JPH0341912Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0341912Y2 JPH0341912Y2 JP1985178197U JP17819785U JPH0341912Y2 JP H0341912 Y2 JPH0341912 Y2 JP H0341912Y2 JP 1985178197 U JP1985178197 U JP 1985178197U JP 17819785 U JP17819785 U JP 17819785U JP H0341912 Y2 JPH0341912 Y2 JP H0341912Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- backing material
- width
- refractory brick
- glass tape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Building Environments (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は溶接時に被溶接材の開先に適用される
裏当材に関する。
裏当材に関する。
(従来の技術)
ワンサイド溶接時に使用する裏当材は、メーカ
ーや溶接施工法によつて多種ある。炭酸ガス半自
動溶接に使用するこの裏当材は最近になつて第3
図に示すようなアルミ箔裏当材が全面的に使用さ
れるようになつた。
ーや溶接施工法によつて多種ある。炭酸ガス半自
動溶接に使用するこの裏当材は最近になつて第3
図に示すようなアルミ箔裏当材が全面的に使用さ
れるようになつた。
第3図において、0.1はアルミ箔、0.2はガラス
テープ、0.3は糊又は両面接着テープ、Aは被溶
接材であり、アルミ箔01上に3〜4枚のガラス
テープ02を設置しこれを糊03によつて被溶接
材Aの開先に接着配置する構成である。この裏当
材の特色は、セツテイングがアルミ箔とそれに付
けられた糊によつて行なうことができ、第4図に
示すようなマグネツト等の補助裏当材を必要とし
ないところから、段取等が簡単であるという理由
から多く使用されるようになつたものである。
テープ、0.3は糊又は両面接着テープ、Aは被溶
接材であり、アルミ箔01上に3〜4枚のガラス
テープ02を設置しこれを糊03によつて被溶接
材Aの開先に接着配置する構成である。この裏当
材の特色は、セツテイングがアルミ箔とそれに付
けられた糊によつて行なうことができ、第4図に
示すようなマグネツト等の補助裏当材を必要とし
ないところから、段取等が簡単であるという理由
から多く使用されるようになつたものである。
第4図において、02はガラステープ、04は
耐火レンガ、05は型鋼、06はマグネツト、A
は被溶接材であり、型鋼05に保持された耐火レ
ンガ04上にガラステープ02を設置し、全体を
マグネツト06によつて被溶接材Aの開先に磁力
接着配置する構成である。
耐火レンガ、05は型鋼、06はマグネツト、A
は被溶接材であり、型鋼05に保持された耐火レ
ンガ04上にガラステープ02を設置し、全体を
マグネツト06によつて被溶接材Aの開先に磁力
接着配置する構成である。
しかし、最近になつてこの種の裏当材の使用に
問題が発生している。これはアルミ箔に付けられ
ている糊により鋼板に完全密着して使用されるた
め、溶接時に裏当材より発生するガスの逃げ場が
なく、かつ複数材のガラステープ間にガスがこも
ることと相まつて、これが、溶接金属のなかに浸
入して残在しパイプ、ブロホール等の溶接欠陥が
発生する確率が高くなつたことである。
問題が発生している。これはアルミ箔に付けられ
ている糊により鋼板に完全密着して使用されるた
め、溶接時に裏当材より発生するガスの逃げ場が
なく、かつ複数材のガラステープ間にガスがこも
ることと相まつて、これが、溶接金属のなかに浸
入して残在しパイプ、ブロホール等の溶接欠陥が
発生する確率が高くなつたことである。
そこでアルミ箔に代えてガスの発生率の少ない
固形をパツキングタイプの裏当材を使用する試み
もなされた。しかしこの場合には鋼板への密着度
が悪く、イバリ、アンダーカツト等の外観の欠陥
が発生する欠点が生じた。
固形をパツキングタイプの裏当材を使用する試み
もなされた。しかしこの場合には鋼板への密着度
が悪く、イバリ、アンダーカツト等の外観の欠陥
が発生する欠点が生じた。
(考案が解決しようとする問題点)
本考案は従来の裏当材の有する上記欠点を解消
した裏当材、すなわちガス発生による裏ビードの
外観欠点を生せず、かつ被溶接材開先への配設が
簡単な裏当材を提供しようとするものである。
した裏当材、すなわちガス発生による裏ビードの
外観欠点を生せず、かつ被溶接材開先への配設が
簡単な裏当材を提供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段)
本考案は、特定の裏ビード形成構を有し、かつ
特定の幅寸法を有する薄手の耐火レンガを裏当材
本体とした点を特徴とするものである。
特定の幅寸法を有する薄手の耐火レンガを裏当材
本体とした点を特徴とするものである。
すなわち、本考案は、幅10〜14mm、深さ1.0〜
1.4mmの溝を設けた幅37〜43mm、厚さ7〜9mmの
薄手の耐火レンガ、該耐火レンガ上に配設された
一枚のガラステープ、該ガラステープ上に前記溝
の両側にかつ該溝と平行に2条の両面接着テープ
を配設してなることを特徴とする裏当材である。
1.4mmの溝を設けた幅37〜43mm、厚さ7〜9mmの
薄手の耐火レンガ、該耐火レンガ上に配設された
一枚のガラステープ、該ガラステープ上に前記溝
の両側にかつ該溝と平行に2条の両面接着テープ
を配設してなることを特徴とする裏当材である。
本考案裏当材の本体幅寸法、溝寸法は現在、実
操業で行なわれている範囲内で被溶接材の開先形
状、溶接条件を種々変えてみた結果のデータを奏
合して定めたものであつて、現に実施する一方向
(ONe−side)溶接用裏当材として極めて優れた
ものである。
操業で行なわれている範囲内で被溶接材の開先形
状、溶接条件を種々変えてみた結果のデータを奏
合して定めたものであつて、現に実施する一方向
(ONe−side)溶接用裏当材として極めて優れた
ものである。
以下、本考案裏当材の実施態様を、第1図及び
第2図によつて具体的に説明する。第1図は本考
案裏当材の斜視図、第2図は第1図の−線断
面図である。
第2図によつて具体的に説明する。第1図は本考
案裏当材の斜視図、第2図は第1図の−線断
面図である。
第1図、第2図において、1はガラステープ、
2は薄手の耐火レンガ、3は溝、4,4は両面接
着テープである。またaは溝幅、bは溝深さ、c
は耐火レンガの幅を示す。
2は薄手の耐火レンガ、3は溝、4,4は両面接
着テープである。またaは溝幅、bは溝深さ、c
は耐火レンガの幅を示す。
本考案裏当材は、溝3を有する7〜9mm厚さの
薄手の耐火レンガ2の上に一枚のガラステープ1
を配設し、更にその上に該溝3の両側に2枚の両
面テープを配設した構成を採り、耐火レンガ2の
幅cを37〜43mm、溝3の幅aを10〜14mm、同深さ
を1.0〜1.4mmに設定してなるものである。
薄手の耐火レンガ2の上に一枚のガラステープ1
を配設し、更にその上に該溝3の両側に2枚の両
面テープを配設した構成を採り、耐火レンガ2の
幅cを37〜43mm、溝3の幅aを10〜14mm、同深さ
を1.0〜1.4mmに設定してなるものである。
耐火レンガの幅cを、37〜43mmとしたのは、船
舶外板構造において、ビード幅と裏当材のタツチ
幅をまかなえるためにしたものである。
舶外板構造において、ビード幅と裏当材のタツチ
幅をまかなえるためにしたものである。
耐火レンガの厚さを約8mm(7〜9mm)とした
のは、ウイビング中、溶接棒で裏当材を突いた場
合の割れ(強度)及びテープで裏当材全体を支持
できる厚みを考慮して設定したものである。
のは、ウイビング中、溶接棒で裏当材を突いた場
合の割れ(強度)及びテープで裏当材全体を支持
できる厚みを考慮して設定したものである。
耐火レンガに設けられた溝の幅を10〜14mmとし
たのは、フラツクスもぐりによる減寸を考慮し、
溶接規定幅を最小限に保持するために定めたもの
である。そして耐火レンガに設けられた溝の深さ
を1.0〜1.4mmとしたのは、溝の幅10〜14mmに対す
るバランスを考慮して、その10%としたためであ
る。
たのは、フラツクスもぐりによる減寸を考慮し、
溶接規定幅を最小限に保持するために定めたもの
である。そして耐火レンガに設けられた溝の深さ
を1.0〜1.4mmとしたのは、溝の幅10〜14mmに対す
るバランスを考慮して、その10%としたためであ
る。
(効果)
(1) 薄手の耐火レンガを使用し、かつガラステー
プを一枚とし、且つ溝をまたいで平板状とした
ことにより溶接時に該ガラステープが溶接熱に
より溶融して溝形に沿つた裏ビードを形成ガス
のこもりをなくして溶接欠陥を低くおさえるこ
とができる。
プを一枚とし、且つ溝をまたいで平板状とした
ことにより溶接時に該ガラステープが溶接熱に
より溶融して溝形に沿つた裏ビードを形成ガス
のこもりをなくして溶接欠陥を低くおさえるこ
とができる。
(2) 薄手の耐火レンガを使用しているので裏当材
の全重量が軽く、そのため両面接着テープによ
り簡単に被溶接材の開先に配設することができ
る。
の全重量が軽く、そのため両面接着テープによ
り簡単に被溶接材の開先に配設することができ
る。
(3) 裏当材本体の耐火レンガに、特定寸法の溝を
設けたことにより、常に最良の裏ビードを形成
させることができる。
設けたことにより、常に最良の裏ビードを形成
させることができる。
第1図は本考案裏当材の斜視図、第2図は第1
図の−線断面図であり、第1図、第2図中、
1はガラステープ、2は薄手の耐火レンガ、3は
溝、4,4は両面接着テープ、aは溝幅、bは溝
深さ、cは耐火レンガの幅を示す。第3図、第4
図は従来の裏当材の断面図で、01はアルミ箔、
02はガラステープ、03は糊又は両面接着テー
プ、04は耐火レンガ、05は型鋼、06はマグ
ネツト、Aは被溶接材である。
図の−線断面図であり、第1図、第2図中、
1はガラステープ、2は薄手の耐火レンガ、3は
溝、4,4は両面接着テープ、aは溝幅、bは溝
深さ、cは耐火レンガの幅を示す。第3図、第4
図は従来の裏当材の断面図で、01はアルミ箔、
02はガラステープ、03は糊又は両面接着テー
プ、04は耐火レンガ、05は型鋼、06はマグ
ネツト、Aは被溶接材である。
Claims (1)
- 幅10〜14mm、深さ1.0〜1.4mmの溝を設けた幅37
〜43mm、厚さ7〜9mmの薄手の耐火レンガ、該耐
火レンガ上に配設された一枚のガラステープ、該
ガラステープ上に前記溝の両側にかつ該溝と平行
に2条の両面接着テープを配設してなることを特
徴とする裏当材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985178197U JPH0341912Y2 (ja) | 1985-11-21 | 1985-11-21 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985178197U JPH0341912Y2 (ja) | 1985-11-21 | 1985-11-21 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6286995U JPS6286995U (ja) | 1987-06-03 |
JPH0341912Y2 true JPH0341912Y2 (ja) | 1991-09-03 |
Family
ID=31120107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985178197U Expired JPH0341912Y2 (ja) | 1985-11-21 | 1985-11-21 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0341912Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5623716A (en) * | 1979-08-02 | 1981-03-06 | Kazuhiro Kawaguchi | Electromagnetic device utilizing attracting and repelling forces in combination of permanent magnet and electromagnet |
JPS6015070A (ja) * | 1983-07-07 | 1985-01-25 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 裏波溶接方法及び裏波溶接用裏当材 |
-
1985
- 1985-11-21 JP JP1985178197U patent/JPH0341912Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5623716A (en) * | 1979-08-02 | 1981-03-06 | Kazuhiro Kawaguchi | Electromagnetic device utilizing attracting and repelling forces in combination of permanent magnet and electromagnet |
JPS6015070A (ja) * | 1983-07-07 | 1985-01-25 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 裏波溶接方法及び裏波溶接用裏当材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6286995U (ja) | 1987-06-03 |
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