JPH0341967A - 薬剤徐放装置 - Google Patents

薬剤徐放装置

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JPH0341967A
JPH0341967A JP1178611A JP17861189A JPH0341967A JP H0341967 A JPH0341967 A JP H0341967A JP 1178611 A JP1178611 A JP 1178611A JP 17861189 A JP17861189 A JP 17861189A JP H0341967 A JPH0341967 A JP H0341967A
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JP
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drug
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drugs
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sustained
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Application number
JP1178611A
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English (en)
Inventor
Isami Hirao
平尾 勇実
Kazuhiko Ozeki
大関 和彦
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0341967A publication Critical patent/JPH0341967A/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/142Pressure infusion, e.g. using pumps
    • A61M5/14244Pressure infusion, e.g. using pumps adapted to be carried by the patient, e.g. portable on the body
    • A61M5/14276Pressure infusion, e.g. using pumps adapted to be carried by the patient, e.g. portable on the body specially adapted for implantation

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、生体の骨髄炎、悪性腫瘍等の疾患における病
巣部に対して、抗生物質、抗癌剤等の薬剤を供給するた
めに使われる治療用の薬剤徐放装置に関する。
[従来の技術] 骨髄炎や悪性腫瘍等の患部に埋設し、薬剤を徐々に放出
する薬剤徐放基材が、特開昭59−101145号公報
において示されている。この薬剤徐放基材はハイドロキ
シアパタイトまたはトリカルシウムフォスフェート等の
リン酸カルシウム塩や、アルミナ、ジルコニア、窒化珪
素の多孔質セラミックスの内部に、上記抗生物質や抗癌
剤を含浸させたものである。
また、特開昭63−159313号公報に示されるよう
に、多孔質セラミックスの空孔部に、薬剤と磁性物質を
含浸させ、体外より目的とする病巣部に誘導可能に形成
した治療用薬剤も知られている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、特開昭59−101145号公報におい
て示されている薬剤徐放基材は、その基材に薬剤を含浸
させた単一構成のものであり、これに生体外部より薬剤
を補給する手段を有していなかった。
このため、薬剤徐放基材内部に含浸した薬剤が放出され
切ってしまえば、薬剤の投与による治療はその時点で終
わってしまい、長期間に及ぶ薬剤の投与による治療は困
難であった。
薬剤徐放基材の内部に含浸した薬剤が放出されきってし
まった後、さらに薬剤投与による治療を行ないたい場合
には、外科的に薬剤徐放基材を摘出し、薬剤徐放基材の
交換を行なったり、あるいは、新たに薬剤徐放基材を外
科的に追加して埋入していた。このため、その度に患者
は外科的な侵襲を被っていた。
また、特開昭63−159313号公報において示され
た治療用薬剤は、カテーテルを通して薬剤を供給するこ
とが示されているが、補給すれば直ちに放出されてしま
う。したがって、長時間にわたる薬剤の投与を徐々に行
うことはできない。
長時間にわたる薬剤の投与を徐々に行うには、何度にも
分けて補給しなくてはならず、大変に煩わしかった。
本発明は上記課題に着目してなされたもので、その目的
とするところは、生体内に埋め込まれる薬剤徐放基材に
薬剤の補給回数が少なくて済むとともに、患者への外科
的浸襲が少なく、−度の補給で長時間にわたって徐々に
投与することができる薬剤徐放装置を提供することにあ
る。
[課題を解決する手段および作用] 上記課題を解決するために本発明の薬剤徐放装置は、生
体内の目的部位もしくはその近傍に埋め込まれて内部に
薬剤を含浸可能な多孔質セラミック材料からなる薬剤徐
放基材を設け、この薬剤徐放基材には注入された薬剤を
供給するための薬剤導入部材を接続し、さらに、生体外
から注入した薬剤を一時的に貯留可能なリザーバを設け
、このリザーバから上記薬剤導入部材を通じて上記薬剤
徐放基材に薬剤を供給する。また、上記リザーバには生
体外から薬剤の供給を行なうため導入端子を接続したも
のである。
このように本発明においては、多孔質セラミック材料よ
りなる薬剤徐放基材に、薬剤を導くための導入部材を設
けるとともに、この導入部材を通じて薬剤徐放基材に薬
剤を導く前に、生体外から注入した薬剤を一時的に貯留
するリザーバを設けたから、長時間にわたる薬剤の投与
を徐々に行うことができる。
また、上記リザーバには注射針等を用いて生体外から薬
剤の補給を行なうための補給用導入端子を設けたことに
より、患者への外科的浸襲が少なく、容易に薬剤徐放基
材に薬剤の補給を繰り返し行なえる。
しかも、−度の補給で長時間にわたって投与することが
できることになる。
[実施例] 第1図ないし第3図は本発明の第1の実施例を示すもの
である。
生体の皮膚組織1の下部には、薬剤供給用導入端子とし
ての皮下端子2が埋め込まれて固定されている。この皮
下端子2の皮下端子本体2aは生体為害性のない高分子
材料、セラミックス材料、金属材料等で形成されている
。この皮下端子本体2aの上面部には、生体外より皮膚
組織1に穿刺する注射針等により各種の薬剤等の注入を
行なうための注入孔3が設けられている。この注入孔3
には注射針などの針部を刺通できる、シリコーン等の弾
性部材よりなる針入部4を設けて構成されている。この
針入部4は、固定部材5によって皮下端子本体2aに対
してねじ込み固定されている。
皮下端子本体2aの下部内には、上記注入孔3に連通ず
る貫通孔7が設けられている。また、皮下端子本体2a
の下部縁部には、上記貫通孔7に連通する接続端8が突
設されている。そして、この接続端8には貫通孔7に注
入された各種薬剤などを導くカテーテル等からなる第1
の導入部材6aの一端が接続されている。すなわち、第
1の導入部材6aの一端縁を接続端8に被嵌するととも
に固定糸9により締結して接続固定されている。
一方、第1の導入部材6aの他端はリザーバ10の流入
端10aに接着等により接続されている。さらに、リザ
ーバ10の流出端10bにはカテーテル等からなる第2
の導入部材6bの一端縁が接着等により接続されている
リザーバ10は弾性体よりバルーン状に形成されている
。そして、このリザーバ10は生体外より注入した薬剤
を第1の導入部材6aを通じて受けて一時的に貯留する
ものであり、さらに、その薬剤を第2の導入部材6bを
通じて徐々に送り出すようになっている。
また、第2の導入部材6bの基端部内には体液等がリザ
ーバ10側へ逆流しないようにする逆止弁11が設けら
れている。この逆止弁11は第1a図で示すように2枚
のシリコーンゴム製のシート11aが重ね合わせられた
上で、その両側縁を接着し、かつ、このシート11aの
先端部分11bを偏平に潰し、この潰された部分の先端
縁が接着されないスリット状に形成したものである。
第2の導入部材6bの他端部は、薬剤徐放基材12が接
続されている。この薬剤徐放基材12は、ハイドロキシ
アパタイト、β−TCP等のリン酸カルシウムや、アル
ミナ、ジルコニア、窒化珪素等の多孔質セラミックス等
の多孔質材料により内部に流入穴13を形成してなる。
第2の導入部材6bの他端部はその流入穴13の開口端
部分に挿入して固定されている。上記多孔質材料よりな
る薬剤徐放基材12は、その多数の空孔部を通じて抗癌
剤、抗生物質等の各種治療目的の薬剤を外へ徐々に放出
する。
次に、この構成の薬剤徐放装置を使用する場合には、第
1図および第2図で示すように生体内に埋設する。この
とき、皮下端子本体2aを生体の皮膚組織1の下部の体
表近くに配置する。また、薬剤徐放基材12は目的病巣
部、またはその近傍に配置する。
そして、薬剤徐放基材12に生体外から薬剤14を注入
する場合は、生体外からシリンジ15等の注射針16を
生体の皮膚組織1を通じて皮下端子本体2aの針入部4
に針入し、シリンジ15より薬剤14を注入孔3に注入
する。注入された薬剤14は皮下端子本体2aの貫通孔
7、および第1の導入部材6aを通りバルーン状のりザ
ーバ10内に貯蔵される。
そして、リザーバ10は、弾性材料からバルーン状に形
成されているため、第1図および第2図で示すように膨
らむが、第2の導入部材6bを通じて導出するにつれ、
第3図に示すように経時的に収縮する。つまり、リザー
バ10内に貯蔵された薬剤14はこのリザーバ10の弾
性収縮力により第2の導出部材6b側に流出し、逆止弁
11を通り、多孔質材料からなる薬剤徐放基材12へ徐
々に流れ込む。
薬剤徐放基材12は多孔質材料からなっており、その部
材自体に多数の空孔部を有しているから、薬剤徐放基材
12に流れ込んだ薬剤14はその各空孔部を通じて拡散
し、薬剤徐放基材12の外周面より目的とする病巣部へ
長期にわたり徐々に投与されることとなる。
そして、注入した薬剤14が、薬剤徐放基材12を通じ
てすべて徐放されてしまったら、必要に応じて再び上記
同様に生体の皮膚組織1を介してシリンジ15等の注射
針16により薬剤14を補給すれば、前述したように再
度、薬剤徐放基材12から薬剤が徐放する。このように
、必要に応じて何度でも生体外より薬剤14の補給を行
うことができる。
しかして、このように構成された薬剤徐放装置によれば
、生体外から生体の皮膚組織1を介して皮下端子2に薬
剤14を注入し、さらに、この皮下端子2に接続された
りザーバ10に一時的に貯溜しながら、そのリザーバ1
0の弾性収縮力を利用して内部の薬剤14を薬剤徐放基
材12に徐々に流出させるとともに、その多孔質材料か
らなる薬剤徐放基材12ではその各空孔部を通じて徐々
に拡散し、薬剤徐放基材12の外周面より目的とする病
巣部へ長期にわたり徐々に投与することができる。
また、すべての薬剤14が徐放されてしまっても適宜繰
り返し、生体外からシリンジ15等の注射針16を用い
て容易に薬剤14の補給が行なうことができる。したが
って、従来のもののように薬剤徐放基材の交換、あるい
は新たな追加のために、患者に外科的処置を施す必要が
なくなり、患者への侵襲が著しく減少する。
14図は本発明の第2の実施例の薬剤徐放装置を示すも
のである。
この実施例の薬剤徐放装置は、上記第1の実施例のもの
と同様な構成であるが、次の点で異なる。
すなわち、第1の導入部材6aの先端には中空パイプ状
の流入側コネクタ21を介して、シリコーンゴム等より
なる弾性変形可能な弾性ポンプ22の流入口23が接続
されている。弾性ポンプ22の流出口24には流出側コ
ネクタ25を介して後述する開閉弁26に接続されてい
る。
弾性ポンプ22は上部側部分に上方へ弾性的に膨らむ弾
性膜部27を形成してなり、この弾性膜部27が膨らむ
ことにより、前述したように生体外から注入した薬剤1
4を一時的に貯留するリザーバとしての機能を発揮する
。さらに、上部側から外圧力を加えて弾性膜部27を弾
性変形させて押し潰すことにより、内部の容積を減らす
ことで、その内部に貯留した薬剤14を流出側コネクタ
25を介して開閉弁26側へ強制的に送り出すポンプ機
能を果たすようになっている。
上記開閉弁26は流路28を開閉するもので、次のよう
に構成されている。すなわち、開閉弁26は流路28中
にその流路28の断面とほぼ等しい高さ(厚さ)の凸部
29と、この凸部2つに相対向する上部位置にその凸部
2つが密着嵌合する凹部30が形成されている。そして
、流路28を閉鎖するときに凸部29を四部30に対し
て弾性的に嵌合密着することにより流路28を閉鎖する
ことができるようになっている。また、上記凸部29の
上面には保合用穴部31が形成されている。一方、凹部
30には上記係合用穴部31に対応した係合用突起32
が突設されている。係合用穴部31はその開口縁部分が
狭くなっており、係合突起32の先端部は大きく形成さ
れている。そして、凸部2つを凹部30に対して嵌合密
着することにより流路28を閉鎖するとき、その係合用
穴部31に係合用突起32が嵌まり込んで係合し、簡単
に離脱しないようになっている。
上記開閉弁26の流出側端には、中空バイブ状のコネク
タ33を介して第2の導入部材2bが接続されている。
また、第2の導入部材2bの流入端部内には上記弾性ポ
ンプ22により強制的に送り込んだ薬剤14の逆流を防
止するための逆止弁11が設けられている。この逆止弁
11は上記第1の実施例で述べたものと同じ構成である
さらに、第2の導入部材2bの先端には、上記第1の実
施例のものと同様な薬剤徐放基材12が接続されている
このように構成された薬剤徐放装置を使用するには、第
1の実施例の場合と同様に皮下端子2、弾性ポンプ22
、および開閉弁26を、生体の皮膚組織1の下部の体表
近くに埋設する。また、薬剤徐放基材12は目的病巣部
の近傍に埋入する。
そして、通常は、開閉弁26を閉じておく。この開閉弁
26を閉じる操作は次のように行う。つまり、凹部30
側を押圧してこの凹部30を凸部29に嵌合して密着さ
せ、流路28を閉じる。
また、生体外から薬剤14を薬剤徐放基材12に供給す
る場合は、次のように行う。
すなわち、上記第1の実施例で述べたように、生体外か
らシリンジ等の針を皮下端子2の針入部4に穿刺し薬剤
14を注入する。注入された薬剤14は、貫通孔7、お
よび第1の導入部材6aを通じて弾性ポンプ22に一旦
、貯留させる。そして、この薬剤14を、薬剤徐放基材
12に供給したいときには、患者は開閉弁26における
コネクタ33側の端部を指で押さえた上で、弾性ポンプ
22の弾性膜部27を押圧し、この弾性ポンプ22の押
圧による流路28内の圧力を高くする。
また、係合突部32を係合穴部31から離脱させ、かつ
凹部30の凸部29に対する嵌合を外し、流路28を開
放する。その後、生体外から生体の皮膚組織1を介して
指等で弾性ポンプ22の弾性膜部27を押圧すれば、弾
性ポンプ22の薬剤14は流路28、逆止弁11および
第2の導入部材2bを介して薬剤徐放基材12に流れ込
む。なお、−度、第2の導入部材2bへ流れ込んだ薬剤
14は逆止弁11があるため、逆流はしない。
そして、薬剤徐放基材12に流れ込んだ薬剤14は、第
1の実施例で述べたように薬剤徐放基材12の有する空
孔部を通じて薬剤14の拡散現象により目的とする病巣
部へ長期にわたり徐々に投与することとなる。そして、
薬剤徐放基材12よりすべての薬剤14が徐放されてし
まったら、前述の通り、生体の皮膚組織1を介して皮下
端子2の針入部4へ再度注射針16等を針入し、薬剤1
4を注入し、生体外から弾性ポンプ22および開閉弁2
6を操作することにより、必要に応じて繰り返し薬剤1
4を薬剤徐放基材12へ補給すればよい。
このように構成された薬剤徐放装置によれば、上記第1
の実施例ε同様に薬剤徐放基材12に生体外から繰り返
し容易に薬剤14の補給が行なえ、従来のように患者へ
大きな外科的侵襲を与えて薬剤徐放基材12の交換ある
いは新たな追加をするといったこともなくなる。
また、注射針等を用いて弾性ポンプ22へ薬剤14をあ
らかじめ貯留しておけば、患者は弾性ポンプ22および
開閉弁26を操作することで、任意な時に薬剤14を薬
剤徐放基材12へ供給することが可能であり、また、開
閉弁26を閉じれば、薬剤14の徐放を中止することも
できる。
第5図は本発明の第3の実施例を示すものである。
第5図において、34は経皮端子である。この経皮端子
34の経皮端子本体34aは生体に対して為害性のない
セラミックス材料、金属材料、あるいは高分子材料等で
形成されている。また、経皮端子本体34gの外周部中
途部分には、くびれ部35が設けられている。そして、
このくびれ部35を間にして、上部側部分は生体の皮膚
組織1より上に露出し、下部側部分は生体内に埋入され
ている。この経皮端子本体34aにおける生体内に埋入
される部分には鍔部36が形成されている。
この鍔部36には薬剤放出口37が側方に向けて形成さ
れている。経皮端子本体34aの中央部分には注入孔3
8が上下に貫通して設けられている。
この注入孔38には前記第1、第2の実施例で述べたよ
うに、生体外から注射針等により繰り返し穿針可能なシ
リコーンゴム等からなる針入部39が設けられ、この針
入部39は固定部材40により経皮端子本体34aにね
じ込み固定されている。
さらに、生体内に埋入される経皮端子本体34aの下部
には、上記針入部3つを介して注入された薬剤を一時的
に貯留するリザーバ45が取着されている。この貯留リ
ザーバ45は弾性膜状部材によって形成したバルーン状
のものを経皮端子本体34aの下面に液密状に接着固定
してなる。
そして、このリザーバ45の内部が、上記薬剤放出口3
7と注入孔38に連通している。
また、薬剤放出口37には口金42が接着され、この口
金42には注入薬剤を目的部位へ導くためのカテーテル
などからなる導入部材41の一端が接続されている。導
入部材41の他端は前記第1゜第2の実施例で述べたよ
うに7\イドロキシアパタイト、β−TCP等のリン酸
カルシウムや、アルミナ、ジルコニア、窒化珪素等の多
孔質セラミックスよりなる薬剤徐放基材12の挿入穴1
3に挿入固定されている。そして、この薬剤徐放基材1
2は、目的とする病巣部の近傍に留置されている。
このように構成された薬剤徐放装置を使用するには、経
皮端子34をそのくびれ部35を間にして、その上部側
部分を生体の皮膚組織1上に位置させるとともに、下部
側部分を生体の皮膚組織1の下部側に埋入して固定する
また、この皮下端子34に接続された導入部材41、お
よび多孔質材料よりなる薬剤徐放基材12を目的とする
病巣部の近傍に外科的に埋入する。
そして、この薬剤徐放基材12に生体外から薬剤44を
注入する場合には、前記第1.第2の実施例で述べたよ
うに、まず、生体外からシリンジ等の針を針入部39に
針入し、シリンジを操作してバルーン状のリザーバ45
の内部に薬剤44を注入する。注入された薬剤44は、
前記第1の実施例で述べたように、リザーバ45が経時
的に収縮をするため、その収縮力によりm部36の薬剤
放出口37へ送出され、そして薬剤放出口37に接続さ
れた口金42を介し導入部材41内へ流入し、さらに導
入部材41に接続された薬剤徐放基材12内へ流れ込む
こととなる。薬剤徐放基材12は多孔質材料よりなって
おり、多数の空孔部を有している。したがって、薬剤徐
放基材12に流れ込んだ薬剤44は、上記各空孔部を通
じて、薬剤44の拡散現象により目的とする病巣部へ長
期にわたり徐放して投与することとなる。
また、薬剤徐放基材12よりすべて薬剤14が徐放され
てしまったら、前述のように経皮端子34の針入部3つ
へシリンジ等の注射針を針入し、薬剤を補給すれば、再
度、薬剤徐放基材12から薬剤が徐放することとなり、
必要に応じて何度でも生体外より薬剤の補給を行なえば
良い。
しかして、このように構成された薬剤徐放基材装置は、
生体の皮膚組ta1を介して固定される経皮端子34と
、経皮端子34の下部に設けられ、薬剤を貯留するバル
ーン状のリザーバ45と経皮端子34の鍔部に設けられ
、薬剤放出口37に接続されたカテーテル等より成る導
入部材41、および導入部材41に接続された多孔質セ
ラミックスより成る薬剤徐放基材12から構成されてい
るため、第1.第2の実施例と同様に多孔質セラミック
スより成る薬剤徐放基材に含浸された薬剤44がすべて
徐放されてしまったら、適宜繰り返し生体外からシリン
ジ等の注射針を用い、容易に薬剤の補給が繰り返し行な
え、従来のようにわざわざ外科的処置により薬剤徐放基
材12を生体内から摘出して薬剤徐放基材12の交換あ
るいは新たな追加をする必要がなくなる。また、この実
施例によれば経皮端子34であるため、薬剤補給時の生
体外からの針入は、生体の皮膚組織1を介することがな
く、患者への外科的侵襲はより少なくなる。
第6図および第7図は、このように構成された薬剤徐放
装置を血管内への薬剤投与に適用する場合の第4の実施
例を示している。ここでの薬剤徐放基材46はハイドロ
キシアパタイト、β−TCP等のリン酸カルシウム系、
あるいはカーボン等の多孔質セラミックスであり、また
、その内部には逆、止弁47を有するT字状のカテーテ
ルより成る導入部材48が挿入穴46aに挿入固定され
ている。上記薬剤徐放基材46は切開手術をして血管4
つ内に留置され、固定糸50により固定されている。ま
た、導入部材48は開口部51を介し、血管49の外側
へ導かれている。上記ハイドロキシアパタイト、β−T
CP等のリン酸カルシウム系あるいはカーボン等の多、
孔質セラミックスより成る薬剤徐放基材46は抗血栓性
に優れていることが知られている。よって、従来のよう
にカテーテルを血管内に留置した場合に投与していた、
血栓溶解剤であるヘパリンを投与する必要が無くなり、
人体に対する安全性が向上する。したがって、例えば肝
臓癌の治療に対して、固有肝動脈内にマイトマイシン、
アドリアマイシン、シスブラティニュム、5−FU(以
上は商品名)等の抗癌剤を注入する場合等、血管内薬剤
投与に有効である。
[発明の効果コ 以上説明したように本発明によれば、生体内に埋め込ま
れる薬剤徐放基材に薬剤の補給回数が少なくて済むとと
もに、患者への外科的侵襲が少なく、−度の補給で長時
間にわたって徐々に投与することができる。
すなわち、本発明の薬剤徐放装置は、多孔質セラミック
ス材料よりなる薬剤徐放基材に、薬剤を導くための導入
部材を設けるとともに、この導入部材を通じて薬剤徐放
基材に薬剤を導く前に、生体外から注入した薬剤を一時
的に貯留するリザーバを設けたから、長時間にわ、たる
薬剤の投与を徐々に行うことができる。
また、上記リザーバには注射針等を用いて生体外から薬
剤の補給を行なうための導入端子を設けたことにより、
従来のように薬剤徐放基材内の薬剤がすべて徐放されつ
くした場合、わざわざ外科的処置により薬剤徐放基材を
摘出し、薬剤徐放基材の交換あるいは新たな追加をする
必要がなく、生体外から容易に薬剤の補給が適宜繰り返
して行なえ、患者に対する外科的浸襲を飛躍的に減少で
きる。そして、容易に薬剤徐放基材に薬剤の補給が繰り
返し行なえる。しかも、−度の補給で長時間にわたって
投与することができる。
さらに、多孔質セラミックス材料で薬剤徐放基材を形成
するから、その空孔率が自在に制御でき空孔率を制御す
ることで、各疾患に応じた徐放速度を容易に得られる。
そして、血管内薬剤投与にも使用できる等、多種多様な
使用方法が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の薬剤徐放装置を示す使
用状態の断面図、第1a図は同じく本発明の第1の実施
例の薬剤徐放装置における逆止弁の斜視図、第2図は同
じく本発明の第1の実施例の薬剤徐放装置を示す使用状
態の側面図、第3図は同じく本発明の第1の実施例の薬
剤徐放装置におけるリザーバ部分の側面図、第4図は本
発明の第2の実施例の薬剤徐放装置を示す使用状態の断
面図、第5図は本発明の第3の実施例の薬剤徐放装置を
示す使用状態の断面図、第6図は本発明の第4の実施例
の薬剤徐放装置における薬剤徐放基材を血管に留置した
状態を示す断面図、第7図は同じく本発明の第4の実施
例の薬剤徐放装置における薬剤徐放基材を血管に留置し
た状態を示す側面図である。 2・・・皮下端子、6a、6b・・・導入部材、10・
・・リザーバ、12・・・薬剤徐放基材、14・・・薬
剤、16・・・注射針、22・・・弾性ポンプ、34・
・・経皮端子、41・・・導入部材、44・・・薬剤、
45・・・リザーバ、46・・・薬剤徐放基材、48・
・・導入部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 生体内の目的部位もしくはその近傍に埋め込まれ内部に
    薬剤を含浸可能な多孔質セラミック材料からなる薬剤徐
    放基材と、この薬剤徐放基材に接続され注入された薬剤
    をその薬剤徐放基材に導くための薬剤導入部材と、この
    薬剤導入部材に接続され生体外から注入した薬剤を一時
    的に貯留可能なリザーバと、このリザーバに生体外から
    薬剤を供給するための導入端子とを具備してなることを
    特徴とする薬剤徐放装置。
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