JPH0339719Y2 - - Google Patents

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JPH0339719Y2
JPH0339719Y2 JP16173285U JP16173285U JPH0339719Y2 JP H0339719 Y2 JPH0339719 Y2 JP H0339719Y2 JP 16173285 U JP16173285 U JP 16173285U JP 16173285 U JP16173285 U JP 16173285U JP H0339719 Y2 JPH0339719 Y2 JP H0339719Y2
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tank
suction
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air
pressure
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、軽油等の目づまり点を測定する目づ
まり点計におけるサンプル液の吸引機構に関し、
更に詳述すると、所定の微小吸引圧を長時間に亘
つて精度良く維持することができ、しかも構造が
簡単な吸引機構に関する。
従来の技術 軽油等の目づまり点(CFPP)を測定する場
合、通常第2図に示すような分析部1および吸引
部2を具備する目づまり点計が使用されている。
即ち、第2図において、3は内部にサンプル液4
が導入され、サンプル液4を加熱冷却するための
サーモモジユール5上に配設された測定セルであ
る。6は、上記セル3内のサンプル液4中にその
先端側が浸漬された吸引筒で、この吸引筒6先端
はセル3の底部近傍まで達し、その先端にフイル
タ7が取り付けられている。また、吸引筒6の基
端側はセル3外に突出しており、その基端には分
析部1と吸引部2とを連結する分析部連絡管8の
他端が連結されていると共に、基端部近傍にはラ
ンプ9及び光電センサ10からなる吸引筒6内を
上昇してくるサンプル液4を検出するための検出
器11が配設されている。なお、図示しないが、
上記セル3にはサンプル液導入管、サンプル液排
出管及びサンプル液オーバーフロー管がそれぞれ
連結されていると共に、サンプル液4を計量する
計量機構及びサンプル液4の温度を検出する熱電
対がそれぞれ配設されている。
上記目づまり点計によつてサンプル液の目づま
り点を測定する場合、まずセル3内の前回測定分
のサンプル液4をサンプル液排出管を通して排除
すると共に、サンプル液導入管からセル3内に測
定すべきサンプル液4を導入する。次いで、サン
プル液4を計量し、余剰分はサンプル液オーバー
フロー管にオーバーフローさせる。次に、サンプ
ル液4をサーモモジユール5で冷却し、サンプル
液温が1℃下がる毎に吸引部2の作動によつて吸
引筒6内を所定吸引圧(200mm水柱)で吸引する。
サンプル液4が流動性のある間はサンプル液4は
フイルタ7を通り吸引筒6を上昇して光電センサ
10の位置まで吸引されるが、サンプル液4の液
温が下がつて流動性がなくなると、サンプル液4
がフイルタ7を通りにくくなり、ついに光電セン
サ10の位置まで上昇しなくなる。この上昇しな
くなつた時のサンプル液4の温度を熱電対で検出
し、これを目づまり点(CFPP)値とするもので
ある。なお、検出が完了した後は、サーモモジユ
ール5の極性を変えてサンプル液4を加熱溶解
し、上記と同様にして次の測定をおこなう。
上述した目づまり点計において、サンプル液4
をフイルタ7を通して吸引するための吸引部2と
して、従来第3図に示す機構のものが使用されて
いる。即ち、前記分析部連絡管8の他端が分析部
1の吸引筒6基端に連結され、この連絡管8には
弁12が介装されていると共に、その一端側は箱
形の密閉バツフアタンク13内に挿入されてい
る。また、このバツフアタンク13内には一端が
真空ポンプ14に連結されたポンプ連絡管15の
他端側、及び一端が大気に開放され、調節弁16
が介装された圧力調節管17の他端側がそれぞれ
挿入されている。上記吸引機構によつて分析部1
のサンプル液4を吸引する場合、真空ポンプ14
によつてバツフアタンク13内の空気を吸引し、
タンク13内に負圧を生じさせると共に、調節弁
16を調節して所定量の調節空気を圧力調節管1
7からタンク13内に導入することによりタンク
13内を一定負圧に保ち、このタンク13内の負
圧を分析部連絡管8により吸引圧として分析部1
に伝達するものである。
考案が解決しようとする問題点 上述した目づまり点計においては、一定の吸引
圧(200mm水柱)を正確に連続して保ことが目づ
まり点計の精度確保の点で極めて重要である。し
かしながら、従来の吸引機構は、負圧を調節する
ために調節弁16を調節して圧力調節管17から
タンク13内に空気を導入するという方法を採つ
ているため、調節弁16の微動等によつて負圧を
精密に微調節することが難しいという欠点があ
る。しかも、吸引機構を連続的に作動させている
と圧力がドリフトしてしまうため、測定者が常に
負圧を監視し、負圧が設定値からずれる度に手動
で調節弁16を調節して負圧を微調整することが
必要となる等、従来の吸引機構を用いた目づまり
点計においては、一定の吸引圧を正確に長時間に
亘つて維持することは非常に困難であつた。ま
た、従来の吸引機構は真空ポンプ14の電源を必
要とし、装置が複雑になると共に、目づまり点計
を危険場所で使用する場合には防災構造を要す
る。更に、真空ポンプの保守を必要とする上、そ
の寿命も有限であるといつた欠点も有している。
このため従来より目づまり点計の吸引圧を長時
間に亘つて自動的に精度良く保つことが望まれて
いるが、200mm水柱程度の微小負圧を精度良く調
節できる調節弁16を得ることは構造上不可能に
近い。
本考案は、上記事情に鑑みなさらたもので、一
定の微小吸引圧を長時間に亘つて自動的に精度良
く維持することができる吸引機構を提供すること
を目的とする。
問題点を解決するための手段 即ち、本考案吸引機構は上記目的を達成するた
め、分析部のサンプル液をフイルタを通して所定
吸引圧で吸引し、フイルタを通過するサンプル液
を検出するようにした目づまり点計におけるサン
プル液の吸引機構において、 (a) 密閉タンク内に揮発性の低い液体がこのタン
ク内上部に空間部が形成されるように注入さ
れ、かつ一端が大気に開放された空気流入管の
他端側が上記タンクの壁を気密に貫通してタン
ク内の液体中に所定長さ挿入された差圧維持装
置と、 (b) 一端が空気吸引装置に連結され、他端が上記
密閉タンク内の空間部に連通された空気吸引装
置連絡管と、 (c) 一端が上記密閉タンク内の空間部に連通さ
れ、他端が分析部に連結された分析部連絡管と
を具備し、空気吸引装置の作動により密閉タン
ク内の空間部に負圧を生じさせると共に、この
負圧を分析部連絡管を介して分析部に吸引圧と
して伝達するに際し、上記空気流入管の液体中
への挿入長さを所要吸引圧に相応する長さに形
成し、タンク内の負圧が所要吸引圧より大きく
なつた時にタンク外の空気が上記空気流入管を
通つてタンク内に導入されるよう構成したもの
である。
作 用 本考案吸引機構においては、上記差圧維持装置
のタンク内の揮発性の低い液体中に一端が大気に
開放された空気流入管の他端側を挿入したこと、
この場合所望する吸引圧と空気流入管が挿入され
た長さ分の液体の圧力とが互いに等しくなるよう
に空気流入管を挿入したことにより、タンク内の
空間部の負圧、即ちサンプル液の吸引圧が設定値
より大きくなつた場合、タンク外の空気が空気流
入管を通つて流入管先端から液体中に気泡として
放出され、この気泡が上昇して空間部に流入する
ため空間部内の負圧が設定値まで低下する。空間
部内の負圧が設定値まで低下するとタンク内への
空気の流入が停止し、これにより空間部内の負圧
が常に一定に保持されるものである。
次に実施例を示し、本考案を更に具体的に説明
するが、本考案は下記実施例に限定されない。
実施例 第1図は本考案の一実施例に係る目づまり点計
における吸引機構を示し、図中18は差圧維持装
置である。この差圧維持装置18は、箱形の密閉
タンク19内に油20がタンク19内上部に空間
部21が形成されるように注入され、更に一端が
大気に開放された空気流入管22の他端側が密閉
タンク19上壁を気密に貫通してタンク19内の
油20に所定長さ挿入されてなるものである。
なお、上記空気流入管22にはタンク19外に存
して絞り弁23が介装されている。
上記タンク19内の空間部21には、他端が分
析部1の吸引筒6基端に連結され、弁12が介装
された前記吸引部連絡管8の他端側及び一端がア
スピレータ24に連結されたアスピレータ連絡管
25の他端側がタンク19上壁を気密に貫通して
それぞれ挿入されている。なお、上記アスピレー
タ連絡管25には絞り弁26が介装されている。
上記吸引機構によつてサンプル液4の吸引を行
なうに際しては、空気流入管22の油20への挿
入長さを所望する負圧に応じて適宜決定する。
即ち、例えば200mm水柱の負圧でサンプル液4を
吸引する場合、油20の比重に基づいて200mm水
柱の圧力と長さ分の油20の圧力とが互いに等
しくなるように長さを設定する。
そして、絞り弁23,26を適宜開くと共に、
アスピレータ24の空気流通管27にほぼ一定圧
の計装空気を流通させるとタンク19内の空間部
21に存する空気がアスピレータ24によつて吸
引され、空間部21内に負圧が生じる。この場
合、タンク19内の油20には空気流入管22他
端側が所望する負圧に相応する長さ分挿入され
ていると共に、空気流入管22一端が大気に解放
されているため、空間部21内の負圧が所定値を
超えると、空気流入管22を通つて流入管22先
端から油20中に空気が気泡28として放出さ
れ、この気泡28が上昇して空間部21に入るこ
とにより、空間部21内の負圧が低下する。空間
部21内の負圧が設定値まで低下すると気泡28
の油20への流入は停止し、これにより空間部2
1内の負圧が常に一定に調節される。この空間部
21内の負圧を吸引部連絡管8によつて吸引圧と
して取り出すことにより、常に一定の吸引圧でサ
ンプル液4を吸引できるものである。
上述した実施例の吸引機構は、油20及びこの
油20中に所定長さ挿入された空気流入管22を
利用した差圧維持装置18を使用したことによ
り、簡便にかつ精度良く微小吸引圧を維持するこ
とができる。また、アスピレータ24を用いたこ
とにより、手軽にフイールドで得られる計装空気
を使用して負圧を生じせしめることができる。
なお、上述実施例においては、揮発性の低い液
体として油20を使用したが、これに限られず、
他の種々のものを用いることができる。また、空
気吸引装置としてアスピレータ24を用いたが、
ポンプを用いてもよく、その他の構成についても
本考案の要旨を逸脱しない範囲で種々変更して差
支えない。
考案の効果 以上説明したように、本考案に係る目づまり点
計におけるサンプル液の吸引機構によれば、サン
プル液の吸引圧を微調整できると共に、この微調
整した吸引圧を長時間に亘つて自動的に精度良く
維持することができる。従つて、本考案機構を用
いた場合、目づまり点計の精度、操作の容易性と
いつた点を大きく向上させることができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る吸引機構を示
す一部断面概略図、第2図は目づまり点計の分析
部を示す一部断面概略図、第3図は従来の吸引機
構を示す一部断面概略図である。 1……分析部、2……吸引部、4……サンプル
液、7……フイルタ、8……分析部連絡管、18
……差圧維持装置、19……密閉タンク、20…
…油、21……空間部、22……空気流入管、2
4……アスピレータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 分析部のサンプル液をフイルタを通して所定吸
    引圧で吸引し、フイルタを通過するサンプル液を
    検出するようにした目づまり点計におけるサンプ
    ル液の吸引機構において、 (a) 密閉タンク内に揮発性の低い液体がこのタン
    ク内上部に空間部が形成されるように注入さ
    れ、かつ一端が大気に開放された空気流入管の
    他端側が上記タンクの壁を気密に貫通してタン
    ク内の液体中に所定長さ挿入された差圧維持装
    置と、 (b) 一端が空気吸引装置に連結され他端が上記密
    閉タンク内の空間部に連通された空気吸引装置
    連絡管と、 (c) 一端が上記密閉タンク内の空間部に連通さ
    れ、他端が分析部に連結された分析部連絡管と
    を具備し、空気吸引装置の作動により密閉タン
    ク内の空間部に負圧を生じさせると共に、この
    負圧を分析部連絡管を介して分析部に吸引圧と
    して伝達するに際し、上記空気流入管の液体中
    への挿入長さを所要吸引圧に相応する長さに形
    成し、タンク内の負圧が所要吸引圧より大きく
    なつた時にタンク外の空気が上記空気流入管を
    通つてタンク内に導入されるよう構成したこと
    を特徴とする目づまり点計におけるサンプル液
    の吸引機構。
JP16173285U 1985-10-22 1985-10-22 Expired JPH0339719Y2 (ja)

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JP16173285U JPH0339719Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22

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JP16173285U JPH0339719Y2 (ja) 1985-10-22 1985-10-22

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JPS6271547U JPS6271547U (ja) 1987-05-07
JPH0339719Y2 true JPH0339719Y2 (ja) 1991-08-21

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8727531B2 (en) 1999-07-02 2014-05-20 E-Vision, Llc Electro-active opthalmic lens having an optical power blending region

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8727531B2 (en) 1999-07-02 2014-05-20 E-Vision, Llc Electro-active opthalmic lens having an optical power blending region
US9323101B2 (en) 1999-07-02 2016-04-26 E-Vision Smart Optics, Inc. Electro-active opthalmic lens having an optical power blending region
US9411173B1 (en) 1999-07-02 2016-08-09 E-Vision Smart Optics, Inc. Electro-active opthalmic lens having an optical power blending region
US9500883B2 (en) 1999-07-02 2016-11-22 E-Vision Smart Optics, Inc. Electro-active opthalmic lens having an optical power blending region

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JPS6271547U (ja) 1987-05-07

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