JPH0338099A - 通信機器搭載用ラックの構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 通信機器等を搭載して局舎に設置されるラックの新規な
構造に関し、 運搬が容易で保管のスペースが節約でき、しかも据え付
けに際しては手間を要せずに組み立て可能なラックを提
供することを目的とし、前面に通信機器のシェルフを搭
載して床上に設置される縦長の中空の箱型構造のラック
であって、相互に分割可能な略等長の上半部と下半部と
からなり、分割状態で一方が他方の内部に収納可能なよ
うに、前記他方の横断面の内法は前記一方の横断面の外
法より大きく設定され、前記一方の端部領域には、両者
を組み立てる際に前記他方の端部を受けるための段が設
けられている構成とする。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、通信機器等を搭載して局舎に設置されるラッ
クの新規な構造に関する。

〔従来の技術〕

交換機等の通信機器は、−膜内に、電子回路パッケージ
を構成する多数のプリント基板をシェルフ内に並列して
収容したユニットを多段に積層して幅の割りに背の高い
ラックに搭載し、このラッりを複数列並べて局舎の床上
に設置した形式のものが多い。

このような通信機器は、先ずラックを局舎内に搬入して
設置し、電子回路パッケージを収容したシェルフをこれ
に搭載し、外部の配線と接続して組み立てられる。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来、ラックは、据え付は現場での作業をなるべく少な
くして組み立てに要する時間を少なくするために、直ぐ
に据え付けられる状態に組み上げられたものが納入先の
局舎まで搬入されるやり方となっている。このため、ラ
ックは約３メートル近い長さのまま、運搬されたり、倉
庫に保管されたすることが必要となり、取り扱いやスペ
ースの点で不都合が多かった。

本発明はこのような従来技術の問題点を解決し、運搬が
容易で保管のスペースが節約でき、しかも据え付けに際
しては手間を要せずに組み立て可能なラックを提供する
ことを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕 この目的は、前面に通信機器のシェルフを搭載して床上
に設置される縦長の中空の箱型構造のラックであって、
相互に分割可能な略等長の上半部と下半部とからなり、
分割状態で一方が他方の内部に収柄可能なように、前記
他方の横断面の内法は前記一方の横断面の外法より大き
く設定され、前記一方の端部領域には、両者を組み立て
る際に前記他方の端部を受けるための段が設けられてい
ることを特徴とするラックによって達成される。

〔作　用〕

搬送時及び／又は保管時には、下半部と上半部とを分割
し、一方を他方の内部空間内に収納した状態でサイズを
縮小して取り扱いの便を図り、組み立て時には収納され
ている部分を引き出し、その端部の段で上半部の下端を
受けて長尺化し、接続領域をねじで固定して一体化する
ことができる。

以下、図面に示す好適実施例に基づいて、本発明を更に
詳細に説明する。

〔実施例〕

第１図は、本発明にかかるラックの分解斜視図であり、
略同じ高さを有する上半部１と下半部２とから構成され
た縦長のラック本体と、これを接続固定するための当て
板３とからなっている。

この両半部１．２は、第２図に示すような長方形断面を
有し、前面側には高さ方向に延在する一定幅の開口４が
設けられている。上半部１の断面の内法ｔｌ、ｄｌは、
下半８２の断面の外法ｔ２゜ｄ２よりも大きく設定され
、第３図に示すように、その内部空間に下半部２を収納
することが可能である。但し、ｔｌとｔ２との寸法差は
、ｄｌとｄ２との寸法差よりも小さく、両半部１．　２
間の左右方向のガタのないように決められている。この
収納状態で両半部１．２を適宜な手段で仮固定し、運送
や保管が行われるので取り扱いが容易となり、スペース
が節約できる。

下半Ｂ２の上端領域の厚さ方向の寸法ｄ３は他の領域を
寸法ｄ２よりも小さく設定され、ここに段部性が形成さ
れ、該段部５の前壁と後壁には左右両側にねじ孔６．７
が設けられている。

当て板３は、第４図に示すように、挿入部３ａと張り出
し部３ｂとで構成されたＬ字型断面をなし、その幅は上
半部の幅方向の寸法ｔｌと同じに設定され、前記後壁の
ねじ孔７に対応する孔８が設けら飢ている。

ラック本体を組み立てるには、先ず下半部２を上半部ｌ
内から引き出し、上半部１の前壁の下端を段部５の上に
立てる。こうすることにより、第５図に示すように、上
半部１の後壁の内面と下半部ｌの後面の外面との間に所
定の間隙Ｘが形成される。この間隙Ｘは前記当て板３の
板厚ｙを丁度受は入れるだけの寸法に選定されている。

そこで、当て板３の挿入部３ａをこの間隙Ｘに下から挿
入し、該当て板３に設けられている孔８を前記ねじ孔７
．孔９と一致させる。この時、上半部ｌの下端が当て板
３の張り出し部３ｂ上に載ってこれに安定に支持される
。

この状態で、第６図に示すように、ねじｌＯを後方から
孔９．８を通じて差し込み、ねじ孔７に締め込んで三者
を一体的に固定する。一方、段部５の上に載った上半部
ｌの前壁の下端領域に設けられた孔１１は下半部２の前
壁の前記ねじ孔６に一致しているので、これに前方から
ねじ１２を締め込んで両半部１．２同士を固定する。こ
れにより、上半部１と下半部２の前壁は同一平面となり
、後にシェルフを取付ける際に好都合である。

このようにして所定の長さに延長して固定されたラック
本体の中空内部に外線ケーブル２０を引き込み、本体の
前面に取付けられたシェルフ２１内に搭載された電子回
路パッケージに対して、コネクタ２２を介して接続する
ことにより、所望の通信機器を据えつけることができる
。これを第７図に示す。

なお、上述の例は、上半部１の内部に下半部２を収納す
る場合について説明したが、逆に下半部２の内部に上半
部１を収納するように、下半部の寸法を上半部より太き
目に設定してもよい。

〔発明の効果〕

以上詳述したように、本発明によれば、運搬時や保管時
には分割した半分の一方を他方の内部に収納してコンパ
クト化した状態とすることができるので取り扱いが容易
となり、組み立て時には接続領域１こ当て板を介在させ
ることによってシェルフを取付ける前面側を面一になす
と共に、確実な固定が可能となる。

製造の際に、長尺素材の加工を行わなくてもすむので、
工数が少なくてすむ利点を有する。

又、上述の実施例のように上半部の内部に下半部を収納
するようにした場合には、外部ケーブルの導入量を多い
上半部の内部空間の方が下半部よりも広くなるので、ケ
ーブルの引き込み作業を円滑に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明にかかるラックの分解斜視図、第２図
は、ラックの上下両半部の寸法関係を示す横断面図、 第３図は、収納状態のラックを示す斜視図、第４図は、
当て板の斜視図、 第５図は、組み立て時の接続領域の側断面図、第６図は
、組み立ての手順を示す斜視図、第７図は、完成したラ
ックを示す斜視図である。 １　上半部、 ２　下半部、 ３　当て板、 ４　開口、 ５　段部、 ６．７　ねじ孔、 ８、　９．　１１　　孔、 １０．１２　　ねじ、 ２０　外部ケーブル、 ２１　シェルフ、 ２２　コネクタ。 収納状態のラックを示す斜視図 名 図 当て板の斜視図 第 図 組み立ての手順 を示す斜視図 第６図 完成したラックを示 ２２ す斜視図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．前面に通信機器のシェルフ（２１）を搭載して床上
   に設置される縦長の中空の箱型構造のラックであって、
   相互に分割可能な略等長の上半部（１）と下半部（２）
   とからなり、分割状態で一方（２又は１）が他方（１又
   は２）の内部に収納可能なように、前記他方（１又は２
   ）の横断面の内法は前記一方（２又は１）の横断面の外
   法より大きく設定され、前記一方（２又は１）の端部領
   域には、両者（１，２）を組み立てる際に前記他方（１
   又は２）の端部を受けるための段（５）が設けられてい
   ることを特徴とするラック。