JPH0341948Y2 - - Google Patents

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JPH0341948Y2
JPH0341948Y2 JP1983106261U JP10626183U JPH0341948Y2 JP H0341948 Y2 JPH0341948 Y2 JP H0341948Y2 JP 1983106261 U JP1983106261 U JP 1983106261U JP 10626183 U JP10626183 U JP 10626183U JP H0341948 Y2 JPH0341948 Y2 JP H0341948Y2
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JP
Japan
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vehicle
horizontal
sudden braking
detection device
sudden
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JP1983106261U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車輛の急制動表示装置に関する。
交通事情の過密化に伴い、自動車による追突事
故件数は益々増加する傾向にある。
追突事故の原因は、その大半が後続車の運転者
の不注意によるものである。しかし、過密な道路
事情の為、安全車間距離の確保が困難な状況下に
おいて、従来のブレーキランプのみでは、後続車
の運転者にとつて先行車の制動状態が緩制動であ
るのか、急制動であるのかの区別を瞬時に判断す
るのは極めて困難であり、状況によつては不可能
な場合もある。
このため、従来より先行車が急制動した際、こ
れを後続車に報知するようにした車輌の急制動表
示装置として、例えば実公昭37−9604号公報や実
開昭54−26374号公報に示されるように、車輌の
急制動により生じた急激な負加速度によつてのみ
水平方向に移動する検知体と、この検知体の前記
移動により開閉されるスイツチとで検知装置を構
成すると共に、ブレーキペダルに連動して開閉さ
れるブレーキ接点と前記スイツチの常開接点とを
直列接続したものを介して急制動表示ランプを電
源に接続するように構成したものがある。
ところで、上記車輌の急制動表示装置において
は、道路面が水平なときは勿論、上り坂であろう
と下り坂であろうと、加速度の変化を常に正確に
検出する必要がある。そして、加速度の大きさの
変化によつて移動する検知体が常に水平(ここで
云う水平とは鉛直な方向に直角な方向である)に
保持されていないと、例えば車輌が上り坂を進行
しているとき急制動を行うと、検知体は真の大き
さよりも小さく変位し、他方、車輌が下り坂を進
行しているとき急制動を行うと、検知体は真の大
きさよりも大きく変位する。
ところが、上記公報に示されるものにおいて
は、検知体を含む検出装置が常に水平になるよう
に保持されていないため、検知体が傾斜移動の影
響を受け、真の加速度変化を検出することができ
ず、誤動作するおそれが多分にあり、実用に供し
得ないものであつた。
本考案は、上述の事柄に留意してなされたもの
で、その目的とするところは、道路面が水平な所
は勿論、車輌の進行方向に勾配のある道路面にお
いても加速度変化を常に正確に検出し、もつて、
正確に動作する車輌の急制動表示装置を提供する
ことにある。
上述の目的を達成するため、本考案に係る車輌
の急制動表示装置は、車輌の急制動により生じた
急激な負加速度によつてのみ水平方向に移動する
検知体を可及的に偏平な形状に形成すると共に、
車輌の進行方向と直交する水平軸を中心に前後に
揺動するように構成された水平保持装置に前記検
知装置を搭載し、もつて、この検知装置を常に水
平状態となるように構成した点に特徴がある。
以下、図面に基づいて、本考案の実施例を説明
する。
第1図は、本考案に係る車輌の急制動表示装置
の電気回路図で、1は電源、2はブレーキペダル
と連動して閉成されるブレーキ接点、3はブレー
キランプである。そして、4は急制動表示ランプ
で、後述する検知装置に内蔵されるスイツチの常
開接点5及び前記ブレーキ接点2を介して前記電
源1に接続されている。
第2図は検知装置及びその水平保持装置の一例
を示す斜視図である。
10は急激な負加速度を検知する検知装置で、
以下のように構成される。即ち11はケースで、
その底板11aには垂直軸12が上方に樹立され
ている。13は検知体で、本実施例においてはカ
ム板であり、前記垂直軸12に枢着され、水平方
向に回動することができる。
検知体13の一方(車輌の進行方向(図中、矢
印A方向)と同じ方向)には、突出部13aが形
成され、他方には検知体13の慣性質量を大にす
るための錘14が取付けられている。15は例え
ばケース11の側板11bに取付けられ、突出部
13aによつて開閉操作されるマイクロスイツチ
の如きスイツチであり、その接点は第1図におい
て常開接点5として示される。
16は検知体13と例えばケース11の前板1
1cとの間に張設されたスプリングで、検出した
い負加速度の大きさに応じて強さを調節しうるよ
うに構成されている。17は例えばケース11の
後板11dに設けられるストツパーで、常時は検
知体13の押圧を受け、これらを保持している。
18はケース11の下面に設けられ、装置10
の重心を低くするための偏平形状の錘である。
20は上述のように構成された検知装置10を
常に水平状態に保持するための水平保持装置であ
り、車輌の進行方向への揺動(以下、ピツチング
揺動という)及び進行方向と直角方向への揺動
(以下、ローリング揺動という)を防止するもの
である。
21は例えばケース11の側板11bの外側に
立設された水平軸で、その位置は検知装置10の
重心位置よりも若干高いところである。22は外
枠で、前記水平軸21を保持するための保持孔2
2aとこの保持孔22aと90゜異なる側面、すな
わち車輌の進行方向に水平軸22bが立設されて
いる。この水平軸22bは検知装置10及び外枠
22との全重心より若干高い位置に設けられる。
23は水平軸22bを保持するための保持部材
で、取付ベース24に立設される。25は取付ベ
ース24上に立設される付勢力の微弱なスプリン
グで、車輛がピツチング揺動又はローリング揺動
したとき、検知装置10が水平軸21又は22b
を中心として水平保持すべく揺動したときストツ
パーとして作用するものである。なお、スプリン
グ25に代えて、取付ベース24、検知装置10
の対向部分にフエライト磁石を設け、磁石間に働
らく反発力を利用するようにしてもよい。
なお、前記スイツチ15、スプリング16の取
付個所は上述の位置に限定されるものではなく、
またケース11の下部に設けられる錘18に代え
て、ケース11の底板のみを質量の大なる金属で
構成してもよい。
次にこのように構成された車輌の急制動表示装
置の動作について説明する。
検知装置10は水平保持装置20によつて保持
されているから、車輌が平坦な道路を走行してい
るときは勿論、斜面を上り、下りしたり、左右に
傾斜した路面を走行しても検知装置10はピツチ
ング揺動及びローリング揺動することなく、常に
水平状態に保持される。即ち、検知装置10を水
平に保つことによつて検出する負加速度の大きさ
を一定にすることができる。
今、車輌が矢印A方向に進行しているものとす
ると、検知体13の錘14はスプリング16の付
勢力及び矢印B方向への力により、ストツパー1
7に当接している。このときブレーキ操作は行な
われていないから、接点2,5はいずれも開状態
である。
次に、運転者がブレーキペダルを踏み込み、単
に緩制動をかけたときは、検知体13にはゆるや
かな負加速度が矢印A方向の力として加えられる
だけであるから、検知体13は垂直軸12を中心
として殆んど回動せず、従つてスイツチ15は閉
動作しないから常開接点5は開のままであり、ブ
レーキ接点2が閉成されても、ブレーキランプ3
のみ点灯し、急制動表示ランプ4は点灯されな
い。
そして、運転者がブレーキペダルを強く踏み込
み急制動をかけたときは、急激な負加速度が検知
体13に矢印A方向の力として加えられるので、
検知体13は垂直軸12を中心として矢印X方向
に回動し、これによつて突出部13aがスイツチ
15のアクチユエータ15aを押圧してスイツチ
15の常開接点5が閉成される。このときブレー
キ接点2もブレーキ操作により閉成されているか
ら、ブレーキランプ3が点灯するとともに、急制
動表示ランプ4が点灯する。尚、この実施例では
ランプ4が点灯するようにしたが、点滅するよう
にしてもよい。
以上、詳述したように、本考案に係る車輌の急
制動表示装置は、車輌の急制動により生じた急激
な負加速度によつてのみ水平方向に移動する検知
体を可及的に偏平な形状に形成していることによ
り、検知装置の重心位置が低くなり、それだけ検
知装置が水平な姿勢を保持し易くなると共に、車
輌の進行方向と直交する水平軸を中心に前後に揺
動するように構成された水平保持装置に前記検知
装置を搭載し、もつて、この検知装置を常に水平
状態となるように構成しているので、道路面が水
平な所は勿論、車輌の進行方向に勾配のある道路
面においても加速度変化を常に正確に検出し、こ
れによつて、常に正確に動作することができると
いつた優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る装置の電気回路図、第2
図は検知装置及び水平保持装置の一実施例を示す
斜視図。 1……電源、2……ブレーキ接点、4……急制
動表示ランプ、5……常開接点、10,40……
検知装置、13,42……検知体、15……スイ
ツチ、20,50……水平保持装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車輛の急制動により生じた急激な負加速度によ
    つてのみ、水平方向に回動する錘を付設したカム
    板状検知体とこの検知体の前記回動により開閉さ
    れるスイツチ並びに、回動をコントロールするス
    プリングを具備し、可及的に偏平な形状で底面に
    偏平な錘を重ねて固着してなる箱体内に上記検知
    装置を構成するとともに、ブレーキペダルに連動
    して開閉されるブレーキ接点と、前記スイツチの
    常開接点とを直列接続したものを介して、急制動
    表示ランプを電源に接続してなる車輛の急制動表
    示装置において、上記偏平形状に形成された検知
    装置を、車輛の進行方向と直交する水平軸にて、
    重心位置より若干高い位置を支点として外枠に揺
    動可能に軸架するとともに、この外枠を進行方向
    に平行する水平軸により、全重心位置より若干高
    い位置を支点として左右に揺動可能に軸架され、
    前、後、左、右に揺動可能に構成された水平保持
    装置により、検知装置を常に安定して水平状態と
    なる様、構成したことを特徴とする車輛の急制動
    表示装置。
JP10626183U 1983-07-06 1983-07-06 車輛の急制動表示装置 Granted JPS6026943U (ja)

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JP10626183U JPS6026943U (ja) 1983-07-06 1983-07-06 車輛の急制動表示装置

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JP10626183U JPS6026943U (ja) 1983-07-06 1983-07-06 車輛の急制動表示装置

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Publication Number Publication Date
JPS6026943U JPS6026943U (ja) 1985-02-23
JPH0341948Y2 true JPH0341948Y2 (ja) 1991-09-03

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5426374B2 (ja) * 1974-09-27 1979-09-04

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5426374U (ja) * 1977-07-22 1979-02-21

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5426374B2 (ja) * 1974-09-27 1979-09-04

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