JPH034284Y2 - - Google Patents

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JPH034284Y2
JPH034284Y2 JP10615987U JP10615987U JPH034284Y2 JP H034284 Y2 JPH034284 Y2 JP H034284Y2 JP 10615987 U JP10615987 U JP 10615987U JP 10615987 U JP10615987 U JP 10615987U JP H034284 Y2 JPH034284 Y2 JP H034284Y2
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JP
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needle
compression
tip
tube
outer cylinder
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JP10615987U
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  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は使い捨てタイプの無痛注射器に関する
ものである。
〈従来の技術〉 一般に、注射の欠点は皮膚面に針を刺すときの
痛みである。特に、女、子供とか疼痛域値の低い
人等にあつては、針を刺される恐怖感と痛さが相
俟つて被注射面(皮膚面)が必要以上に動いたり
して針刺位置の選定及び刺した後の深度(刺量)
が定まらず、延いては針先による神経損傷とか針
の折損を招く虞を有している。
〈考案が解決しようとする問題点〉 即ち、今まで筋肉内等への投薬手段となる注射
にあつては、痛いものであるとの感覚が拭いきれ
ないものである。しかし、皮膚面には生理学的に
みて所定位置を圧迫することにより、その部分の
痛みが軽減する所謂しのび込み現象があることが
知られている。
本考案は上記実情に鑑み、注射する寸前に注射
部分の近傍を自動的に圧迫し得る如くした無痛注
射器を提供することを目的としたものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、内筒及び外筒よりなる注射器本体を
把持外筒に嵌合すると共に、該把持外筒と外筒部
間に介在した摺動自在の圧迫筒の先端を、外筒端
に取付けた注射針の針先より突出配設し、且つ圧
迫筒の基端に、皮膚面への圧迫に抗するスプリン
グを装着し、該圧迫筒の後退につれ針先が突出す
る無痛注射器の構成である。
〈作用〉 上記のような構成のため、注射液の吸引に当つ
ては、カバー使用となる摺動自在の圧迫筒を撮ん
で後退させ注射針を所定長さ分だけ突出せしめ、
該注射針の針先をアンプル等の注射液容器に差込
み吸引する。この後、圧迫筒の押えを解けば、該
圧迫筒は繰返され針先が実質的に後退するものと
なる。注射に際し、所望の位置に圧迫筒端を宛が
い、この状態で把持外筒を皮膚面側に押付けれ
ば、この皮膚面は圧迫筒径の範囲において直接圧
迫を受け、この部分における痛さの感覚は分散す
る(しのび込み現象)。この後、始めて針先が皮
膚面に当り切皮となつて刺さる。即ち、針刺し時
における痛みが軽減する。然る後、注射器本体の
内筒を押せば所定の注射液投薬ができるものであ
る。
〈実施例〉 以下、本考案を実施例の図面に基づいて詳述す
れば、次の通りである。
1はポリプロピレン等の合成樹脂製の内筒2と
外筒3よりなる使い捨てタイプの注射器本体で、
該注射器本体1を、ほぼ外筒3部の長さ分をもつ
た大径の合成樹脂製把持外筒4に嵌合すると共
に、該把持外筒4と外筒3の摺動間隙5部に、基
端に所定の摺動筒部6aをもつた圧迫筒6を挿嵌
し、且つ該圧迫筒6の基端(図示にあつて、上
端)と把持外筒4のフランジ部4aの内壁間に圧
迫用スプリング7を装着する。この場合、スプリ
ング7の長さは非圧縮時に圧迫筒6のテーパー部
6bの先端6cが、注射器本体1の外筒3の筒先
部3aに取付けた注射針8の針先8aより一定長
さl分だけ突出(カバー)するよう構成し、全体
として無痛注射器9となる。図中、10は圧迫筒
6のテーパー部6b内に鍔突設した針ガイド片
で、注射針8を真直ぐに案内する。11は把持外
筒4の長手方向に穿つた外筒目盛用読み取り長孔
である。
いまこの作用を説明すると、先ず注射における
注射液の吸引に当つては、先ず注射針8をカバー
してなる圧迫筒6を、所定量後退させ針先8aを
突出(露出)させる。即ち、最外郭となる圧迫筒
6を撮み、この状態で圧迫筒6を注射針8が所定
量突出するまでスプリング7に抗して後退させ、
この露出した注射針8を注射液の充填されたアン
プル等の薬液容器(図示せず)に差込み注射器本
体1に公知の手段で吸引すればよい。薬液吸引後
は圧迫筒6の後退を解き、先端6c部が針先8a
をカバーする状態としておくものである。
次に、この無痛注射器9の注射に際しては、先
ず先端に突設となる圧迫筒6の先端6cを注射す
べき所望の位置に宛がう(この場合、無痛注射器
9の持ち方は、親指を内筒2の基端に受け、人差
指と中指間に把持外筒4を挟む一般注射器同様な
持ち方でよい)。この状態で把持外筒4部を皮膚
面A側に押付けて行けば、先ず直接皮膚面Aと接
してなる圧迫筒6が基端に装着のスプリング7に
抗して後退する。即ち、圧迫筒6の先端6cの接
する皮膚面Aに、少なくとも該先端6c径の幅を
もつたスプリング弾撥の圧迫力aが掛り、この圧
迫力aが痛みを四方へ分散させる所謂しのび込み
現象を生じせしめる。而して、圧迫筒6の摺動筒
部6aが所定量だけ把持外筒4の摺動間隙5中に
移動したところで先端6cより針先8aが突出
し、該針先8aで皮膚面Aを切皮し所定の針刺量
l′を得ればよい。勿論、このときにあつても注射
針8の周囲には前記圧迫筒6による圧迫は続くも
のである。
この後、無痛注射器9を持つている親指部を動
かして内筒2を外筒3側に押込めば、注射液は針
先8aより流出し筋肉内又は血管等への投薬とな
る。また、注射針8を抜くに当つても、この針先
8aが皮膚面Aより抜けて圧迫面6内の所定位置
まで実質的に後退するまで、該皮膚面Aを圧迫し
続けてなるため、針を抜くときの痛みも軽減され
る。
尚、この圧迫筒6は、必要にあつては把持外筒
4に対し着脱自在構造(抜き取り自在)となつて
いてもよい。この場合は、注射液の吸引作業時に
圧迫筒6を取り外しておけば、今迄のように内筒
2を後退させる繰作を行なえばよく、取扱いが容
易となる。
〈考案の効果〉 上述のように本考案の無痛注射器は、注射針の
針先位置に常時針先が隠れているようなカバー使
用となる圧迫筒を、注射器本体に嵌めた把持外筒
部より突設し、且つ該圧迫筒の基部にスプリング
を配す構成としたことにより、注射に当つて、単
に圧迫筒の先端を所望位置に宛がい注射行為を行
なうだけで、該圧迫筒はスプリングに抗して後退
する動作が皮膚面に対し圧迫作用を果し、この圧
迫によつてしのび込み現象を生じ痛みの軽減がな
される。即ち、圧迫筒の後退で突出する注射針の
針刺時の痛みが自動的に軽減されるものとなる。
しかも、本考案で良い点は、注射針が常時は外部
に露出しておらず、注射を受ける人(患者等)か
ら注射針の存在がわからず、視覚と痛み感覚に起
因する皮膚(筋肉等)の硬直現象を招くこともな
く、軽く針刺し行為ができる。また、本考案は構
造が極めて簡単で、且つ注射器本体は既存の注射
器形態でよく、安価となるため、使い捨てタイプ
としても最適である等の実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
要部縦断正面図、第2図は把持外筒と圧迫筒及び
スプリングの分離せる斜面図、第3図A,B,C
は注射順を示す説明図である。 1……注射器本体、2……内筒、3……外筒、
4……把持外筒、5……摺動間隙、6……圧迫
筒、7……スプリング、8……注射針。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内筒及び外筒よりなる注射器本体を把持外筒に
    嵌合すると共に、該把持外筒と外筒部間に介在し
    た摺動自在の圧迫筒の先端を、外筒端に取付けた
    注射針の針先より突出配設し、且つ圧迫筒の基端
    に、皮膚面への圧迫に抗するスプリングを装着
    し、該圧迫筒の後退につれ針先が突出する無痛注
    射器。
JP10615987U 1987-07-10 1987-07-10 Expired JPH034284Y2 (ja)

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JP10615987U JPH034284Y2 (ja) 1987-07-10 1987-07-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10615987U JPH034284Y2 (ja) 1987-07-10 1987-07-10

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JPS6412537U JPS6412537U (ja) 1989-01-23
JPH034284Y2 true JPH034284Y2 (ja) 1991-02-04

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JP10615987U Expired JPH034284Y2 (ja) 1987-07-10 1987-07-10

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JPH0446757Y2 (ja) * 1987-07-13 1992-11-04

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JPS6412537U (ja) 1989-01-23

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