JPH0341804A - 進行波給電式同軸スロットアンテナ及び送・受信方式 - Google Patents

進行波給電式同軸スロットアンテナ及び送・受信方式

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JPH0341804A
JPH0341804A JP17610389A JP17610389A JPH0341804A JP H0341804 A JPH0341804 A JP H0341804A JP 17610389 A JP17610389 A JP 17610389A JP 17610389 A JP17610389 A JP 17610389A JP H0341804 A JPH0341804 A JP H0341804A
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slot antenna
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antenna
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は衛星放送、衛星通信、レーダ等に奸適な進行
波給電方式による同軸スロットアンテナおよび送・受信
方式に関するものである。
(従来の技術) 衛星受信には高利得のアンテナを必要とする。
この高利得は鋭い指向性によって得られるものでパラボ
ラアンテナが使用されているが、赤道−に空36.00
0Kmの位置から伝わってくる静止衛星の電波に対し、
枕型で店い受信面積を必要とし、鋭い指向性の先端は絶
えず衛星の方を向いて風圧に耐えて固定され、鋭い指向
性は少しの動きも許されず、場所を取り設置にあたり正
確性と強固な固定が必要となるので、家屋等では置き場
所や取り付けに困ることがしばしばである。
また、最近多数のアンテナ素子を面一にに配置した平面
アンテナの開発も進められている。なお、電磁気学的な
原理から見れば平面アンテナはパラボラアンテナと同一
である。この平面アンテナは平らな板で作るので各家庭
で取付ける場合、家屋の壁面を利用してピタリと密着さ
せることができる有利さはある。しかし、壁面にピタリ
と付けて指向性の先端を衛星に向けるという理想的な製
品には至っていない。
また、一般の平面アンテナは極めて高い周波数の電波を
捕捉するため、アンテナアレイと称してエレメントを多
数用いるので、集める間に電磁波エネルギのロスがあり
、これを補償することを見込んでさらに大となり、この
極めて高い周波数の電圧を合成することはその開発に多
大な費用と大変な努力を必要とするので、現状では売れ
る態勢にはなっていない。
また、レーダアンテナの場合は導波管スロットアンテナ
が用いられてきたが、高価につきその価格低減が強く要
望されている。
一方、同軸給電線の伝送理論は古くから解明されており
、その製品は広く実用化されているが同軸伝送路に多数
の共振長のスロットをあけ、同軸の軸線に対する傾斜角
を変えてビームアンテナとする製品はない。それは一般
に同軸ケーブルはその遮断周波数より遥かに低い周波数
で用いるのが普通であって、このような使い方において
、長さ。
傾斜角を満足するスロットを外部導体にあけようとする
と、スロットの長さがケーブルの直径に比して長くなる
ため、螺旋状のスロットをあけることになり、アンテナ
アレイとしては実用にならない。このような理山からア
ンテナアレイを構成し、ビームアンテナとした例は従来
全くない。要するに同軸に共振長のスロットを任意の傾
斜角であけるためには同軸の遮断周波数ぎりぎりのとこ
ろを使用せざるを得す、低い周波数では大変太い同軸と
なり役に立たず、高い周波数では導波管を用いるという
常識的な概念のため、着想に至らなかつたちのと思われ
る。ちなみに放送衛厚の周波数を12GIIzとして計
算してみると、空間波長λ0=25…mとなり、スロッ
トアンテナの共振長は約λ。/2=12.5mmとなる
(実際には波長矯縮効果によりこれより若干短くなる)
。外部導体の内径10mmの同軸ケーブルでも12GI
Izは伝送できるので、このケーブルにスロワ;・をあ
けることを考えると外部導体の内周長は31.4mmと
なり、10111程度のスロットを任意の間隔であける
ことは充分容易である。外部導体の内FM10mm程度
の同軸ケーブルはVHFあるいはUHF用商晶上巳て市
場に出ており、製造、取り扱いの便利さからCATV用
として多く用いられている。しかも同軸ケーブルの外部
導体は厚みが薄い上、絶縁体が姐板の作用をしてケーブ
ルにスロットをあけることは極めて容易であり、しかも
同軸ケーブルは大量に生産されているので価格自身も安
く人手することができる。
また、衛星やレーダのような高い周波数では伝送路とし
て用いる場合には、導波管の方が同軸ケーブルに比べて
伝送損失が少ないので6利であるが、アンテナとして用
いる場合には使用長が短いため、はとんど問題とならず
、むしろ経済性、開発の容易さを考えると同軸スロット
の優位性が大きい。
しかしながら、このような高い周波数ではこの程度の太
さのケーブルを遮断周波数ぎりぎりまで測定した実績が
ないため、コネクタもないのが実状であり、精分!I!
)としての問題は若干あるが、測定器としてはさらに高
い周波数まで同軸出力端子を持っているので測定上の問
題としては少ない。
ところで、同軸ケーブルを加工して同軸スロットとする
構想は経済性を考えての発想であって、金属板を丸めて
同軸伝送路とし、これにスロットをあけた場合も理論−
1−は同じこととなるので本発明の中に含まれるもので
ある。
この同軸スロットは単独でも種々の目的に使えるが、実
際には開目面を大きくして、利得を4二ばて使用する場
合が多いと考えられる。このような使い方の場合には、
この間軸スロットは一次放射器として機能することとな
る。
衛星は肉眼では見えない。天空の見えない衛星に鋭いビ
ームを合わせることは非常にカ(シい。見えない星を天
体望遠鏡で見るようなものである。
そこで、垂直な壁面にこの挿のスロットアンテナを取り
付ければ仰角は衛星に合わせて製造されているので、方
位角さえ合わせれば良く、このことは取付上極めて有利
な条件となる。
また、この種のスロットアンテナは現住例えば新幹線の
電話通信用と、して用いられているが(特公昭58−2
1849号公報)、これは極く近くを走行する列車との
通信用て電波が遠くまで飛ばないようにしたもので、ス
ロットの長さは共振長より遥かに短く指向性合成や偏波
特性までは考えていない。
(発明が解決しようとする課題) この発明は上記のような問題点に鑑みなされたもので、
構造簡単にして容易に壁面等に取り1=Jけることがで
きるとともに、指向性合成および偏波特性に優れ、かつ
、工業的実施が可能な進行波給電式スロットアンテナお
よび送・受信方式を提供することを目「白とするもので
ある。
(発明の構成〉 この発明は上記の如き目的を達成するため、下記事項を
特徴とするものである。
(1)同軸給電線の外部導体の軸線に対し、θの傾斜角
を持つ大略共振長のスロットを形成し、そのスロワ!・
と線路との結合度を適正に形成することにより、所要の
指向性および偏波特性を得るように構成したことを特徴
とする進行波給電式同軸スロットアンテナ。
(2)請求項1記載のスロットアンテナであって、θが
±45°の傾斜角であることを特徴とする進行波給電式
同軸スロットアンテナ。
(3)請求項1記載の同軸スロットアンテナとパラボナ
反射板とを組み合わせたことを特徴とする送・受信方式
(4)請求項1記載の同情スロットアンテナを多条だ1
1列に接続して面アンテナを構成するとともに、この多
条の同情スロットアンテナを1系統の導波管に接続して
導波管内の位111と同軸スロットアンテナの結合度の
適正化のもとに導波管を混合回路として構成することを
特徴とする送・受信11式。
(5)請求項1記載の同軸スロワ!・アンテナにおける
メインビームの方向と出力端子の方向との角度を90°
以下とすることを特徴とする送・受信方式。
(6)請求項1記載の同軸スロットアンテナであって、
外部導体の内径りが下記条件を満たしていることを特徴
とする進行波給電式同++hスロットアンテナ。
記 上記最大条件を満足し、最少条件として下記条件を満た
すこと 1系列方式の場合は 2条列方式の場合は (似しε、はケーブルの絶縁体の比誘電”F−、fは伝
送周波数+ZOは特性インピーダンス、voは電波の空
間における速度、λ0は空間における波長、0服はスロ
ットの軸線との最大傾斜角、Yは軸線X、−X、とX2
−X2の間隔である)(7)1’J求項1記載の同軸ス
ロットアンテナの共振状態近傍において、傾斜fr+θ
およびスロワI・の長さを変化させることによって、各
スロットからの放射電力量を制御するとともに、アンテ
ナ全体として所要の指向性を得るため、伝送電力とスロ
ットとを結合したことを特徴とする送・受信方式。
(8)請求項1記載の同軸スロットアンテナの軸線X、
−X、およびX2−X2に対し、+〇とθのスロットを
設けるとともに、これらスロワI・間の給電位相差を利
用して所要の偏波特性を得るように構成したことを特徴
とする送・受信方式。
(9)請求項1記載の同軸スロットアンテナの外部導体
の直径がスロットの放射電界指向性およびQと相関する
ことを利用して指向性およびQを制御することを特徴と
する送・受信方式。
(10)請求項1記載のスロワI・アンテナであって、
スロット脊面の外部導体を東ね合わせるとともに、重合
部が絶縁されていることを特徴とする進行波給電式同軸
スロットアンテナ。
(11)請求項1記載の同?+hスロットアンテナの中
心導体と外部導体との間に位相補償回路を設けたことを
特徴とする送・受信方式。
(12)1条の同軸スロットアンテナには軸線に対し+
θ゜のスロットを設ける一方、他の1条の同軸スロット
アンテナには−θ゜のスロワhを形成するとともに、そ
れぞれの放射電界間の位相差を利用することによって所
要の偏波特性を得、かつ同軸スロットアンテナの出力端
を混合回路に接続したことを特徴とする送・受信方式。
(13)同軸スロットアンテナと送・受信装置との間に
コネクタを介在させるとともに、このコネクタ内にスロ
ット付き同軸ケーブルの特性インピーダンスと送・受信
器の人力インピーダンスの特合をとるトランスフ第一マ
ーを内蔵していることを特徴とする送・受信方式。
(14)請求項1記戦の同軸スロワ]・の前面に偏波面
矯正用のスクリーンを装備し、一次放!11器として機
能するように構成したことを特徴とする送・受信方式。
(実施例) 第1図に示すものは請求項1,2記載の進行波給電式同
軸スロットアンテナの斜視図で、1は同軸スロットアン
テナで、主として円筒体の外部導体1aとその中央にあ
る中心導体1bと、外部絶縁被覆部1cとから構成され
ているとともに、外部導体1aには軸線x−Xに対し±
θの傾斜角を持つ一対のスロット2a、2bが形成され
、そのスロットと線路との結合度を適正にすることによ
り所要の指向性および偏波特性を得るように構成されて
いる。
第1図に示す同軸スロットアンテナでは外部導体1aに
は互いにその一端において直角を形成する一対のスロッ
ト2a、2bとがピッチ間隔Pをもって多数配列されて
いるとともに、これらにスロット2a、2bは軸線X−
X (中心導体1bにII I形となる)に対し、適度
の傾斜角45°をもって傾斜に配列されている。
なお・アンテナ素子として同軸給電線の外部導体1aに
あけられるスロット2a、2bはその形状、配置におい
て極めて重要な要素であり、乗直な壁面に固定して、し
かも−L空の衛星に指向性を向けるためにはスロット2
a、2bの間隔Pが重要な要素であり、偏波面対応はス
ロットの間隔とその向きによって決まるといって良い。
また全体が有効に機能するためにはスロットと線路との
結合度が重要な要素となる。このように同軸スロットア
ンテナがアンテナとして機能を発揮するには給電線とし
ての同軸線路の特性とアンテナとじてのスロットの特性
をいかに巧妙に組み合わせるかにかかっている。
本発明者はこれらのことを頭において請求>1712記
載の発明では一対のスロット2a、2bをその一端が直
角になるようにして軸線X−Xに対して±45°の傾斜
角を持たせ所要の指向性、偏波特性が得られるように工
夫したもので、疎に結合するにはスロット2a、2bの
長さを共振長に対して短(、密にするには共振長に近付
けることによって調整できる。
第2図は請求項3の発明を示すもので、これは同軸スロ
ットアンテナ1をパラボラ反射板3と組み合わせ、さら
に高利得を得んとした場合の正面図で、同軸スロットア
ンテナ1のスロワI・2a。
2bはパラボラ反射板3の方に向き、スロットアンテナ
1の出力端は送・受信装置(衛生受信の場合はコンバー
ター)4に接続されている。
第3図は同軸スロットアンテナ1を多数・lに、列した
場合の正面図で、!112列したスロットアンテナ1の
出力端には混合回路および送・受信装置5が接続されて
いる。
また、第4図は第3図の多数並列に配列した同軸スロッ
トアンテナ1を家屋の壁面に取り付けた場合の正面図で
ある。
このように請求項1.2記載の発明にあっては、同軸給
電線に多数のスロットをあけた同軸スロットアンテナを
用い、このスロット間隔および結合を適正にすることに
より、鋭い指向性と偏波特性を得て、取り扱いやすい衛
星放送、衛星通信用アンテナとして使用することができ
る。
また、壁面の利用は構造上の性格−し、上下方向に細長
い方が活用し易く、その点同軸スロットアンテナを長く
作ることは容易で、製造段階で長く作って、これを適当
に切断してアンテナを構成することは原価低減の利点も
ある。
第5図に示すものは、請求項4記載の発明に関するもの
で、これは多条の同軸スロットアンテナ1を多数並列に
配列するとともに、これらスロットアンテナ1の出力端
に混合回路10を接合したものである。
すなわち、第1図に示す如き同軸スロットアンテナ1を
実際に使用するにあたっては、かかる同軸スロットアン
テナ1を多数11k列に配列した方が高利得を得られる
ものであるが、この同軸スロットアンテナ1を並列に接
続して面アンテナを構成する際には、これら出力を合成
する何等かの混合回路が必要である。
一般に混合回路はプリント基板やインダクタンス、キャ
パシタンス等の部品を用いて構成されるが、衛星放送、
衛星通信、レーダー等に用いられる極めて高い周波数(
Gllz帯)では浮澹容竜、浮遊インダクタンス等が大
きくなり、到底使用に耐えなくなり、これらの集中定数
や分布定数では最早耐えられない領域となる。
一方マイクロ波以」二の周波数帯では導波管を給電線と
して用い、同軸線路との接合にトランスジューサ回路を
用いて、導波管系と同軸系との1.:1の文・1応のみ
を行わせているが、多条の同軸スロットアンテナを1系
統の導波管に接続して多条の同軸スロワI・アンテナの
出力を導波管を媒体として混合する廃合凹路はなく、こ
のように構成することによりCIIZ帯のエネルギ損失
の少ないアンテナ装置を得ることができる。
なお、この際に導波管内の位411と同軸スロットアン
テナとの結合度を適正化することが必要であることは勿
論である。
つまり、請求項4に記載の発明に用いられる同軸スロッ
トアンテナ1は、第1図に示すものが使用されるもので
、多条の並列に接続してなる同軸スロットアンテナ1の
各々はその先端が直F(1に交わり、軸線X−Xに対し
±45°の傾斜角をもつ多数のスロット2a、2aがピ
ッチPをもって設けられているとともに、各同軸スロッ
トアンテナ1はその上端にある導波管混合回路10と接
続され、給電線11を経て受信装置に導かれる。
また、メインビームの方向は同軸線路内の進行波の位相
とスロットの位置により決定され、電波到来方向に対し
てメインビームを合わせようとするとき、第6a図の如
くその出力端を同軸スロットアンテナ1の下端より取り
出すような場合はスdロットのピッチP、が長くなり、
その結果サブローブが発生して利得が低下し、一方第6
b図の如く出力を同軸スロットアンテナ1のに端より取
り出すようにするとピッチP2が小さくなり、ザブロー
ブが非常に小さくなって充分な利得が得られることが明
らかになった。これは同軸スロットアンテナ内の電波速
度は必ず光の速度より遅くなり、絶縁体の誘電率の閉方
向に逆比例する現象によるものである。
すなわち、電波到来方向Aに対しメインビーム5a、5
bを合わせたもので、同軸スロット1の下端方向との角
度は鈍角(〉90°)となり、同軸スロットアンテナ1
の」1端方向との角度は鋭rQ(<90”)となること
がわかる。従って第6a図では同軸スロットアンテナの
出力をその下端より取り出すのでその111度は90°
以]−、で、この場合はスロットのピッチP、が艮くな
り、その結果大きなサブローブ6a、6bが発生して出
力DgTより取り出される利得は低下してしまう。
それに対し、第6b図に示す請求項5の発明では同軸ス
ロットアンテナ1の出力をその1.端側より取り出すの
でその角度は90°以下となり、この場合はスロットの
ピッチP2が小さくなり、その結果サブローブ6cは非
常に小さくなって、出力端子より取り出される利得は大
となる。
なお、B、、B2は円偏波受信対策対である。
第7図〜第10図に示すものは請求項6に記載の発明を
示すもので、これは同軸スロットアンテナにおける同軸
ケーブルの寸法に関するものである。
第7図に示す同軸スロットアンテナは第1図に示すもの
と同様のもので、円筒形の外部導体1aとその中心導体
1bと外部液m1cとから構成されているとともに、図
示するようにこの場合には左にかりあるいは右上がり(
この場合はθはft )の1系統のスロット2a力叫由
線X−Xに対しθ1・・・θnの角度をもって配列され
ている。また、第8図の場合は左上がりおよび右上がり
(この場合はθは負)の2系列のスロワi・2a、2b
が軸線X、−X、とX2−X2に対しθ1〜θnのfr
+度をもって配列されている。
第7図の例を1系列式、第8し1の例を2系列式と呼称
することとする。
1系列式の場合はスロット2a間の間隔、2系列式の場
合はスロット2a問およびスロ・ント2b間の間隔はピ
ッチPをもって多数配列され、スロット2aと2b間の
間隔はPc、軸線X+  X+とX2−X2の間隔はY
である。
すなわち、第9図に示すように同軸ケーブルの外部導体
1aの内径をり、中心導体1bの外径をd、絶縁体1d
の比誘亀甲をε2とし空間における電波の速度をV。と
じたとき、電波伝送周波数fと線路内波長λgとの関係
は次式でl、+えられる。
λg=Vo /fJe、         −(1)一
方同軸ケーブルがTEMモードで伝送できる限界は λC:π(D+d)/2       ・・・(2)で
ある。但しλCは遮断波長である。
これにより遮断波長に相当する遮断周波数fcf c 
:Vo /λcJe、−(3)となり、これ以−1−の
高い周波数をTEMモードで送ることはできない。すな
わち、同軸ケーブルはその寸法に対応した遮断周波数が
n在し、太いケーブルはど遮断周波数は低くなる。逆に
いえば伝送周波数が与えられると、使用できるケーブル
の最大寸法は自ずから規定されてしまうこととなる。
通マt′の伝送周波数は遮断周波数より遥かに低いとこ
ろを使用するので問題はないが、衛星放送(11,7G
IIz〜12.04GIIz)等の非°2:すに高い周
波数では、外部導体の内径りは1−数mmが限界である
一方第9図の如く、同軸ケーブルにスロットをあけ、こ
れを進行波給電スロットアンテナとして使うためには、
必要なスロット長を外部導体1aにあけることができる
だけのケーブルの太さが必要である。
また、スロットの軸と同軸の軸との間にはある角度をも
たせる必要があり、この角度によってスロットは同軸ケ
ーブルと結合し放射が起き、スロットの長さはそのスロ
ットカリ(振したとき最大放射をする。
多数のスロットをあけてアンテナアレイとするためには
、スロットの長さおよびスロットの傾斜角を変えてアン
テナ開口長(^perjure)が有効に動作するよう
結合度を調整する必要があるが、長さとしては共振長ま
であれば充分である。」(裾長は空間波長をλ。とした
とき、波長石綿効果によりλo / 2より若干短くは
なるがλo / 2を取っておけば十分である。
角度θについて、実験によればθ=45°の共振スロッ
トは1つのスロットから伝送電力の約1(10近くが放
射されることがわかったので、最大傾斜角としては45
°を見込めば大略1分である。
スロットと線路との結合はアンテナ全体としての放射指
向性と偏波特性との総合特性に基づいて決定されなけれ
ばならないが、一般に給電nから離れるほど密結合にす
る必要がある。よってアンテナ系として最大結合を必要
とするスロットの長さと、傾斜(rsを確保できるケー
ブルの太さが必要となる。この最大傾斜f+θ呵とすれ
ばθ圏の共振長スロットが外部導体の周囲長(πD)以
内に収まる条件は、 1系列方式の場合は 2系列方式の場合は D>(表影sinθ聯+Y) /π−°−°−(5)と
なる。このYは第8図の軸線X、−X、とX2−X2と
の間隔でX+  X+J二のスロット2aとX2−X2
上のスロット2bが確保できるための間隔であると同時
に、その間隔によってスロットの偏波特性の改善に寄与
せしめることを目的とするものである。
なお、Y=Oの場合は2系列方式と1系列方式とは同−
式となり、最小寸法に関しては同じことになる。
なお(4)式、 (5)式で1j、えられている条件は
最低寸法であるが、実際の加圧ではスロット間に加工上
のギャップがないと破れてしまうことになり、また電気
的相互干渉を避けるためには(4)式、(5)式の値よ
り太いものが必要となる。。
スロットの形状としては矩形の変形として波型(〜)、
アレイ型(C=Q)、L型、クラッチ型(1)、十字型
、マンジ型(i’14 )といろいろ考えられるが、こ
れらは矩形より石線されるので、ケーブルの太さとして
は(4)、  (5)式の;J゛法は加工性からしても
必要最低限の=J’法である。
従って以上のような条件から明らかなように、第10図
の模式図に示す如くスロット付き同軸ケーブルの寸法す
なわち、外部導体1aの内径りは伝送モードからくる最
大値と、外部導体1aに必要なスロットをあけるに必要
な最小値との間になければならず、外部導体の内径りは
次式の条件を満たすことが不可欠である。
一方傾斜ff1θ崩の共振長スロットが外部導体の周長
(πD)以内に収まる条件は、 1系列方式の場合は D−土sln ez・・・・・・(4)2π 2系列方式の場合は しかして、衛星放送の周波数において5I算してみると
、外部導体の内径りは数曲〜十数mmの範囲内に限られ
ることがわかり、現在多量に生産されている同軸ケーブ
ルの手頃なサイズがそのまま利用できるという大きな利
点がある。
第11図は請求項7に記載の発明に関するもので、この
図はスロットからの放射電力を示すと共に同軸の軸線と
スロットの傾斜fr+θをパラメータとして、スロット
の長さが共振長loからずれるにつれて放射電力が変化
する様子を示したものである。この図から叩らかなよう
に、アンテナ系としてアパーチュアーを6効に活用し、
あるいは所要の指向性を得るためには、スロワI・の放
IJ電力を制御する必要がある。実験によればスロット
は共振状態近傍にないと指向性合成がうまくとれないの
で、共振状態に近い状態で動作させなければならない。
そこで、多数のスロットの動作を適正にするためには共
振状態に近い範囲で傾斜角θとスロットの長さを適正に
して線路との結合を図り、これによりアンテナの開口長
を6効に動作させることができる。
第12図は請求項8の発明に関するものであり、スロッ
ト2aとスロット2bの電界の向きとその位相差φを示
したもので、両電界間のfrH度が90°で位相差が9
0°のとき円偏波となり、電界間の角度が180°てf
)″1.相差が180°のときは一線偏波となる。
請求項7記載の条件と請求項8記載の条件とはそれぞれ
独立した条件であり、両者をともに満足させることはで
きないかも知れないが、fth線XX1とX2−X2の
間隔Yとスcyット2a、2b間の間隔Pc(第8図参
照)を適正化することによって所要の偏波特性に近い特
性を得ることができる。
第13図は請求項9の発明に関するものであり、同軸ケ
ーブルの内径りが請求項6の範囲内にあっても、Dが波
長に比較して小さいときは同軸を中心として無指向性に
近く、Dが波長に比較して大きくなると、スロットのあ
る方に多くの電力が放射され、その反対側には放射電力
が少なくなることを示したものである。しかして、受信
を目的にしたアンテナの場合は高利得を得るため特定の
指向セLを持っている方が良く、殊に前後比が大きい方
が良いことが多い。このことから外部導体1aの内径り
はTEM伝送が可能な範囲内で大きいノjが使用される
ことになる。
またスロットのQは受信周波数帯域幅にかかわるもので
あるが、内径りが大きいはどQは低くなることが実験に
よりわかった。すなわち、同軸ケーブルの太さが指向性
およびスロットのQに効果的であることを利用して指向
性および周波数帯域に適した太さの同軸ケーブルを選択
することができる。
第14図〜第16図は請求項10に記載の発明を示すも
ので、スロットSからの放射電界は第14図に示す如く
、線路との結合によってスロットSに起電力が起き、そ
の結果スロットを取り巻くように電流Iが流れる。そし
て、その放射電界の向きTはスロットSの軸と直角であ
る。
ところで第14図に示す如く、同軸ケーブルの線径が波
長に比べて細くスロットSの中央から見たとき、スロッ
トSを取り巻く電流Iの流れに対応するインピーダンス
より、同軸ケーブルの外周を1周するインピーダンスの
方が低いと、電流【は同軸ケーブルを1周する電流成分
が多くなり、放射電界Tは第14図に示すように同軸ケ
ーブルの軸と直交する平面−Lに一致するようになって
しまう。すなわち、スロワl−の傾斜f「1とは11匹
関係に偏波面は同軸ケーブルの軸と直交することになり
、偏波対応の受信アンテナとはならなくなってしまつ0 そこで、第15図に示す如く外部導体1aがスロットの
背面で重ね合わされており、その重合部15が絶縁相に
より絶縁されている構成によれば、同軸ケーブルの中を
伝送するモードはTEMであり、スロットSに誘電され
た起電力によって同軸ケーブルに環状に流れようとする
電力に対してインピーダンスが高くなるので好都合であ
る。
すなわち、同軸ケーブルの径は第16図の如くTEMモ
ードで可能な限り太い方が好ましく、また第15図に示
す如くスロットSのずテ面に外部導体の重なり面があっ
て、その重合部15が絶縁されている同軸ケーブルによ
れば、−層スロットのイテ面に流れこむ電流を少なくす
ることができる。
第17図に示すものは請求項11に記載されている(l
相補償回路の等価回路図である。
進行波給電式スロットアンテナにおいては、主ビームの
方向は同軸ケーブル内の伝送f1″l相とスロットのピ
ッチによって変化する。スロットのピッチは物理的にあ
けられ固定されるが、伝送周波数には帯域幅を持ってい
るので、ケーブル内の伝送位相は周波数とともに変化す
る。しかるに↑ビームの方向は必要とする周波数帯域内
において固定されなければならない。このf〜の相を補
償するには、中心導体1bと外部導体13間に第17図
に示す如き位相補償回路20を線路の要所、要所に取り
付ける必要がある。位相補償効果は共振性素子によって
得られるが、原理的には第17図に示す如き等価回路と
なる。すなわち、第17a図は周波数に対し、そのサセ
プ・タンスを表したもので、同図のa−b間においてサ
セプタンスは右下がりの特性を持ち、この区間a−bを
利用することによって線路の位相を補償することができ
る。その結集主ビームの方向は必要帯域内において固定
され、第17b図の如くなる。
なお上記の如き位相補償回路20を水上の同軸スロット
アンテナに実施するには第18図に示す如く中心導体1
bと外部導体13間に金属棒20(位相補償回路20に
相当)を介在させることにより容易に構成することが可
能である。
第19図に示すものは請求項12の発明に関するもので
あり、この発明にあっては1条のスロット同軸C7の軸
線に対し+θ゜のスロットS、を設ける一方、他の1条
のスロット同重山C2には一θ゜のスロットS2を設け
て一対のスロット同軸を用意するとともに、それぞれの
放1=1電界間の位相差を利用することにより所要の偏
波特性を得、かつ上記一対のスロット同軸ケーブルの出
力端を混合回路30に接続することにより高利得の受信
が可能である。
第20図に示すものは請求項13の発明に関するもので
あり、同軸スロット1と送受信器50とはコネクタ40
を介して接続されるが、両者のインピーダンス幣合には
トランスフォーマ−41を必要とする。このトランスフ
ォーマ−41は通常中心導体の直径をある区間に亘り変
化させることによって行われるが、衛星放送の周波数で
は1/4波長が61程度になってしまうので、コネクタ
40の中だけでトランスフォーマ−41を構成でき、イ
ンピーダンスの整合を取ることができる。
第21図は請求項14の発明に関するもので、これは同
軸スロット1のスロワ1−2a、2bと線路との結合は
その長さと傾斜f(1によって決まるが偏波面を所要の
角度とすることとは独立現象である。よって、所要の偏
波特性を得るため、放射電界の偏波面を矯正する必要が
ある。そこで、本発明にあっては多数のスロワ)−60
a・・・をあけた金属円筒60、すなわちスクリーン6
0を同軸スロット1の外周に配置した。このように構成
することによって」二足スクリーンは侃波面矯正効果を
持っているので同軸スロット1と組み合わせることによ
って所要の偏波特性を得ることができる。
(発明の効果) この発明は上記の如く構戊されているため、次のような
優れた効果が奏し得られる。
(1)請求η11記載の発明によれば、外部導体の軸線
に対し±θの傾斜角を持つスロットを設け、このスロッ
ト間隔および結合を適正にすることによって鋭い指向性
と偏波特性を得るように構成したため、優れた特性で、
かつ取り扱いやすい衛星放送、衛厘通信ならびにレーダ
ー用アンテナとして使用できる。また壁面の利用は吐造
物の性格上、1゛、下ノj同に細長い面が活用し易く、
同軸スロットアンテナを作ることは容易で、製造段階で
長く作ってこれを適当な長さに切断してアンテナを構戊
することができるので低コストに製造できる。
(2)請求項2に記載の発明によれば、θは±45°に
形成されているので優れた指向合成や偏波特性を得るこ
とができる。
(3)請求項3記載の発明によれば同軸スロットアンテ
ナとパラボラアンテナ反射板を組み合わせることによっ
て、更に高利得の送・受信が可能である。
(4)請求項4記載の発明によれば、同軸スロットアン
テナの出力端を1系統の導波管に接続して、導波管内の
他相と同軸スロットの結合聞の適正化のもとに導波管混
合回路として構成したため、高利得の送・受信が可能で
ある。
(5)請求項5記載の発明によれば、メインビームの方
向と出力端子の方向との角度を90°以下とすることに
より充分な利得を得ることができる。
(6)請求項6記載の発明によれば、スロットアンテナ
の外部導体の内径りを伝送モードからくる最大値と外部
導体に必要なスロットをあけるに必要な最小値との間に
設置したもので、衛星放送あるいはレーダ等の周波数に
おいては丁度使いやすい寸法の同軸ケーブルを活用して
スロットを切ることができ、かつ線路定数とスロットの
f)L置からビームチルトを設計によって制御すること
ができる。
(7)請求項7記載の発明によれば、スロットの傾斜角
および長さを共振状態の近傍において変化させることに
よって、同軸線路とのL’i合量を調幣し、アンテナの
開口長を6効に動作させることができる。
(8)請求項8記載の発明によれば、2条列のスロット
の給電信相とその傾斜角および2条列の間隔を利用する
ことによって所要の偏波特性に近い特性を求めることが
できる。
(9)請求項9記載の発明によれば、同軸ケーブルの太
さが指向性およびスロットのQに相関することによって
指向性および周波数帯域に適した太さの同軸ケーブルを
選択することができる。
(10)請求項10記載の発明によれば、スロワ1−ア
ンテナの背面において外部導体を市ね合わせ、重合部を
絶縁させることにより同軸ケーブルに環状に流れようと
する電流に対して、インピーダンスが高くなるので偏波
特性を改善できる。
(11)請求項11記載の発明によれば中心導体と外部
導体との間に位相補償回路を設けたので、周波数帯域内
の指向性を固定できる。
(12)請求項12記載の発明によれは、1条のスロッ
トアンテナには軸線に対して+00のスロットを設ける
一方、地条のスロットアンテナにはθ゜のスロットを形
成し、それぞれの放1・)電界の位相差を利用すること
により所要の偏波特性を得、かつ各スロットアンテナの
出力端を混合回路に接続するように構成したものである
から、高利得に円偏波を受信することができる。
(13)請求項13記載の発明によれば、IGI軸スロ
スロットアンテナ信装置と接続する際にコネクタ内に内
蔵されたインピーダンストランスフォーマ−の効果によ
りインピーダンスの幣合を取ることができる。
(14)請求項14記載の発明によれば、同軸スロット
と偏波矯正用のスクリーンを組み合わせることによって
所要の偏波特住を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る進行波給電式161輔スロツ]・
アンテナの斜視図、第2図は第1因のスロットアンテナ
とパラボラ反11板を組み合わせた状態を示す正面図、
第3図は第1図に示す同軸スロットアンテナを多数並列
配置した状態を示す正面図、第4図は第3図に示す多数
配置したスロットアンテナを家屋の壁面に取り付けた状
態を示す正面図、第5図は同軸スロットアンテナ装置の
説明図、第6a図、第6b図は同軸スロットアンテナの
異なる出力方向によりメインローブ、サブローブとの関
係を説明するための説’1.J”I因、第70および第
8図は1系列および2系列の同軸スロットアンテナの斜
視図、第9図は同軸スロットアンテナの断面図、第10
図は外部導体の太さを規制する説明用の模式図、第11
図はスロットからの数対電界がスロットの長さと傾斜角
によって変わる様子を示すグラフ、第12図は電界の合
成によって所要の偏波特性を得るための説明図、第13
図は同軸の直径と放射電力指向性の関係を示す1成金図
、第14図〜第16図は同軸スロットアンテナのスロッ
トを取り巻く電流の流れを示す説明図、第17図はスロ
ットアンテナの中心導体と外部導体との間に介抑される
位相補償回路の等価回路図、第17a図は周波数に対す
るサセプタンスとの関係を示すグラフ、第17b図は主
ビームの方向と周波数との関係を示すグラフ、第18図
は中心導体と外部導体との間に位相補償回路を装着した
状態を示すスロットアンテナの説明図、第19図は送・
受信方式の一列を示す構成説明図、第20図は同軸スロ
ットアンテナのコネクタ内にトランスフォーマ−を内蔵
した状態を示す説明図、第21図は偏波面矯正用のスク
リーンと同軸スロットアンテナ・を組み合わせた状態を
示す斜視図である。 1・・・III i山スロットアンテナ1a・・・外部
導体 1b・・・中心導体 2a、2b・・・外部導体にあけられたスロット4・・
・送・受信装置(衛星受信の場合はコンバータ) 5・・・混合回路、送受信装置 10・・・混合回路 11・・・混合回路の出力側給電線 15・・・重合部 20・・・位相補償回路 30・・・混合回路 40・・・コネクタ 41・・・インピーダンストランスフォーマ−50・・
・送・受信器(衛星受信の場合はコンバータ) 60・・・偏波面矯正用のスクリーン 60a・・・偏波面矯正用のスロット 特許出廓人 代 理 人 弁理士 株式会社新興製作所 和  111   成  ■す 弔 ! 図 !b 第5図 第6a図 tつ 第6b図 第7図 第8図 (′lジ9図 第10図 i−−一ゆ巴甲可宵2)Jl司累判ケーフ)しΦ方です D□ 8 第11図 f!A。 第12図 第13図 D/AP小二へ1ど如 猫向往 第16図 第17図 使用周波数 帯域 □電波数 第18図 第20図 第21図 1b 7゜ 補正の内容 手続補正書 平成1年8月28日 特願平1 176103号 2゜ 発明の名称 進行波給電式同軸スロワi・アンテナ及び送・受信方式
3゜ 補正をする者 事件との関係

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、同軸給電線の外部導体の軸線に対し、θの傾斜角を
    持つ大略共振長のスロットを形成し、そのスロットと線
    路との結合度を適正に形成することにより、所要の指向
    性および偏波特性を得るように構成したことを特徴とす
    る進行波給電式同軸スロットアンテナ。 2、請求項1記載のスロットアンテナであって、θが±
    45゜の傾斜角であることを特徴とする進行波給電式同
    軸スロットアンテナ。 3、請求項1記載の同軸スロットアンテナとパラボラ反
    射板とを組み合わせたことを特徴とする送・受信方式。 4、請求項1記載の同軸スロットアンテナを多条並列に
    接続して面アンテナを構成するとともに、この多条の同
    軸スロットアンテナを1系統の導波管に接続して導波管
    内の位相と同軸スロットアンテナの結合度の適正化のも
    とに導波管を混合回路として構成することを特徴とする
    送・受信方式。 5、請求項1記載の同軸スロットアンテナにおけるメイ
    ンビームの方向と出力端子の方向との角度を90゜以下
    とすることを特徴とする送・受信方式。 6、請求項1記載の同軸スロットアンテナであって、外
    部導体の内径Dが下記条件を満たしていることを特徴と
    する進行波給電式同軸スロットアンテナ。 ▲数式、化学式、表等があります▼ 上記最大条件を満足し、最少条件として下記条件を満た
    すこと 1系列方式の場合は D>(λ_0/2π)sinθ_M_A_X2系列方式
    の場合は D>(λ_0/2)sin_M_A_X+Y/π(但し
    εrはケーブルの絶縁体の比誘電率、fは伝送周波数、
    Z_0は特性インピーダンス、V_0は電波の空間にお
    ける速度、λ_0は空間における波長、θ_M_A_X
    はスロットの軸線との最大傾斜角、Yは軸線X_1−X
    _1とX_2−X_2の間隔である)7、請求項1記載
    の同軸スロットアンテナの共振状態近傍において、傾斜
    角θおよびスロットの長さを変化させることによって、
    各スロットからの放射電力量を制御し、アンテナ全体と
    して所要の指向性を得るため、伝送電力とスロットとを
    結合したことを特徴とする送・受信方式。 8、請求項1記載の同軸スロットアンテナの軸線X_1
    −X_1およびX_2−X_2に対し、+θと−θのス
    ロットを設けるとともに、これらスロット間の給電位相
    差を利用して所要の偏波特性を得るように構成したこと
    を特徴とする送・受信方式。 9、請求項1記載の同軸スロットアンテナの外部導体の
    直径がスロットの放射電界指向性およびQと相関するこ
    とを利用して指向性およびQを制御することを特徴とす
    る送・受信方式。 10、請求項1記載のスロットアンテナであって、スロ
    ット背面の外部導体を重ね合わせるとともに、重合部が
    絶縁されていることを特徴とする進行波給電式同軸スロ
    ットアンテナ。 11、請求項1記載の同軸スロットアンテナの中心導体
    と外部導体との間に位相補償回路を設けたことを特徴と
    する送・受信方式。 12、1条の同軸スロットアンテナには軸心に対し+θ
    ゜のスロットを設ける一方、他の1条の同軸スロットア
    ンテナには−θ゜のスロットを形成するとともに、それ
    ぞれの放射電界間の位相差を利用することによって所要
    の偏波特性を得、かつ同軸スロットアンテナの出力端を
    混合回路に接続したことを特徴とする送・受信方式。 13、同軸スロットアンテナと送・受信装置との間にコ
    ネクタを介在させるとともに、このコネクタ内にスロッ
    ト付き同軸ケーブルの特性インピーダンスと送・受信機
    の入力インピーダンスの整合をとるトランスフォーマー
    を内蔵していることを特徴とする送・受信方式。 14、請求項1記載の同軸スロットの前面に偏波面矯正
    用のスクリーンを装備し、一次放射器として機能するよ
    うに構成したことを特徴とする送・受信方式。
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