JPH0338853Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［技術分野］ 本考案は、火災受信機の前面に装着される操作
カバーの取付構造に関するものである。

［背景技術］ 第３図は火災受信機Ａの外観斜視図を示すもの
であり、中央の上部には表示部６が配置され、こ
の表示部６の下方に操作部７が配置されている。
操作部７は各種操作スイツチは配設されており、
点検時に使用する操作スイツチ類は操作カバー
５′で覆つており、いざ火災の時に必要な操作ス
イツチ類だけ操作部７に露出させている。操作部
７は第４図に示すように、コ字型の操作板１に各
種操作スイツチ類が取着されており、操作板１の
下部両側に操作カバー５′を枢着するための枢支
片８が前面側に切り起こし形成されている。断面
Ｌ字型の操作カバー５′も下部両端に同様の枢支
片９が形成されており、この両枢支片８，９に蝶
番ピン１０を挿通することで、操作カバー５′を
開閉自在に操作板１に取着されている。操作板１
の前面には操作スイツチ説明用の銘板２が張着さ
れていて、この銘板２の前面に磁性体からなる操
作カバー５′の上部内面を吸着して操作カバー
５′を保持する永久磁石４（いわゆるマグネツト
キヤツチ）が取着してある。従つて、かかる従来
例においては、永久磁石４が出つ張つているため
に、デザイン上良くなく、また、永久磁石４で占
める面積分の説明表示面積が少なくなるという問
題があつた。

［考案の目的］ 本考案は上述の点に鑑みて提供したものであつ
て、銘板の前面側には永久磁石をなくしてデザイ
ンを向上させると共に、永久磁石の前面の銘板上
にも説明語句等を印刷できるようにした操作カバ
ーの取付構造を提供することを目的とするもので
ある。

［考案の開示］ （構成） 本考案は、各種操作スイツチが取着された操作
板の前面に操作説明が記された銘板を取着し、該
銘板の前面側に操作カバーを覆設するようにした
操作カバーの取付構造において、上記操作板に後
方側に凹む凹所を形成してこの凹所内に、前面を
操作板より凹ませた永久磁石を配設し、磁性体か
らなる操作カバーを銘板を介して永久磁石に着脱
自在に装着したことを特徴とするものである。

（実施例） 以下、本考案の実施例を図面により説明する。
尚、全体の構成は従来例とほぼ同様であるので、
本考案の要旨とするところについて説明する。す
なわち、操作板１に永久磁石４を収納配置するた
めの凹所３を穿孔して且つ内側に凹ませて形成し
ている。また、この凹所３内に永久磁石４を装着
した場合、永久磁石４の前面と操作板１との前面
とが略面一になるようにしている。銘板２は従来
と同様に操作板１の前面に張着される。操作カバ
ー５は、操作部７の各種操作スイツチ類を覆うべ
くその上部がＬ字型に後方へ折曲形成され、その
折曲形成したＬ型片１１を銘板２を介して永久磁
石４に吸着させて、操作カバー５を操作板１に保
持固定するようにしている。操作カバー５の他の
枢着部分は従来例と同様であるので説明は省略す
る。

［考案の効果］ 本考案は上述のように、各種操作スイツチが取
着された操作板の前面に操作説明が記された銘板
を取着し、該銘板の前面側に操作カバーを覆設す
るようにした操作カバーの取付構造において、上
記操作板に後方側に凹む凹所を形成してこの凹所
内に、前面を操作板より凹ませた永久磁石を配設
し、磁性体からなる操作カバーを銘板を介して永
久磁石に着脱自在に装着したものであるから、操
作カバーを保持する永久磁石は操作板や銘板から
従来例のように突出しないので、デザインが向上
すると共に、永久磁石が銘板よりなくなつた部分
に印刷ができることになり、操作説明用の語句等
を記す等操作部全面が有効に活用できる利点を有
するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例の要部断面図、第２図
は同上の要部斜視図、第３図は火災受信機の斜視
図、第４図は従来例の操作部の破断斜視図であ
る。 １は操作板、２は銘板、３は凹所、４は永久磁
石、５は操作カバーを示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 各種操作スイツチが取着された操作板の前面に
   操作説明が記された銘板を取着し、該銘板の前面
   側に操作カバーを覆設するようにした操作カバー
   の取付構造において、上記操作板に後方側に凹む
   凹所を形成してこの凹所内に、前面を操作板より
   凹ませた永久磁石を配設し、磁性体からなる操作
   カバーを銘板を介して永久磁石に着脱自在に装着
   して成ることを特徴とする操作カバーの取付構
   造。