JPH0341068Y2 - - Google Patents
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- JPH0341068Y2 JPH0341068Y2 JP18671285U JP18671285U JPH0341068Y2 JP H0341068 Y2 JPH0341068 Y2 JP H0341068Y2 JP 18671285 U JP18671285 U JP 18671285U JP 18671285 U JP18671285 U JP 18671285U JP H0341068 Y2 JPH0341068 Y2 JP H0341068Y2
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- Japan
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- fuel
- pressure gas
- pressure
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Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案はガス燃料を使用するデイーゼルエンジ
ンに関し、特に天然ガスを燃料とするガス焚きデ
イーゼルエンジンに関する。
ンに関し、特に天然ガスを燃料とするガス焚きデ
イーゼルエンジンに関する。
LNG船により航海中にLNGタンクより蒸発し
たボイルオフガスを燃料として使用するガス焚き
デイーゼルエンジンの開発が現在各社競争で進め
られている。
たボイルオフガスを燃料として使用するガス焚き
デイーゼルエンジンの開発が現在各社競争で進め
られている。
ガスを燃料とするデイーゼルエンジンには従来
低圧ガス予混合燃焼ガス方式と、高圧ガス噴射拡
散燃焼方式とがある。
低圧ガス予混合燃焼ガス方式と、高圧ガス噴射拡
散燃焼方式とがある。
低圧ガス予混合燃焼ガス方式は吸入行程で燃料
ガスと空気との予混合気をシリンダに吸入する
か、或いは圧縮行程の初期から中期にかけて燃料
ガスをシリンダに噴射する方式であり、この方式
は燃料ガスの加工が10バール程度以下の低圧でよ
いと云う利点があるが、エンジンの圧縮行程中の
断熱圧縮による温度上昇等により異常燃焼が発生
し易く、油燃料のデイーゼルエンジンよりも圧縮
比を下げるなどの処置が必要となるため熱効率及
び出力率が低下する問題がある。
ガスと空気との予混合気をシリンダに吸入する
か、或いは圧縮行程の初期から中期にかけて燃料
ガスをシリンダに噴射する方式であり、この方式
は燃料ガスの加工が10バール程度以下の低圧でよ
いと云う利点があるが、エンジンの圧縮行程中の
断熱圧縮による温度上昇等により異常燃焼が発生
し易く、油燃料のデイーゼルエンジンよりも圧縮
比を下げるなどの処置が必要となるため熱効率及
び出力率が低下する問題がある。
一方高圧ガス噴射拡散燃焼方式は、圧縮行程の
ピストン上死点付近で燃料ガスを高圧でシリンダ
に一気に噴射する方式であるが、この方式は油燃
料のデイーゼルエンジンと同等の圧縮比とする事
ができ熱効率と出力率が低下しないという利点が
あるが、燃料ガスを高圧にするために多くの動力
を必要とするという問題点がある。
ピストン上死点付近で燃料ガスを高圧でシリンダ
に一気に噴射する方式であるが、この方式は油燃
料のデイーゼルエンジンと同等の圧縮比とする事
ができ熱効率と出力率が低下しないという利点が
あるが、燃料ガスを高圧にするために多くの動力
を必要とするという問題点がある。
本考案の目的は前記従来装置の欠点を解消し、
高圧ガス噴射拡散燃焼方式と同等の圧縮比、熱効
率、出力率を持ちながら、ガス燃料の加工に必要
な動力を低減できるガス焚きデイーゼルエンジン
を提供するにある。
高圧ガス噴射拡散燃焼方式と同等の圧縮比、熱効
率、出力率を持ちながら、ガス燃料の加工に必要
な動力を低減できるガス焚きデイーゼルエンジン
を提供するにある。
(1) デイーゼルエンジンに燃料として供給するガ
スの一部分は低圧ガスの状態で圧縮行程の初期
から中期にかけてシリンダに噴射し、残りのガ
スは圧縮行程のピストン上死点付近において高
圧ガス状態でシリンダに噴射される。なお低圧
ガス状態で供給されるガス量は圧縮行程で異常
燃焼が発生しない範囲とする。
スの一部分は低圧ガスの状態で圧縮行程の初期
から中期にかけてシリンダに噴射し、残りのガ
スは圧縮行程のピストン上死点付近において高
圧ガス状態でシリンダに噴射される。なお低圧
ガス状態で供給されるガス量は圧縮行程で異常
燃焼が発生しない範囲とする。
(2) 低圧ガス噴射と高圧ガス噴射とを行う両用ノ
ズルをシリンダカバーに設ける。
ズルをシリンダカバーに設ける。
本考案によれば、燃料ガスの全量を高圧ガスで
噴射する方式に比べ、圧縮比、熱効率、出力率は
同等であり全燃料ガス量は同じでも、高圧ガスの
量が少なくなり、又ノズルは低圧ガス噴射と高圧
ガス噴射を行う両用ノズルを使用しているため、
シリンダカバーのノズル配置が困難にならない利
点がある。
噴射する方式に比べ、圧縮比、熱効率、出力率は
同等であり全燃料ガス量は同じでも、高圧ガスの
量が少なくなり、又ノズルは低圧ガス噴射と高圧
ガス噴射を行う両用ノズルを使用しているため、
シリンダカバーのノズル配置が困難にならない利
点がある。
以下第１〜２図を参照し本考案の一実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
第１図はデイーゼルエンジンへの燃料供給系の
概要図、第２図は燃料ガス噴射ノズルの要部断面
図である。
概要図、第２図は燃料ガス噴射ノズルの要部断面
図である。
図において１は液化燃料ガスタンク、２は高圧
ガス圧縮機、３は低圧ガス圧縮機、４は高圧ガス
供給管、５は低圧ガス供給管、６はエンジンのシ
リンダ、７はピストン、８は排気弁、９はガス燃
料噴射弁、１０は液体燃料噴射ポンプ、１１は油
供給管、１２は油噴射弁、１３は低圧ガス噴口、
１４は低圧ガス弁、１５は高圧ガス噴口、１６は
高圧ガス弁を示す。
ガス圧縮機、３は低圧ガス圧縮機、４は高圧ガス
供給管、５は低圧ガス供給管、６はエンジンのシ
リンダ、７はピストン、８は排気弁、９はガス燃
料噴射弁、１０は液体燃料噴射ポンプ、１１は油
供給管、１２は油噴射弁、１３は低圧ガス噴口、
１４は低圧ガス弁、１５は高圧ガス噴口、１６は
高圧ガス弁を示す。
タンク１内の液化天然ガスは常時外界より熱に
より蒸発しボイルオフガスが発生している。この
ボイルガスの一部は高圧ガス圧縮機２により、他
の一部は低圧ガス圧縮機３により高圧ガスおよび
低圧ガスに加圧される。圧縮機２，３には図示し
ないインタガスクーラ、アフタガスクーラ或いは
ガスヒータが設けられており、ボイルオフガスは
所定の圧力、温度の高圧ガスおよび低圧ガスとな
り、ガス供給管４，５を通つてガス燃料噴射弁９
へと導かれる。
より蒸発しボイルオフガスが発生している。この
ボイルガスの一部は高圧ガス圧縮機２により、他
の一部は低圧ガス圧縮機３により高圧ガスおよび
低圧ガスに加圧される。圧縮機２，３には図示し
ないインタガスクーラ、アフタガスクーラ或いは
ガスヒータが設けられており、ボイルオフガスは
所定の圧力、温度の高圧ガスおよび低圧ガスとな
り、ガス供給管４，５を通つてガス燃料噴射弁９
へと導かれる。
低圧ガスは圧縮行程の初期から中期にかけてシ
リンダ内に噴射される。このエンジンの圧縮比は
油燃料のデイーゼルエンジンと同等となつている
が、噴射される低圧ガスの量は異常燃焼等が発生
しない範囲にしている。
リンダ内に噴射される。このエンジンの圧縮比は
油燃料のデイーゼルエンジンと同等となつている
が、噴射される低圧ガスの量は異常燃焼等が発生
しない範囲にしている。
高圧ガスは圧縮行程のピストン７の上死点付近
で一気に噴射される。
で一気に噴射される。
天然ガスは低セタン価で着火性が悪いので、高
圧ガス噴射とほぼ同等に燃料油がシリンダ内に噴
射され、先づ燃料油が着火し、この火炎により天
然ガスが着火する。この燃料油は図示しない油タ
ンクより供給され液体燃料噴射ポンプ１０で加圧
され、油供給管１１をへて油噴射弁１２によりシ
リンダ内に噴射される。
圧ガス噴射とほぼ同等に燃料油がシリンダ内に噴
射され、先づ燃料油が着火し、この火炎により天
然ガスが着火する。この燃料油は図示しない油タ
ンクより供給され液体燃料噴射ポンプ１０で加圧
され、油供給管１１をへて油噴射弁１２によりシ
リンダ内に噴射される。
次に前記実施例の作用について説明する。
低圧ガスは圧縮行程の初期から中期にかけてシ
リンダ内に噴射される。但し噴射される低圧ガス
の量は異常燃焼が発生しない範囲とする。高圧ガ
スは圧縮行程でピストンの上死点付近で一時に噴
射される。天然ガスはセタン価が低く自己着火し
にくいが、着火用の少量の油燃料が油燃料噴射ポ
ンプ、同噴射弁を介して上死点付近でシリンダ内
に噴射されるので、前記高、低圧天然ガスを確実
に着火燃焼させることができる。
リンダ内に噴射される。但し噴射される低圧ガス
の量は異常燃焼が発生しない範囲とする。高圧ガ
スは圧縮行程でピストンの上死点付近で一時に噴
射される。天然ガスはセタン価が低く自己着火し
にくいが、着火用の少量の油燃料が油燃料噴射ポ
ンプ、同噴射弁を介して上死点付近でシリンダ内
に噴射されるので、前記高、低圧天然ガスを確実
に着火燃焼させることができる。
本考案では前記のとおり構成したので、燃料ガ
スの全量を高圧ガスで噴射する高圧ガス噴射拡散
燃焼方式に比べ同等の圧縮比、熱効率、出力率を
保持しながら、高圧ガスの使用量が少なくなりボ
イルオフガスを加圧する所要動力が少なくなると
共に、低圧ガス噴口と高圧ガス噴口を１個にまと
めた両用ガス噴射弁を設けたので、噴射弁数は油
燃料のデイーゼルエンジンより多いが高圧ガス噴
射拡散燃焼方式と同等であり、シリンダカバート
ツプの噴射弁配置が困難となることはない。
スの全量を高圧ガスで噴射する高圧ガス噴射拡散
燃焼方式に比べ同等の圧縮比、熱効率、出力率を
保持しながら、高圧ガスの使用量が少なくなりボ
イルオフガスを加圧する所要動力が少なくなると
共に、低圧ガス噴口と高圧ガス噴口を１個にまと
めた両用ガス噴射弁を設けたので、噴射弁数は油
燃料のデイーゼルエンジンより多いが高圧ガス噴
射拡散燃焼方式と同等であり、シリンダカバート
ツプの噴射弁配置が困難となることはない。
第１〜２図は本考案に係るもので第１図はガス
焚きデイーゼルエンジンの燃料系統図、第２図は
同エンジンのガス燃料噴射弁の概要図である。 １……液化燃料ガスタンク、２……高圧圧縮
機、３……低圧圧縮機、４……高圧ガス路、５…
…低圧ガス路、９……ガス燃料噴射弁、１２……
液体燃料噴射弁、１３……低圧ガス噴口、１５…
…高圧ガス噴口。
焚きデイーゼルエンジンの燃料系統図、第２図は
同エンジンのガス燃料噴射弁の概要図である。 １……液化燃料ガスタンク、２……高圧圧縮
機、３……低圧圧縮機、４……高圧ガス路、５…
…低圧ガス路、９……ガス燃料噴射弁、１２……
液体燃料噴射弁、１３……低圧ガス噴口、１５…
…高圧ガス噴口。
Claims (1)
- 液体燃料を噴射する液体燃料噴射弁と、ガス燃
料を噴射するガス燃料噴射弁とをシリンダーカバ
ーに設けた二元燃料噴射式デイーゼルエンジンに
おいて、上記ガス燃料噴射弁と上記ガス燃料が貯
蔵された液化燃料ガスタンクとの間を高圧ガス路
及び低圧ガス路の２系統のガス路にて接続し、上
記各ガス路中には上記ガス燃料を異なる圧力に加
圧して上記ガス燃料噴射弁に送給する高圧圧縮機
及び低圧圧縮機が夫々設けられるとともに、上記
ガス燃料噴射弁は、上記高圧ガス路からの高圧ガ
スを噴射する高圧ガス噴口と上記低圧ガス路から
の低圧ガスを噴射する低圧ガス噴口とを具えたこ
とを特徴とするガス焚きデイーゼルエンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18671285U JPH0341068Y2 (ja) | 1985-12-05 | 1985-12-05 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18671285U JPH0341068Y2 (ja) | 1985-12-05 | 1985-12-05 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6295151U JPS6295151U (ja) | 1987-06-17 |
| JPH0341068Y2 true JPH0341068Y2 (ja) | 1991-08-29 |
Family
ID=31136522
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18671285U Expired JPH0341068Y2 (ja) | 1985-12-05 | 1985-12-05 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0341068Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CA1321110C (en) * | 1988-11-29 | 1993-08-10 | Philip G. Hill | Intensifier-injector for gaseous fuel for positive displacement engine |
| JP5765819B2 (ja) * | 2012-04-11 | 2015-08-19 | 三菱重工業株式会社 | ２サイクルガスエンジン |
| JP5910376B2 (ja) * | 2012-07-11 | 2016-04-27 | 株式会社デンソー | 内燃機関の燃料噴射システム |
| JP2015190328A (ja) * | 2014-03-27 | 2015-11-02 | 三井造船株式会社 | ガスインジェクションエンジンの燃料噴射方式 |
| JP6561362B2 (ja) * | 2014-10-29 | 2019-08-21 | 株式会社三井Ｅ＆Ｓマシナリー | 船舶の機関運転方式 |
| JP2016006325A (ja) * | 2015-08-03 | 2016-01-14 | 三菱重工業株式会社 | ２サイクルガスエンジン及び２サイクルガスエンジン用の燃料ガス噴射システム |
-
1985
- 1985-12-05 JP JP18671285U patent/JPH0341068Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6295151U (ja) | 1987-06-17 |
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