JPH0340900A - クレープ紙およびその製造法 - Google Patents

クレープ紙およびその製造法

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JPH0340900A
JPH0340900A JP17158289A JP17158289A JPH0340900A JP H0340900 A JPH0340900 A JP H0340900A JP 17158289 A JP17158289 A JP 17158289A JP 17158289 A JP17158289 A JP 17158289A JP H0340900 A JPH0340900 A JP H0340900A
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JP
Japan
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paper
crepe
net
synthetic resin
paper layer
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JP17158289A
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English (en)
Inventor
Kunio Chikami
邦夫 千頭
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CHIKAMI MIRUTETSUKU KK
Original Assignee
CHIKAMI MIRUTETSUKU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はクレープ紙およびその製造法に関する。さらに
詳しくは、ワイパー類、シーツ、包装材、紙タオル、使
い捨て衣料品、その他種々の分野で使用されるクレープ
紙およびその製造法に関する。
〔従来の技術〕
従来より、包装紙、ナプキン紙、紙タオルなどの紙には
細かなシワ(クレープ)を生せしめ、風合いを柔らかく
したり、嵩(見かけ厚さ)を出すことが行われている。
従来のしわ付は法には、これを抄紙機上で行なうものと
、抄造後にしわ加工を施すものとがあるが、いずれの方
法にせよ、適当な水分を持つ紙をロールに密着させ、こ
れをドクターで剥ぎとる工程を要している。この工程で
ロールの軸に平行なしわが生ずるが、これをなるべく張
力を加えないで乾燥機に通して乾燥すると、しわが成紙
に残される。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで従来の製法でつけられたクレープは、水に濡れ
ると伸びてしまい、乾かしても、もとの風合いに戻らな
いという問題がある。このため、クレープ紙にいろいろ
な樹脂や薬品等を含浸しようとすると、その二次加工時
に濡れた状態になりやはりクレープが伸びてしまい、せ
っかくの風合いや嵩高を殺してしまう。またそのまま(
加工せず)濡らして使用しようとしても、風合いがなく
なってしまう。
さらに、紙は一般に水や油に濡れると極端に強度が下が
り、破れやすくなる欠点があり、それを補完するために
、 (イ)レーヨン寒冷紗などを抄き込んだり、(ロ)ワリ
フ(延伸されたネット状フィルム)と張り合せたり、 V〜強度を上げるための樹脂や薬品を含浸したりするが
、 いずれも、クレープ紙の長所を併せ持つことができない
。なぜならば、 (イ):少しなら抄紙時にクレープがかけられるが、レ
ーヨン糸は濡れると紙と同様に伸びるので、クレープが
消える。また合繊糸の寒冷紗の場合は、あまり間の開い
た紗になると、抄紙時や加工時にズしてしまい商品価値
がなくなってしまう、 (ロ):ワリフの張り合せには、接着剤や熱や圧力を使
うので加工時にクレープが伸びてしまう、VN=樹脂や
薬品を含浸する時にクレープが伸びてしまうからである
したがって、■風合いが柔かく、■嵩高で、■濡れ強度
が強く、■薄い紙(経済的)は、従来できなかったので
ある。
そこで本発明は、乾燥時、湿潤時ともに高強度であり、
しかも柔軟であり薄層化が可能なりレープ紙を提供する
ことを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のクレープ紙は、2層以上の紙層と、各紙層間に
抄き合わされた合成樹脂製ネットとの積層体であって、
該積層体にしわが固定されていることを特徴とする。
また本発明の製造法は、2層以上の紙層を抄き、各紙層
間に合成樹脂製ネットを抄き合わせる抄造工程と、前記
工程で得られた紙層ネット積層体を抄紙機のドライヤー
パートに通す加熱工程とからなることを特徴とする。
〔作 用〕
本発明のクレープ紙は、合成樹脂型ネットが格子状のピ
ッチで紙層を固定しているので、いったん合成樹脂製ネ
ットにしわを生ぜしめれば、たとえ紙層が濡れて伸びよ
うとしても、クレープが消えることがない。むしろ、湿
潤時に紙層が伸びようとすれば、表層のしわが一時的に
しろ増えるので、乾燥時よりも柔かいクレープが出現す
る。
また本発明のクレープ紙は、引張り力や引裂き力などの
外力に対しては、合成樹脂製ネットがこれを受持つので
、非常に耐性が高く、従来のクレープ紙のように簡単に
破れることがない。
さらに、以上のように強度が高いことから紙層部分の厚
さを、いくらでも薄くすることができ、そのため低コス
トでクレープ紙を提供することができる。また種々の二
次加工を施すことが可能であり、そうしてもクレープが
消えることがない。
本発明の製法では、抄造工程で抄き合わされた紙層と合
成樹脂製ネットを抄紙機のドライヤーパートに通せば、
特にクレープをかける方法を取らなくとも、クレープが
かかった紙をうろことができる。つまり、紙層ネット積
層体がドライヤーパートでドライヤー面に触れると熱を
受け、合成樹脂型ネットが熱収縮し、不規則に波うった
しわが生ずる。また湿温時における合成樹脂と紙の寸法
変化の割合の差によるクレープがドライヤーでの乾燥時
に固定される。これがクレープ生成の主たる要因である
と考えられる。なおドライヤー面を通る紙層ネット積層
体はリール・ワインダーパートへ送るためドクターでド
ライヤー面から剥ぎとられるが、このときドクターで起
こされたときに物理的に生ずるしわが、未だ合成樹脂製
ネットが熱をもっているために、該ネットに付加される
。したがって、このことによっても付加的にクレープが
生成される。
〔実施例〕
つぎに本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の一実施例にかかわるクレープ紙の断面
図、第2図は第1図に示されたクレープ紙の分解斜視図
、第3図は本発明の製法に用いられる抄紙機の構成を示
すブロック図、第4図はドライヤーパートにおける加熱
工程を示す説明図である。
第1〜2図において、(1)はクレープ紙であり、この
クレープ紙(1)は紙MI(2)と合成樹脂製ネット(
3)とからなる。同図に示された紙層(2)は2層であ
るが3層以上であってもよく、用途に応じて紙層(′2
Jの数を増やすことができる。
紙層(′2Jの材料としては、すべての紙や湿式不織布
の材料が可能であるが、基本的に親水性で安価なものが
よく、木材パルプが最も好ましい。
前記紙層(2)の厚さは薄いものから厚いものまで自由
であるが、その目付は一層当り、約5〜100g/rr
rが適当である。
合成樹脂製ネット(3)は水や油による伸縮が少く、強
度のある、細い材料でネットの各線材がズレないように
固定されたものであればよく、たとえば日本石油■製の
商品名「コンウェット」シリーズや、「ワリフ」などが
適当であり、他にも合成樹脂製の安価なネット類(PE
%PP1PET 、ナイロンなど)が考えられるが、ネ
ットによる模様のデザイン性やクレープの大きさなどか
ら、前記「コンウェット」が最も好ましい。
前記各紙層(2)は抄造工程でゆき合わされる際、ネッ
ト(3)の空間部分で互いに接触し、一体化される。そ
してこれによりネット(3)を紙層(21間に固定する
ことができる。
つぎに、本発明の詳細な説明する。
本発明の製法は、従来より使用されている湿式抄紙機を
用いて、何ら特別の手間をかけることなく製造しうる点
に特徴がある。
まず第3図に基づき抄紙機の一般的構成を説明すると、
これは、ワイヤーバート01)、プレスパート02)、
ドライヤーパート0およびリール・ワイングーパート0
4)からなっている。ワイヤーパート01)では、ワイ
ヤーパートの上に:JslI済みの紙原料を流して紙匹
を形成する。プレスパート02)では、ワイヤーから送
られた紙匹をフェルトにのせ、ロールの間を通して圧搾
し脱水する。
ドライヤーパート0では、紙層をカンバスで保持してド
ライヤー表面に接触させ紙の水分を蒸発させて乾燥する
。ドライヤーは直径1〜5m程度の鋳鉄製シリンダーで
両端は鏡板で密閉されている。そして、内部には低圧蒸
気が送り込まれ、その表面に接触する紙層を加熱しうる
ようになっている。
上記のごとき一般的な構成を有する抄紙機において、紙
層(2)を抄き、各紙層(2)間に合成樹脂製ネット(
3)を抄き合わせるのはワイヤーバート01)で行われ
る。この抄造工程で得られらた紙層ネット積層体はプレ
スパート02)を経て、ドライヤーパート0へ送られる
。第4図に示されるように、前記紙層ネット積層体(l
a)がドライヤーパート0においてドライヤー的の表面
に接している間(この間、が加熱工程(田である)、熱
を受け、前記合成樹脂製ネット(3)が熱収縮し、不規
則に波うったしわが生ずる。また湿温時における合成樹
脂と紙の寸法変化の割合の差によるクレープがドライヤ
ーパートでの乾燥時に固定される。
さらにドライヤー面を通る紙層ネット積層体(la)は
リール・ワイングーパート04)へ送るためドクター0
■でドライヤーの面から剥ぎとられるが(bの部分)、
このときドクター0■で起こされたときに物理的に生ず
るしわが、未だ合成樹脂製ネット(3)が熱をもってい
るために、該ネット(3)に付加される。したがって、
このことによっても付加的にクレープが生成される。
このように本発明の製法によれば、従来よりある抄紙機
で、特別の手間をかけずにクレープ紙を大量生産するこ
とができる。したがって、従来のしわ付は法のように、
乾燥機に通す必要がない。
〔発明の効果〕
本発明のクレープ紙は、乾燥時も湿潤時も強度が高く、
しかも、表面は湿潤時もクレープが消えず、風合いを保
つことができる。また紙層を薄くすることができるので
経済的である。
そのため、従来、織布や乾式性不織布でしか適当でない
と言われている(つまり濡れ強度を要求される)ワイパ
ー類やシーツ、包装材、使い捨て衣料品などに廉価な材
料として用いることができる。
本発明の製造法によれば、特別の手間をかけず前記発明
のクレープ紙を製造することができるので、大量生産お
よび低コスト化が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかわるクレープ紙の断面
図、第2図は第1図に示されたクレープ紙の分解斜視図
、第3図は本発明の製造に用いられる抄紙機の一般的構
成を示すブロック図、第4図はドライヤーパートにおけ
る加熱工程を示す説明図である。 (図面の主要符号) (1):クレープ紙 (2)二組 層 (3);合成樹脂製ネット 01):ワイヤーパート 031: ドライヤーパート Ce: ドライヤー aej: ドクター 牙2図 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2層以上の紙層と、各紙層間に抄き合わされた合成
    樹脂製ネットとの積層体であって、該積層体にしわが固
    定されてなるクレープ紙。 2 2層以上の紙層を抄き、各紙層間に合成樹脂製ネッ
    トを抄き合わせる抄造工程と、 前記工程で得られた紙層ネット積層体を抄紙機のドライ
    ヤーパートに通す加熱工程と からなるクレープ紙の製造法。
JP17158289A 1989-07-03 1989-07-03 クレープ紙およびその製造法 Pending JPH0340900A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104911787A (zh) * 2015-06-15 2015-09-16 张光明 一种交叉织网式仿布纸用网格线网的生产设备及方法

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