JPH0339301Y2 - - Google Patents

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JPH0339301Y2
JPH0339301Y2 JP15130985U JP15130985U JPH0339301Y2 JP H0339301 Y2 JPH0339301 Y2 JP H0339301Y2 JP 15130985 U JP15130985 U JP 15130985U JP 15130985 U JP15130985 U JP 15130985U JP H0339301 Y2 JPH0339301 Y2 JP H0339301Y2
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【考案の詳細な説明】 A 産業上の利用分野 本考案は直流式電気鉄道の給電装置に関する。
B 考案の概要 本考案は、交流電力を直流変換し該直流電力を
電車線に供給する順変換器と、前記電車線に発生
する直流回生電力を交流変換する逆変換器とを備
えた直流式電気鉄道の給電装置において、 前記逆変換器にバツテリーを併設するととも
に、このバツテリーと電車線を結ぶ電路ににスイ
ツチング回路を介挿し、電車線下に存在する電気
車が回生制動を行なつたときに生ずる電力を前記
バツテリーに充電させるとともに前記逆変換器に
よつて回生し、前記電気車の力行運転時には順変
換器の直流出力および前記バツテリーの充電エネ
ルギーを電車線に供給することにより、 逆変換器の電力容量を大きくしなくても電気車
の回生制動時に発生する回生電力をむだ無く回生
することができるようにしたものである。
C 従来の技術 近年直流式電気鉄道において、電気車に回生制
動車両を採用して回生制動時の回生エネルギーを
電源側へもどすことにより省エネルギー化を図る
路線が増えてきている。上記のように電気車に回
生制動車両を採用した直流式電気鉄道の給電装置
は例えば第3図の如く示される。第3図において
変圧器1の一端は図示しない商用周波電源に接続
されている。変圧器1の他端は例えばサイリスタ
をブリツジ接続して構成された順変換器2を介し
て電車線3に接続されている。この電車線3には
例えばサイリスタをブリツジ接続して構成された
逆変換器4の一端が接続されている。逆変換器4
の他端は変圧器5を介して図示しない商用周波電
源に接続されている。6は回生制動を行なうこと
ができる電気車であり、7はレールである。上記
のように構成された装置において、商用周波電源
(図示省略)から変圧器1を介して導かれる交流
電力は順変換器2によつて直流電力に変換され、
該直流電力は電車線3を介して力行運転中の電気
車6に供給される。また、走行中の電気車6が例
えば駅(図示省略)に停車するために回生制動を
行なつたとする。この場合、電気車6にて発生し
た回生エネルギーは逆変換器4によつて交流電力
に変換された後、変圧器5を介して図示しない商
用周波電源に回生される。
D 考案が解決しようとする問題点 上記のように構成された装置において、電気車6
の力行運転時および回生制動時に流れる電流モー
ドは第4図のように示される。この第4図におい
て時刻t0から時刻t1に到る領域が電気車6の力行
運転時の電流波形を示し、時刻t1から時刻t2に到
る領域が電気車6の回生制動時の電流波形を示し
ている。電気車6が時刻t1において回生制動を開
始した直後の回生電流のピーク値は非常に大きく
なり、大電力が発生する。この回生制動開始直後
に発生する大電力をむだ無く商用周波電源側へ回
生するためには、逆変換器4の容量を大きな電力
容量にしておく必要がある。このため経済性が悪
くなるとともに、設備面積が拡大してしまう。そ
こで経済性、設備面積、逆変換器の利用率等の問
題点を考慮して、逆変換器4の容量を通常動作が
行なえる程度の容量にしておくと、回生制動を開
始した直後に発生する大きな回生エネルギーの回
生が不能となり、有効な電力利用ができなくなつ
てしまう。
本考案は上記の点に鑑みなされたもので、逆変
換器の電力容量を大きくしなくても回生制動時に
発生する回生電力をむだ無く回生することができ
る直流式電気鉄道の給電装置を提供することを目
的としている。
E 問題点を解決するための手段 本考案は、交流電力を直流変換し該直流電力を
電車線に供給する順変換器と、前記電車線に発生
する直流回生電力を交流変換する逆変換器と、こ
の逆変換器に併設されたバツテリーと、このバツ
テリーと前記電車線を結ぶ電路に介挿され、電車
線電圧が所定値以上のとき電車線に発生する電力
をバツテリーに導くとともに、電車線電圧が所定
値以下のときバツテリーの充電電荷を電車線に導
くスイツチング回路とを備えたことを特徴として
いる。
F 作用 上記のように構成された装置において、電車線
下に存在する電気車が回生制動を行なつたときに
生ずる電力のうち、回生制動開始直後の大エネル
ギーはスイツチング回路によつてバツテリーに充
電され、逆変換器で回生可能な容量の電力は逆変
換器によつて交流電源側に回生される。前記電気
車の力行運転時に電車線電圧が所定値以下に下る
と、順変換器の直流出力電力と、スイツチング回
路を介して導かれるバツテリーの充電電荷とが電
車線に供給される。このように電気車の回生制動
開始直後の大エネルギーをバツテリーに充電せし
めることができるので、逆変換器の電力容量を通
常動作が行なえる程度の容量に抑えることができ
る。
G 実施例 以下、図面を参照しながら本考案の一実施例を
説明する。第1図において第3図と同一部分は同
一符号を持つて示している。第1図において第3
図と異なる点は、電車線3にスイツチング回路1
1を介してバツテリー12の正極端子を接続する
とともに、電車線3に直流変圧器13を介して電
圧リレー14を接続したことであり、他の部分は
同一の構成になつている。スイツチング回路11
は、アノードが電車線3に、カソードがバツテリ
−12に各々接続されたダイオード15と、この
ダイオード15に逆並列接続され、直流変圧器1
3の2次電圧(電車線3の電圧に比例した電圧)
が電圧リレー14の設定値以下になつたときオン
制御されるサイリスタ16とで構成されている。
ここで逆変換器4は通常動作が行なえる程度の容
量にしておく。またサイリスタ16は、直流変圧
器13の2次電圧(電車線3の電圧に比例した電
圧)が電圧リレー14の設定値以上であるときオ
フ状態となつている。
いま電車線3下を走行中の電気車6が回生制動
を行なつた場合、第2図の電流モードの時刻t1
ら時刻t2に示すような回生電力が発生する。この
場合電気車6が回生制動を開始した(時刻t1)直
後には、図示i2のような立上りの大きなピーク電
流が発生する。このピーク電流i2は破線の矢印の
ように電車線3およびダイオード15を介してバ
ツテリー12に流れ込み、バツテリー12を充電
せしめる。そして電気車6から流れる回生電流が
逆変換器4で吸収することのできる電流値i1であ
れば、その回生電流(i1)は実線の矢印のように
電車線3を介して逆変換器4へ流れ込み、逆変換
動作により商用周波電源(図示省略)側へ回生さ
れる。次に時刻t3において電気車6の力行運転が
再開されると順変換器2から力行電力が供給され
る。このとき電車線3で電圧降下が発生して直流
変圧器13の2次電圧が電圧リレー14の設定電
圧以下になると、図示しない制御回路からサイリ
スタ16のゲートにオンゲート信号が供給され該
サイリスタ16が導通状態となる。これによつて
バツテリー12から破線の矢印に示すようにサイ
リスタ16および電車線3を介して電気車6の第
2図のi3の如く力行電力が供給される。このとき
の力行電力(i3)の中には、前述した回生制動時
にバツテリー12に蓄えられたピーク電流i2によ
る電力も含まれており、回生制動直後に発生する
大電力も有効に利用することができる。尚、電車
線3の電圧降下時にサイリスタ16を介して電車
線に供給されるバツテリー12の電力は、電車線
3下に力行車両が存在しないときには逆変換器4
によつて図示しない商用周波電源側へ回生され
る。
また、スイツチング回路11はダイオード1
5,サイリスタ16で構成するに限らず同一の機
能を有する他の素子で構成しても良い。
上記のような力行運転時および回生運転時の動
作が繰り返されることによつて、電気車6の回生
制動時における回生電力を有効に利用できる。ま
た、バツテリー12を設けたので、逆変換器4の
容量を回生制動開始直後に発生する大電力に対応
できるような大容量にしなくても済み、大幅な経
費削減が図れる。
H 考案の効果 以上のように本考案によれば次のような効果が
得られる。すなわち、 (1) 逆変換器にバツテリーを併設したので、逆変
換器の電力容量を大きくする必要がなく、経費
削減が図れる。
(2) スイツチング回路を設けたので、電車線電圧
が所望の設定電圧であるときにバツテリーの充
電エネルギーを電車線に供給することができ
る。
(3) 電気車で発生する回生電力をむだなく有効利
用することができる。
(4) 電気車は空気ブレーキを使用する必要がなく
なり、回生制動を有効に活用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2
図は第1図の動作を説明するための電流波形図、
第3図は従来の給電装置の一例を示す回路図、第
4図は第3図の動作を説明するための電流波形図
である。 2……順変換器、3……電車線、4……逆変換
器、6……電気車、11……スイツチング回路、
12……バツテリー、13……直流変圧器、14
……電圧リレー、15……ダイオード、16……
サイリスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 交流電力を直流変換し該直流電力を電車線に供
    給する順変換器と、前記電車線に発生する直流回
    生電力を交流変換する逆変換器と、この逆変換器
    に併設されたバツテリーと、このバツテリーと前
    記電車線を結ぶ電路に介挿され、電車線電圧が所
    定値以上のとき電車線に発生する電力をバツテリ
    ーに導くとともに、電車線電圧が所定値以下のと
    きバツテリーの充電電荷を電車線に導くスイツチ
    ング回路とを備えたことを特徴とする直流式電気
    鉄道の給電装置。
JP15130985U 1985-10-02 1985-10-02 Expired JPH0339301Y2 (ja)

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