JPH034073B2 - - Google Patents

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JPH034073B2
JPH034073B2 JP57225996A JP22599682A JPH034073B2 JP H034073 B2 JPH034073 B2 JP H034073B2 JP 57225996 A JP57225996 A JP 57225996A JP 22599682 A JP22599682 A JP 22599682A JP H034073 B2 JPH034073 B2 JP H034073B2
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methanol
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Toshihiro Takahashi
Noryoshi Sueda
Masahiro Tsuji
Yoshuki Tawara
Hiroyasu Koyama
Yoshikuni Suzuki
Masao Nagase
Toshihisa Sugai
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Nisshin Seifun Group Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、新規なイソカルボスチリル誘導体に
関する。 本発明のイソカルボスチリル誘導体は強いβ−
アドレナリン遮断作用と迅速な血圧降下作用を有
し、高血圧症、狭心症、不整脈などの循環器系疾
患或いは緑内障に有用な医薬として期待されるも
のである。 従来、β−アドレナリン遮断作用を有し、狭心
症などの治療に有用な化合物としては例えば4−
(3−第3級ブチルアミノ−2−ヒドロキシ)プ
ロポキシ−2−メチルイソカルボスチリル塩酸塩
が知られている(特公昭53−41673号公報参照)。
本発明者らは前記のイソカルボスチリル誘導体よ
りさらに薬理作用の優れた化合物を得べく種々研
究を重ねた結果顕著なβ−遮断作用を有し且つ迅
速な血圧降下作用を有する化合物を得ることに成
功した。 すなわち本発明は、一般式 (式中、R1は水素原子または低級アルキル基
を示し、R2およびR3はそれぞれ水素原子または
低級アルキル基を示し、R4およびR5はそれぞれ
水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級
アルコキシ基、ヒドロキシ基、ベンジルオキシ
基、N,N−ジメチルアミノエトキシ基、アミノ
基、アセトアミノ基、ニトロ基、低級アルキルメ
ルカプト基、カルバモイル基またはスルフアモイ
ル基を示し、そしてXは酸素原子、硫黄原子また
はイミノ基を示す)で表わされるイソカルボスチ
リル誘導体その製法ならびに該化合物を含有する
高血圧などの循環器系疾患および緑内障の治療お
よび予防薬に関する。 本発明によるイソカルボスチリル誘導体は次の
方法によつて製造される。 〔A法〕 一般式 (式中R1は水素原子、低級アルキル基を示す)
で表わされる化合物と、一般式 (式中R2およびR3はそれぞれ水素原子、低級
アルキル基を示し、R4およびR5はそれぞれ水素
原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アル
コキシ基、ヒドロキシ基、ベンジルオキシ基、
N,N−ジメチルアミノエトキシ基、アミノ基、
アセトアミノ基、ニトロ基、低級アルキルメルカ
プト基、カルバモイル基またはスルフアモイル基
を示し、Xは酸素原子、硫黄原子、イミノ基を示
す)で表わされる化合物とを反応させて、一般式 (式中、R1、R2、R3、R4、R5およびXは前記
と同じ意味を示す)で表わされるイソカルボスチ
リル誘導体を得ることができる。なお前記一般式
()で表わされる化合物においてR4およびR5
保護基で保護されている場合には前記反応後に保
護基を加水分解または水添分解により脱離させれ
ばよい。また本発明のイソカルボスチリル誘導体
は必要により無機酸または有機酸と反応させるこ
とにより薬学的に許容し得る塩類とすることがで
きる。 〔B法〕 一般式 (式中R1は前記と同じ意味を示す)で表わさ
れる化合物と一般式 (式中R4、R5およびXは前記と同じ意味を示
す)で表わされる化合物とを還元的に反応させて
前記一般式()で表わされるイソカルボスチリ
ル誘導体を得ることができる。なお前記一般式
()で表わされる化合物においてR4およびR5
保護基で保護されている場合には前記反応後に保
護基を加水分解または水添分解により脱離させれ
ばよい。また得られたイソカルボスチリル誘導体
は所望により無機酸または有機酸を反応させるこ
とにより薬学的に認容し得る塩とすることもでき
る。 また更に本発明の化合物は場合により1ないし
3個の不斉炭素原子を有しうるから当業者には当
然理解できるように光学異性体および構造異性体
の存在しうるものであり、かかる異性体について
は当業者には既知の慣用手段を使用して適宜分離
できるものである。 前記の製造法についてさらに詳細に説明する。 前記A法である一般式(1)で表わされる4−電換
イソカルボスチリル誘導体と前記一般式()で
表わされるアミン類との反応は無溶媒あるいは有
機溶媒の存在下で行う。前記反応に使用される有
機溶媒としてはメタノール、エタノール等の低級
アルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキサン
等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド
等のアミド類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭
化水素類が挙げられる。また前記反応において一
般式()で表わされるアミン類は前記一般式
()で表わされる4−置換イソカルボスチリル
誘導体に対して少なくとも1倍モル、好ましくは
3〜5倍モルの量で使用される。反応温度は0〜
200℃、好ましくは室温〜100℃の範囲で行われ
る。反応時間は1〜5時間程度で充分である。 また前記B法である一般式()で表わされる
4−置換イソカルボスチリル誘導体と一般式
()で表わされるケトンとの反応は有機溶媒例
えばメタノール、エタノール等のアルコール類、
テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類を
溶媒として還元剤を加えて還元反応させるかある
いは触媒の存在下に水添反応を行う。前記反応に
使用する還元剤としてはリチウムアルミニウムハ
イドライド、ソジウムボロンハイドライド、ジボ
ラン−ジメチルアミン錯体等が挙げられる。また
触媒としてはCo2(CO)8、パラジウム−炭素、ラ
ネーニツケル、白金等が使用できる。前記B法に
おいて一般式()で表わされる4−置換イソカ
ルボスチリル誘導体と、一般式()で表わされ
るケトン類とは通常等モル使用し、また還元剤は
少なくとも等モル好ましくは2〜3倍モルの量で
使用される。反応温度は0〜100℃、好ましくは
室温付近で行われる。反応時間は1〜5時間程度
で充分である。 反応終了後反応液を減圧下に濃縮して結晶化す
るかあるいは濃縮後濃縮物を一旦溶媒に溶解して
シリカゲルまたはアルミナカラムクロマトグラフ
イーにより本流区分を分取し、これを結晶化させ
ることによつて一般式()で表わされるイソカ
ルボスチリル誘導体を得ることができる。 本発明の前記一般式()で表わされるイソカ
ルボスチリル誘導体は所望により薬理学的に認容
し得る塩にするために有機溶媒に溶解し等量の無
機または有機酸例えば塩酸、臭化水素酸、燐酸、
硫酸、酢酸、クエン酸、マレイン酸、安息香酸、
蓚酸、酒石酸等の塩として析出させることによつ
て製造できる。 また本発明のイソカルボスチリル誘導体を合成
するための原料物質である一般式()で表わさ
れる化合物は下記の合成ルートによつて製造され
る。
【表】 (式中R4、R5およびXは前記と同じ意味を示
す) 本発明の前記一般式()で表わされるイソカ
ルボスチリル誘導体は強力なアドレナリンβ−遮
断作用を有する上にα−遮断作用および/または
α−遮断作用によらない迅速な血圧降下作用を示
す。これらの薬理作用により、降圧剤、抗狭心症
剤、脳、心および末梢の循環改善剤、抗不整脈
剤、心筋硬塞予防剤および緑内障治療剤として有
用である。特に従来のβ−遮断薬に比べすみやか
な血圧降下作用が期待される降圧剤として特に有
用である。またα,β−遮断薬として知られるラ
ベタロールに比べて心拍の亢進作用がなく、且つ
体位性低血圧をほとんど示さないすぐれた特徴を
有する。また本発明の活性成分たるイソカルボス
チリル誘導体のマウス急性毒性は第1表に記載し
たように著しく低い。本発明の活性成分化合物
は、静脈内注射、皮下注射、筋肉内注射、経口、
局所(点眼)等の方法で投与され、特に経口投与
が好ましい。活性成分化合物の投与量は成人の治
療に用いられる場合1日0.1mg〜1000mgの範囲特
に経口投与の場合10〜500mgが好ましい。
【表】 イソカルボスチリル塩酸塩
本発明の活性成分を経口投与する場合には錠
剤、顆粒剤、粉末剤とすればよく特に顆粒剤およ
び粉末剤は必要に応じてカプセル剤として単位量
投与形態とすることができる。これら経口投与量
固形剤は通常用いられる賦形剤、例えば無水けい
酸、メタけい酸アルミン酸マグネシウム、合成け
い酸アルミニウム、乳糖、砂糖、とうもろこし殿
粉、微結晶セルロース、ハイドロキシプロピル−
スターチ、またはグリシン、結合剤例えばアラビ
アゴム、ゼラチン、トラガンナ、ハイドロキシプ
ロピルセルロースまたはポリビニルピロリドン、
潤滑剤例えばステアリン酸マグネシウム、タルク
またはシリカ、崩壊剤例えば馬鈴薯、カルボキシ
メチルセルロースカルシウム等を含有してもよ
い。錠剤は常法に従つてコーテイングしてもよ
い。 また注射剤に用いる場合には油溶液、乳化液、
水溶液のような形態にすればよく、これらの溶剤
は通常用いられる乳化剤、安定化剤などを含有さ
せてもよい。 次に本発明のイソカルボスチリル誘導体の生物
活性を第2表および第3表に示す。 1 β−遮断作用 摘出モルモツト右心房のイソプロテレノールに
よる心拍数増加作用の拮抗から求めた。化合物の
β−遮断活性の強さはpA2値(Van Rossum氏
「Arch.int.Pharmacodyn.Ther.」第143巻第299頁
(1963)参照)により表わした。 2 α−遮断作用 α−遮断作用は摘出ラツト大動脈のフエニレフ
レンによる収縮の抑制により求めた。化合物の遮
断活性の強さはpA2値により表わした。 3 高血圧自然発症ラツトにおける降圧作用収縮
期血圧150mmHg以上の高血圧自然発症ラツト
(SHR)5匹を使用した。単回経口投与後、化合
物の抗高血圧活性を長期的に埋め込んだ大動脈カ
ニユーレより測定した平均血圧の低下より求め
た。 4 心拍への影響 犬に化合物を経口投与して非麻酔下で心拍への
影響を求めた。
【表】 スチリル塩酸塩

ラベタロール(対照) 7.38 7.42
30 31 10 上昇
【表】 次に本発明の具体的な製造例および製剤例を挙
げる本発明は以下の例に限定されるものではな
い。 実施例 1 4−(2,3−エポキシ)プロポキシイソカル
ボスチリル6.6g、1−メチル−2−(4−ニトロ
フエノキシ)エチルアミン12.8gおよびメタノー
ル100mlの混合物を撹拌下に3時間加熱還流した。
反応終了後反応液を減圧下に濃縮して反応生成物
19.9gを得た。 次に得られた反応生成物をシリカゲルクロマト
グラフイーによりクロロホルム−メタノールで溶
出し、反応生成物11.3gを得た。さらにこの反応
生成物をアルミナクロマトグラフイーによりクロ
ロホルム−メタノールで溶出して黄色油状の式 で表わされる4−〔3−{1−メチル−2−(4−
ニトロフエノキシ)エチルアミノ}−2−ヒドロ
キシプロポキシ〕イソカルボスチリル9.5gを得
た。このものの物性値を示せば下記のとおりであ
る。 N.M.R.(CD3OD+CDCl3)δ値 1.65 (3H d) 6.6〜8.4(9H m) 実施例 2 4−〔3−{1−メチル−2−(4−ニトロフエ
ノキシ)エチルアミノ}−2−ヒドロキシプロポ
キシ〕イソカルボスチリル9.3gをメタノール250
mlに溶解し、10%パラジウム−炭素500mgを加え、
そして室温で接触水添反応を行う(水素を約1260
ml吸収した)。反応終了後触媒を別しそして母
液を濃縮して反応生成物8.6gを得た。次にこの
反応生成物8.6gをアルミナクロマトグラフイに
よりクロロホルム−メタノールで溶出し、この溶
媒を減圧下に留去すると白色結晶状の式 で表わされる4−〔3−{2−(4−アミノフエノ
キシ)−1−メチルエチルアミノ}−2−ヒドロキ
シプロポキシ〕イソカルボスチリル4.2gを得た。
このものの物性値を示せば下記のとおりである。 m.p.182.3〜184.4℃ I.R.(ヌジヨール)(cm-1) 3400〜2200、1690、1630、1600 N.M.R.(CDCl3+CD3OD)δ値 1.18 (3H d) 6.62 (5H s) 7.1〜8.4 (4H m) 実施例 3 4−(2,3−エポキシ)プロポキシイソカル
ボスチリル6g、2−(4−メトキシフエノキシ)
−1−メチルエチルアミン10.5gおよびエタノー
ル250mlの混合物を50℃で20時間撹拌した。反応
終了後、反応液を減圧下に濃縮して反応生成物
17.5gを得た。次にトリエチルアミンで処理した
シリカゲルクロマトグラフイーによりクロロホル
ム−メタノールで溶出して式 で表わされる4−〔3−{2−(4−メトキシフエ
ノキシ)−1−メチルエチルアミノ}−2−ヒドロ
キシプロポキシ〕イソカルボスチリル8.3gを得
た。このものの物性値を示せば下記のとおりであ
る。 I.R.(CHCl3)(cm-1) 3400、3300、3200、1640、1600 N.M.R.(CDCL3)δ値 1.16 (3H d) 3.63 (3H s) 6.6〜8.4(9H m) 実施例 4 4−(2,3−エポキシ)プロポキシイソカル
ボスチリル1.4g、濃アンモニア水40mlおよびエ
タノール200mlの混合物を撹拌下に25時間加熱還
流した。反応終了後、反応液を減圧下に濃縮し、
この濃縮物にイソプロピルアルコール約50mlを加
え、共沸脱水後さらに濃縮乾固した。次に得られ
た反応生成物1.4g、2−カルバモイルフエノキ
シアセトン1.8g、10%パラジウム木炭500mgおよ
び硫酸マグネシウム3gの混合物を室温下に10時
間接触水添反応せしめた(薄層クロマトグラフイ
ーで測定した結果反応は不充分であつた)。次い
で触媒を別後、液にナトリウムボロンハイド
ライド1.3gを加え、室温下に20時間撹拌した。
反応終了後にエタノールを留去した後、反応生成
物にクロロホルム−希塩酸溶液を加えて分液し、
水層部を10%水酸化ナトリウム水溶液でアルカル
性に調整し、クロロホルムで7回抽出した。クロ
ロホルム層を水−飽和食塩水で洗浄した。無水硫
酸ナトリウムで乾燥した後溶媒を留去し反応生成
物を2.5gを得た。次にこの反応生成物2.5gをト
リエチルアミンで処理したシリカゲルを用いてシ
リカゲルカラムクロマトグラフイーによりクロロ
ホルム−メタノールで溶出して式 で表わされる4−〔3−{2−(2−カルバモイル
フエノキシ)−1−メチルエチルアミノ}−2−ヒ
ドロキシプロポキシ〕イソカルボスチリル1.4g
を得た。このものの物性値を示せば下記のとおり
である。 N.M.R.(CDCl3)δ値 1.23 (3H d) 6.67 (1H s) 実施例 5 4−(2,3−エポキシ)プロポキシイソカル
ボスチリル1.0g、濃アンモニウム水30mlおよび
エタノール150mlの混合物を撹拌下に2.5時間加熱
還流した。反応終了後、反応液を減圧下に濃縮
し、この濃縮物にイソプロピルアルコール約50ml
を加えて共沸脱水後に濃縮乾固した。次に得られ
た反応生成物1.1g、4−アセトアミノフエノキ
シアセトン1.1g、10%パラジウム木炭150mgおよ
びエタノール100mlの混合物を室温下に接触水添
反応せしめる。計算量の水素が吸収された後に触
媒を別し母液を濃縮した。 得られた濃縮物をアルミナクロマトグラフイー
によりクロロホルム−メタノールで溶出し、油状
物0.9gを得た。次にこの抽状物をイソプロピル
アルコール10mlおよびアセトン10mlの混合液に溶
解し、1Nの塩化水素−エーテル溶液を添加して
弱酸性に調整した。析出した結晶を過した後ア
セトンで洗浄し次いで真空乾燥して白色粉末結晶
状の式 で表わされる4−〔3−{2−(4−アセトアミノ
フエノキシ)−1−メチルエチルアミノ}−2−ヒ
ドロキシプロポキシ〕イソカルボスチリル塩酸塩
0.7gを得た。このものの物性値を示せば下記の
とおりである。 N.M.R.(CD3OD)δ値 遊離塩基 1.21 (3H d) 2.12 (3H s) 6.5〜8.45(9H m) 実施例 6 4−(2,3−エポキシ)プロポキシイソカル
ボスチリル2.0g、2−(4−ベンジルオキシフエ
ノキシ)−1−メチルエチルアミン7.4gおよびエ
タノール100mlの混合物を撹拌下に2時間加熱還
流した。反応終了後、反応液を減圧下に濃縮し、
反応生成物9.6gを得た。次にこの反応生成物を
シリカゲルクロマトグラフイーによりクロロホル
ム−メタノールで溶出し反応生成物4.2gを得た。
さらにこの反応生成物をアルミナクロマトグラフ
イーによりクロロホルム−メタノールで溶出して
油状の式 で表わされる4−〔3−{2−(4−ベンジルオキ
シフエノキシ)−1−メチルエチルアミノ}−2−
ヒドロキシプロポキシ〕イソカルボスチリル3.8
gを得た、このものの物性値を示せば下記のとお
りである。 I.R.(CHCl3)(cm-1) 3400、3280、3510、1645、1600 N.M.R.(CDCl3)δ値 1.16 (3H d) 4.94 (2H s) 6.6〜6.9(5H ) 7.2〜8.4(9H ) 実施例 7 4−(2,3−エポキシ)プロポキシイソカル
ボスチリル0.27g、2−(4−カルバモイルフエ
ノキシ)−1−メチルエチルアミン0.48gにメタ
ノール6mlを加え、55〜60℃で7時間撹拌した。
反応終了後反応液を減圧下に濃縮し、得られた濃
縮物を厚さ2mmのシリカゲル薄層用プレート(メ
ルク社製20cm×20cm)2枚にスポツトし、メタノ
ールで展開した。次いでUVで目的物のバンドを
確認してからその部分を掻き取りメタノールで抽
出した。抽出液をハイフロスーパーセルの層を通
した後、減圧下に濃縮して無定形固体0.28gを得
た。これを少量のメタノールに溶かし、規定量の
塩化水素のメタノール溶液を加えた後、減圧下に
乾固して式 で表わされる4−〔3−{2−(4−カルバモイル
フエノキシ)−1−メチルエチルアミノ}−2−ヒ
ドロキシプロポキシ〕イソカルボスチリル塩酸塩
0.30gを得た。このものの物性値を示せば下記の
とおりである。 I.R.(ヌジヨール)(cm-1) 3700〜2000、1700、1640、1600 N.M.R.(DMSO−d6)δ値 1.42 (3H d) 6.8 (1H s) 6.9〜8.3(9H m) また前記実施例と同様にして下記の化合物を製
造した。得られた化合物を示せば下記第4表のと
おりである。
【表】 −ヒドロキシプロポキシ〓イソカルボスチリル

【表】 キシ〓イソカルボスチリル

【表】
【表】 チリル

実施例 8 4−〔3−{2−(4−ベンジルオキシフエノキ
シ)−1−メチルエチルアミノ}−2−ヒドロキシ
プロポキシ〕イソカルボスチリル3.6gをメタノ
ール500mlおよび酢酸3mlに溶解し、これに10%
パラジウム木炭420mgを加えた後約10時間接触水
添反応を行つた。反応終了後、触媒を別し、反
応液を濃縮し、得られた濃縮物をクロロホルム−
メタノール(1:1)溶液に溶解し、5%炭酸水
素ナトリウム水溶液で洗浄しそして有機層を減圧
下に濃縮した。濃縮された反応生成物を乾燥して
で表わされる4−〔3−{2−(4−ヒドロキシフ
エノキシ)−1−メチルエチルアミノ}−2−ヒド
ロキシプロポキシ〕イソカルボスチリル2.9gを
得た。次にこのものの物性値を示せば下記のとり
である。 m.p.200.4〜201.5℃ I.R.(ヌジヨール)(cm-1) 3300〜300、1640、1605 N.M.R.(CD3OD+DMSO)δ値 1.10 (3H d) 6.63 (4H s) 6.73 (1H,s) 実施例 9 4−(2,3−エポキシ)プロポキシイソカル
ボスチリル0.7g、2−(2,4−ジメトキシフエ
ノキシ)−1−メチルエチルアミノ4.0gおよびエ
タノール30mlの混合物を室温で16時間撹拌し、さ
らに50℃で20時間撹拌下に加熱した。反応終了
後、反応液を減圧下に濃縮しそして反応生成物
4.9gを得た。次にこの反応生成物をトリエチル
アミンで処理したシリカゲルを用いてシリカゲル
クロマトグラフイーによりクロロホルム−メタノ
ールで溶出した。油状の式 で表わされる4−〔3−{2−(2,4−ジメトキ
シフエノキシ)−1−メチルエチルアミノ}−2−
ヒドロキシプロポキシ〕イソカルボスチリル1.1
gを得た。このものの物性値を示せば下記のとお
りである。 N.M.R.(CDCl3)δ値 1.23 (3H d) 3.71 (3H s) 3.79 (3H s) 実施例 10 4−(2,3−エポキシ)プロポキシイソカル
ボスチリル1.0g、2−(2−メトキシフエノキ
シ)−1−メチルエチルアミノ5.0gおよびメタノ
ール50mlの混合物を撹拌下に2.5時間加熱還流し
た。反応終了後反応液を減圧下に濃縮しそして反
応生成物6.1gを得た。次にこの反応生成物をシ
リカゲルクロマトグラフイーによりクロロホルム
−メタノールで溶出して反応生成物1.5gを得た。
さらにこの反応生成物をアルミナクロマトグラフ
イーによりクロロホルム−メタノールで溶出して
油状の式 で表わされる4−〔3−{2−(2−メトキシフエ
ノキシ)−1−メチルエチルアミノ}−2−ヒドロ
キシプロポキシ〕イソカルボスチリル1.1gを得
た。このものの物性値を示せば下記のとおりであ
る。 I.R.(ヌジヨール)(cm-1) 3150、1660、1610 N.M.R.(DMSO−d6)δ値 1.08 (3H d) 3.72 (3H s) 6.71 (1H s) 6.8〜8.4(8H m) 実施例 11 4−(2,3−エポキシ)プロポキシイソカル
ボスチリル2.17g、1−メチル−2−フエノキシ
エチルアミン6.04gおよびエタノール30mlの混合
物を撹拌下に1.5時間加熱還流した。反応終了後、
反応液を減圧下に濃縮してエタノールを留去する
と結晶が析出した。析出した結晶をベンゼン−イ
ソプロピルエーテル(1:1)混液に溶解した後
ガラスフイルターで別し、液を真空乾燥して
反応生成物を3.53gを得た。得られた反応生成物
1.00gをメタノール20mlに溶解し、アセトン10ml
を加えた後撹拌下に飽和塩化水素−エーテル混液
を滴下し、冷蔵庫に一晩放置した。析出した結晶
をグラスフイルターにて別した後、真空乾燥し
て式 で表わされる4−〔3−(1−メチル−2−フエノ
キシエチルアミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ〕
イソカルボスチリル塩酸塩0.83gを得た。次にこ
のものの物性値を示せば下記のとおりである。 m.p.182.1〜184.6℃(分解) I.R.(ヌジヨール)(cm-1) 1690、1650、1610、1600 N.M.R.(DMSO−d6)δ値 1.52 (3H d J=6Hz) 6.7〜8.4(10H m) 実施例 12 4−(2,3−エポキシ)プロポキシイソカル
ボスチリル1.5g、2−(2−イソプロピルフエノ
キシ)−1−メチルエチルアミノ9.8gおよびメタ
ノール50mlの混合物を撹拌下に2.5時間加熱還流
した。反応終了後、反応液を減圧下に濃縮して反
応生成物11.9gを得た。次にこの反応生成物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフイーによりクロロ
ホルム−メタノールで溶出して反応生成物2.6g
を得た。さらにこの反応生成物をアルミナクロマ
トグラフイーによりクロロホルム−メタノールで
溶出し淡黄色油状物質1.3gを得た。 次にこの油状物質をイソプロピルアルコール10
mlおよび酢酸エチル20mlの混合液に溶解し、1N
塩化水素−イソプロピルアルコール溶液を添加し
て弱酸性に調整した。析出する結晶を別し、ア
セトンで洗浄した後真空乾燥させて白色粉末結晶
状の式 で表わされる4−〔3−{2−(2−イソプロピル
フエノキシ)−1−メチルエチルアミノ}−2−ヒ
ドロキシプロポキシ〕イソカルボスチリル塩酸塩
1.1gを得た。このものの物性値を示せば下記の
とおりである。 m.p.123.6〜124.0℃ I.R.(ヌジヨール)(cm-1) 3400〜2200、1650、1635、1600 N.M.R.(CD3OD)δ値 遊離塩基 1.1〜1.3(9H m) 6.5〜8.42(9H m) 実施例 13 4−(2,3−エポキシ)プロポキシ−2−メ
チルイソカルボスチリル2.26g、1−メチル−2
−フエノキシエチルアミン6.83gおよびエタノー
ル30mlの混合物を撹拌下に1.5時間加熱還流した。
反応終了後、減圧下にエタノールを留去した。得
られた反応生成物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフイーに付した。ベンゼン−メタノール(49:
1)混液を展開溶媒とし、溶出液を薄層クロマト
グラフイーで追求し、主フラクシヨンより反応生
成物3.01gを得た。得られた反応生成物をアセト
ン60mlに溶解させ、撹拌下に飽和塩化水素エタノ
ール溶液を滴下した。析出した結晶をガラスフイ
ルターで別した後アセトンで洗浄し次いで真空
乾燥して白色結晶状の式 で表わされる4−〔3−(1−メチル−2−フエノ
キシエチルアミノ−2−ヒドロキシプロポキシ〕
−2−メチルイソカルボスチリル塩酸塩2.57gを
得た。このものの物性値を示せば下記のとおりで
ある。 m.p.175〜205℃(分解) I.R.(ヌジヨール)(cm-1) 2350〜2800、1660、1630、1600、1580 N.M.R.(DMSO−d6)δ値 1.47(3H d J=6Hz) 3.50(3H s) 6.8〜8.4(10H m) また前記実施例と同様にして下記の第5表に示
す化合物を製造した。
【表】 カルボスチリル

【表】 プロポキシ〓イソカルボスチリル

【表】 製剤例1 錠剤 4−〔3−{2−(2,4−ジメトキシフエノ
キシ)−1−メチルエチルアミノ}−2−ヒド
ロキシプロポキシ〕イソカルボスチリル塩酸
塩 30mg リン酸水素カルシウム 97 結晶セルロース 15 トウモロコシデンプン 7ステアリン酸マグネシウム 1 150mg 各成分を均一に混合し直打用粉末とする。これ
をロータリー式打錠機で直径7mm、重量150mgの
錠剤を成型する。本錠剤の硬度は5〜6Kg、崩壊
時間は0.5〜1.0分間である。 製剤例2 細粒剤 4−〔3−{2−(4−アミノフエノキシ)−1
−メチルエチルアミノ}−2−ヒドロキシプ
ロポキシ〕イソカルボスチリル 30mg 乳 糖 300 A トウモロコシデンプン 110 結晶セルロース 50 ヒドロキシプロピルセルロース 10mg Bエタノール 90 500mg Aの成分を均一に混合した後、Bの溶液を加え
て練合し、押出造粒法で製粒し次いで50℃の箱型
乾燥機で乾燥する。乾燥上がり顆粒を32メツシユ
および150メツシユ篩で篩分して細粒剤とする。
本細粒を1日500mgに分包して製品とする。 製剤例3 硬カプセル剤 4−〔3−{2−(2−メトキシフエノキシ)−
1−メチルエチルアミノ}−2−ヒドロキシ
プロポキシ〕イソカルボスチリル塩酸塩 30mg スプレードライ乳糖 158 結晶セルロース 10ステアリン酸マグネシウム 2 200mg 3号ロツクカプセルに充填してカプセル剤とす
る。 製剤例4 注射液 4−〔3−{2−メチル−2−フエノキシエチ
ルアミノ}−2−ヒドロキシプロポキシ〕イ
ソカルボスチリル塩酸塩 5mg 塩化ナトリウム 10mg 蒸留水を加えて 1.0mlとする。 原料の調製 製造例 1 4−ニトロフエノール35g、クロルアセトン35
g、炭酸カルシウム35g、沃化カリウム1gおよ
びアセトン500mlの混合物を撹拌下に3時間加熱
還流した。反応液を減圧下に濃縮し濃縮物を酢酸
エチルで抽出し、酢酸エチル層を5%水酸化ナト
リウム水溶液、水および飽和食塩水で順次洗浄し
た後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。次いで溶媒
を減圧下に濃縮し、濃縮物をエタノール300mlに
溶解し、これにn−ヘキサン100mlを加えそして
一夜室温に放置した。析出した黄色結晶を別乾
燥して4−ニトロフエノキシアセトン43.5gを得
た。 4−ニトロフエノキシアセトンの結晶43.5gを
エタノール300mlに溶解し、室温撹拌下にナトリ
ウムホロンハイドライド4.1gを少しずつ加えた
後、室温で2時間撹拌した。次に氷冷下飽和塩化
アンモニウム水溶液10mlを加え未反応ナトリウム
ボロンハイドライドを分解した後、酢酸エチルで
抽出した。酢酸エチル層を水、3%塩酸、5%炭
酸水素ナトリウム水溶液、水および飽和食塩水で
順次洗浄した後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。
溶媒を減圧下に濃縮して2−(4−ニトロフエノ
キシ)−1−メチルエタノール46.3gを得た。 2−(4−ニトロフエノキシ)−1−メチルエタ
ノール46.3gをピリジン150mlに溶解し、p−ト
ルエンスルホニウムクロライド49gを加え、室温
に一夜放置した。反応液を酢酸エチルで抽出し、
酢酸エチル層を水、3%塩酸、5%炭酸水素ナト
リウム水溶液、水および飽和食塩水で順次洗浄し
た後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。次いで溶
媒を減圧下に濃縮して、2−(4−ニトロフエノ
キシ)−1−メチルエチル−p−トルエンスルホ
ネート77.0gを得た。 2−(4−ニトロフエノキシ)−1−メチルエチ
ル−p−トルエンスルホネート77g、フタルイミ
ドのカリウム塩45gおよびN,N−ジメチルホル
ムアミドの混合物を110℃おいて3時間加熱撹拌
した。反応液を酢酸エチルで抽出し、水そして飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。次いで溶媒を減圧下に濃縮し、濃縮物をエタ
ノールに溶解しそして一夜冷蔵庫に放置した。析
出した結晶を別乾燥してN−{2−(4−ニトロ
フエノキシ)−1−メチルエチル}フタルイミド
の結晶38.5gを得た。 前記で得られたN−{2−(4−ニトロフエノキ
シ)−1−メチルエチル}フタルイミドの結晶
38.5g、ヒドラジン水和物20mlおよびエタノール
500mlの混合物を撹拌下に3時間加熱還流した。
反応終了後、ベンゼンを加えて抽出して20%水酸
化ナトリウム水溶液で数回洗浄しさらに水、飽和
食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。乾燥後溶媒を減圧下に濃縮し、2−(4−ニ
トロフエノキシ)−1メチルエチルアミンの黄色
油状物12.8gを得た。このものの物性値を示せば
下記のとおりである。 N.M.R.(CDCl3)δ値 1.26 (3H d) 1.60 (2H s D2O消失) 3.35 (1H q) 3.6〜4.1(2H m) 6.93 (2H d) 8.13 (2H d) 製造例 2 o−イソプロピルフエノール24.0g、クロルア
セトン17.0g、炭酸カリウム30g、沃化カリウム
1.0gおよびアセトン150mlの混合物を撹拌下に6
時間加熱還流した。反応液を減圧下に濃縮し、濃
縮物を酢酸エチルで抽出し、この酢酸エチル層を
5%水酸化ナトリウム水溶液、水、および飽和食
塩水で順次洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。次いで溶媒を減圧下に濃縮して2−イソ
プロピルフエノキシアセトン38gを得た。 前記で得られた2−イソプロピルフエノキシア
セトンの粗生成物38gをエタノール150mlに溶解
し、室温において撹拌下にナトリウムボロンハイ
ドライド7.2gを少しずつ加えた後、室温で2時
間撹拌した。次に水冷却下に飽和塩化アンモニウ
ム水溶液10mlを加え、未反応ナトリウムボロンハ
イドライドを分解した後、酢酸エチルで抽出し
た。酢酸エチル層を水、3%塩酸、5%炭酸水素
ナトリウム水溶液、水および飽和食塩水で順次洗
浄した後無水硫酸ナトリウムで乾燥した。次いで
溶媒を減圧下に濃縮し2−(2−イソプロピルフ
エノキシ)−1−メチルエタノー33.1gを得た。 前記のようにして得られた2−(2−イソプロ
ピルフエノキシ)−1−メチルエタノールの粗生
成物33.1gをピリジン100mlに溶解し、p−トル
エンスルホニルクロライド34gを加え、室温に一
夜放置した。反応液を酢酸エチルで抽出した後、
酢酸エチル層を水、3%塩酸、5%炭酸水素ナト
リウム、水および飽和食塩水で順次溶解しそして
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。次いで溶媒を減
圧下に濃縮して濃縮物45.0gを得た。次にこの濃
縮物をアルミナカラムクロマトグラフイーにより
ヘキサン−ベンゼン溶出して2−(2−イソプロ
ピルフエノキシ)−1−メチルエチル−p−トル
エンスルホネート32.6gを得た。 2−(2−イソプロピルフエノキシ)−1−メチ
ルエチル−p−トルエンスルホネート21.0g、ナ
トリウムアジド3.9gおよびN,N−ジメチルホ
ルムアミドの混合物を70〜75℃において5時間加
熱撹拌した。反応終了後酢酸エチルで抽出しそし
て水、飽和食塩水で順次洗浄した後無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。次いで溶媒を減圧下に濃縮し
て2−(2−イソプロピルフエノキシ)−1−メチ
ルエチルアジド21.6gを得た。 2−(2−イソプロピルフエノキシ)−1−メチ
ルエチルアジド12.3gをエーテ150mlに溶解しリ
チウムアミニウムハイドライド1.8gを少しずつ
加えた後室温下で2.5時間撹拌した。次に水1.8
ml、15%水酸化ナトリウム水溶液1.8mlおよび水
5.4mlを順次加えて未反応リチウムアルミニウム
ハイドライドを分解した。析出した結晶を別し
た後エーテルで洗浄し、エーテル層を水、飽和食
塩水で洗浄しそして無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。次いで溶媒を減圧下に濃縮し、2−(2−イ
ソプロピルフエノキシ)−1−メチルエチルアミ
ン9.8gを得た。このものの特性値を示せば下記
のとおりである。 N.M.R. 1.05〜1.30 (9H m) 2.75 (2H s D2Oで消失) 3.1〜400 (4H m) 6.65〜7.2 (4H m) また前記と同様にして下記の第6表に示す化合
物を製造した。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、R1は水素原子または低級アルキル基
    を示し、R2およびR3はそれぞれ水素原子または
    低級アルキル基を示し、R4およびR5はそれぞれ
    水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級
    アルコキシ基、ヒドロキシ基、ベンジルオキシ
    基、N,N−ジメチルアミノエトキシ基、アミノ
    基、アセトアミノ基、ニトロ基、低級アルキルメ
    ルカプト基、カルバモイル基またはスルフアモイ
    ル基を示し、そしてXは酸素原子、硫黄原子また
    はイミノ基を示す)で表わされるイソカルボスチ
    リル誘導体。
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