JPH0337940Y2 - - Google Patents
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- JPH0337940Y2 JPH0337940Y2 JP2303385U JP2303385U JPH0337940Y2 JP H0337940 Y2 JPH0337940 Y2 JP H0337940Y2 JP 2303385 U JP2303385 U JP 2303385U JP 2303385 U JP2303385 U JP 2303385U JP H0337940 Y2 JPH0337940 Y2 JP H0337940Y2
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、ろうそくや線香などの燃焼物が接
触しても変色かつ溶融することの無い防燃敷物に
関し、裏返すと通常の毛氈などとしても使用可能
な防燃敷物に関する。
触しても変色かつ溶融することの無い防燃敷物に
関し、裏返すと通常の毛氈などとしても使用可能
な防燃敷物に関する。
(従来の技術)
一般に仏間や祭壇の付近には、多数の燭台、香
炉、輪燈が配置され、ろうそく、線香などの燃焼
物およびこれらに点火するためのマツチを使用す
ることが多い。また仏間は広いので冬は寒く、葬
儀や法要などで人が集まる際にはストーブ、火鉢
などを持ち込んでいる。その際にこれらの燃焼物
が畳の上に落下すると、畳を焦がしひどい場合に
は火災を発生することになる。したがつて、ろう
そくや線香を立てる燭台、香炉の下方には不燃性
敷物を布設すると好ましいけれども、従来におい
て仏間や祭壇付近の布設に適した不燃性敷物は販
売されていない。もつとも従来の敷物において、
防火加工を施したものは存在し、繊維の防火加工
については、たとえば繊維学会編の繊維便覧・加
工編(丸善、昭和49年9月第2版発行)の第738
〜739頁および第928頁〜931頁に記載されている。
炉、輪燈が配置され、ろうそく、線香などの燃焼
物およびこれらに点火するためのマツチを使用す
ることが多い。また仏間は広いので冬は寒く、葬
儀や法要などで人が集まる際にはストーブ、火鉢
などを持ち込んでいる。その際にこれらの燃焼物
が畳の上に落下すると、畳を焦がしひどい場合に
は火災を発生することになる。したがつて、ろう
そくや線香を立てる燭台、香炉の下方には不燃性
敷物を布設すると好ましいけれども、従来におい
て仏間や祭壇付近の布設に適した不燃性敷物は販
売されていない。もつとも従来の敷物において、
防火加工を施したものは存在し、繊維の防火加工
については、たとえば繊維学会編の繊維便覧・加
工編(丸善、昭和49年9月第2版発行)の第738
〜739頁および第928頁〜931頁に記載されている。
(考案が解決しようとする問題点)
通常の防火加工を施した敷物は、燭台、香炉な
どの下方に布設した場合、確かにろうそくやマツ
チの火で燃焼することは無いけれども、これらの
燃焼物が接触した個所は黒く変色して美観を損な
つてしまう。また燭台や石油ストーブを誤つて倒
した時は溶けた蝋や燈油が敷物に浸透し、さらに
該敷物を通過して畳を汚すばかりか、これらの可
燃物が畳に浸透すると、発火した際に火災が急激
に拡がる恐れがある。
どの下方に布設した場合、確かにろうそくやマツ
チの火で燃焼することは無いけれども、これらの
燃焼物が接触した個所は黒く変色して美観を損な
つてしまう。また燭台や石油ストーブを誤つて倒
した時は溶けた蝋や燈油が敷物に浸透し、さらに
該敷物を通過して畳を汚すばかりか、これらの可
燃物が畳に浸透すると、発火した際に火災が急激
に拡がる恐れがある。
(問題点を解決するための手段)
この考案は、前記の問題を改善するために提案
されたものであり、本考案者が先に出願した考案
に対してさらに用途の拡大も企図している。この
ために、この考案に係る防燃敷物1(第1図)
は、耐熱性繊維からなるパイル地2と、中間に位
置する金属箔と、クツシヨン性を有する比較的厚
いフエルト3とを備え、これらの3層を相互に貼
合せている。
されたものであり、本考案者が先に出願した考案
に対してさらに用途の拡大も企図している。この
ために、この考案に係る防燃敷物1(第1図)
は、耐熱性繊維からなるパイル地2と、中間に位
置する金属箔と、クツシヨン性を有する比較的厚
いフエルト3とを備え、これらの3層を相互に貼
合せている。
この考案で用いるパイル地2は、織物としてつ
くられたもののほかに、織物または編物を基布と
してその表面に植毛加工したものを含み、パイル
糸または繊維がループ状のものと一部または全体
をカツトしたものとがある。パイル地2における
パイル糸または繊維を構成する耐熱性繊維は、人
肌と直接触れるために感触性が良いことが望まし
く、さらに基布においても燃焼物と接触しても短
時間で変色かつ溶融しないことを要する。この種
の耐熱性繊維としては、耐炎繊維、アラミド繊維
またはこれらの混合物などが例示でき、耐炎繊維
とはポリアクリロニトリル、ピツチなどの有機質
繊維を300〜500℃で焼成して製造し、かつアラミ
ド繊維にはメタフエニレンイソフタルアミド繊
維、パラフエニレンテレフタルアミド繊維、
MXD繊維などがある。パイル地の厚みは、適度
なクツシヨン性を有する約1.5〜8mmであると好
ましい。
くられたもののほかに、織物または編物を基布と
してその表面に植毛加工したものを含み、パイル
糸または繊維がループ状のものと一部または全体
をカツトしたものとがある。パイル地2における
パイル糸または繊維を構成する耐熱性繊維は、人
肌と直接触れるために感触性が良いことが望まし
く、さらに基布においても燃焼物と接触しても短
時間で変色かつ溶融しないことを要する。この種
の耐熱性繊維としては、耐炎繊維、アラミド繊維
またはこれらの混合物などが例示でき、耐炎繊維
とはポリアクリロニトリル、ピツチなどの有機質
繊維を300〜500℃で焼成して製造し、かつアラミ
ド繊維にはメタフエニレンイソフタルアミド繊
維、パラフエニレンテレフタルアミド繊維、
MXD繊維などがある。パイル地の厚みは、適度
なクツシヨン性を有する約1.5〜8mmであると好
ましい。
中間に位置する金属箔は、一般に厚みが約5〜
50μのアルミニウム、鉄、銅、ニツケルなどの箔
であり、価格などの点からアルミ箔を使用するこ
とが多い。金属箔は、箔単体で用いてパイル地な
どと直接貼合せてもよく、または適当な繊維シー
トの表面に真空蒸着法や無電解めつき法で形成し
てもよい。この繊維としては、前記のパイル地2
またはフエルト3自体であつても、ガラス繊維、
炭素繊維のような無機質繊維または通常の有機質
繊維のマツト、クロスでもよい。
50μのアルミニウム、鉄、銅、ニツケルなどの箔
であり、価格などの点からアルミ箔を使用するこ
とが多い。金属箔は、箔単体で用いてパイル地な
どと直接貼合せてもよく、または適当な繊維シー
トの表面に真空蒸着法や無電解めつき法で形成し
てもよい。この繊維としては、前記のパイル地2
またはフエルト3自体であつても、ガラス繊維、
炭素繊維のような無機質繊維または通常の有機質
繊維のマツト、クロスでもよい。
比較的厚いフエルト3は、クツシヨン性を有す
るために厚みが約1〜10mmであり、表に向けた際
に通常の毛氈などとしても使用可能なように、赤
色、緑色などの彩色フエルトであつたり、霜降り
柄のような柄物フエルトであると好ましい。この
フエルトは、たとえば羊毛、アクリル、ポリエス
テル製のような有機質繊維のフエルトであり、ま
たは前記のような耐熱性繊維を用いて、裏面使用
の際にも防燃効果を持たせることも可能である。
るために厚みが約1〜10mmであり、表に向けた際
に通常の毛氈などとしても使用可能なように、赤
色、緑色などの彩色フエルトであつたり、霜降り
柄のような柄物フエルトであると好ましい。この
フエルトは、たとえば羊毛、アクリル、ポリエス
テル製のような有機質繊維のフエルトであり、ま
たは前記のような耐熱性繊維を用いて、裏面使用
の際にも防燃効果を持たせることも可能である。
前記の3層は、個々の層間にポリエチレンなど
の熱溶着フイルムを介在させるかまたは各種のラ
テツクスを塗布し、加熱・加圧によつて一体化す
る。この考案の敷物は、所望の平面形状に裁断し
て用い、その周囲を紋縁布などで縁取りすると、
美観、補強の点で好適である。
の熱溶着フイルムを介在させるかまたは各種のラ
テツクスを塗布し、加熱・加圧によつて一体化す
る。この考案の敷物は、所望の平面形状に裁断し
て用い、その周囲を紋縁布などで縁取りすると、
美観、補強の点で好適である。
(作用)
第1図に示すように、パイル地2を表向けにし
て防燃敷物1を香炉4や燭台などの下方に布設す
ると、線香5やマツチの火が落下して敷物1に接
触しても、パイル地2は耐熱性繊維製であるから
変色かつ溶融することはほとんど無い。またろう
そくや石油ストーブを使用した際に、誤つて蝋や
燈油などの流動物が敷物1に浸透しても、該敷物
の下側に位置する金属箔によつて裏側への通過を
未然に阻止する。一方、敷物1を裏返してフエル
ト3を表向けにすると、たとえば第2図に示すよ
うに通常の毛氈としても使用できる。毛氈として
使用する際には、花器6に生花を活けて御仏に捧
げたり、茶会において茶器の付近に布設されるこ
とが多い。この際に誤つて水や茶などの流動物を
敷物1にこぼしても、中間の金属箔によつて裏側
への通過を阻止できるので、座敷や他の貴重品を
ぬらすことが少ない。
て防燃敷物1を香炉4や燭台などの下方に布設す
ると、線香5やマツチの火が落下して敷物1に接
触しても、パイル地2は耐熱性繊維製であるから
変色かつ溶融することはほとんど無い。またろう
そくや石油ストーブを使用した際に、誤つて蝋や
燈油などの流動物が敷物1に浸透しても、該敷物
の下側に位置する金属箔によつて裏側への通過を
未然に阻止する。一方、敷物1を裏返してフエル
ト3を表向けにすると、たとえば第2図に示すよ
うに通常の毛氈としても使用できる。毛氈として
使用する際には、花器6に生花を活けて御仏に捧
げたり、茶会において茶器の付近に布設されるこ
とが多い。この際に誤つて水や茶などの流動物を
敷物1にこぼしても、中間の金属箔によつて裏側
への通過を阻止できるので、座敷や他の貴重品を
ぬらすことが少ない。
(実施例)
実施例 1
第3図に示す防燃敷物1を製造するために、カ
ツト状のパイル繊維を有するパイル地2を用い
る。パイル地2では、基布は耐炎繊維(商品名パ
イロメツクス、東邦レーヨン社製)からなる平織
布であり、かつパイル繊維は3デニールの耐炎繊
維(商品名パイロメツクス)である。タフテイン
グ条件はゲージ1/10インチ、ステツチ12本/イン
チ、パイル長8mmである。金属箔は、厚さ7μの
アルミ箔であり、かつフエルト3は厚さ2.5mmで
ある赤色の羊毛フエルト(JIS規格R28W)であ
る。パイル地2の基布の裏面にアクリル樹脂を固
形分で100g/m2塗布し、かつフエルト3の表面
に同様にアクリル樹脂を100g/m2塗布してから、
中間にアルミ箔7を位置させ、3者を重合した後
に加熱・加圧して一体化する。
ツト状のパイル繊維を有するパイル地2を用い
る。パイル地2では、基布は耐炎繊維(商品名パ
イロメツクス、東邦レーヨン社製)からなる平織
布であり、かつパイル繊維は3デニールの耐炎繊
維(商品名パイロメツクス)である。タフテイン
グ条件はゲージ1/10インチ、ステツチ12本/イン
チ、パイル長8mmである。金属箔は、厚さ7μの
アルミ箔であり、かつフエルト3は厚さ2.5mmで
ある赤色の羊毛フエルト(JIS規格R28W)であ
る。パイル地2の基布の裏面にアクリル樹脂を固
形分で100g/m2塗布し、かつフエルト3の表面
に同様にアクリル樹脂を100g/m2塗布してから、
中間にアルミ箔7を位置させ、3者を重合した後
に加熱・加圧して一体化する。
この防燃敷物1は、パイル地2が黒色であつて
燃焼物と接触してもその個所が変色したり溶融し
たりせず、裏返して赤色フエルト3を表向けると
通常の毛氈として使用できる。
燃焼物と接触してもその個所が変色したり溶融し
たりせず、裏返して赤色フエルト3を表向けると
通常の毛氈として使用できる。
実施例 2
実施例1で用いたアルミ箔7の代りに、厚さ
10μの鉄箔を積層し、各層間に厚さ100μのポリエ
チレンフイルムを介在させて加熱・加圧する。こ
れ以外は実施例1と同様に処理して、全体厚4.5
mmの防燃敷物を得る。
10μの鉄箔を積層し、各層間に厚さ100μのポリエ
チレンフイルムを介在させて加熱・加圧する。こ
れ以外は実施例1と同様に処理して、全体厚4.5
mmの防燃敷物を得る。
この防燃敷物は、実施例1の敷物1とほぼ同様
の利点を有する。
の利点を有する。
実施例 3
実施例1におけるフエルト3として、3デニー
ルで繊維長75mmの耐炎繊維(商品名パイロメツク
ス)80重量%と、1.5デニールで繊維長80mmのパ
ラフエニレンテレフタルアミド繊維(商品名ケブ
ラー29、E.I.デユポン社製)20重量%とを均一に
混綿し、ニードルパンチングで一体化した厚さ
4.5mm、重さ800g/m2のニードルフエルトを用
い、該フエルトは霜降り柄である。これ以外は実
施例1と同様に処理して、全体厚6.5mmの防燃敷
物を得る。
ルで繊維長75mmの耐炎繊維(商品名パイロメツク
ス)80重量%と、1.5デニールで繊維長80mmのパ
ラフエニレンテレフタルアミド繊維(商品名ケブ
ラー29、E.I.デユポン社製)20重量%とを均一に
混綿し、ニードルパンチングで一体化した厚さ
4.5mm、重さ800g/m2のニードルフエルトを用
い、該フエルトは霜降り柄である。これ以外は実
施例1と同様に処理して、全体厚6.5mmの防燃敷
物を得る。
この防燃敷物は、裏返して毛氈として使用する
場合には霜降り柄で美観上すぐれ、しかも燃焼物
と接触してもその個所が変色したり溶融したりし
ない防燃効果を有する。
場合には霜降り柄で美観上すぐれ、しかも燃焼物
と接触してもその個所が変色したり溶融したりし
ない防燃効果を有する。
実施例 4
第4図に示す防燃敷物8を製造するために、カ
ツト状のパイル糸を有するパイル地9を用いる。
パイル地9では、基布は耐炎繊維(商品名パイロ
メツクス)80重量%と、パラフエニレンテレフタ
ルアミド繊維(商品名ケブラー29)20重量%から
なる平織布であり、かつパイル糸は450デニール
の双糸撚の耐炎繊維(商品名パイロメツクス)の
糸である。タフテイング条件は実施例1と同様で
ある。金属箔として、重さ350g/m2のガラス繊
維クロス(商品名ECM−350、ユニチカユーエム
グラス社製)10の上に真空蒸着した厚さ7μの
アルミ箔11を用い、かつフエルト12は羊毛65
重量%と難燃ポリエステル35重量%とを混綿した
厚さ3mmの緑色フエルトである。パイル地9の基
布の裏面にシリコーンデムを固形分で200g/m2
塗布し、かつガラス繊維クロス11とフエルト1
2との間に厚さ100μのポリエチレンフイルムを
介在させ、140℃、2Kg/cm2(ゲージ圧)で加
熱・加圧すると、全体厚6mmの防燃敷物8を得
る。
ツト状のパイル糸を有するパイル地9を用いる。
パイル地9では、基布は耐炎繊維(商品名パイロ
メツクス)80重量%と、パラフエニレンテレフタ
ルアミド繊維(商品名ケブラー29)20重量%から
なる平織布であり、かつパイル糸は450デニール
の双糸撚の耐炎繊維(商品名パイロメツクス)の
糸である。タフテイング条件は実施例1と同様で
ある。金属箔として、重さ350g/m2のガラス繊
維クロス(商品名ECM−350、ユニチカユーエム
グラス社製)10の上に真空蒸着した厚さ7μの
アルミ箔11を用い、かつフエルト12は羊毛65
重量%と難燃ポリエステル35重量%とを混綿した
厚さ3mmの緑色フエルトである。パイル地9の基
布の裏面にシリコーンデムを固形分で200g/m2
塗布し、かつガラス繊維クロス11とフエルト1
2との間に厚さ100μのポリエチレンフイルムを
介在させ、140℃、2Kg/cm2(ゲージ圧)で加
熱・加圧すると、全体厚6mmの防燃敷物8を得
る。
この防燃敷物8は、実施例1の敷物1とほぼ同
様の利点を有するが、毛氈としての用途は緑色で
あるので異なる分野でも可能である。
様の利点を有するが、毛氈としての用途は緑色で
あるので異なる分野でも可能である。
実施例 5
第5図に示す防燃敷物13を製造するために、
ループ状のパイル糸を有するパイル地14を用い
る。パイル地14では、基布は耐炎繊維(商品名
パイロメツクス)80重量%と、パラフエニレンテ
レフタルアミド繊維(商品名ケブラー29)20重量
%とからなる平織布であり、かつパイル糸は1000
デニールの双糸撚のパラフエニレンテレフタルア
ミド繊維(商品名ケブラー29)の糸である。タフ
テイング条件は、ゲージ圧1/10インチ、ステツチ
12本/インチ、パイル長4mmである。これ以外は
実施例1と同様に処理して、全体厚6mmの防燃敷
物13を得る。
ループ状のパイル糸を有するパイル地14を用い
る。パイル地14では、基布は耐炎繊維(商品名
パイロメツクス)80重量%と、パラフエニレンテ
レフタルアミド繊維(商品名ケブラー29)20重量
%とからなる平織布であり、かつパイル糸は1000
デニールの双糸撚のパラフエニレンテレフタルア
ミド繊維(商品名ケブラー29)の糸である。タフ
テイング条件は、ゲージ圧1/10インチ、ステツチ
12本/インチ、パイル長4mmである。これ以外は
実施例1と同様に処理して、全体厚6mmの防燃敷
物13を得る。
この防燃敷物13は、パイル地14がアラミド
繊維を多く有するために黄色に近い色彩であり、
美観の点でいつそうすぐれている。
繊維を多く有するために黄色に近い色彩であり、
美観の点でいつそうすぐれている。
(考案の効果)
この考案に係る防燃敷物は、寺社の仏間または
祭壇付近において燭台や香炉などの下方に布設す
ると、パイル地は耐熱性繊維製であるからそうそ
く、マツチ、線香などの火が接触しても変色かつ
溶融することはほとんど無く、長期間美観を保つ
ことができる。またこの防燃敷物は、溶けた蝋や
燈油が浸透しても裏側まで通過しないので、畳の
上に布設した際に該畳の汚損を防止し、これらの
可燃物が発火しても畳への延焼を未然に防ぐ。一
方、この敷物を裏返してフエルトを表向けると、
通常の毛氈としても使用できることにより、この
考案の防燃敷物は使用範囲が大きくて経済的に有
利である。この防燃敷物は、寺社仏閣における葬
儀、法要、法会などの際に使用できるうえに、一
般家庭などにおける生花の会、茶会、野点の時に
も用いることができる。
祭壇付近において燭台や香炉などの下方に布設す
ると、パイル地は耐熱性繊維製であるからそうそ
く、マツチ、線香などの火が接触しても変色かつ
溶融することはほとんど無く、長期間美観を保つ
ことができる。またこの防燃敷物は、溶けた蝋や
燈油が浸透しても裏側まで通過しないので、畳の
上に布設した際に該畳の汚損を防止し、これらの
可燃物が発火しても畳への延焼を未然に防ぐ。一
方、この敷物を裏返してフエルトを表向けると、
通常の毛氈としても使用できることにより、この
考案の防燃敷物は使用範囲が大きくて経済的に有
利である。この防燃敷物は、寺社仏閣における葬
儀、法要、法会などの際に使用できるうえに、一
般家庭などにおける生花の会、茶会、野点の時に
も用いることができる。
第1図および第2図はこの考案に係る防燃敷物
の使用状態をそれぞれ示す斜視図、第3図はこの
考案の敷物を示す断面図、第4図および第5図は
それぞれこの考案の変形例を示す断面図である。 1……防燃敷物、2……パイル地、3……フエ
ルト、7……アルミ箔。
の使用状態をそれぞれ示す斜視図、第3図はこの
考案の敷物を示す断面図、第4図および第5図は
それぞれこの考案の変形例を示す断面図である。 1……防燃敷物、2……パイル地、3……フエ
ルト、7……アルミ箔。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 耐熱性繊維からなるパイル地と、中間に位置
する金属箔と、クツシヨン性を有する比較的厚
いフエルトとを備え、これらの3層を相互に貼
合せることにより、パイル地またはフエルトに
浸透した流動物の通過を金属箔で阻止すること
を特徴とする両面使用可能な防燃敷物。 2 パイル地を構成する耐熱性繊維が耐炎繊維ま
たはアラミド繊維であり、金属箔としてアルミ
箔を用いる登録請求の範囲第1項に記載の敷
物。 3 比較的厚いフエルトが彩色または柄物フエル
トである登録請求の範囲第1項に記載の敷物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2303385U JPH0337940Y2 (ja) | 1985-02-19 | 1985-02-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2303385U JPH0337940Y2 (ja) | 1985-02-19 | 1985-02-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61138535U JPS61138535U (ja) | 1986-08-28 |
JPH0337940Y2 true JPH0337940Y2 (ja) | 1991-08-12 |
Family
ID=30515892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2303385U Expired JPH0337940Y2 (ja) | 1985-02-19 | 1985-02-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0337940Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH088700Y2 (ja) * | 1991-07-19 | 1996-03-13 | 荻野金襴織物株式会社 | 経机掛け |
-
1985
- 1985-02-19 JP JP2303385U patent/JPH0337940Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61138535U (ja) | 1986-08-28 |
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