JPH0340267Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、オートバイの運転やスキー、又は
作業等において目を保護するためにかけるゴーグ
ルに関するものである。従来のゴーグルには、そ
の上部に汗取り部を設けて額の汗を吸収させる様
にしたものが存在するが、汗取り部が不潔になり
悪臭を放つという欠陥があり、更に、従来のスポ
ンジの汗取り部では多量の汗を吸収できずに使用
中に飽和状態になつた汗がガラスの上に落ちて視
界をさえぎつて危険が生じるという問題があつ
た。

また、ゴーグルの硬い枠体は顔面に合わず隙間
が開くことが多かつた。

そこでこの考案では、接顔面のうち特に額の部
分について洗濯又は使い捨てのためにあるいは汗
で濡れたものを新したものにワンタツチで取り替
え自在とししかもスポンジより汗を多量に吸収で
きる材料により構成可能な汗取り部を有し、しか
も接顔面自体が顔面によく密着するゴーグルを提
供することを目的とするものである。

以下、実施例として示した図面に従つてこの考
案の構成を説明する。

先ず、第１図に見る様に、このゴーグルは、ガ
ラスのような透明板１を枠体２により支持してお
り、枠体２の左右両端にベルト３の端部を取り付
けている。そして、枠体２の上枠部４の裏側に接
顔面の額の部分を構成する汗取り部５を設け、こ
の汗取り部５を上枠部４より上方へ突出してい
る。

前記汗取り部５は、第２図に見る様に、適宜厚
さの細長い形状で汗を吸収しやすい布等の材料よ
り成つており、その外側面の下半部に面接着テー
プ６を設け、前記枠体２の上枠部４の裏面に設け
た面接着テープ７に接着、離反自在としている。

従つて、この汗取り部５は、枠体２への着脱が
自在であり、洗濯又は使い捨てのための取り替え
が自在であり、ゴーグルを清潔に保つことができ
る。しかも、着脱自在であるので、吸収性高分子
その他各種高吸収性材料を使用することができ
る。

枠体２上部以外の裏面全周に略Ｗ字状に設けら
れているのはスポンジ等軟質材料より成るクツシ
ヨン体８である。このクツシヨン体８により、ゴ
ーグルを顔面に密着させることができる。

ところで、この考案は、汗取り部５とクツシヨ
ン体８が上下併せて接顔面を形成する構成とし、
これらの部材５，８がそれぞれ接顔面自体の吸汗
性と密着性を向上させるものとしている。従つ
て、この考案は、接顔面を有するゴーグルに吸水
性とクツシヨン性を併せ持つ別部材を被せるもの
に比べ、嵩張らず装着感が良いばかりか、接
顔面の厚さと同程度に厚くすることができるので
汗取り部５の吸水性、クツシヨン体８のクツシヨ
ン性を向上させることができ、汗取り部５とク
ツシヨン体８が別体であるのでそれぞれ満たすべ
き性能（吸水性、クツシヨン性）に応じて自由に
材料を選択することができる、等の優れた効果を
有する。

この考案は、上述の如き構成を有するものであ
り、従つて、接顔面のうち特に額の部分について
取り替え自在な汗取り部５と接顔面が顔面によく
密着するクツシヨン体８を有するゴーグルを提供
できたものであり、実用的効果に優れている。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案に係るゴーグルの斜視図。
第２図は、枠体の背面図と汗取り部の斜視図。 ２……枠体、５……汗取り部、６……面接着テ
ープ、７……面接着テープ、８……クツシヨン
体。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 枠体２の裏側上部に汗取り部５を着脱自在に取
   り付け、枠体２の上部以外の裏側全周に軟質材料
   から成るクツシヨン体８を取り付けたことを特徴
   とするゴーグル。