JPH0337940B2 - - Google Patents

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JPH0337940B2
JPH0337940B2 JP21546582A JP21546582A JPH0337940B2 JP H0337940 B2 JPH0337940 B2 JP H0337940B2 JP 21546582 A JP21546582 A JP 21546582A JP 21546582 A JP21546582 A JP 21546582A JP H0337940 B2 JPH0337940 B2 JP H0337940B2
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JP
Japan
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ultrasonic
receiving
transducers
directivity
ultrasonic transducers
Prior art date
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JP21546582A
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JPS59105444A (ja
Inventor
Hiroshi Sasaki
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication of JPS59105444A publication Critical patent/JPS59105444A/ja
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【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、生体内へ超音波を発射し、生体内
よりの超音波の反射信号を検出することにより生
体情報を得る超音波診断装置の技術分野に属す
る。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来、生体内を超音波ビームで走査して得られ
る反射信号により、生体の断層像を表示する超音
波診断装置に関し、画質向上のために走査線数を
増加するとフレーム数が減少してリアルタイム性
に欠けるとの問題点を解決するための提案とし
て、特公昭56年第20017号公報に記載された発明
がある。
前記発明は、第1図に示すように、たとえば
#1〜#6までの微小超音波振動子1中の#1〜
#5を励振することにより発射された超音波ビー
ムT1に対し、受信指向性がR1である#1〜#5
の微小超音波振動子1と受信指向性がR2である
#1−#6の微小超音波振動子1とで反射エコー
を同時に受信することによつて、送受総合の指向
性がTR1方向とTR2方向とである異なる2方向か
らの超音波反射信号を同時に得ることができると
する。
しかしながら、前記発明においては、並列受信
におけるピーク感度差および半値幅(−3dBにお
ける超音波ビームの幅)差についての考慮が欠け
るため、実際上、ピーク感度差により断層像上に
縞状パターンが生じて画質が劣化し、これとは逆
に、感度差を補正するとバツクグラウンドのノイ
ズレベルが縞状パターンを生じさせる。第2図
に、前記発明における音場特性の具体的計算結果
を示す。計算条件は、リニア走査型超音波診断装
置において微小振動子のピツチが1.5mm、周波数
が3.5MHz、集速点が50mm、送信振動子数が8個、
受信振動子数が8個および9個である。第2図に
おいて、5で示すのは8個の振動子による送信指
向特性であり、同一の8個の振動子による受信指
向特性もこれに等しい。一方、6で示すのは8個
の送信振動子に隣接の1個の振動子を加えてなる
9個の振動子による受信指向特性であり、ピーク
における感度は0.8dBだけ8個の振動子によるピ
ーク感度より大きい。同一の8個の振動子を送受
信に使用した場合の送受信総合の指向特性は破線
7で示され、また、送信用が8個、受信用が9個
の振動子である場合の送受信総合の指向特性は破
線8で示される。第2図から明らかなように、ピ
ーク感度差は4.5dBであり、半値幅の差は1.2mm対
0.86mmでおよそ30%の相違がある。
ところで、人間の視覚は極めて鋭敏であり、通
常、表示上の階調差を認識不能にするためには、
32階調中の一階調以下に抑制する必要がある。通
常の超音波診断装置においては、ダイナミツクレ
ンジを50〜40dBとし、これを32階調程度で表示
する。したがつて、階調差を認識不能とするため
には、ダイナミツクレンジ50dBに対してピーク
感度差を1.6dB以下に、ダイナミツクレンジ40dB
に対して、ピーク感度差を1.3dB以下に抑制する
ことが必要になる。そうすると、第2図に示すよ
うな4.5dBのピーク感度差は、明瞭に認識され、
実験的にも断層像上の縞状パターンとして確認さ
れている。
〔発明の目的〕
この発明は、前記事情に鑑みてなされたもので
あり、リアルタイム性をそこなわずに超音波ビー
ムの走査線を増大する同時並受信方式採用の超音
波診断装置において、ピーク感度差および半値幅
差を低減して良質の画像を表示する超音波診断装
置を提供することを目的とするものである。
〔発明の概要〕
前記目的を達成するためのこの発明の概要は、
複数個の超音波振動子をアレイ状に配列し、この
配列中における1組として用いる超音波振動子を
順次に切り換え、選択することにより、超音波ビ
ームの走査を電子的に行なう超音波診断装置にお
いて、受信指向性を送信超音波ビームの中心軸に
対して左右対称にする二組の受信系を有すること
によつて同時に二方向から受信する送受総合の指
向特性のピーク感度差および半値幅差を低減する
ことを特徴とするものである。
〔発明の実施例〕
この発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。
第3図は、この発明の一実施例であるリニア走
査超音波診断装置を示すブロツク図である。
同図において、送信遅延回路20は所定の遅延
時間を有するN個の信号を出力してN個のパルサ
21を駆動する駆動回路である。振動子選択切換
回路22は、M個のアレイ状に配列された超音波
振動子23のうちからN+2個の互いに隣接する
超音波振動子23を選択し、超音波ビーム発射の
ために、選択した超音波振動子23のうち両端の
超音波振動子23を除いたN個の超音波振動子2
3とN個のパルサ21とを結合し、また、反射信
号を受信するために、選択したN+2個の超音波
振動子23とN+2個の前置増幅器24とを結合
する。受信遅延回路25は、N+2個の前置増幅
器24により増幅された出力信号のうち0〜N番
目までのN+1個の出力信号を入力し、所定の遅
延時間を与えた後にこれらを加算し、走査線に対
応する信号S1を出力する。また、受信遅延回路2
6は、N+2個の前置増幅器24により増幅され
た出力信号のうち1〜N+1番目までのN+1個
の出力信号を入力し、所定の遅延時間を与えた後
にこれらを加算し、走査線に対応する信号S2を出
力する。したがつて、選択した超音波振動子から
一端の超音波振動子を除いた残りの超音波振動子
群と、選択した超音波振動子から他端の超音波振
動子を除いた残りの超音波振動子群とで二組の受
信用超音波振動子群が形成される。なお、出力信
号S1およびS2は公知の処理回路を介して図示しな
い表示装置に入力し、断層像の表示に供される。
次に以上構成の作用について述べる。説明の便
宜上、前記Nが5である場合について述べる。
先ず、振動子選択切換回路22は、第4図に示
すように、#0〜#6の7個の超音波振動子23
を選択し、そのうち#1〜#5の5個の超音波振
動子23と5個のパルサ21とを接続し、パルサ
21より出力される励振パルス信号を所定の遅延
時間をもつて#1〜#5の超音波振動子23に印
加する。#1〜#5の超音波振動子23から中央
部の超音波振動子#3の軸上T0の方向に超音波
ビームを発射する。発射後、振動子選択切換回路
22は、第4図に示すように、#0〜#5および
#1〜#6のそれぞれ6個の超音波振動子23を
前置増幅器24を介して受信遅延回路25と他の
受信遅延回路26とに接続する。そうすると、
#0〜#5の超音波振動子23で受信した反射エ
コー信号は前置増幅器24で増幅された後に受信
遅延回路25に入力し、所定の遅延時間が与えら
れて加算され、走査線に対応する信号S1となつて
受信遅延回路25から出力される。同様に、#1
〜#6の超音波振動子23で受信した反射信号
は、前置増幅器24を介して、受信遅延回路26
から走査線に対応する信号S2となつて出力され
る。この場合、受信指向性R1およびR2は送信指
向性T0に対して左右対称であるので、送受信総
合の指向性TR1およびTR2は、本質的にピーク感
度および半値幅の等しいものとすることができ
る。
前記送受信総合の指向性TR1およびTR2につい
ては、次の音場特性の計算結果からも肯定するこ
とができる。計算条件は、リニア走査型超音波診
断装置において、振動子のピツチが1.5mm、周波
数が3.5MHz、集束点が50mm、送信超音波振動子
数が8個、受信用超音波振動子は送信用超音波振
動子にその配列方向両端にそれぞれ1個を加えて
なる9個の2組である。集束点50mmにおける音場
特性として、第5図に示すように、送信指向性1
0に対して受信指向性11および12は対称であ
り、したがつて、送受総合の指向性13および1
4として、ピーク感度および半値幅(0.86mm)を
全く等しくすることができる。よつて、1本の超
音波ビームによる反射信号を異なる2方向から同
時受信しても、ピーク感度差および半値幅差によ
る縞状パターンが断層像中に現われるのを防止す
ることができる。
以上、この発明の一実施例について詳述した
が、この発明は前記実施例に限定されるのではな
く、この発明の要旨の範囲内で適宜に変形して実
施することができるのはいうまでもない。
次に、この発明の第2の実施例について説明す
る。
第6図は、セクタ走査型超音波診断装置におけ
る超音波振動子での超音波送受信を示す説明図で
ある。
セクタ走査の場合、振動子選択切換回路22
は、M個のアレイ状に配列された超音波振動子2
3のうちからN個の互いに隣接する超音波振動子
23を選択し、N個の超音波振動子23とN個の
パルサ21とを接続し、また、N個の超音波振動
子23とN個の前置増幅器24とを接続する。N
個の前置増幅器24よりのN個の出力は、それぞ
れ、受信遅延回路25と受信遅延回路26とより
なる二組の受信延延回路に入力する。
そして、送信においては、第6図に示すよう
に、送信遅延回路20の制御により角度θ0の方向
に指向性T0を有する超音波ビームを送波する。
その超音波ビームの反射信号の受信においては、
並列に設けられた2組の受信遅延回路25および
26の制御により角度θ0−Δθおよびθ0+Δθの方
向に受信指向性R1およびR2を得る。したがつて、
送受総合の指向性TR1およびTR2は、およそ角度
θ0−Δθ/2およびθ0+Δθ/2の方向にそれぞれの
ピー ク値を有し、送信指向性T0に対してほぼ対称で
ある。したがつて、セクタ走査においても、送受
総合の指向性におけるピーク感度差および半値幅
差をきわめて小さくすることができ、縞状パター
ンが断層像中に現われるのを防止することができ
る。
セクタ走査においてもピーク感度差および半値
幅差を小さくすることができることは、次の音場
特性の計算結果からも肯定することができる。計
算条件としては、、振動子のピツチが1.5mm、周波
数が3.5MHz、集束点が50mm、発射する超音波ビ
ームの方向が中心軸より30゜の斜め方向、受信指
向性が中心軸より29゜および31゜の斜め方向および
音場観測点が集束点である。音場特性として、第
7図に示すように、2種の受信指向性30および
31が送信指向性32に対して完全に対称ではな
いので、2種の送受総合の指向性33および34
は完全に同じにはならない。しかし、−3dBでの
ビーム幅(半値幅)は共に1.6mmで等しく、ビー
ム感度差は0.3dBであつてきわめて小さくするこ
とができる。
〔発明の効果〕
この発明によると、単位時間あたりのフレーム
数を低下させることなく走査線密度を増大する同
時並列受信方式採用の超音波診断装置において、
リニア走査型の超音波診断装置では、ピーク感度
差および半値幅差を全く消失させ、またセクタ走
査型の超音波診断装置では、ピーク感度差および
半値幅差を実用上全く問題のないレベルにまで低
減することができ、その結果、リアルタイム性と
高画質と有する断層像の表示可能な超音波診断装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の同時並列受信方式における超音
波振動子による超音波の送受波を示す説明図、第
2図は前記従来の同時並列受信方式における音場
特性の計算結果を示す特性図、第3図はこの発明
の一実施例を示すブロツク図、第4図はこの発明
においてリニア走査する場合の超音波の送受波を
示す説明図、第5図は前記リニア走査における音
場特性の計算結果を示す特性図、第6図はこの発
明においてセクタ走査する場合の超音波の送受波
を示す説明図、および、第7図は前記セクタ走査
における音場特性の計算結果を示す特性図であ
る。 23……超音波振動子、25,26……受信遅
延回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数個の超音波振動子をアレイ状に配列し、
    この配列中における1組として用いる超音波振動
    子を順次に切り換え、選択することにより、超音
    波ビームの走査を電子的に行なう超音波診断装置
    において、受信指向性を送信超音波ビームの中心
    軸に対して左右対称にする二組の受信系を有する
    ことによつて同時に二方向から受信する送受総合
    の指向特性のピーク感度差および半値幅差を低減
    することを特徴とする超音波診断装置。 2 前記受信系が、リニア走査のための超音波ビ
    ームを発射する超音波振動子の数よりも多い受信
    用超音波振動子数を有すると共に送信用超音波振
    動子群に対して左右対称に配列された二組の受信
    用超音波振動子群を有することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載の超音波診断装置。 3 前記受信系が、セクタ走査可能の超音波振動
    子群より送信された超音波ビームの反射エコー
    を、送信超音波ビームに対して実質的に左右対称
    の指向性で受信する二組の受信遅延回路を有する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    超音波診断装置。
JP21546582A 1982-12-10 1982-12-10 超音波診断装置 Granted JPS59105444A (ja)

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JPS59105444A JPS59105444A (ja) 1984-06-18
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