JPH0343402Y2 - - Google Patents

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JPH0343402Y2
JPH0343402Y2 JP1983105375U JP10537583U JPH0343402Y2 JP H0343402 Y2 JPH0343402 Y2 JP H0343402Y2 JP 1983105375 U JP1983105375 U JP 1983105375U JP 10537583 U JP10537583 U JP 10537583U JP H0343402 Y2 JPH0343402 Y2 JP H0343402Y2
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JP
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piston valve
carburetor
guide tube
engine
wall surface
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JP1983105375U
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JPS6014264U (ja
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は断面が矩形のピストンバルブを有する
ピストンバルブ式気化器に関する。
気化器吸気通路断面を開閉するピストンバルブ
は従来から一般にその断面が円形とされていた。
しかし、気化器の吸気通路に沿つた方向の長さを
短くするために、ピストンバルブの断面を円形に
代えて矩形としたものが実開昭49−110133号等に
開示されている。この種の断面矩形のピストンバ
ルブを備えた従来の気化器の縦断面図を第1図
に、その第1図のA−A線拡大断面図を第2図に
示す。気化器本体10内には、吸気通路12が形
成される。断面が矩形のピストンバルブ14はス
ロツトルケーブル16によつて吸気通路12に対
し垂直に上下に摺動させられる。このピストンバ
ルブ14の下端にはジエツトニードル18が取付
けられ、このジエツトニードル18の軸心はピス
トンバルブ14の摺動方向と並行とされている。
気化器本体10にはピストンバルブ14を収容す
るための矩形の空間部を有する案内筒20が一体
に形成されている。この案内筒20のピストンバ
ルブ収容空間部の各内壁面はピストンバルブ14
の各側面と並行とされ、しかもピストンバルブ1
4の各側面と摺接するように設定されている。こ
のように、従来のものにおいては、摺動時にピス
トンバルブ14の横ブレを防ぐために、案内筒2
0の矩形の各内壁面はピストンバルブ14の各側
面と摺接するようにされているので、案内筒20
のすべての内壁面にピストンバルブ14とのはめ
合いのための機械加工を施す必要があつた。しか
し、矩形形状の内壁面の加工は非常に困難である
ので、一般には案内筒20を2個の別体のもので
構成し、その案内筒20のピストンバルブ摺接内
壁面を機械加工した後、両者を組み立てていた。
このため、その機械加工や組立作業に作業工数が
かかりコスト高の原因となつていた。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、ジ
エツトニードルを取り付けた断面が矩形のピスト
ンバルブを有し、そのピストンバルブを気化器本
体の案内筒内に収容したピストンバルブ式気化器
において、ピストンバルブのエンジン側側面のみ
を気化器本体に摺接させ、その一対の摺接面の
夫々にピストンバルブが摺動する方向にピストン
バルブと気化器本体とを互いに係合させる係合手
段を設けたもので、従来必要とした気化器のピス
トンバルブ収容部内壁面への機械加工作業を省略
して製造コストの低減を図つたものである。
次に本考案の図面に基づいて説明する。
第3図は本考案に係るピストンバルブ気化器の
一実施例断面図、第4図は第3図のB−B線拡大
断面図である。気化器本体30は金属あるいは合
成樹脂を材料として型成形される。この気化器本
体30内には吸気通路32が形成される。断面が
略矩形のピストンバルブ34下端にジエツトニー
ドル36を備え、スロツトルケーブル38によつ
て吸気通路32に対し垂直に上下に摺動させられ
る。このジエツトニードル36の軸心はピストン
バルブ34の摺動方向と並行とされる。気化器本
体30には前記ピストンバルブ34を収容するた
めの矩形の空間部を有する案内筒40が一体に形
成されている。ピストンバルブ34の各側面とそ
れに対向する案内筒40の各内壁面のうち、ピス
トンバルブ34のエンジン側側面と案内筒40の
エンジン側側面のみが摺接するように構成されて
いる。エンジン側以外のピストンバルブの各側面
と、それに対向する案内筒40の各内壁面との間
には〓間が形成され、夫々の対向面が互いに接触
しないように構成されている。
ピストンバルブ34のエンジン側側面にはピス
トンバルブ34の摺動方向、即ち、図中上下方向
に凸部42が形成され、一方、案内筒40のエン
ジン側の空間部壁面には前記凸部42と嵌合する
凹部44が同じく図中上下方向に形成されてい
る。なお、ピストンバルブ34側に凹部を、案内
筒40側に凸部を形成してもよい。ピストンバル
ブ34のエアクリーナ側側面とそれに対向する案
内筒40の内壁面には、上方に向かうにつれて外
方に拡がる型抜き勾配が形成されている。この型
抜き勾配の配置位置は、エンジン側以外であれば
エアクリーナー側に限らずどの位置であつても良
い。
以上のように構成された本考案においては、ピ
ストンバルブ34の四方向の側面のうち、エンジ
ン側側面だけを案内筒40の内壁面と接触させ、
その他の三方向の側面は案内筒40の内壁面と接
触しないように形成してある。即ち、本考案にお
いては、ピストンバルブ34は案内筒40の側面
にガイドされずに摺動することになる。しかし、
機関作動時は吸入負圧によつてピストンバルブ3
4は常時エンジン側に引き寄せられるので、ピス
トンバルブ34のエアクリーナー側が案内筒40
の内壁面でガイドされていなくても、ピストンバ
ルブ34がエアクリーナー側にブレることはな
い。また、ピストンバルブ34の凸部42と案内
筒40の内壁面の凹部44とが係合した状態でピ
ストンバルブ34が上下に摺動するので、ピスト
ンバルブ34のエンジン側側面の両隣の側面が案
内筒40の内壁面でガイドされていなくても、ピ
ストンバルブ34が第4図でC方向やD方向にブ
レることはない。
以上のように、ピストンバルブ34はエンジン
側側面を除く三方向の側面が案内筒40の内壁面
でガイドされなくても、摺動時に横ブレを生じる
ことがない。従つて、気化器本体30は型成形し
た後に、ピストンバルブ34と摺接せる部分だけ
に機械加工を施すだけでよく、それ以外の案内筒
40の内壁面にはピストンバルブ34とのはめ合
い用の機械加工を施さなくて済む。この結果、作
業工程を削減して製造コストを低減することがで
きる。また、ピストンバルブ34と案内筒40と
は、エンジン側で接触摺動し、しかも、その接触
摺動箇所に設けられた係合手段によつて位置決め
されるので、ピストンバルブ34に取り付けられ
るジエツトニードル36の軸心をメインジエツト
の軸心にセンタリングさせる作業を容易に行なう
ことができる。
また、上述の実施例では、ピストンバルブをス
ロツトルケーブルで作動させていたが、ピストン
バルブの上端と案内筒の内壁面とにダイアフラム
を張設して負圧導入によつてピストンバルブを作
動させてもよい。
次に本考案の他の実施例の断面図(第4図相当
図)を第5図に示す。当実施例においてはピスト
ンバルブ46のエンジン側側面全体を上下にわた
る山形の突出面47とする。この突出面47は、
第5図に示したものにおいて、両端よりも中央部
をエンジン側に突出させたものである。一方、気
化器本体の一部である案内筒48のエンジン側内
壁面全体を、上下にわたる山形のへこみ面49と
する。前記ピストンバルブ46の山形の突出面4
7の形状は、ピストンバルブ46がどの摺動位置
にあるとしても、案内筒48の山形のへこみ面4
9と丁度合致する形状とされている。従つて、機
関運転時には、ピストンバルブ46と案内筒48
とは、突出面47とへこみ面49とで係合するこ
とになり、ピストンバルブ46は摺動時に横ブレ
を生じることがない。
更に、本考案の他の実施例の断面図(第4図相
当図)を第6図に示す、第6図においては、板状
のピストンバルブ50の両端をエンジン側に突出
する突出部51を形成する。この一対の突出部5
1には互いに対向する直角面53aを有する。ピ
ストンバルブ50には、一対の直角面53aと連
続し案内筒52のエンジン側に対向する平面53
bを有する。一方、案内筒52のエンジン側側面
には凸部54を形成する。この凸部54は、ピス
トンバルブ50の平面53bと合致可能でそれと
並行な平面55と、その平面55より続きそれに
ほぼ直角な一対の直角面56とを有する。更に、
前記ピストンバルブ50の平面53bが前記案内
筒52の平面55に接触した際、ピストンバルブ
50の一対の直角面53aが案内筒52の一対の
直角面56と接触するように設定される。即ち、
ピストンバルブ50の一対の突出部51と案内筒
52の凸部54とが係合する。
機関運転時には、吸気通路負圧によつてピスト
ンバルブ50の平面53bが案内筒52の平面5
5に接触するように、ピストンバルブ50がエン
ジン側に吸引させられる。このピストンバルブ5
0の一対の突出部51が案内筒52の凸部54を
挟んだ状態で係合しているので、ピストンバルブ
50は横ブレを生ずることなく摺動することがで
きる。
本考案のその他の実施例の断面図(第4図相当
図)を第7図に示す。第7図においては、板状の
ピストンバルブ50′のエンジン側に平面59を
有し、一方、案内筒52′には、ピストンバルブ
50′の平面59と合致可能でそれと並行な平面
60を有する。このピストンバルブ50′の平面
59の中央には、エンジン側に突出する山形の突
出面61を形成する。一方、案内筒52′の平面
60の中央には、山形のへこみ面62を形成す
る。ピストンバルブ50′の山形の突出面61の
形状は、ピストンバルブ50′がどの摺動位置に
あるとしても、案内筒52′の山形のへこみ面6
2と丁度合致して係合する形状とされている。従
つて、機関運転時には、ピストンバルブ50′と
案内筒52′とは、平面59と平面60とが接触
し、突出面61とへこみ面62とで係合すること
になる。この結果、ピストンバルブ50′は摺動
時に横ブレを生じることがない。
以上のように、本考案に係るピストンバルブ式
気化器によれば、断面矩形のピストンバルブのエ
ンジン側側面だけを気化器本体に接触させ、その
接触する一対の面に係合手段を設けたもので、気
化器本体のピストンバルブ収容部内壁面のうちピ
ストンバルブと摺接しない面の機械加工作業を省
略することができ、製造コストを低減することが
できる。また、ピストンバルブは係合手段によつ
て気化器本体と位置決めされることになるので、
ジエツトニードルのセンタリングを容易に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は断面矩形のピストンバルブを備えた従
来の気化器の縦断面図、第2図は第1図のA−A
線拡大断面図、第3図は本考案に係るピストンバ
ルブ気化器の一実施例を示す縦断面図、第4図は
第3図のB−B線拡大断面図、第5,6,7図は
本考案の他の実施例を示す第4図相当図である。 30……気化器本体、34……ピストンバル
ブ、36……ジエツトニードル、40……案内
筒、42……凸部、44……凹部、46……ピス
トンバルブ、48……案内筒、50,50′……
ピストンバルブ、52,52′……案内筒、54
……凸部、58……凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ジエツトニードルを取り付けた断面が矩形のピ
    ストンバルブを有し、そのピストンバルブを気化
    器本体の案内筒内に収容したピストンバルブ式気
    化器において、ピストンバルブのエンジン側側面
    のみを気化器本体に摺接させ、その一対の摺接面
    の夫々にピストンバルブが摺動する方向にピスト
    ンバルブと気化器本体とを互いに係合させる係合
    手段を設けたことを特徴とするピストンバルブ式
    気化器。
JP10537583U 1983-07-08 1983-07-08 ピストンバルブ式気化器 Granted JPS6014264U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10537583U JPS6014264U (ja) 1983-07-08 1983-07-08 ピストンバルブ式気化器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10537583U JPS6014264U (ja) 1983-07-08 1983-07-08 ピストンバルブ式気化器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6014264U JPS6014264U (ja) 1985-01-30
JPH0343402Y2 true JPH0343402Y2 (ja) 1991-09-11

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ID=30247019

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JP10537583U Granted JPS6014264U (ja) 1983-07-08 1983-07-08 ピストンバルブ式気化器

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4512650Y1 (ja) * 1966-05-13 1970-06-02
JPS5348126A (en) * 1976-10-13 1978-05-01 Mikuni Kogyo Kk Carburetor with sliding throttle valve
JPS55119926A (en) * 1979-03-05 1980-09-16 Jidosha Kiki Co Ltd Exhaust brake valve

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49110133U (ja) * 1973-01-18 1974-09-20

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JPS6014264U (ja) 1985-01-30

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