JPH0340279Y2 - - Google Patents

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JPH0340279Y2
JPH0340279Y2 JP1988049219U JP4921988U JPH0340279Y2 JP H0340279 Y2 JPH0340279 Y2 JP H0340279Y2 JP 1988049219 U JP1988049219 U JP 1988049219U JP 4921988 U JP4921988 U JP 4921988U JP H0340279 Y2 JPH0340279 Y2 JP H0340279Y2
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JP
Japan
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patient
bed
fastener
garment
restraint
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JP1988049219U
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  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)
  • Invalid Beds And Related Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、痴呆や不穏状態の患者をベツドに縛
りつけることなく、転落を予防する転落予防抑制
衣に関する。
〔従来の技術〕
近年、病院等において患者の高齢化が目立つよ
うになり、それに伴い痴呆や不穏状態の患者がベ
ツドから転落する事故も少なくない。これを予防
するため、従来から抑制帯(患者の四肢等を部分
的にベツドに固定するための帯)を使用してい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の抑制帯を使用した場合、患者にとつて過
度な抑制となり、寝返りができにくくなるばかり
でなく、縛りつけられている感じが強い等の欠点
があつた。
本考案は、上記欠点を解消するためのものであ
り、その目的は、患者を無理に抑えることなく、
自由に寝返り等ができる転落予防抑制衣を提供す
るにある。
また、患者の安静度に応じて、可能な限り自由
に側臥位や座位を可能にし、しかも、上肢を拘束
せず、床頭台の使用をも可能にする転落予防抑制
衣を提供するにある。
更に、上肢を拘束しないけれども、患者自身で
脱衣し、その結果、例えばオムツ等を外し、身体
やシーツ等を汚染することがないようにするた
め、自力で着脱できない転落予防抑制衣を提供す
るにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するため、従来の抑
制帯にかえて抑制衣とするものであり、この抑制
衣は、できるだけ丈夫な布を使用してロンパース
型のつなぎ服とし、そして、この服の両脇部分と
腰部とに遊びをもたせたバンドを縫い付け、さら
に、このバンドにリングを介してベツド固定用紐
を取り付けたものである。また、本考案の抑制衣
は、着脱しやすいようにスライド式フアスナーで
前開きとし、患者自身で外し難くするため、上記
のフアスナー止まりを尾てい骨まで延長し、しか
も、股合せ部分に逢着したベルベツト式フアスナ
ーによつて上記フアスナー止まりを覆うようにし
たものである。
〔実施例〕
以下、第1〜第7図に基づいて本考案を詳細に
説明する。
第1図aは本考案の転落予防抑制衣の前見頃図
であり、第2図は同後見頃図である。図中1は転
落予防抑制衣であつて、この抑制衣1は、できる
だけ丈夫な布を使用したロンパース型のつなぎ服
とするものである。該服の両脇部分及び腰部に遊
びをもたせたバンド5,5′をしつかりと縫い付
け、このバンド5,5′にそれぞれ2個のリング
6及び6′を通し、該リング6及び6′にベツド固
定用紐8を取り付けたものである。なお、上記リ
ング6及び6′は金属製、プラスチツク製のいず
れかであつても良く、バンド5,5′は、5cm幅
のナイロン製インサイドベルトが好ましい。ま
た、上記ベツド固定用紐8には、下側面のベツド
枠に固定するために、第3図(ベツド固定用紐を
示す図)に示すように、適宜間隔(10cm間隔)を
おいて複数個の雄型ホツク9及びそれに対応する
雌型ホツク9′を配設するのが好ましい。
また、本考案の転落予防抑制衣1は、第1図a
に示すように、着脱しやすいようにするため、ス
ライド式フアスナー2によつて前開きとし、そし
て、患者自身で外し難くするため、フアスナー止
まり3を尾てい骨周りまで延長し、しかも、股合
わせ部分に縫着したベルベツト式フアスナーによ
つて上記フアスナー止まり3を覆うようにしたも
のである。これを第1図a及び第1図b(第1図
aのA−A線断面図)並びに第2図で説明する
と、前見頃を後見頃より5〜8cm程長くして、股
の合わせが後ろ寄り(尾てい骨周り部分)になる
ようにし、前見頃のフアスナー止まり3部分の表
裏にそれぞれベルベツト式フアスナー4,4′を
縫着する(第1図b参照)。一方、後見頃は、第
2図に示すように、合わせ部分を二重にし、その
内面に同じくベルベツト式フアスナー7,7′を
縫着する。そして、前見頃のフアスナー止まり3
部分を後見頃の二重の股合わせ部分に挿入して接
合させる。なお、前見頃に設けたスライド式フア
スナー2は、布を被せて外から見えないようにす
るのが好ましい。
次に、第4〜7図にもとづいて本考案の作用を
説明すると、第4図は本考案の転落予防抑制衣を
着服した患者の仰臥位図、第5図は同側臥位図、
第6図は同座位図、第7図は同床頭台使用時の図
である。
まず、本考案の転落予防抑制衣1に縫着したス
ライド式フアスナー2を開いて着服させ、つい
で、このフアスナー2を閉じ、そのフアスナー止
まり3を、前述したとおり、股合わせ部分に縫着
したベルベツト式フアスナーによつておおうよう
に接合する。そして、両脇部分及び腰部のバンド
5,5′に取り付けたリング6,6′にベツド固定
用紐8を通し、この紐8は、患者の動きに伴い左
右に自由に動くことができるようにして、しかし
ながら、ベツドから落ちない範囲の長さになるよ
うに、下側ベツド枠10の患者の手が届かない位
置に結び固定する。この際、ベツド巾に合わせて
結びの位置を調節しやすいように、雄型ホツク9
及びそれに対応する雌型ホツク9′を約10cm間隔
に複数個設け、これによつて適宜調節する。
ベツド固定用紐8を、上述したように、患者が
ベツド上で左右に自由に動けるようにして、しか
しながら、ベツドから落ちない範囲の長さになる
ように下側ベツド枠10に結び固定することによ
り、患者が自由に寝返りすることができ(第5
図)、ベツド上で座ること(第6図)や床頭台1
1を使うこともでき(第7図)、そして、このよ
うな患者の動きに対してもベツドから転落するこ
とがない作用を奏するものである。
〔本考案の効果〕
本考案は、以上詳記したように、両脇部分及び
腰部に遊びをもたせたバンドを縫着したロンパー
ス型のつなぎ服であつて、このバンドにリングを
介してベツド固定用紐を取り付けた構成からな
り、そして、この紐を、患者がベツド上で左右に
自由に動くことができるような、しかし、ベツド
から転落しない範囲の長さになるようベツド枠に
結び固定することができるものであるから、患者
がベツド上で自由に寝返りすることができ、ま
た、患者の安静度に応じて、可能な限り自由にベ
ツド上で横になつたり、場合によつては座ること
もでき、しかも、上肢を拘束しないので、床頭台
を自由に使用でき、それでありながら、患者がベ
ツドから転落する危険性を防止し得るという効果
が生ずる。
さらに、本考案の転落予防抑制衣は、スライド
式フアスナーで前開としたものであるから、患者
に対する着脱が容易であり、また、そのフアスナ
ー止まりを、尾てい骨周りまで延長し、股合わせ
部分に縫着したベルベツト式フアスナーによつて
覆うようにした構成からなるものであるから、患
者の上肢が拘束されておらず、自由であるにもか
かわらず、患者自身上記フアスナー止まりに触れ
ることができず、患者自ら上記フアスナーを外す
ことができないという顕著な効果が生じ、その結
果、例えばオムツ等を外して身体やシーツ等を汚
すことがない等、特に痴呆や不穏状態の患者にと
つて非常に優れた転落予防抑制衣を提供すること
ができる。
そして、本考案は、上記したとおり、患者がベ
ツド上で左右に自由に動くことができる構造とし
たものであり、しかも、上肢を拘束するものでな
いから、従来の転落予防用に使用する抑制帯等に
見られる「縛りつけられている」との感じが全く
ない転落予防抑制衣を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは本考案の転落予防抑制衣の前見頃
図、第1図bは第1図aのA−A線断面図、第2
図は同じく本考案の転落予防抑制衣の後見頃図、
第3図はベツド固定用紐を示す図である。また、
第4図は本考案の転落予防抑制衣を着た患者の仰
臥位図、第5図は同側臥位図、第6図は同座位
図、第7図は同床頭台使用時の図である。 1……転落予防抑制衣、2……スライド式フア
スナー、3……フアスナー止まり、4,4′……
ベルベツト式フアスナー、5,5′……ベルト、
6,6′……リング、7,7′……ベルベツト式フ
アスナー、8……ベツド固定用紐、9……雄型ホ
ツク、9′……雌型ホツク、10……下側ベツド
枠、11……床頭台。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロンパース型のつなぎ服からなり、該服の両脇
    部分及び腰部に遊びをもたせたバンドを縫い付
    け、このバンドにリングを介してベツド固定用紐
    を取り付け、かつ、上記服をスライド式フアスナ
    ーで前開きとし、そのフアスナー止まりを尾てい
    骨周りまで延長し、股合せ部分に逢着したベルベ
    ツト式フアスナーによつて上記フアスナー止まり
    を覆うようにしたことを特徴とする転落予防抑制
    衣。
JP1988049219U 1988-04-12 1988-04-12 Expired JPH0340279Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988049219U JPH0340279Y2 (ja) 1988-04-12 1988-04-12

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JP1988049219U JPH0340279Y2 (ja) 1988-04-12 1988-04-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01152621U JPH01152621U (ja) 1989-10-20
JPH0340279Y2 true JPH0340279Y2 (ja) 1991-08-23

Family

ID=31275335

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JP1988049219U Expired JPH0340279Y2 (ja) 1988-04-12 1988-04-12

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6063044A (ja) * 1983-09-16 1985-04-11 ジエイ・テイ−・ポ−ジ−・カンパニ− 拘束装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53159195U (ja) * 1977-05-20 1978-12-13

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6063044A (ja) * 1983-09-16 1985-04-11 ジエイ・テイ−・ポ−ジ−・カンパニ− 拘束装置

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JPH01152621U (ja) 1989-10-20

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