JPH0339695Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0339695Y2
JPH0339695Y2 JP1986116523U JP11652386U JPH0339695Y2 JP H0339695 Y2 JPH0339695 Y2 JP H0339695Y2 JP 1986116523 U JP1986116523 U JP 1986116523U JP 11652386 U JP11652386 U JP 11652386U JP H0339695 Y2 JPH0339695 Y2 JP H0339695Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass substrate
air
air blowing
blowing pipe
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986116523U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6321824U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986116523U priority Critical patent/JPH0339695Y2/ja
Publication of JPS6321824U publication Critical patent/JPS6321824U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0339695Y2 publication Critical patent/JPH0339695Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエアー圧の差を利用してガラス素地の
レベルを検出するエアーマイクロ式のレベル検出
装置に関する。
(従来の技術) 溶解炉内に保持されたガラス素地のレベルを検
出する装置として、従来から複数本の電極棒を使
用した電気抵抗式、レーザ光等を利用した光学式
及びエアーの差圧を利用したエアーマイクロ式等
が知られている。
電気抵抗式の検出装置はガラス素地面が電極棒
下端よりも下つた場合でも、電極棒下端からガラ
ス素地が糸を引くように垂れ下がつて導通状態と
なるなど検出精度が大巾に劣る。また、光学式の
検出装置は光を素地面に水平に近い角度で照射す
れば精度が高くなるが、このためには溶解炉自体
が大型でなければならず、且つ装置自体も高価で
ある。
一方エアーマイクロ式の検出装置は第5図に示
すように、ガラス素地Gを保持している溶解炉1
00内に、炉圧検出パイプ101とエアー吹付け
パイプ102を昇降動可能に臨ませ、炉圧検出パ
イプ101の下端はガラス素地面GLよりも十分
上方に位置せしめるとともに差圧発信器103に
接続し、エアー吹付けパイプ102の下端はガラ
ス素地面GLよりも若干上方(1mm以下)に位置
せしめるとともに、エアー吹付けパイプ102に
はフアン104及び定圧装置105を介して10〜
20mmH2O程度の定圧エアーを供給し、このエア
ーをガラス素地面GLに吹き付け、この吹き付け
によつて生じる背圧を前記差圧発信器103に導
き、炉内圧と背圧との差を検出し、この差圧によ
つてガラス素地面GLの高さを算出し、この値を
レベル指示記録計106に表示するようにしてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) 上述したエアーマイクロ式の検出装置にあつて
は、検出精度を高めるにはエアー吹付けパイプ1
02の下端とガラス素地面GLとの間隔を小さく
し、背圧と炉圧の差圧を大きくすればよいのであ
るが、あまり近づけるとガラス素地がパイプ下端
に接触したり離れたりするため却つて検出精度が
悪くなる。
またエアー吹付けパイプ102の下端をガラス
素地面GLに近づけると、素地面が急上昇した際
にガラス素地がパイプ内に侵入し、これがパイプ
内で固化してしまうため、溶解炉からパイプを引
き出してガラスを除去しなければならない。
更に、検出精度を高めるべくエアー吹付けパイ
プに供給するエアー量を多くし、背圧と炉圧との
差圧を大きくすることも考えられるが、このよう
にするとガラス素地自体が冷却されてしまう。特
に耐久性を高めるべくエアー吹出しパイプをウオ
ータクーラ等を備えたものとすると、上記冷却が
更に強くなされ、例えばホウケイ酸ガラス素地の
場合にあつては、素地表面にシリカリツチな層が
形成され、失透する場合もあり、この傾向は小型
窯の場合更に強まる。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決すべく本考案は、エアーマイ
クロ式の検出装置において、ガラス素地を保持す
る溶解炉内に臨ませるエアー吹付けパイプの下端
にスリツトを形成し、該エアー吹付けパイプの下
端をガラス素地内に浸漬せしめ、この状態で前記
スリツトはエアー吹付けパイプの下端部がガラス
素地内に浸漬する浸漬深さよりも深くなるように
形成した。
(実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基いて説明
する。
第1図は本考案に係るレベル検出装置の概略図
であり、図中1は溶解炉であり、この溶解炉1は
ガスバーナ或いは電極棒を備えておりガラス原料
をガスバーナ或いは電極棒にて加熱溶解してガラ
ス素地Gとし、これを保持している。
溶解炉1内には上方から炉圧検出パイプ2とエ
アー吹付けパイプ3が昇降可能に挿入されてい
る。炉圧検出パイプ2は下端部がガラス素地面
GLよりも十分高く位置しており、他端は差圧発
信器4に接続されている。
一方、エアー吹付けパイプ3は耐熱性材料、例
えばPt(白金)、Pt(白金)とRh(ロジウム)との
合金或いはA2O3(アルミナ)等の磁性材、更
には下端部のみをPt等とし他の部分は磁性材か
らなる直径10〜20mm程度のものとし、その下端部
には第2図及び第2図のA−A線断面図である第
3図に示すように逆U字状のスリツト5を形成し
ている。
以上においてガラス素地面GLを検出するには、
エアー吹付けパイプ3の下端部を第2図に示す如
くガラス素地G内に浸漬する。そしてこの浸漬深
さは前記スリツト5の一部がガラス素地面GL上
方に開口5aする深さとする。
斯る状態からエアー吹付けパイプ3にコンプレ
ツサー等の圧気源からのエアー(N2ガス等の不
活性ガスでもよい)を減圧弁6及び50/hr程度
の定量弁7を介して供給し、このエアーをガラス
素地面GLに向けて吹付ける。すると、エアーの
一部はスリツト5の開口5aから漏れ、他の一部
は背圧として差圧発信器4に供給され、この差圧
発信器4において前記炉圧検出パイプ2からの炉
圧とエアー吹付けパイプ3からの背圧との差圧を
電気信号に変換し、これをガラスレベル指示記録
計8に出力し、このガラスレベル指示記録計8に
おいてガラス素地面GLを数値として表示(記録)
する。
第4図A及びBはスリツト5の別実施例を示す
第2図と同様の図であり、第4図Aに示すスリツ
ト5は逆三角形状とし、上部に向つてスリツト5
の開口面積を狭め、また第4図Bに示すスリツト
5はその巾を極めて狭くしている。ここでスリツ
ト5の巾は狭い程検出精度は高まるのであるがあ
まり狭くするとスリツト5にガラス素地Gが詰ま
るので、1.0〜3.0mm程度が好ましい。
(考案の効果) 以上に説明した如く本考案によれば、エアーマ
イクロ式のレベル検出装置において、エアー吹付
けパイプの下端にスリツトを形成したので、エア
ー吹付けパイプの下端部をガラス素地中に浸漬し
ても、ガラス素地面の高さに応じてスリツトの開
口面積が変化し、この変化に応じて背圧が変化す
るので、ガラス素地面の高さを炉圧との差圧によ
つて検出できる。
そして、スリツトの開口面積を極めて狭くする
ことができるので、検出精度は大巾に向上(誤差
は±0.1mm以下)させることができ、且つパイプ
下端はガラス素地中に浸漬せしめているので従来
の如くパイプ下端にガラスが詰まることもないの
でメンテナンス性も向上する。
更に、定量弁を用いてエアーを供給するように
すれば、管路抵抗を無視でき、微圧での検出を行
え、このことはガラス素地面に作用するエアー圧
が小さいことになり、ガラス素地面がエアー圧で
下ることがなくなるので更に検出精度は高くな
り、ガラス素地の冷却も抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るレベル検出装置の概略構
成図、第2図はエアー吹付けパイプの下端部の拡
大図、第3図は第2図のA−A線断面図、第4図
A及びBはエアー吹付けパイプの別実施例を示す
図、第5図は従来のエアーマイクロ式レベル検出
装置の概略図である。 尚、図面中1は溶解炉、2は炉圧検出パイプ、
3はエアー吹付けパイプ、4は差圧発信器、5は
スリツト、5aは開口、6は減圧弁、7は定量
弁、8はガラスレベル指示記録計、GLはガラス
素地面である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガラス素地を保持する溶解炉内に、炉内の気体
    圧を検出する炉圧検出パイプと、圧気源からのエ
    アーをガラス素地面に吹付けるエアー吹付けパイ
    プとを臨ませ、このエアー吹付けパイプの背圧と
    炉圧検出パイプの圧との差圧からガラス素地のレ
    ベルを検出するようにした装置において、前記エ
    アー吹付けパイプの下端部はガラス素地内に浸漬
    され、またエアー吹付けパイプの下端部にはガラ
    ス素地内に浸漬する浸漬深さよりも深いスリツト
    が形成されていることを特徴とするガラス素地の
    レベル検出装置。
JP1986116523U 1986-07-28 1986-07-28 Expired JPH0339695Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986116523U JPH0339695Y2 (ja) 1986-07-28 1986-07-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986116523U JPH0339695Y2 (ja) 1986-07-28 1986-07-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6321824U JPS6321824U (ja) 1988-02-13
JPH0339695Y2 true JPH0339695Y2 (ja) 1991-08-21

Family

ID=31001195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986116523U Expired JPH0339695Y2 (ja) 1986-07-28 1986-07-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0339695Y2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5737090Y2 (ja) * 1976-04-27 1982-08-16
JPS53115116U (ja) * 1977-02-21 1978-09-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6321824U (ja) 1988-02-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110284186B (zh) 一种直拉单晶炉及其纵向温度梯度的测定控制方法
JPH0339695Y2 (ja)
US4313799A (en) Oxygen sensor and method for determining the oxygen activity in molten glass
JP2010032344A (ja) 高温表面張力測定装置
CN206593774U (zh) 一种碳化硅测温晶体标定装置
JPH1112079A (ja) 結晶体の引上げ方法およびその引上げ装置
CN202649146U (zh) 一种材料热膨胀系数测量装置
JPH0669751U (ja) ガラス素地のレベル検出装置
JPH0248422A (ja) ガラス窯業用攪拌棒
DE59903459D1 (de) Verfahren und Messanordnung zum Bestimmen von Veränderungen des Betriebszustandes in Glasschmelze führenden Behältern
JPH07330484A (ja) シリコン単結晶の引上げ装置および製造方法
CN208346306U (zh) 一种硅液溢流检测设备
CN207779911U (zh) 一种测试高温玻璃浮法生产中表面张力的装置
HU910346D0 (en) Process and arrangement for manufacturing and calibrating liquid based miniaturized sensing elements
JP2000131311A (ja) 金属の溶湯の熱分析用試料採取容器
CN108254377A (zh) 一种测试高温玻璃浮法生产中表面张力的装置及方法
CN212077193U (zh) 一种新型拉晶用石英针及其专用热屏
KR900011196Y1 (ko) 연주용 주형분말 첨가제의 용융특성 측정장치
CN219608255U (zh) 一种新型窑炉热电偶
CN114808115B (zh) 液口距测量方法及液口距测试装置
CA1073976A (en) Dewpointmeters
JPS61127638U (ja)
CN217443221U (zh) 一种耐火材料试样加热线膨胀测量装置
JP2001089165A (ja) フロート板ガラスの製造方法
CN210268445U (zh) 窑炉烧枪测试装置