JPH034116Y2 - - Google Patents

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JPH034116Y2
JPH034116Y2 JP8166884U JP8166884U JPH034116Y2 JP H034116 Y2 JPH034116 Y2 JP H034116Y2 JP 8166884 U JP8166884 U JP 8166884U JP 8166884 U JP8166884 U JP 8166884U JP H034116 Y2 JPH034116 Y2 JP H034116Y2
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cables
cable
branch
branch box
box
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JP8166884U
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  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は一般住宅電気工事の省力化、合理化に
関するものである。
住宅の電気配線には、主としてビニル外装平型
2芯ケーブルを使用しているが、ケーブル相互の
接続作業は外装を剥ぎ取つたのち、夫々の芯線の
被覆を剥ぎ、銅線を露出させてから他のケーブル
の同様処理をした芯線の銅線と圧着スリーブで圧
着し、余長を切断して絶縁キヤツプを嵌合し、こ
れらをまとめて分岐箱に納めている。
この作業は現場で手作業で行われているが、1
戸の住宅で接続するケーブルは数十本に及ぶた
め、電気工事の半分以上の時間を要しており、又
誤接続も生じ易く電気工事合理化の問題点となつ
ている。
これを解決するため、一部では分岐箱に蛸足状
にケーブルを接続した製品を使用して、省力化す
ることが行われているが、この場合特定の配線図
により分岐様式、ケーブルの長さを指定して製作
されており、不特定の一般住宅には使用出来な
い。
本考案はこのためになされたもので、分岐ケー
ブルを接続済みの分岐箱のセツトを提供しようと
するものである。
本考案による電線付分岐箱の一例と使用法を図
面により説明する。
第1図は、本件考案による電線付分岐箱の一実
施例の構成図で、1,1′は圧着端子台で、各々
複数の分岐接続端子8,8′及びひとつの幹線接
続端子2,2′を備え、例えば1枚の銅板に直接
ねじを切つた端子板1に、端子ねじ2、及び複数
の端子ねじ8を直接ねじ止めする等して構成して
ある。3,3,4、及び5は、任意の長さでU字
状に折り曲げた複数のビニル外装平型ケーブル
で、3,3は、各ケーブルの白と黒線を各々1,
1′の端子台の端子8,8′に、例えば圧着端子等
を用いて接続してある。5は3,3同様に接続し
てあるが、接続線の途中を5−1,5−2状に白
と黒の線が対になるようにたるみを持たせてあ
る。4は、両端末の各々の異極の芯線白と黒の一
対を4−1の如くスリーブ等で接続し、のこりの
芯線を8,8′に接続して構成してある。7は圧
着端子台の幹線接続端子2,2′に接続される幹
線ケーブルであり、配線工事の際別途取り付け
る。6は、前述の圧着端子台1,1′、U字状の
ビニル外装平型ケーブル3,3,4,5等の充電
部が露出しないよう覆い、且つここでは本件考案
の主目的でないので図示していないが、圧着端子
台1,1′及びU字状ビニル外装平型ケーブル等
を固定する外箱である。
なお、U字状分岐ビニル外装ケーブルの接続本
数は、3,4,5の接続共何本でも良く、一番利
用しやすい本数の組合せのものを数種類用意して
おくものであり、本件考案の電線付分岐箱は工場
で組み立てられて電線が取り付いた状態で、建築
現場へ出荷されるものである。
次に、本件考案の電線付分岐箱の使用方法につ
いて述べる。第6図は、本電線付分岐箱を使用し
て工事した住宅の屋内配線図である。
図において各配線器具(コンセント、照明、ス
イツチ等)と電線付分岐箱間を結ぶ実線は分岐ケ
ーブル、電線付分岐箱A,B,C、及び一部のコ
ンセントから出ている破線〜は分電盤へ接続
される幹線ケーブルである。
第6図の屋内配線工事は、以下のように進めら
れる。まず、各配線器具と分電盤の取付ベース
を、設計に添つた位置の壁面あるいは天井等に取
付固定する。次に、上記配線器具の位置あるいは
電気的接続により、系統を数ブロツクに区画分け
して、各々のブロツクの負荷個数に合わせて適当
なケーブル本数を有する電線付分岐箱を選択し、
各ブロツクのほぼ中心の天井裏等に分岐箱を固定
する。第6図の例では、A,B,Cの3種類の分
岐箱を図の位置に設置している。
ここで、例えばコンセント等は幹線からスイツ
チ等を介さずそのまま接続するので、第1図の3
に示すU字状ケーブルを使用するが、第6図のB
のブロツクの例では、分岐箱Bから各コンセント
までのケーブル長さは、C1,C2,C3,C
4,C5,C6,C7の順で長くなつており、C
7が一番長いケーブルを必要とする。第1図の3
のU字状ケーブルの特性として、1本のケーブル
を途中で切断すると、独立した2本のケーブルと
なる。しかも、前述の如く分岐箱内でU字状ケー
ブルの両端末は、圧着端子台1,1′に接続され
ている為、切断によつてできた2本のケーブル
は、圧着端子台1,1′の幹線接続端子2,2′に
幹線を接続すると、2本共各々電源を供給可能な
ケーブルとして働く。また、ケーブルの切断位置
により、2本を等しい長さにしたり、1本を長く
他の一本を短くする等自在である。以上から先の
C1〜C7の7つのコンセントに、第1図3のU
字状ケーブルを接続する場合、最低4本必要とな
る。そして、そのU字状ケーブルの内の1本をC
7のコンセントに割り当てて、のこりの3本のU
字状ケーブルを、各々C1とC6、C2とC5、
C3とC4のように順に長短が組み合わされるよ
うに割り当てることで、U字状ケーブルの長さを
有効に活用できる。割当が済んだら、各ケーブル
を必要位置で切断し、各壁面に取り付けられたコ
ンセントベースまで引き廻ししておく。なお、C
7のコンセントに割り当てたU字状ケーブルのう
ち、切断後C7への接続に用いたケーブルのもう
一方のケーブルは、接続する器具がないので端末
を第4図の如く、まず先端の異極の芯線の間に切
込み43を入れ、41のような絶縁キヤツプをか
ぶせて絶縁処理しておく。
第6図のBブロツクの例では、分岐箱に接続さ
れる器具は、のこり、天井灯L1〜L4、及び各
天井灯の電源を入切するスイツチSw1〜Sw4で
あるが、そのうちSw1によつて入切されるL1
の一組の組合せの配線について述べる。このよう
な配線の場合、前述の第1図の分岐箱に接続され
たU字状ケーブルは4の接続のものを用いる。4
の接続のU字状ケーブルを必要長さに途中で切断
し、それによつて生じた2本のケーブルを各々天
井灯L1とスイツチSw1に割り当てて、器具の
取付ベースの位置まで引廻しておく。あとで各ケ
ーブルに器具を接続した時、第2図のような結線
になつて、圧着端子台1,1′に幹線を接続した
時、そのままSw1でL1を入切できる。
L2−Sw2,L3−Sw3,L4−Sw4の各
組合せ共同様に配線する。
従つて、この第6図Bのブロツクの例では、前
述のC1〜C7の配線の為、第1図の3の状態に
接続されたU字状ケーブルが最低4本、また、L
1〜L4,Sw1〜Sw4の配線の為、4の状態に
接続されたU字状ケーブルが最低4本あるような
種類の電線付分岐箱が必要となるが、別の例とし
て、第1図の3または4のケーブルの一部が5の
ケーブルであつても良い。この場合5のケーブル
は、接続が3のケーブルと同じであるのでそのま
ま3のケーブルの代用として用いることができる
し、また、4のケーブルの本数が不足した場合、
5のケーブルの5−1,5−2のたるませた部分
を切断し、スリーブで各々を接続すれば4のケー
ブルの代用として用いることができる。
更に、第6図の例には出てこないが、俗に言う
3路スイツチが必要になつた場合は、第3図の如
く電線付分岐箱から出て来た第1図の3の状態に
接続されたケーブルを切断してできるケーブル3
1をC接点スイツチのスイツチボツクス34に導
入し、スイツチボツクス34内で図の様に接続し
て、ケーブル32とケーブル33で、各々照明3
5ともう一つのC接点スイツチ36を接続するこ
とで構成が可能となる。
以上の様に、電線付分岐箱を取付配線した後、
分電盤と各電線付分岐箱間の幹線〜、及び分
電盤とコンセント〜のケーブルを配線し、最
後に各器具を取り付けて、配線したケーブルの端
末と接続して工事は終了する。
一方、従来の方法による配線工事の例を第5図
にて説明する。図において、各器具の位置、数は
第6図の例と同じであり、最初に図に従つて各器
具のベースを壁面あるいは天井に取り付けること
も同じである。次に、各ポイントポイントに分岐
箱A〜Gを天井裏に取り付ける。従来の分岐箱A
〜Gには電線は取付けられておらず、且つ分岐の
ケーブル同志及び幹線と分岐のケーブルを接続す
る手段も持ち合わせていないのが普通である。以
上により、分電盤、各器具及び分岐箱のベースが
取り付けられて位置が決まると、幹線、分岐の各
ケーブルを必要な長さに余長を考慮の上、概略切
断し、各器具と分岐箱あるいは分岐箱と分電盤の
接続に合わせて配線しておく。
次に、分岐箱内で、各分岐ケーブル同志及び幹
線ケーブルをスリーブ等を使用して接続するが、
この作業は以下の様に繁雑であり、且つ作業は天
井裏のせまい所で行わねばならず、困難な作業と
なる。すなわち、前述の概略長さに切断して概略
配置した各ケーブルは、そのままではすぐ分岐箱
内で接続できず、接続した後に分岐箱内にきれい
に収納できるよう、正確な位置合わせを行つて切
断長さを揃える必要が有り、各分岐箱に集まつて
いる幹線ケーブルと分岐ケーブルを再度調整して
切断しなおす必要がある。その上で端末の皮ムキ
加工を行い、スリーブで接続し、更に絶縁ランプ
を巻いて分岐箱内に収納し、分岐箱の直近で各ケ
ーブルが引つ張られても内部の接続部に力が加わ
らないよう、くぎ等でケーブルを固定しなけれ
ばならない。以上の作業が終了すれば、第6図の
場合と同じく、後は各器具を所々のベースに取り
付け、各分岐ケーブルと器具を接続して工事は終
了する。
以上のように、本件考案による電線付分岐箱を
用いると、第1に分岐用ケーブルをU字状に分岐
箱に接続したので、分岐箱と各器具の間の距離が
様々にあつても、U字状ケーブルの切断位置を
様々に変えることによつて一組の任意の長短2本
の分岐ケーブルをすみやかに有ることが出来て、
一本一本をばらばらに分岐箱に接続したような電
線付分岐箱に比べて電線利用効率が良くなり、ま
た、U字状ケーブルの両端の芯線の接続を、ある
ものは、両端の2本の芯線共各々異極の端子台へ
接続し、あるものはその一部をたるませ、またあ
るものは両端の2本の芯線のうち異極同志を接続
してのこりを異極の端子台へ接続したから、スイ
ツチ付照明回路や、通常のコンセント等、様々な
器具の配線に即座に対応できて配線の自由度が高
く、その上、建築現場の分岐箱内でケーブル同志
を接続する従来の方法に比べ、天井裏での繁雑な
接続作業が不要となり、配線工事の時間が短縮で
き、また電線付分岐箱自体は工場で生産されるの
で大量生産できて、コストが安くできるという効
果を有する。
なお、本文ではケーブル同志の接続を圧着端子
台で行つている旨説明したが、U字状に成したケ
ーブルを分岐箱内で様々に接続したという構成が
本願の主旨であり、ケーブル同志を接続する方式
が圧着端子台に制約するものでなく、例えば、銅
板にケーブルを溶接等の方法で接続し、それに幹
線接続端子を設け、塩ビ等で皮覆して絶縁した様
な構造でも何ら本願の主旨からはずれないことは
明白である。
【図面の簡単な説明】
第1図は電線付分岐箱の構成の概要を示したも
ので、左右対象の半分を示したものである。1は
圧着端子台で6は樹脂製分岐箱である。第2図は
スイツチ付分岐、第3図は三路スイツチ配線、第
4図はケーブル端末処理を示している。第5図は
現場でケーブルを接続し、分岐箱に納める在来工
法による配線図の一例で、第6図はこれを電線付
分岐箱で配線する場合の配線図である。 1,1′……圧着端子台、2,2′……幹線接続
端子、3,3……U字状ケーブル、4……両端の
異極同志を接続したU字状ケーブル、5……芯線
と圧着端子台の間の一部にたるみを持たせたU字
状ケーブル、5−1,5−2……たるみ、6……
分岐箱。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) U字状の複数のビニル外装平型ケーブルと、
    これらの端末を接続する2個の圧着端子台と、
    これに幹線を接続する端子と、以上の端子部分
    を収納する外箱で構成する電線付分岐箱。 (2) 一部のU字状ケーブルについて、外箱の内部
    で同一ケーブルの両端末の夫々の異極の芯線1
    組(白線と黒線)を接続し、他の芯線(黒線と
    白線)を夫々の極の圧着端子台に接続した、実
    用新案登録請求範囲の第(1)項記載の電線付分岐
    箱。
JP8166884U 1984-05-31 1984-05-31 電線付分岐箱 Granted JPS60192620U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8166884U JPS60192620U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 電線付分岐箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8166884U JPS60192620U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 電線付分岐箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60192620U JPS60192620U (ja) 1985-12-21
JPH034116Y2 true JPH034116Y2 (ja) 1991-02-01

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ID=30628662

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8166884U Granted JPS60192620U (ja) 1984-05-31 1984-05-31 電線付分岐箱

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