃料
タンク40、発電機41、油圧ユニツト42や操
作盤45と、ステツプ43、手摺44等が設けら
れている。前述した各種の装置類のうち、発電機
41は、この装置の駆動部材に電気を供給するた
めのものであり、油圧で作動される装置類は、油
圧ユニツト42から油が供給される。また、この
装置の各部材は、操作盤45によつてコントロー
ルされるようになつている。
上記した走行装置は、フレーム2の前後に設け
られた軸3,3に走行車輪4,……を取り付け、
この軸3を走行用動力部5によつて駆動し、アス
フアルトマツトの製造を行うときには、軌条30
に沿つて走行するようにしている。さらに、1つ
のラインに沿つてのアスフアルトマツトの製造が
終了した後で、次のラインに移動するときには、
上下自在キヤスター6を用いて横方向または斜め
の方向に移動を行うことが出来るようになつてい
て、その際にも自走式のキヤスターによつて、自
力で移動を行う。
フレーム2の上に載置されるホツパー10は、
ホツパー架台9の上に支持されているもので、そ
の本体は、外壁板11と内壁板11aとで構成さ
れ、その2枚の壁板の間に空間部12が形成され
ている。
また、ホツパー10の横にホツパー用バーナー
14を設け、このホツパー用バーナー14から空
間部12を通つてホツパー10を加熱した燃焼ガ
スは、ホツパー10の下部のホツパー排出口17
に近接して設けた排気孔13から排出され、ホツ
パーから排出されたアスフアルト合材を加熱する
ことが出来るようにされる。
また、ホツパー10の内部には、攪拌用駆動装
置16によつて駆動される、スクリユーまたはパ
ドルホイール等の攪拌装置15が設けられ、さら
に、ホツパー10の下部には、複数に分割し、別
個に開閉が可能に形成されたゲート18を設けた
ホツパー排出口17を形成している。
前記ゲート18は、中央部のゲート18aと、
両側部のゲート18b,18cとから構成されて
いるもので、各々のゲートは、油圧シリンダー1
9a〜19cによつて駆動され、その開口の大き
さを任意に変更出来るようにされている。なお、
前記ゲート18の先端部には、流動性の大きなア
スフアルトマスチツクが前の方に流れ出ないよう
にするために、ガイド板を設けているが、その長
さと形状は、アスフアルト合材の性質に応じて任
意に設定されるものである。
ホツパー排出口17の後側に接近して形成され
るスクリード20は、フレーム2に設けられたス
クリード上下動装置21によつてその高さの位置
決めが成されるようになつており、さらに、その
前方が軸22によつて、回動可能に支持されると
ともに、後方の部分が傾斜調節装置23により支
持されていて、その傾斜が任意に変化させ得るよ
うになつている。そして、このスクリード20を
上からスクリード用バーナー24により加熱し
て、アスフアルトマツトの成形時にその敷き均し
を容易に行い得るようにしている。
またアスフアルト合材供給用のバケツト25
は、第4図および第5図に示すように、そのバケ
ツト本体の下部にゲート27を設けるとともに、
ハンドル29から減速ギヤ等を介して駆動される
ゲート駆動装置28により、開閉が行われるよう
になつている。
そして、このバケツト25にアスフアルトクツ
カーからのアスフアルト合材を受入れて、クレー
ン等によつて吊り上げ、ホツパー10の上に載置
し、アスフアルト合材を供給する。
つぎに、第6〜7図に示される実施例に基づい
て、本考案のマツトフオーマー1によるアスフア
ルトマツトの製造の際の動作の説明をする。
まず、アスフアルトマツト製造現場の平らなコ
ンクリートヤード31の上に、軌条30を所定の
軌条間隔で固定する。そして、その軌条30の間
に成形されるアスフアルトマツトの幅と同じ間隔
で、両側の型枠34を固定し、軌条30の上にマ
ツトフオーマー1を移動して、アスフアルトマツ
トの製造開始位置に位置決めを行う。
つぎに、アスフアルト合材32をクツカーから
バケツト25によつて搬送し、バケツト25をホ
ツパー10の上に載置して、そのゲート27を開
きアスフアルト合材32をホツパー10へ落下さ
せて供給する。なお、図示した例においては、ゲ
ート27は、両開き状のものとして示している
が、その他にスライド式のゲートや、回転式のゲ
ート等も用いることが可能である。
ホツパー10は、その前にホツパー用バーナー
14によつて加熱されており、バケツト25から
ホツパー10内に供給されたアスフアルト合材3
2を、攪拌と加熱を行つた状態で保持する。
ホツパ10の排出口17からアスフアルト合材
32を排出する場合には、中央部の幅の広いゲー
ト18aと、その左右の幅の狭いゲート18b,
18cを別の油圧シリンダーを用いて駆動するこ
とにより、その開口の大きさを変えて排出を行
う。さらに、このホツパー排出口17の側部に
は、案内板33を設け、排出されたアスフアルト
合材32が側部に溢れて出ないようにする。
アスフアルトマツトの製造に際しては、マツト
フオーマー1をその走行用動力部5を作動させ
て、所定の速度で移動させながら、その成形を行
うようにする。前記アスフアルトマツトの成形に
際して、地盤上に排出されたアスフアルト合材を
敷き均しするときに、スクリード20の先端側を
少し上げ、後端側を成形されるアスフアルトマツ
トの厚さと同じ高さに維持する。すなわち、スク
リード20を全体として前方を高く、後ろ側を低
くした状態でその位置の規制を行い、そのスクリ
ード20をスクリード用バーナー24によつて加
熱し、アスフアルト合材を押圧しながら成形を行
う。
この成形作業中に、スクリード20には、その
上からスクリード上下動装置によつて加圧が行わ
れているのであり、さらに、水平な軌道上を走行
するマツトフオーマー1の移動とともに、敷き均
しされたアスフアルト合材を、熱と圧力を加えな
がら、成形を行うことになる。そして、前述した
ような作業を行うことによつて、アスフアルト合
材の密度を大きくすることが可能になり、さら
に、アスフアルトマツトの表面にも凹凸や波打ち
現象が発生することは、完全に防止されるのであ
る。
上記したように地盤の上に下の層を構成するア
スフアルト合材を敷設した後で、補強材となるガ
ラス繊維や、吊り上げ用のワイヤーロープ、また
は、帯鉄等を敷き込み、その上に再びアスフアル
ト合材を敷き均しする。
そのアスフアルトマツトの成形を行う場合に
は、スクリード20の高さは、アスフアルトマツ
トの全体の厚さと同じになるように調節される。
そして、前記スクリードにより押圧等を行うこと
により、所定の幅と厚さ、および、所定の長さの
アスフアルトマツトが自動的に成形されるのであ
る。
前述したようにして、最初のラインでアスフア
ルトマツトの製造が終了すると、そのラインの端
部で、キヤスター上下動装置7,7……の油圧シ
リンダー等を作動させて、キヤスターを移動方向
に向けて垂直軸に回りに回転させるとともに、上
下自在キヤスター6を別の油圧シリンダ等によつ
て下降させて、フレーム2を持ち上げる。
そして、走行車輪4を軌条30から浮かせた状
態で保持し、軌条30を外し、油圧または電気に
よつてモーターを駆動することにより、キヤスタ
ー6が地盤31の上を走行して、次のラインに向
けて移動させるようにしている。
つぎの製造ラインに移動されたマツトフオーマ
ー1は、前述したような工程に従つて、アスフア
ルトマツトの製造を行うことが、非常に容易に出
来るようになつているものであるから、作業員
は、機械装置のコントロールを行うのみでよく、
アスフアルト合材の敷き均しを人手で行う等の余
分な作業を行う必要はない。そして、作業の主力
をアスフアルトマツトの製造現場の段取り等に向
けることを可能にしているために、少ない人員
で、能率良く製造作業を行うことが出来るのであ
る。
また、本考案のマツトフオーマーにおいて、そ
れに用いられるアスフアルト合材は、比較的硬い
ものでも、または流動性の比較的高いものでも、
特別な支障が発生することなしに使用することが
可能なものであり、どのようなアスフアルト合材
を原料として用いても、それによつて製造された
アスフアルトマツトは、その表面は滑かなものに
なり、その製造作業中に骨材が分離するなどの次
点が発生することは全くないのである。
本考案のマツトフオーマーは、上記したような
構成を有するものであるが、その構成部材の一部
を変更するようなことは、当業者にとつて容易に
出来ることである。例えば、フレームの上に載置
している発電機に代えて外部の電源を用いること
や、軌条の上を走行する車輪と、上下自在キヤス
ターの2種類の走行車輪を用いることに代えて、
上下自在キヤスターのみを、その走行車輪として
用いること等の多くの点で、その装置の機構を代
えることが可能である。
(考案の効果) 本考案の装置は、その走行部を自走式の走行車
輪によつて構成しているものであるから、その移
動性は非常に良いものであり、しかも、アスフア
ルトマツトの成形時には、軌条の上に案内される
ようになつているものであるために、アスフアル
トマツトの厚さは常に一定に維持され得るものと
なり、品質の良好なアスフアルトマツトを作成す
ることが出来るものとなる。
また、本考案のマツトフオーマーは、2種類の
車輪装置を備えているので、複数の成形位置の間
での移動を、装置を自走させて行うことが出来る
ので、任意の場所で、アスフアルトマツトの製造
を行うことを可能にするものとなる。
本考案のマツトフオーマーは、従来は専ら人手
によつて成形作業を余儀無くされていたアスフア
ルトマツトの製造を、完全に自動的に行うことを
可能にしている。これに加えて、本考案の装置に
おいては、製造されるアスフアルトマツトの製造
工程で、確実に加熱と加圧とが行われることにな
るために、その内部の圧密が完全に行なわれて空
隙等が発生することがなく、作業員の熟練の不足
による表面の凹凸や、キズ等の発生も完全に防止
出来ることになる。さらに、本考案の装置におい
ては、ホツパーを加熱した後で、その排気をホツ
パーから排出されたアスフアルトの加熱にも用い
るので、熱源の有効利用を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、それぞれ本考案のマツ
トフオーマーの構成を示すもので、第1図はマツ
トフオーマーの平面図、第2図はその正面図、第
3図はその側面図、第4図は合材供給バケツトの
平面図、第5図はその側面図、第6図および第7
図は、それぞれ本考案の装置の作動状態を示す説
明図である。 図中の符号、1……マツトフオーマー、2……
フレーム、3……軸、4……走行車輪、5……走
行用動力部、6……上下自在キヤスター、7……
キヤスター上下動装置、9……ホツパー架台、1
0……ホツパー、11……外壁、11a……内
壁、12……空間部、13……排気孔、14……
ホツパー用バーナー、15……攪拌装置、16…
…攪拌用駆動装置、17……ホツパー排出口、1
8……ゲート、19……油圧シリンダー、20…
…スクリード、21……スクリード上下動装置、
22……軸、23……傾斜調節装置、24……ス
クリード用バーナー、25……バケツト、27…
…ゲート、28……ゲート駆動装置、29……ハ
ンドル、30……軌条、31……地盤、32……
アスフアルト合材、33……案内板、34……型
枠、40……燃料タンク、41……発電機、42
……油圧ユニツト、43……ステツプ、44……
手摺、45……操作盤。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フレームの下部に自走式の走行車輪を形成し、
    フレームの上に、流動状のアスフアルト合材を収
    容するためのホツパーと、該ホツパーの排出口に
    接近してスクリードを設け、前記ホツパーとスク
    リードには、それぞれ別個にバーナーを設けて加
    熱を行い得るように構成してなる装置において、 前記ホツパーの周囲に空間部分を形成した二重
    構造のものとし、該該空間部分は、ホツパーの排
    出口の近くに開口を設け、前記空間部分にホツパ
    ー用バーナーから供給されるガスを通して、その
    ガスを前記開口より排出させるように構成すると
    ともに、前記ホツパー排出口に設けるホツパーゲ
    ートを複数に分割し、その開閉を任意に行い得る
    ように構成し、 前記自走式の走行車輪は、軌条に沿つて走行可
    能な走行車輪と、軌条を外れて移動出来るように
    する上下自在キヤスターとから構成され、各々の
    走行手段はそれぞれ独立した駆動装置により駆動
    が行なわれるように構成されて、アスフアルトマ
    ツトの成形作業時には、軌条に沿つて走行させる
    ようにし、成形装置間での移動時には上下自在な
    キヤスターを用いて任意の位置に移動させ得るよ
    うに構成したことを特徴とするマツトフオーマ
    ー。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016042927A1 (ja) * 2014-09-17 2016-03-24 株式会社ガイアートT・K アスファルトフィニッシャ

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WO2016042927A1 (ja) * 2014-09-17 2016-03-24 株式会社ガイアートT・K アスファルトフィニッシャ
JP5913760B1 (ja) * 2014-09-17 2016-04-27 株式会社ガイアートT・K アスファルトフィニッシャ

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