JPH0343032Y2 - - Google Patents

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JPH0343032Y2
JPH0343032Y2 JP1984061545U JP6154584U JPH0343032Y2 JP H0343032 Y2 JPH0343032 Y2 JP H0343032Y2 JP 1984061545 U JP1984061545 U JP 1984061545U JP 6154584 U JP6154584 U JP 6154584U JP H0343032 Y2 JPH0343032 Y2 JP H0343032Y2
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JP
Japan
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tip
wire
thin tube
ink
marking
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JP1984061545U
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JPS60173327U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はIC等の電気部分やレコーダ等の記録
シートにドツトマークを付するためのマーキング
用インカーの改良に関する。
この種のマーキング用インカーは一般にインク
を収納するボトルの先端に中空の細管を連通状に
固着し、ボトル上部の上下駆動プランジヤに連結
したワイヤをこの細管に通し、プランジヤに連動
して細管の先端から内外に出没するワイヤの先端
で細管内のインクを押出すことにより、対象物に
マークを施すようになつている。
ところで、従来のこのインカーは細管及びワイ
ヤの径が一様であり、細管とワイヤ間の間隙の断
面積が細管の全長を通して常に一定となるため、
インクがボタ落ちする欠点があつた。
特に、この種インカーは高温環境下で使用され
るためインクの粘度が低下してインクのボタ落ち
が一層生じ易い状況にあり、その改善が望まれて
いた。
また、見易いマークを正確且つ安定して付与す
るにはワイヤ先端はある程度の太さが必要である
のに対し、先端にしなやかな弾力性を与えて押圧
するにはワイヤ芯体はできるだけ細い方がよい。
さらに、高速で上下往復運動がなされるこの種
のマーキングインカーにおいては、ワイヤ先端に
インクが迅速にまわるようにするのがマーキング
ミスをなくす上で重要である。特に、ワイヤ先端
を膨出させる場合はインクの被膜形成が迅速に行
われるようにする必要がある。
従つて、本考案の目的はインカーの先端部を構
成する細管とその内部を上下動するワイヤの形状
を改良することによりインクのボタ落ちがなく、
しかも上記の要請に応え、確実なマーキングを保
証するインカーを提供することにある。
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図は図示しないマーキング装置のアームA
先端に着脱自在に取付けられるマーキングインカ
ーの一例を示す縦断面図であり、マーキング用イ
ンクを収納するボトル1の先端に金属あるいは合
成樹脂製の細管2を連通状に固設するとともに、
ボトル1の上部に上下駆動するプランジヤ3を設
け、このプランジヤ3の下端ロツド3bに連結し
たワイヤ4をボトル1内から細管2内に挿入し、
プランジヤ3と共に上下往復移動するワイヤ4の
先端が細管2の先端から内外に出没するように構
成されている。
図の例ではプランジヤ3はボトル1の上部に固
定した蓋体5の貫通孔に上下動自在に挿入した鉄
芯3aとこの鉄芯3aに固着したロツド3bから
なり、蓋体5に一体的に取付けた電磁ソレノイド
6の励磁により鉄芯3aがソレノイド6に引き寄
せられて下方へ移動し、ソレノイド6が消磁する
とばね7により元の位置に復帰するようになつて
いる。
而して、プランジヤ3によつて細管2の内外に
出没するワイヤ4の先端で細管2内のインクを対
象物の目的の位置に付着してマーキングを施すよ
うになつている。
もつとも、本考案は細管2とワイヤ4の形状に
関するもので、インカーの上部構造は図のものに
限定されない。
このように、ボトル1先端にインク注出用の細
管2を設け、プランジヤ3と共に上下動するワイ
ヤ4をこの細管2に挿入して、細管2先端開口部
2aのインクをワイヤ4の先端で押し出して対象
物にマーキングを施す形式のインカーにおいて、
本考案の特徴は、細管2内に形成されているイン
ク通路2bの先端付近内周面に、先端開口部2a
の内径よりも小径の段部2cを形成するととも
に、この段付きインク通路2bの段部2c下方に
延在するワイヤ4の先端または先端付近に段部2
cの内径よりも大径の膨出部4′を形成し、これ
によりワイヤ4が上方に引かれたとき膨出部4′
が段部2cに係合して細管2内のインク通路2b
を閉塞するようにしたことにある。
第2a図及び第2b図の実施例では細管2の先
端付近を外側から絞つて内周面に縮径部8を設け
ることにより、インク通路2bに先端開口部2a
の内径よりも小径の段部2cを形成するととも
に、ワイヤ4の先端を球形の膨出部4′に形成し
てある。尚、細管2の形状は第3a図のように細
管2の先端外側にこれよりも大径の補助管9を固
着して段部2cを形成した構造でもよく、また第
3b図のように細管2の開口部付近の内周壁面を
切削して段部2cを形成してもよく、要は細管2
の先端部付近に先端開口部2aよりも小径のイン
ク通路2bを形成して実質的に段部2cが形成さ
れていれば他のいかなる形状でもよく、当然本考
案に含まれる。
また、ワイヤ4の膨出部4′は第2a図の形状
に限らず例えば第4a図のように球面を下面とし
た半球体でもよく、また第4bのような円錐体で
もよい。
この場合、円錐体の下面を球面に形成するのが
好ましい。
また、膨出部4′は必ずしもワイヤ4の先端に
形成する場合に限らず第4c図のようにワイヤ4
の先端からやや上部に設けてもよい。
ワイヤ4の膨出部4′と細管2の段部2cとの
係合を密接にするため第4d図のように膨出部
4′の上面にゴム、合成樹脂等の弾性材からなる
Oリング10を嵌めてもよく、あるいは第4e図
のように膨出部4′の表面に軟らかい樹脂の被覆
11をコーテングしてもよい。
特に後者の場合はインク通路2bの密閉が良好
になるだけでなく、ワイヤ先端の当接部を保護し
且つインクの乗りの良いコーテイング材を用いる
ことによりマーキングの際のインクの付着を良好
にできる利点がある。
尚、好ましくは第2図のように細管2の先端部
外周面にテフロン樹脂などの被覆12を施すこと
により、インクの滴が細管2の外表面に広がらな
いようにする。
次に本考案の作用について説明する。
第2a図のように、ワイヤ4はプランジヤ3に
よつて下方に押出されるときに細管2内のインク
を伴つて目的物にマークを印すととも、第2b図
のようにプランジヤ3によつて引かれるときはワ
イヤ4の膨出部4′が細管2の段部2c下方に溜
つたインクの一部を細管2の上方に押戻しながら
上方に移動し、細管2の段部2cに係合して上方
からのインクの流下を阻止する。
これと同時に細管2の先端開口部2aにワイヤ
4の膨出部4′が完全に入ると膨出部4′の体積に
よつて押しのけられた段部2cの下方のインクは
膨出部4′が引き戻されるときの膨出部4′下方の
減圧吸引作用により膨出部4′の下面にせり出し
て、マーキングワイヤ4の先端当接部を濡らし、
次のマーキング動作のインク供給体勢を整う。
従つて、連続的にマーキングを行うときはワイ
ヤ先端部に常に適量のインクが迅速に供給される
ので品質の優れたマーキングが保証されるととも
に、マーキングをしないときはインク通路がワイ
ヤの膨出部によつて閉塞されるのでインクの自然
流下やボタ落ちを完全に防止することができる。
さらに、本考案はワイヤ4は芯が細く先端が膨
出部になつているので膨出部はしなやかな弾力性
をもつて押圧され、これにより確実なマーキング
が保証される。
【図面の簡単な説明】
第1図はマーキング用インカーの概略を示す縦
断面図、第2a図乃至2b図は本考案の一実施例
を示す要部拡大縦断面図であつて、第2a図はワ
イヤを押し出した状態、第2b図はワイヤを引い
た状態を示す作用説明図である。第3a乃至第3
b図は本考案の他の実施例による細管の要部拡大
縦断面図、第4a図乃至第4e図は本考案の他の
実施例によるワイヤ膨出部の要部拡大縦断面図で
ある。 1……ボトル、2……細管、2b……段付きイ
ンク通路、2c……段部、3……プランジヤ、4
……ワイヤ、4′……膨出部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) インクを収納するボトル1の先端に中空の細
    管2を接続し、ボトル1上部の上下駆動プラン
    ジヤ3に連結したワイヤ4を該細管2の内部に
    通し、プランジヤ3の動作によりワイヤ4先端
    部が細管2の先端から内外に出没するようにし
    たマーキング用インカーにおいて、細管2内の
    インク通路2bの先端付近内周面に先端開口部
    2aの内径よりも小径の段部2cに形成すると
    ともに、このインク通路2bの段部2cの下方
    に延びるワイヤ4の先端または先端付近に、前
    記段付きインク通路2bに形成した段部2cの
    内径よりも大径の膨出部4′を形成したことを
    特徴とするマーキング用インカー。 (2) ワイヤ4の膨出部4′上面にOリンクを10
    を嵌装した実用新案登録請求の範囲の範囲第1
    項記載のマーキング用インカー。 (3) ワイヤ4の膨出部4′に軟らかい合成樹脂の
    被膜11を形成した実用新案登録請求の範囲第
    1項記載のマーキング用インカー。
JP6154584U 1984-04-27 1984-04-27 マ−キング用インカ− Granted JPS60173327U (ja)

Priority Applications (1)

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JP6154584U JPS60173327U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 マ−キング用インカ−

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JP6154584U JPS60173327U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 マ−キング用インカ−

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60173327U JPS60173327U (ja) 1985-11-16
JPH0343032Y2 true JPH0343032Y2 (ja) 1991-09-09

Family

ID=30589920

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JP6154584U Granted JPS60173327U (ja) 1984-04-27 1984-04-27 マ−キング用インカ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5423074B2 (ja) * 2009-03-17 2014-02-19 三菱電機株式会社 マーキング装置及びマーキング方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5417333B2 (ja) * 1973-11-19 1979-06-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5417333U (ja) * 1977-07-06 1979-02-03
JPS56139585U (ja) * 1980-03-21 1981-10-22

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JPS5417333B2 (ja) * 1973-11-19 1979-06-29

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JPS60173327U (ja) 1985-11-16

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