JPH0342110A - 管の超音波引抜き加工方法 - Google Patents
管の超音波引抜き加工方法Info
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- JPH0342110A JPH0342110A JP17416489A JP17416489A JPH0342110A JP H0342110 A JPH0342110 A JP H0342110A JP 17416489 A JP17416489 A JP 17416489A JP 17416489 A JP17416489 A JP 17416489A JP H0342110 A JPH0342110 A JP H0342110A
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- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 claims abstract description 35
- 238000003672 processing method Methods 0.000 claims description 2
- 206010010904 Convulsion Diseases 0.000 description 9
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 5
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21C—MANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
- B21C1/00—Manufacture of metal sheets, metal wire, metal rods, metal tubes by drawing
- B21C1/006—Manufacture of metal sheets, metal wire, metal rods, metal tubes by drawing using vibratory energy
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metal Extraction Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
本発明は、管の超音波引抜き加工に関し、高減面率及び
高速度での引抜き加工を可能とし、管の内面、外面の潤
滑性を向上させて焼付き、ビビリを発生せず、安定して
良好な管品質を得ることができ、しかもプラグ、ダイス
の寿命の向上を可能にする加工方性に関する。
高速度での引抜き加工を可能とし、管の内面、外面の潤
滑性を向上させて焼付き、ビビリを発生せず、安定して
良好な管品質を得ることができ、しかもプラグ、ダイス
の寿命の向上を可能にする加工方性に関する。
[従来の技術]
管の引抜き加工において超音波を利用することは従来か
ら行われている。そして、プラグを軸方向に振動させる
方法が特公昭54−22422号公報、特開昭63−6
0016号公報等に開示されている。この方法は、プラ
グを軸方向に振動させることにより、管内面の潤滑性の
改善を図り、減面率や引抜き速度の向上を目的とするも
のである。しかし、管外面に対しての潤滑性の改善につ
いての考慮がなされておらず、高減面率、高速での引抜
きを行なおうとする場合、管外面に焼付きやダイスの損
傷がしばしば見るられる。
ら行われている。そして、プラグを軸方向に振動させる
方法が特公昭54−22422号公報、特開昭63−6
0016号公報等に開示されている。この方法は、プラ
グを軸方向に振動させることにより、管内面の潤滑性の
改善を図り、減面率や引抜き速度の向上を目的とするも
のである。しかし、管外面に対しての潤滑性の改善につ
いての考慮がなされておらず、高減面率、高速での引抜
きを行なおうとする場合、管外面に焼付きやダイスの損
傷がしばしば見るられる。
一方、ダイスに超音波振動を与える方法としては、ダイ
スを軸方向に振動させる方法(特開昭51−60662
号、特開昭50−25899号)及びダイスを半径方向
に振動させる方法(特開昭50−15770号)が公知
である。これらのダイスに超音波を与える従来の超音波
引抜き加工装置は、例えば第4.5図に示すようになっ
ている。
スを軸方向に振動させる方法(特開昭51−60662
号、特開昭50−25899号)及びダイスを半径方向
に振動させる方法(特開昭50−15770号)が公知
である。これらのダイスに超音波を与える従来の超音波
引抜き加工装置は、例えば第4.5図に示すようになっ
ている。
即ち、素管1をダイス2を通してキャリッジ7のチャッ
ク8で掴んで引抜きを行うに際し、第4図て;=ダイス
2に軸方向の振動を与えるように、また第5図ではダイ
ス2に半径方向の振動を与えるように、それぞれ超音波
振動系5.6を有している。ここで、プラグ4としては
円筒型のちのを通常用いており、マンドレル3によって
プラグ4をダイス2中に推持し、マンドレル3の後端で
プラグに作用する引張り力を支持している。
ク8で掴んで引抜きを行うに際し、第4図て;=ダイス
2に軸方向の振動を与えるように、また第5図ではダイ
ス2に半径方向の振動を与えるように、それぞれ超音波
振動系5.6を有している。ここで、プラグ4としては
円筒型のちのを通常用いており、マンドレル3によって
プラグ4をダイス2中に推持し、マンドレル3の後端で
プラグに作用する引張り力を支持している。
こうして、超音波振動を与えることにより、減面率、引
抜き速度の向上、潤滑性の改善、焼き付きやビビリの防
止を図ることを目的としている。
抜き速度の向上、潤滑性の改善、焼き付きやビビリの防
止を図ることを目的としている。
[解決しようとする課題]
しかし、上記のダイスに超音波振動を方〆去によっても
、上記の目的か達成されているとは言えなかった。即ち
、これらの方法はダイスに振動を与えるために、管外面
への振動の効果は顕著であり、それにより管外面の潤滑
性の改善と、それに伴う焼付き、ビビリの防止は達成さ
れるが、他方、管外面に比べて温度、圧力等の摩擦条件
がより厳しい管内面への効果は少なく、しばしば管内面
に焼付き、プラグを支持するマンドレルにビビリの発生
、場合によっては管やマンドレルの破断、プラグの損傷
などが生じ、これが原因で減面率や引抜き速度を目的と
する値まで上げられないことがある。
、上記の目的か達成されているとは言えなかった。即ち
、これらの方法はダイスに振動を与えるために、管外面
への振動の効果は顕著であり、それにより管外面の潤滑
性の改善と、それに伴う焼付き、ビビリの防止は達成さ
れるが、他方、管外面に比べて温度、圧力等の摩擦条件
がより厳しい管内面への効果は少なく、しばしば管内面
に焼付き、プラグを支持するマンドレルにビビリの発生
、場合によっては管やマンドレルの破断、プラグの損傷
などが生じ、これが原因で減面率や引抜き速度を目的と
する値まで上げられないことがある。
本発明は、上記のような問題点を解消できるようにした
管の超音波引抜き加工方法を提供することを課題とする
ものである。
管の超音波引抜き加工方法を提供することを課題とする
ものである。
[課題を解決するための手段]
本発明の管の超音波引抜き加工方法は、ラッパ型ダイス
に超音波振動を与える管の引抜き加工において、テーパ
型プラグを用いると共に、上l己プラグと管内面との間
に7ロ滑浦を供給しつつ引抜き加工を行うことを特徴と
するものである。
に超音波振動を与える管の引抜き加工において、テーパ
型プラグを用いると共に、上l己プラグと管内面との間
に7ロ滑浦を供給しつつ引抜き加工を行うことを特徴と
するものである。
[作用]
管外面に関しては、ラッパ型ダイスに軸方向ちるいは半
径方向の超音波振動を与えることにより、ダイスと管が
相対運動をしてダイスと管外面との開の摩擦−係数を低
減することができる。一方、管内面に関しては、テーパ
型プラグを用いると共に、このプラグと管内面との間に
潤滑油を供給することにより、管内面の潤滑性を向上さ
せることができる。
径方向の超音波振動を与えることにより、ダイスと管が
相対運動をしてダイスと管外面との開の摩擦−係数を低
減することができる。一方、管内面に関しては、テーパ
型プラグを用いると共に、このプラグと管内面との間に
潤滑油を供給することにより、管内面の潤滑性を向上さ
せることができる。
[実施例コ
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
プラグ11には先端に平行部12を有し、管1と接触し
始める人口部をテーパ状13にしたテバブラグを用いる
。ダイス2は、テーパしたアプローチ部9とベアリング
部10とからなる通常のラッパ型ダイスである。まず、
ラッパ型ダイス2のテーパしたアプローチ部9のアプロ
ーチ角度Bと、プラグ11のテーパ角度Aとの関係につ
いて説明する。
始める人口部をテーパ状13にしたテバブラグを用いる
。ダイス2は、テーパしたアプローチ部9とベアリング
部10とからなる通常のラッパ型ダイスである。まず、
ラッパ型ダイス2のテーパしたアプローチ部9のアプロ
ーチ角度Bと、プラグ11のテーパ角度Aとの関係につ
いて説明する。
流体、悄滑論によればプラグと管とのIff+の油膜厚
さhは、 h−377U/1(PI−PO)tan(B−A)l
(1)で与えられる。ここで、ηは潤滑油の粘度、
Uは管の速度、Pl、P2はそれぞれ接触圧力、潤滑油
の初II圧力である。
さhは、 h−377U/1(PI−PO)tan(B−A)l
(1)で与えられる。ここで、ηは潤滑油の粘度、
Uは管の速度、Pl、P2はそれぞれ接触圧力、潤滑油
の初II圧力である。
従って、プラグのテーパ角Aが大きくなり、(B−A)
が小さくなる程、油膜厚さhはノ;きくなる。そこで、
油膜厚さhを充分確保するために、2°≦(B−A)≦
8°、即ち次式の関係にする。
が小さくなる程、油膜厚さhはノ;きくなる。そこで、
油膜厚さhを充分確保するために、2°≦(B−A)≦
8°、即ち次式の関係にする。
B−8≦A≦B −2(2)
また、マンドレル3に作用するする力はプラグ4に作用
する力との釣合いから、 F −PLK(D 1 +L ktan A)yr (
sinA−ttcos 、4) (3)で与えられ
る。ここで、Pはプラグ面圧、Lkは接触長、Dlはプ
ラグ径、μは摩擦係数である。
する力との釣合いから、 F −PLK(D 1 +L ktan A)yr (
sinA−ttcos 、4) (3)で与えられ
る。ここで、Pはプラグ面圧、Lkは接触長、Dlはプ
ラグ径、μは摩擦係数である。
従って、プラグのテーパ角Aが大きくt;れば、マンド
レルに作用する力Fは減少し、μ−1an AでF−0
となり、マンドレルには力が作用しなくなる。通常、管
の引抜き加工において、焼付き等が生じず、安定して引
抜き加工が行われる際の摩擦係数μの範囲は、0,03
≦μ≦0.3であり、マンドレルに作用する引張り力を
ゼロにするためのAの範囲は、 1.72’ ≦A≦16.70’ (4)となる
。
レルに作用する力Fは減少し、μ−1an AでF−0
となり、マンドレルには力が作用しなくなる。通常、管
の引抜き加工において、焼付き等が生じず、安定して引
抜き加工が行われる際の摩擦係数μの範囲は、0,03
≦μ≦0.3であり、マンドレルに作用する引張り力を
ゼロにするためのAの範囲は、 1.72’ ≦A≦16.70’ (4)となる
。
従って、管内面に充分な油膜厚さを確fQ L、且つマ
ンドレルに作用する引張り力を軽減するたるのプラグの
テーパ角Aは、上記の(2)式及び(4)式の両方を満
足する値とすればよい。
ンドレルに作用する引張り力を軽減するたるのプラグの
テーパ角Aは、上記の(2)式及び(4)式の両方を満
足する値とすればよい。
次に、プラグ4と管1内面との間への潤滑油の供給方法
について説明する。
について説明する。
上述のように、テーパ型プラグを採用することにより、
マンドレル3に作用する引張り力を軽減あるいはゼロに
できるため、マンドレル3に孔7をあけ中空にしである
。そして、潤滑油タンク17からの潤滑油をポンプ18
により加圧し、マンドレル3を通して送給し、プラグシ
ャンク部14またはマンドレル3の先端に設けた小孔よ
り潤滑油を噴出して、管内面とプラグとの間に潤滑油を
供給する。なお、第2図に示すように、噴出孔15はプ
ラグシャンク部14のできるだけテパ部13に近い箇所
に設け、且つ噴出孔15の角度は管内面とプラグとの接
触開始位置の方向を向くことが、潤滑油をプラグと管内
面との間に導入するために有効である。また、第3図に
示すように、マンドレル3の先端部に噴出孔16を設け
る場合も同様である。この場合、プラグシャンク14後
端が潤滑油の噴出に対し障害になる場合には、プラグシ
ャンク後端を面取りする。
マンドレル3に作用する引張り力を軽減あるいはゼロに
できるため、マンドレル3に孔7をあけ中空にしである
。そして、潤滑油タンク17からの潤滑油をポンプ18
により加圧し、マンドレル3を通して送給し、プラグシ
ャンク部14またはマンドレル3の先端に設けた小孔よ
り潤滑油を噴出して、管内面とプラグとの間に潤滑油を
供給する。なお、第2図に示すように、噴出孔15はプ
ラグシャンク部14のできるだけテパ部13に近い箇所
に設け、且つ噴出孔15の角度は管内面とプラグとの接
触開始位置の方向を向くことが、潤滑油をプラグと管内
面との間に導入するために有効である。また、第3図に
示すように、マンドレル3の先端部に噴出孔16を設け
る場合も同様である。この場合、プラグシャンク14後
端が潤滑油の噴出に対し障害になる場合には、プラグシ
ャンク後端を面取りする。
噴出孔15.16は、いずれの場合にも、円周方向に1
箇所以上、望ましくは2箇所以上設ける方が、管内面に
均一に潤滑油を供給するのに有効である。
箇所以上、望ましくは2箇所以上設ける方が、管内面に
均一に潤滑油を供給するのに有効である。
また、供給する潤滑油の圧力を高めれば、上記(1)式
中のPOが大きくなることにより、油膜厚りを厚くする
ことができる。しかし、通常用いられている1 000
c st以下の潤滑油であれば、100気圧以下の圧
力でよい。
中のPOが大きくなることにより、油膜厚りを厚くする
ことができる。しかし、通常用いられている1 000
c st以下の潤滑油であれば、100気圧以下の圧
力でよい。
潤滑油を通すためにマンドレルに3に開けた孔7の内径
は、粘度1000cst以下の潤滑油を容易に供給でき
るようにするため5 mm以上あることが好ましい。
は、粘度1000cst以下の潤滑油を容易に供給でき
るようにするため5 mm以上あることが好ましい。
プラグシャンク部あるいはマンドレル先端部に設ける潤
滑油の噴出孔15.16は、潤滑油を高圧で噴出させる
ために、5+ou以下であることが好ましく、粘度10
00cst程度の潤滑油を噴出させるためにには1m1
m以上の径であることが望ましい。
滑油の噴出孔15.16は、潤滑油を高圧で噴出させる
ために、5+ou以下であることが好ましく、粘度10
00cst程度の潤滑油を噴出させるためにには1m1
m以上の径であることが望ましい。
マンドレルとプラグとをねじで接続し、プラグシャンク
部に噴出孔を設ける場合には、マンドレルの孔に連通ず
る孔をプラグシャンク部に開ける。
部に噴出孔を設ける場合には、マンドレルの孔に連通ず
る孔をプラグシャンク部に開ける。
また、管外面の潤滑は、第1図に示すように、ポンプ1
8からの配管19の先端ノズル20により、管外面に潤
滑油を塗布するようにしている。
8からの配管19の先端ノズル20により、管外面に潤
滑油を塗布するようにしている。
なお、上記例では、中空マンドレル3から潤滑油を供給
しているが、上記の管外面に供給する場合と同様に、ポ
ンプからの配管をマンドレル3に沿わせて設け、ノズル
から管内面とプラグとの接触開始位置に噴出させるよう
にしてもよい。
しているが、上記の管外面に供給する場合と同様に、ポ
ンプからの配管をマンドレル3に沿わせて設け、ノズル
から管内面とプラグとの接触開始位置に噴出させるよう
にしてもよい。
更に、管の内径仕上げのためのプラグ11の平行部12
の長さは、プラグの平行部の径をDとすれば、0.2〜
0.8Dの間にあることが望ましく、プラグの先端は適
当な面取りあるいは丸みで逃げを設けることが好ましい
。
の長さは、プラグの平行部の径をDとすれば、0.2〜
0.8Dの間にあることが望ましく、プラグの先端は適
当な面取りあるいは丸みで逃げを設けることが好ましい
。
具体例1
素管とし外径34.0mm、肉厚2.8m頂、長さ7m
の5US304を用い、ダイスを軸方向に超音波振動さ
せる方式によって引抜き加工を行った。
の5US304を用い、ダイスを軸方向に超音波振動さ
せる方式によって引抜き加工を行った。
ここで、超音波周波数は20KHz、振動振幅5μであ
り、ダイス孔径25關、プラグ径211III111引
抜き速度は10m/l1inとした。また、潤滑油とし
ては粘度500cst(40’ Cでの値)の鉱物系潤
滑油を10気圧の圧力で、外径15rD11の中空マン
ドレル(孔径8m1)の先端に設けた2箇所の噴出孔(
孔径2mm)より管内面に供給すると共に、管外面には
ダイス直前に設けたノズル(ノズル径4+n+s)によ
り同じ潤滑油を塗布した。ダイスのアプローチ角Bは1
2°のものを用い、プラグのテーパー角Aを種々変えて
引抜きを行った。プラグ平行部の長さは10關、先端は
2cで面取りしたものを用いた。
り、ダイス孔径25關、プラグ径211III111引
抜き速度は10m/l1inとした。また、潤滑油とし
ては粘度500cst(40’ Cでの値)の鉱物系潤
滑油を10気圧の圧力で、外径15rD11の中空マン
ドレル(孔径8m1)の先端に設けた2箇所の噴出孔(
孔径2mm)より管内面に供給すると共に、管外面には
ダイス直前に設けたノズル(ノズル径4+n+s)によ
り同じ潤滑油を塗布した。ダイスのアプローチ角Bは1
2°のものを用い、プラグのテーパー角Aを種々変えて
引抜きを行った。プラグ平行部の長さは10關、先端は
2cで面取りしたものを用いた。
その結果を表1に示す。この表には、比較のため円筒プ
ラグを用いた場合、及び超音波振動を与えない場合の結
果も示しである。
ラグを用いた場合、及び超音波振動を与えない場合の結
果も示しである。
表
1
超音波振動を与えない場合、あるいは超音波振動を与え
ても円筒プラグや、テーパ角の小さな場合には、管の焼
付きや破断あるいはマンドレルのビビリが生じた。
ても円筒プラグや、テーパ角の小さな場合には、管の焼
付きや破断あるいはマンドレルのビビリが生じた。
一方、ダイスに超音波振動を与え、テーパ角4°〜10
°のプラグを用いれば、管外面、内面ともに焼付きがな
く、マンドレルのビビリも無い安定した引抜き作業を行
うことができた。
°のプラグを用いれば、管外面、内面ともに焼付きがな
く、マンドレルのビビリも無い安定した引抜き作業を行
うことができた。
具体例2
素管とし外径60.5mm、肉厚2.3mm、長さ7m
の5US316を用い、ダイスを半径方向に超音波振動
させる方式によって引抜き加工を行った。
の5US316を用い、ダイスを半径方向に超音波振動
させる方式によって引抜き加工を行った。
ここで、超音波周波数は20KHz、振動振輻8μであ
り、ダイス孔径45m讃、プラグ径42mm。
り、ダイス孔径45m讃、プラグ径42mm。
引抜き速度は20rn/l1linとした。また、潤滑
油は上記の具体例1と同じものを用いた。この潤滑油を
30気圧の圧力で、外径30m1のマンドレルの孔径1
0m1の孔を通して、プラグシャンク上の円周方向4箇
所の噴出孔(孔径1m1)より管内面に供給した。管外
面にはダイス直前に円周方向に孔径2 mmのノズルを
4箇所設け、同じ潤滑油を塗布した。ダイスのアプロー
チ角Bは10’のちのを用い、プラグのテーバー角Aを
種々変えて引抜きを行った。プラグ平行部の長さは15
mmとし、先端は3rで丸めたものを用いた。
油は上記の具体例1と同じものを用いた。この潤滑油を
30気圧の圧力で、外径30m1のマンドレルの孔径1
0m1の孔を通して、プラグシャンク上の円周方向4箇
所の噴出孔(孔径1m1)より管内面に供給した。管外
面にはダイス直前に円周方向に孔径2 mmのノズルを
4箇所設け、同じ潤滑油を塗布した。ダイスのアプロー
チ角Bは10’のちのを用い、プラグのテーバー角Aを
種々変えて引抜きを行った。プラグ平行部の長さは15
mmとし、先端は3rで丸めたものを用いた。
その結果を表2に示す。この表にも、比較のため円筒プ
ラグを用いた場合、及び超・音波振動を与えない場合の
結果も示しである。
ラグを用いた場合、及び超・音波振動を与えない場合の
結果も示しである。
表 2
超音波振動を与えない場合、あるいは超音波振動を与え
ても円筒プラグや、テーパ角の小さな場合には、管の焼
付きや破断が生じた。
ても円筒プラグや、テーパ角の小さな場合には、管の焼
付きや破断が生じた。
一方、ダイスに超音波振動を与え、テーパ角2°〜8°
のプラグを用いれば、管外面、内面ともに焼付きがなく
、マンドレルのビビリも!い安定した引抜き作業を行う
ことができた。
のプラグを用いれば、管外面、内面ともに焼付きがなく
、マンドレルのビビリも!い安定した引抜き作業を行う
ことができた。
また、上記具体例1及び2に代表される大発明方法によ
れば、プラグ、ダイスともに焼付きなどによる損傷が発
生しないため、従来の方法に比べ100倍以上の寿命が
得られることが明らかになった。
れば、プラグ、ダイスともに焼付きなどによる損傷が発
生しないため、従来の方法に比べ100倍以上の寿命が
得られることが明らかになった。
[発明の効果]
本発明の管の超音波引抜き加工方法は上記のようなもの
で、ラッパ型ダイスを超音波振動させることにより、管
外面の潤滑性を向上させることができる。一方、テーバ
型プラグを用いると共に、このプラグと管内面との間に
潤滑油を供給することにより、管内面の潤滑性を向上さ
せることができる。こうして、管の焼付き、マンドレル
のビビリ、あるいは管やマンドレルの破断を生ずること
なく、しかもプラグ、ダイスの寿命の向上が可能で、高
減面率および高引抜き速度の加工が安定してできる。
で、ラッパ型ダイスを超音波振動させることにより、管
外面の潤滑性を向上させることができる。一方、テーバ
型プラグを用いると共に、このプラグと管内面との間に
潤滑油を供給することにより、管内面の潤滑性を向上さ
せることができる。こうして、管の焼付き、マンドレル
のビビリ、あるいは管やマンドレルの破断を生ずること
なく、しかもプラグ、ダイスの寿命の向上が可能で、高
減面率および高引抜き速度の加工が安定してできる。
第1図は本発明方法を実施するための装置の説明図、第
2図及び第3図はそれぞれ異なる潤滑油供給方法の説明
図、第4図はダイスに軸方向の超音波振動を与える従来
の引抜き加工装置の説明図、第5図はダイスに半径方向
の超音波振動を与える装置を引抜き方向から見た説明図
である。 1・・・素管、2・・・ラッパ型ダイス、3・・・マン
ドレル、9・・・ダイスアプローチ部、10・・・ダイ
スベアリング部、11・・・テーパプラグ、12・・・
平行部、13・・・テーパ部、A・・・プラグのテーパ
角、B・・・ダイスアプローチ部のテーパ角
2図及び第3図はそれぞれ異なる潤滑油供給方法の説明
図、第4図はダイスに軸方向の超音波振動を与える従来
の引抜き加工装置の説明図、第5図はダイスに半径方向
の超音波振動を与える装置を引抜き方向から見た説明図
である。 1・・・素管、2・・・ラッパ型ダイス、3・・・マン
ドレル、9・・・ダイスアプローチ部、10・・・ダイ
スベアリング部、11・・・テーパプラグ、12・・・
平行部、13・・・テーパ部、A・・・プラグのテーパ
角、B・・・ダイスアプローチ部のテーパ角
Claims (1)
- ラッパ型ダイスに超音波振動を与える管の引抜き加工
において、テーパ型プラグを用いると共に、上記プラグ
と管内面との間に、潤滑油を供給しつつ引抜き加工を行
うことを特徴とする管の超音波引抜き加工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17416489A JPH0342110A (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 | 管の超音波引抜き加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17416489A JPH0342110A (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 | 管の超音波引抜き加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0342110A true JPH0342110A (ja) | 1991-02-22 |
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ID=15973820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP17416489A Pending JPH0342110A (ja) | 1989-07-07 | 1989-07-07 | 管の超音波引抜き加工方法 |
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JP (1) | JPH0342110A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0573313A2 (en) * | 1992-06-05 | 1993-12-08 | BICC Public Limited Company | Mineral insulated electric cable manufacture |
GB2298604A (en) * | 1995-03-06 | 1996-09-11 | Design & Dev Eng Ltd | Profile forming |
CN105290128A (zh) * | 2014-06-24 | 2016-02-03 | 亚太轻合金(南通)科技有限公司 | 一种新型可循环润滑冷拉拔内膜 |
CN107931341A (zh) * | 2017-11-24 | 2018-04-20 | 哈尔滨工业大学 | 薄壁微细管超声振动辅助拉拔成形装置及方法 |
CN110227728A (zh) * | 2019-06-14 | 2019-09-13 | 北京航空航天大学 | 一种超声振动辅助高温合金薄壁毛细管形性调控装置 |
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1989
- 1989-07-07 JP JP17416489A patent/JPH0342110A/ja active Pending
Patent Citations (1)
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