JPH0338724Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、リング照明装置に関し、さらに詳し
くは例えばキーシリンダー照明、シガーライター
照明、コイン投入口照明等に用いられるリング照
明装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来のこの種リング照明装置１は、第５〜７図
に示したものであり、キーシリンダー取付部１ａ
を囲むリング体２の後端を斜めに切断したテーパ
ー面３を設け、幅広部４に配置したランプ５でリ
ング体２を照明している。

また、ランプ５の光をランプ５位置とは対称位
置迄廻すためにテーパー面３にローレツト６を刻
設したり、カバーを付けているものもある。

〔考案が解決しようとする課題〕 しかし、従来のリング照明装置では、ランプの
光をテーパー面全周に均一に廻す構造となつてい
ないためランプ設置位置に対し180゜反対側の対称
位置は暗くなり照明に明暗が生ずる欠点がある。

そこで、本考案は上記従来装置の欠点に鑑みて
案出されたリング照明装置の提供を目的としてい
る。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため本考案のリング照明装
置は、導光性を有するリング体に照明手段を隣接
して成る照明装置において、該リング体の基部底
面に円周に沿つて螺状のテーパー面を設けるとと
もに頭部外周にはスリツトを設け該テーパー面の
一部を直接照射する位置に光軸を内方に傾斜して
設けたランプを該リング体に隣接して設けたこと
を特徴とするものである。

〔作用〕

ランプの光は第２図、第４図の矢印のように螺
状テーパー面の一部を直接照射し、光はテーパー
面全周に沿つて均一に廻り、ランプ位置の対称位
置にも均等に光が到達する。同時にランプの光は
リング体を照光し、スリツトを介して頭部円周を
均一に照光する。

〔実施例〕 以下本考案の一実施例を表わした第１〜４図に
基づいて説明する。

リング照明装置１１のキーシリンダー取付部外
周に配置される透明体のリング体１２は、基部１
３と頭部１４とから構成されていて、基部１３の
底面には円周に沿つて螺状のテーパー面１５が形
成されている。

このテーパー面１５の始端から約180゜の面１５
ａはランプ１７で直接照射されるようにランプ１
７の位置よりも高い位置に設けられるのがよい。

また、残りのテーパー面１５ｂはランプ１７で
照光される範囲にあればよい。

また、リング体１２の頭部１４には、ランプ１
７からの照光のムラを押えるためのスリツト１６
が全周に設けられている。なお、このスリツト１
６には照光が均一になるようにシボ等を施しても
よい。

さらに、リング体１２の基部１３であつてテー
パー面１５の始端位置には、正面を開放面とした
ランプケース１８に収納され、光軸を内方に傾斜
させた態様でランプ１７が取付けられている。

このランプケース１８は正面開放面側をリング
体１２の係合溝１２ａに位置させ、ランプケース
１８の突起１８ｂを係合溝１２ａの内方に嵌めた
後、係合溝１２ａの下端の両係合片１２ｂにラン
プケース１８の係合突起１８ａを嵌着させてリン
グ体１２にランプケース１８が装着される。

〔考案の効果〕

前記構成の本考案によれば、テーパー面を螺状
に形成し、このテーパー面の一部をランプで直接
照光し、ランプの光軸をリング内に傾斜設してあ
るため、ランプの光はテーパー面全周に均一に廻
ると共に、基部を照射する光はスリツトを介して
光のムラを押え頭部全周をムラなく均一に照明す
ることができる。また、このことによりキーシリ
ンダー等の照光は視認性が極めて良好となり、操
作しやすくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る装置の中央縦断面図、第
２図は同じく正面図、第３図は同じく側面図、第
４図は組立状態の斜視図、第５図は従来例のキー
シリンダーの正面図、第６図は第５図の−線
断面図、第７図は従来例のテーパー面の説明図で
ある。 １２…リング体、１３…基部、１４…頭部、１
５…テーパー面、１６…スリツト、１７…ラン
プ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 導光性を有するリング体に照明手段を隣接して
   成る照明装置において、該リング体の基部底面に
   円周に沿つて螺状のテーパー面を設けるとともに
   頭部外周にはスリツトを設け該テーパー面の一部
   を直接照射する位置に光軸を内方に傾斜して設け
   たランプを該リング体に隣接して設けたことを特
   徴とするリング照明装置。