JPH0340172Y2 - - Google Patents

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JPH0340172Y2
JPH0340172Y2 JP10620987U JP10620987U JPH0340172Y2 JP H0340172 Y2 JPH0340172 Y2 JP H0340172Y2 JP 10620987 U JP10620987 U JP 10620987U JP 10620987 U JP10620987 U JP 10620987U JP H0340172 Y2 JPH0340172 Y2 JP H0340172Y2
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hanging
cupboard
cabinet
wire
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、吊り戸棚を昇降せしめる装置の改良
に係り、詳しくは昇降時における吊り戸棚を常時
水平に維持し、かつ、スムーズに昇降せしめて物
品の収納をより安全ならしめたキツチンのみなら
ず書斎の書棚等にも適用できる吊り戸棚の昇降装
置に関する。
(従来の技術) 従来、キツチン内等おける空間の有効利用の観
点から調理台等を配した壁面の上方に吊り戸棚が
固設され、夫々両開き扉、或いは引違い戸等がは
め込まれて主として炊事用具、容器類の収納に利
用されてきたが、これらは何れも壁面の高所から
天井部に亘つて固定されていることから、収納物
品の出入れには一々踏み台、椅子等の上に乗つて
手探りの状態で行う以外方法はなく、甚だ危険、
かつ不便な状態のまま使用されてきた。
そのために最近、吊り戸棚を自動昇降機により
所要の壁面に天井部から、その下方の適宜高さま
での間自動昇降せしめる装置が市販され、マンシ
ヨン、住宅のキツチン等に採用され始めている
が、これら装置の自動昇降機としては複雑な油圧
式のもの或いは簡単なものでは戸棚の上方の天井
部に設けたモータ先端の巻上げプーリにより該プ
ーリと戸棚上面間に亘設せるワイヤ又はチエーン
を巻上げ巻戻しして吊り戸棚を自動昇降せしめる
装置等があり、これらは何れも所要時には戸棚
を、その上、下及び奥隅部にも容易に手が届く高
さまで下降せしめて物品の出入れができ、不要の
ときは邪魔にならない天井部上方まで上昇、定置
できることから好評であり、今後の急速な普及が
期待されるところである。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、叙上の如き従来の吊り戸棚の昇降装
置にあつては、その油圧式、或いは巻上げ機式の
如何を問わず、何れも昇降時には戸棚全体が振動
し、或いはガタツキながら昇降する問題、更には
戸棚内部に収納する物品の重量が左右等で不均等
の場合、戸棚を吊持、志承する位置にも関連して
戸棚の水平保持が損なわれて傾斜を増しながら昇
降する等の問題があり、そのために戸棚の内部に
収納した物品の荷崩れ、特にガラス容器、ビン等
の倒壊は免れず、したがつて、収納する物品自体
を荷崩れ時にも損傷しない物品に制約する等の措
置を必要とする他その壁面への取付け形成が簡単
にはできない等の問題を有する。
本考案は、かかる実状に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、昇降手段による戸
棚の吊持位置を特定し、かつ昇降時における戸棚
の前後、左右方向での傾き揺れを防止するイドを
夫々設けることにより戸棚の昇降をスムーズかつ
常時水平ならしめると共に、その壁面への取付け
形成を容易ならしめた吊り戸棚の昇降装置を提供
することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するための手段として本考案
に係る吊り戸棚の昇降装置は、上方に設けた昇降
装置によりワイヤ等を介して吊持せる戸棚を壁面
に沿つて昇降せしめる装置として、上記戸棚を昇
降せしめる壁面部分の両端に夫々垂直に設けられ
たガイドレールと、該レールの間の上下四隅部に
設けられた各プーリにワイヤが襷掛状に張設され
てなるバランスワイヤと、その上方に、前記昇降
手段を下面に有して天蓋状に固定されたほぼ戸棚
面積の枠体及び戸棚の上面に取付けられる吊り枠
を備え、かつ前記吊り枠が、その背面の両端部
に、夫々前記ガイドレール内での昇降可能なガイ
ドローラ及び前記ランスワイヤの縦線への固定金
具を有すると共に、戸棚奥行きの1/3部分位置の
両端部上面に設けられた吊り具を介して前記昇降
手段より垂下されたワイヤ等により吊持されてな
る構成が採り入れられている。
ここで吊り戸棚を昇降せしめる昇降手段として
は、既知のリフト装置等で知られるモータの駆動
軸先端に設けたプーリにより戸棚を吊持せるワイ
ヤ等を巻上げ巻戻しする如き既存機構が適宜用い
られる。
(作用) しかして、上記の如き構成によれば本考案の吊
り戸棚の昇降装置は、戸棚を昇降せしめる壁面部
分の両端に垂直にガイドレールを設け、かつその
間に上下四隅部に設けた各プーリに襷掛状にバラ
ンスワイヤを張設し、その上方に、下面に昇降手
段を設けた枠体を天蓋状に固定した後、上面の吊
り具を介して上記昇降手段のワイヤ等により両端
を吊持され、かつ両端部背面に前記ガイドレール
内での昇降可能なガイドローラ及び前記バランス
ワイヤの縦線に固定された金具が取付けられた吊
り枠を戸棚の上面に取付けるものであるから、所
望の壁、戸棚に対し随意取付けるだけで昇降式戸
棚が得られることになる。
そして取付けられた吊り戸棚は、昇降時にはそ
の両端部背面の上部で、ガイドレールによりガイ
されて揺れ、ガタツキはなく、また同方向にのみ
昇降するバランスワイヤの左右縦線により強制的
に水平保持されることになる。
しかも戸棚は、その奥行きの1/3部分位置の両
端部上面で吊持され、かつ両端部背面の上部でガ
イドされながら昇降するので物品の出納し易い戸
棚の手前側に集中して収納物品を載置した場合な
どの戸棚全体の重心位置の如何に不拘、常時スム
ーズに昇降せしめられることになり、前述の課題
は解決されるに至る。
(実施例) 以下、添付図面に示した実施例に基いて本考案
を更に詳細に説明する。
第1図は本考案に係る吊り戸棚の昇降装置の壁
面への取付け態様の一例を示す正面図であり、第
2図は第1図の側面図、第3図は第1図の上面
図、第4図は第1図の装置の昇降中の態様を示す
側断面図である。
これら図においては、壁面Wの上方に天蓋状
に取付けられる枠体1と、左右のガイドレール
3,3とその内側に張設されたバランスワイヤ1
1及び戸棚の上面に取付けられる吊り枠2を備
え、かつ上記枠体1の下面に昇降手段を設けて
なる吊り戸棚の昇降装置である。
上記枠体1は各図に示す通り戸棚Bよりはやや
広幅に形成され、その左右の両端部より下方の壁
面Wにかけてリツプ溝型鋼等よりなるガイドレー
ル3,3が所要長さで夫々垂直に固定されてお
り、それらガイドレール3,3の間の上下四隅
部、即ち、この場合は、上記左右のガイドレール
3,3の互いに相対する面の上、下部に夫々プー
リ10…が、プーリ溝を壁面と平行にして取付け
られ、それら各プーリ10…の外周にはその縦線
部をガイドレール3,3に沿わせて第1図に示す
如く襷掛状に緊く張設されたワイヤ、ワイヤロー
プ、チエーンよりなるバランスワイヤ11が回動
可能に形成されている。
他方、戸棚Bの上面に取付けられる吊り枠2の
両端部の背面には、前記ガイドレール3,3のリ
ツプ溝と相対する位置に、夫々それらガイドレー
ル3,3のリツプ溝内での昇降可能なガイドロー
ラ4,4の基部が取付けられ、また前記バランス
ワイヤ11の縦線と交叉する位置に、該縦線に固
定する金具12,12が取付けられており、更に
ガイドレール3,3の下端にはストツパーが設け
られている。
また、上記吊り枠2の両端部の上面の、戸棚奥
行きの1/3部分に相当する位置には吊り具5,5
が夫々取付けられるが、この場合の吊り具5,5
としては第1〜3図に示す如き小径のプーリがそ
のプーリ溝を夫々壁面Wに対し直角に配されて取
付けられている。
そして、上記吊り枠2上面両端部の吊り具5,
5の各プーリ溝両端の垂直上方の前記天蓋状の枠
体1の下面には、壁面Wと平行にプーリ溝が配さ
れた一対の吊りプーリ6,6′,6,6′が夫々同
軸に固定されており、その中間にはモータ8が、
その駆動軸先端に設けた巻上げプーリ9のプーリ
溝を夫々上記壁面W側の吊りプーリ6′,6′の各
プーリ溝延長線上に合致せしめた位置に固定され
ており、更に各図に示す如く上記巻上げプーリ9
のプーリ溝の上部に一端を係着せしめた吊りワイ
ヤ7(又はワイヤロープ、チエーン)が、一方の
吊りプーリ6′上面から下方に垂下し、前記吊り
枠2上面の一方の吊り具5の下面を経由上昇して
垂直上方の吊りプーリ6上面から連通して他方の
吊りプーリ6上面に至り、更に垂下して再び吊り
枠2上面の他方の吊り具5の下面を経由上昇して
垂直上方の他方の吊りプーリ6′上面から前記巻
上げプーリ9のプーリ溝の下部にその末端を係着
せしめられて戸棚Bを吊持し昇降せしめる回線が
形成されている。
なお、本考案は、以上の説明における枠体1及
びその下面の昇降手段、ガイドレール3、バラ
ンスワイヤ11ならびに戸棚Bの上面に取付けら
れる吊り枠2を始め他の取付け、付加構成につい
ては、その材質、寸法、形状、回線数及び昇降手
段の種類、機能等も含めて何等限定されるもので
なく、既存の従来技術も含めて要は前述せる本考
案の必須とする各構成要件をすべて満たし、それ
によつて前記本考案の所期の目的を達成し得るも
のであれば全て好適である。
(考案の効果) 本考案は以上の如く構成された吊り戸棚の昇降
装置であるから、吊り戸棚を昇降せしめる壁面部
分に、予め一体的に組立て形成してなる装置全体
を一挙に固定し、或いは枠体、ガイドレール、バ
ランスワイヤと順次固定、形成した後、枠体下面
の昇降手段により吊持されている吊り枠を戸棚の
上面に単に取付けるだけで容易に完成し、かつ直
ちに使用することができる。
しかも上記により壁面に取付け形成された吊り
戸棚の昇降は、戸棚が、その奥きの1/3部分の両
端部上面で吊持され、かつ、その背面上部の両端
部で、ガイドレールによりガイドされるので揺れ
ることなくスムーズに行わると共に、同じく背面
上部の両端部でバランスワイヤの左右の縦線の一
部にも夫々固定されているので如何なる場合にも
常時水平に保持され、したがつて戸棚の内部に収
納された物品の荷崩れによる倒壊、損傷等の懸念
も全くない等キツチンのみならず、書斎の書棚用
等としても設けて好適な吊り枠の昇降装置であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る吊り戸棚の昇降装置の壁
面への取付け態様の一例を示す正面図、第2図は
第1図の側面図、第3図は第1図の上面図、第4
図は第1図の装置の昇降中の態様を示す側断面図
である。 ……吊り戸棚の昇降装置、B……戸棚、W…
…壁面、1……枠体、2……吊り枠、3……ガイ
ドレール、4……ガイドローラ、5……吊り具、
{6,6′……吊りプーリ、7……吊りワイヤ、8
……モータ、9……巻上げプーリ}……昇降手
段、10……プーリ、11……バランスワイヤ、
12……固定金具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上方に設けた昇降手段によりワイヤ等を介して
    吊持せる戸棚を壁面に沿つて昇降せしめる装置で
    あつて、上記戸棚を昇降せしめる壁面部分の両端
    に夫々垂直に設けられたガイドレールと、該レー
    ルの間の上下四隅部に設けられた各プーリにワイ
    ヤが襷掛状に張設されてなるバランスワイヤと、
    その上方に、前記昇降手段を下面に有して天蓋状
    に固定されたほぼ戸棚面積の枠体、及び戸棚の上
    面に取付けられる吊り枠を備え、かつ前記吊り枠
    が、その背面の両端部に、夫々前記ガイドレール
    内での昇降可能なガイドローラ及び前記バランス
    ワイヤの縦線への固定金具を有すると共に、戸棚
    奥行きの1/3部分位置の両端部上面に設けられた
    吊り具を介して前記昇降手段より垂下されたワイ
    ヤ等により吊持されてなることを特徴とする吊り
    戸棚の昇降装置。
JP10620987U 1987-07-09 1987-07-09 Expired JPH0340172Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP10620987U JPH0340172Y2 (ja) 1987-07-09 1987-07-09

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JP10620987U JPH0340172Y2 (ja) 1987-07-09 1987-07-09

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JPS6410240U JPS6410240U (ja) 1989-01-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2513383Y2 (ja) * 1989-09-27 1996-10-02 オーエム機器株式会社 昇降棚

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