JPH0342211Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0342211Y2 JPH0342211Y2 JP2641886U JP2641886U JPH0342211Y2 JP H0342211 Y2 JPH0342211 Y2 JP H0342211Y2 JP 2641886 U JP2641886 U JP 2641886U JP 2641886 U JP2641886 U JP 2641886U JP H0342211 Y2 JPH0342211 Y2 JP H0342211Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- door
- box body
- opening
- underground
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 claims description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 7
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000010411 cooking Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000000746 purification Methods 0.000 description 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、地下シエルターに関する。
近年、核戦争への危機感が全世界的に高まつて
おり、諸国では被爆時の被害を最小限にくい止め
るために、地下シエルターの建設が進行してい
る。
おり、諸国では被爆時の被害を最小限にくい止め
るために、地下シエルターの建設が進行してい
る。
この種の地下シエルターは、公共用の大型のも
のが一般的であるが、最近では個人住宅用の小型
のものも建設され始めている。
のが一般的であるが、最近では個人住宅用の小型
のものも建設され始めている。
しかし、このような個人用の地下シエルター
は、膨大な建設費を個人で負担しなければならな
いため、建設を躊躇する傾向にある。特に、我が
国のように核戦争への切迫感が比較的低い国にお
いては、その必要性と建設費用との間に大きなギ
ヤツプが感じられ、関心の対象とはなりにくい現
状にある。
は、膨大な建設費を個人で負担しなければならな
いため、建設を躊躇する傾向にある。特に、我が
国のように核戦争への切迫感が比較的低い国にお
いては、その必要性と建設費用との間に大きなギ
ヤツプが感じられ、関心の対象とはなりにくい現
状にある。
なぜなら、従来の地下シエルターは有事の際に
短時間だけ利用する単機能の建造物であつて、平
時には利用価値がないものであるからである。
短時間だけ利用する単機能の建造物であつて、平
時には利用価値がないものであるからである。
本考案は、前記事項に鑑みてなされたものであ
り、複数の用途に使用することができ、平時にお
いても建設費に見合う有効な利用を図ることがで
きるようにした地下シエルターとすることを技術
的課題とする。
り、複数の用途に使用することができ、平時にお
いても建設費に見合う有効な利用を図ることがで
きるようにした地下シエルターとすることを技術
的課題とする。
本考案は、前記技術的課題を解決するため、以
下の如き構成とした。
下の如き構成とした。
すなわち、自動車2を収容し得る箱体1を地中
3に埋設し、この箱体1の上板1aに地上側へ開
口する開口部4を設け、その開口部4から箱体1
の底板1bへ至る部位には自動車昇降装置5を配
置する。
3に埋設し、この箱体1の上板1aに地上側へ開
口する開口部4を設け、その開口部4から箱体1
の底板1bへ至る部位には自動車昇降装置5を配
置する。
さらに、前記箱体1に、居住設備18、生命維
持装置19、食糧貯蔵室20、及び気密ハツチ1
6を設けると共に、前記開口部4を閉鎖するため
の扉12と、箱体内を区画する、少なくとも1つ
以上の区画扉15とを設置して地下シエルターと
する。
持装置19、食糧貯蔵室20、及び気密ハツチ1
6を設けると共に、前記開口部4を閉鎖するため
の扉12と、箱体内を区画する、少なくとも1つ
以上の区画扉15とを設置して地下シエルターと
する。
なお、前記箱体1は一体型であつても良いが、
少なくとも自動車一台を収容できる大きさのもの
を1単位として、複数接続可能なブロツクとして
構成しても良い。
少なくとも自動車一台を収容できる大きさのもの
を1単位として、複数接続可能なブロツクとして
構成しても良い。
自動車昇降装置5によつて自動車2は、容易に
箱体1内に収容され、搬出される。このため、箱
体1を車庫として利用することができる。
箱体1内に収容され、搬出される。このため、箱
体1を車庫として利用することができる。
一方、有事には、地下シエルターとして利用で
き、居住設備18、生命維持装置19、食糧貯蔵
室20、及び気密ハツチ16により、実用的な居
住環境を得ることができる。
き、居住設備18、生命維持装置19、食糧貯蔵
室20、及び気密ハツチ16により、実用的な居
住環境を得ることができる。
本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
自動車2が収容できるような寸法、及び強度で
形成された箱体1は地中3に埋設され、この箱体
1の上板1aには地上側へ開口する開口部4が設
けられている。この開口部4から箱体1の底板1
bへ至る部位には自動車昇降装置5が配置されて
いる。
形成された箱体1は地中3に埋設され、この箱体
1の上板1aには地上側へ開口する開口部4が設
けられている。この開口部4から箱体1の底板1
bへ至る部位には自動車昇降装置5が配置されて
いる。
この自動車昇降装置5は底板1bに4本立設さ
れたレール6に載置板7が上下自在に支持されて
いると共に、前記レール6の上端に設けられたギ
ヤ8と、その直下方向の底板1b側に夫々設けら
れたギア9との間にチエーン10を夫々巻架した
ものである。このチエーン10の一部は載置板7
に固定されており、ギア9を駆動する駆動部11
を作動させることにより、載置板7が上下動する
ようになつている。
れたレール6に載置板7が上下自在に支持されて
いると共に、前記レール6の上端に設けられたギ
ヤ8と、その直下方向の底板1b側に夫々設けら
れたギア9との間にチエーン10を夫々巻架した
ものである。このチエーン10の一部は載置板7
に固定されており、ギア9を駆動する駆動部11
を作動させることにより、載置板7が上下動する
ようになつている。
なお、自動車昇降装置5についてはこの構成例
に限るものではなく、所謂パンタグラフ式、ラツ
ク・ピニオン方式、天地方向に立設したねじシヤ
フトで載置板7を支持せしめて、ねじシヤフトの
回転により上下動させる方式、等の周知手段に置
換し得ること勿論である。
に限るものではなく、所謂パンタグラフ式、ラツ
ク・ピニオン方式、天地方向に立設したねじシヤ
フトで載置板7を支持せしめて、ねじシヤフトの
回転により上下動させる方式、等の周知手段に置
換し得ること勿論である。
前記開口部4の上方にはヒンジ13で支持され
た扉12が設けられており、自動車収容時にはこ
れを閉状態として室内の密閉を図り得るようにな
つている。この扉12は室内外から手動操作可能
な電動ウインチにより、開閉するようになつてお
り、平時は電動により作動するようになつてい
る。
た扉12が設けられており、自動車収容時にはこ
れを閉状態として室内の密閉を図り得るようにな
つている。この扉12は室内外から手動操作可能
な電動ウインチにより、開閉するようになつてお
り、平時は電動により作動するようになつてい
る。
また、扉12の上方には、扉開時に風雨の吹き
込みを防止するための屋根14が設置されてい
る。
込みを防止するための屋根14が設置されてい
る。
前記箱体1は自動車2が3台収容できるように
なつており、その内部には区画扉15が設けら
れ、この区画扉15は、前記自動車昇降装置5が
設置されている部分と上板1aを有する他の部分
とを区画する位置に配置されている。
なつており、その内部には区画扉15が設けら
れ、この区画扉15は、前記自動車昇降装置5が
設置されている部分と上板1aを有する他の部分
とを区画する位置に配置されている。
この区画扉15は、第1図乃至第4図に示す実
施例では、箱体1内の対向する内壁に夫々スライ
ド自在に設けられたスライド扉となつている。な
お、区画扉15としては、第5図及び第6図に示
すようにシヤツター型やドア型でも良いこと勿論
である。
施例では、箱体1内の対向する内壁に夫々スライ
ド自在に設けられたスライド扉となつている。な
お、区画扉15としては、第5図及び第6図に示
すようにシヤツター型やドア型でも良いこと勿論
である。
箱体1の奥部壁面にはドア型の気密ハツチ16
が設けられており、通路17を介して地上に連絡
されている。そして、箱体1内には、居住設備1
8、生命維持装置19、食糧貯蔵室20が設けら
れている。
が設けられており、通路17を介して地上に連絡
されている。そして、箱体1内には、居住設備1
8、生命維持装置19、食糧貯蔵室20が設けら
れている。
まず、前記居住設備18としては、折り畳みベ
ツト21、調理装置22、トイレ23が設けられ
ており、夫々内壁1cに密接、又は近接して配置
されている。
ツト21、調理装置22、トイレ23が設けられ
ており、夫々内壁1cに密接、又は近接して配置
されている。
さらに、底板1bの床下には浄下槽23aが設
けられている。
けられている。
前記折り畳みベツト21は、内壁21cに設け
られた支持板24に折り畳みベツト21の下縁部
両端を軸止せしめ、前記支持板24の上方と折り
畳みベツト21の両側縁を折曲自在のアーム25
で連結することにより、折り畳み自在に支持され
ている。
られた支持板24に折り畳みベツト21の下縁部
両端を軸止せしめ、前記支持板24の上方と折り
畳みベツト21の両側縁を折曲自在のアーム25
で連結することにより、折り畳み自在に支持され
ている。
生命維持装置19としては、換気装置26、電
源27、人力発電機28、通信装置29、配電制
御盤30、空気ボンベ及び空気清浄機31が設け
られている。
源27、人力発電機28、通信装置29、配電制
御盤30、空気ボンベ及び空気清浄機31が設け
られている。
前記食糧貯蔵室20は底板1bの床下、及び箱
体1内の内壁各所に設けられており、内部は長期
保存可能な食糧32が収容されている。
体1内の内壁各所に設けられており、内部は長期
保存可能な食糧32が収容されている。
なお、床下の食糧32は床板33を取り外すこ
とにより容易に取り出せる。
とにより容易に取り出せる。
第3図及び第4図は他の実施例を示し、前記載
置板7に4本の支持柱34を立設し、それら支持
柱34の頂部に扉12を支持せしめたものであ
る。この実施例では、載置板7の上下動にともな
つて扉12も上下動し、載置板7の最低位置にお
いて扉12が閉状態となるようになつている。
置板7に4本の支持柱34を立設し、それら支持
柱34の頂部に扉12を支持せしめたものであ
る。この実施例では、載置板7の上下動にともな
つて扉12も上下動し、載置板7の最低位置にお
いて扉12が閉状態となるようになつている。
以上の如く、構成することにより、平時には車
庫として利用することができ、自動車の出し入れ
も一般の地下駐車場と同様に行うことができる。
庫として利用することができ、自動車の出し入れ
も一般の地下駐車場と同様に行うことができる。
一方、有事の際は安全な地下シエルターとして
利用することができる。
利用することができる。
なお、前記箱体1としては、防水コンクリート
等で一体に形成したものを用いることができるの
は勿論、本体を幾つかのブロツクに分割し、需要
に応じて適宜組み合わせるようにしても良い。
等で一体に形成したものを用いることができるの
は勿論、本体を幾つかのブロツクに分割し、需要
に応じて適宜組み合わせるようにしても良い。
このように、ブロツク化することにより、工期
の短縮、施工費用の低減を図り得る。
の短縮、施工費用の低減を図り得る。
本考案によれば、有事の際には地下シエルター
として使用することができるのは勿論、平時には
駐車場として利用することができる。このため従
来の単機能型のシエルターのように建設費が無駄
に帰すことはなく、地下シエルターの普及も促進
することができる。
として使用することができるのは勿論、平時には
駐車場として利用することができる。このため従
来の単機能型のシエルターのように建設費が無駄
に帰すことはなく、地下シエルターの普及も促進
することができる。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は横断面
図、第2図は内部構造を示す平面図、第3図は他
の実施例を示す横断面図、第4図はその内部構造
を示す平面図、第5図はその他の実施例を示す横
断面図、第6図はその内部構造を示す平面図、第
7図及び第8図は内部構造を示す正面図である。 1……箱体、2……自動車、4……開口部、5
……自動車昇降装置、12……扉、15……区画
扉。
図、第2図は内部構造を示す平面図、第3図は他
の実施例を示す横断面図、第4図はその内部構造
を示す平面図、第5図はその他の実施例を示す横
断面図、第6図はその内部構造を示す平面図、第
7図及び第8図は内部構造を示す正面図である。 1……箱体、2……自動車、4……開口部、5
……自動車昇降装置、12……扉、15……区画
扉。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 自動車を収容し得る箱体1を地中3に埋設
し、この箱体1の上板1aに地上側へ開口する
開口部4を設けると共に、その開口部4から箱
体1の底板1bへ至る部位に自動車昇降装置5
を配置し、前記箱体1に、居住設備18、生命
維持装置19、食糧貯蔵室20、及び気密ハツ
チ16を設けると共に、上記開口部を閉鎖する
ための扉12と、箱体1内を区画する少なくと
も1つ以上の区画扉15とを設置したことを特
徴とする地下シエルター。 (2) 前記箱体1は、少なくとも自動車1台を収容
できる大きさのブロツクを単独または複数個縦
続接続して構成されていることを特徴とする請
求項1記載の地下シエルター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2641886U JPH0342211Y2 (ja) | 1986-02-24 | 1986-02-24 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2641886U JPH0342211Y2 (ja) | 1986-02-24 | 1986-02-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62137968U JPS62137968U (ja) | 1987-08-31 |
JPH0342211Y2 true JPH0342211Y2 (ja) | 1991-09-04 |
Family
ID=30827488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2641886U Expired JPH0342211Y2 (ja) | 1986-02-24 | 1986-02-24 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0342211Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021070547A1 (ja) * | 2019-10-11 | 2021-04-15 | 株式会社シェルタージャパン | 昇降式シェルター扉 |
JP7344616B1 (ja) * | 2023-06-23 | 2023-09-14 | 株式会社シェルタージャパン | シェルター扉 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5457582B1 (ja) * | 2013-03-15 | 2014-04-02 | 一剛 小島 | 津波避難地下シェルター |
JP7284365B2 (ja) * | 2018-12-07 | 2023-05-31 | 株式会社天神製作所 | 防災地下シェルター |
-
1986
- 1986-02-24 JP JP2641886U patent/JPH0342211Y2/ja not_active Expired
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021070547A1 (ja) * | 2019-10-11 | 2021-04-15 | 株式会社シェルタージャパン | 昇降式シェルター扉 |
JPWO2021070547A1 (ja) * | 2019-10-11 | 2021-12-02 | 株式会社シェルタージャパン | 昇降式シェルター扉 |
JP7344616B1 (ja) * | 2023-06-23 | 2023-09-14 | 株式会社シェルタージャパン | シェルター扉 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62137968U (ja) | 1987-08-31 |
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