JPH0337430A - ディスクブレーキ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は自動車両用ディスクブレーキに関し、且つ特に
ディスクブレーキ用ディスクブレーキキャリ５バハウジ
ングに関する。

（従来の技術） ロータと、内方及び外方ブレーキパノドと、キャリパハ
ウジングとを備え、キャリパハウジングが内方ブレーキ
パノドをロータと制動係合状態に押圧するためのビス）
−ンを収容するシリンダと、ビス１〜ンの作動時に反作
用力によって外方ブレーキパッドをロータと制動係合状
態に押圧するための腕部材とを有するディスクブレーキ
を備えることは自動車両でよく知られている。腕部材は
通常は実質的に同一であり且つ対称形である２つのリム
を備え、該リムは外方ブレーキパッドに対して実質的に
同等の係合表面領域を呈する。この型のディスクブレー
キは一般にフローティングキャリパ型と言われている。

しかしながら、使用中に、そのような構成は外方ブレー
キパッド上のライニングがその前縁及び後縁の間で及び
その内方及び外方半径方向縁の間で不均一に摩耗するこ
とが判明している。これは外方ブレーキパッドの付着、
並びにブレーキの礼み及び騒音を発生ずる振動（通常は
内方ブレーキパッド）を起こすことになる。

この問題を克服するために、ライニングが最初に厚さに
テーパを付けられた外方ブレーキパッドを備えることが
提案されている。しかしながら、これは、製作、据付、
コスト、及び上述した問題の克服不能の問題の故に好結
果を得ていると判明していない。別の提案が英国特許出
願第２０７６９１４Ａで示されている。この場合、腕部
材の前縁リムは摩擦による振動を凍らすために外方ブレ
ーキパッドに不均一の圧力を生しるように後縁りムより
も可撓性を有するように作られる。しかしながら、この
出願では不均一な摩耗について言及してなく、そこで開
示された構成はこの問題を克服しない。

（発明が解決しようとする課題） 上述した問題を克服することは本発明の目的である。

（課題を解決するための手段及び作用）このために、本
発明によるディスクブレーキは、ロータと、ロータの両
側部に配置され且つそれと制動係合状態に移動し得る内
方及び外方ブレーキパッドと、内方ブレーキパッドをロ
ータに対して押圧するためのピストンと、自動車両へ固
定し得る支持部材と、支持部材上で滑動可能に支持され
たキャリパハウジングとを備え、キャリパハウジングが
ロータの一側部に配置され且つピストンを含むシリンダ
と、ビス１−ンが内方ブレーキパッド上に作用する時に
外方ブレーキパッドをロータと係合状態に押圧するため
にロータの他側部にある腕部材とを有し、腕部材がロー
タの正規回転方向に関して腕部材の前縁側部にある第１
のリムと、ロータの正規回転方向に関して後縁側部にあ
る第２のリムとを備え、各リムがそれから突出して外方
ブレーキパッドと係合するためのボスを有し、第１のリ
ムのボスが第２のリムのボスの係合表面領域よりも小さ
い係合表面領域を有し、且つ第１のリムが第２のリムよ
りも少ない可撓性を有する。

使用中、ロータは自動車両の車輪へ固定されてそれと共
に回転する。「正規回転方向」は自動車両が前進方向へ
移動している時のロータの回転方向を意味する。腕部材
の「前縁側部」はロータの正規回転方向に関して上流に
配置された腕部材の側部を意味する。腕部材の「後縁側
部」はロータの正規一回転方向に関して下流に配置され
た腕部材の側部を意味する。

好ましくは、ボスはリムと一体に形成される。

ボスの係合表面領域の中心は好ましくは互いに相対的に
偏在しており且つリムの間を通り且つリムから等距離に
ある平面に対して偏在している。

好ましくは、第１のリムのボスの係合表面領域の中心は
、リムの間を通り且つリムから等距離にある平面から、
第２のリムのボスの係合表面領域の中心よりも更に離れ
ている。

リムのボスが外方半径方向縁を有し且つ外方ブレーキパ
ッドが外方半径方向縁を有する場合、外方ブレーキパッ
ドの外方半径方向縁は好ましくは所定の距離だけボスの
外方半径方向縁から半径方向外方に配置される。

好ましくは、リムは第１のリムが第２のリムよりも少な
い可撓性をもつようにキャリパハウジング上に形成され
る。代替的に、第１のリムは第２のリムよりも大きい厚
さを有し、それにより第１のリムがより少ない可撓性を
有することを保証する。

第１及び第２のリムは異なる輪郭を有することができる
。更に、ピストンの中心は内方及び外方ブレーキパッド
の中心から長手方向へ偏在されることができる。

本発明は次に添付図面と関連して例として説明される。

（実施例） 本発明によるディスクブレーキ１０が図面に示されてい
る。ディスクブレーキ１０は、自動車両が前進方向へ移
動している時に方向Ｘへ回転するように自動車両の車輪
（図示せず）へ連結し得るロータ１２を備える。ロータ
１２の両側部に内方及び外方ブレーキパッド１４．１６
が配置される。

ピストン１８は内方ブレーキパッド１４に近接するキャ
リパハウジング２２中のシリンダ２０中に滑動可能に取
付けられる。また、キャリパハウジング２２はロータ１
２と外方ブレーキパッド１６に近接する腕部材２６とを
跨がるサドル部分２４を含む。キャリパハウジング２２
は自動車両へ固定された支持部材（図示せず）上に滑動
可能に取付けられる。車両の運転者によるディスクブレ
ーキ１０の作動時に、液圧流体がシリンダ２０中で加圧
され、ピストン１８をロータ１２の方へ移動させる。こ
の作用によって、ピストン１８は内方ブレーキパッド１
４と係合し且つそれをロータ１２と制動係合状態に押圧
する。はぼ同時に、反作用力によって、キャリパハウジ
ング２２はその支持部材上を滑動するので、腕部材２６
は外方ブレーキパッド１６と係合し且つそれをロータ１
２と制動係合状態に押圧する。

腕部材２６は２つのリム２８．３０を形成するように二
叉状にされている。第１のリム２８は腕部材２６の前縁
側部に、即ちロータ１２の正規回転方向Ｘに関して上流
に配置される。第２のリム３０は腕部材２６の後縁側部
に、即ちロータ１２の正規回転方向Ｘに関して下流に配
置される。各リム２８．３０はその外方ブレーキパッド
１６に近接する側部にそれから突出するボス３２．３４
をそれぞれ有する。ボス３２．３４は好ましくはキャリ
パハウジング２２がが鋳造される（キャリパハウジング
を形成する通常の方法）時にキャリパハウジング２２と
一体に形成され、次に必要な大きさの係合表面領域Ａ、
Ｂを形成するように機械加工される。第３図に示すよう
に、第１のりム２８のボス３２は第２のリム３０のボス
３４の表面領域Ｂよりも外方ブレーキパッド１Ｇと接触
するためのより小さい表面領域Ａを有する。更に、第１
のリム２８はそれと関連したリブ３６を有し、該リブは
第１のリムが第２のりム３０よりも少ない可撓性（より
高い剛性）を有することを保証する。

より小さい表面領域Ａは車両の運転者がディスクブレー
キ１０を作動した時に外方ブレーキパッド１６の前縁（
上流）側部が後縁（下流）側部よりも大きい圧力作用を
受ける結果を生ずる。リブ３６は第１のリム２８を第２
のリム３０と比較して剛固にする作用をし、それにより
第１のリムが第２のリムよりも下方位置において撓んで
ブレーキパノドライニングの均等な摩耗を生ずる手段を
提供する。

リム３６及びボス３２．３４を無視すると、腕部材２６
は第１及び第２のリム２日、３０の間を通り且つそれら
から等距離にある平面Ｐ（第３図）に関して対称形であ
る。各表面領域Ａ、Ｂの中心ＣえＤから平面Ｐに対して
実質的に垂直に線をそれぞれ引くと、好適な構成は中心
Ｃ，Ｄが互いに対して偏在され（距離Ｙ）、且つ中心Ｃ
は中心Ｄ（距離Ｆ）よりも平面Ｐから更に離れる（距。

離Ｅ）。更に、ボス３２．３４の使用は外方ブレーキパ
ッド１６の外方半径方向縁３８とボスの外方半径方向縁
４０との間に所定の距離Ｇ（第２図）を生じ、外方ブレ
ーキパッド１６の外方半径方向縁３８はボス３２．３４
の外方半径方向縁４０の半径方向外方に配置される。

この構成により、ロータ１２に対する外方ブレーキパッ
ド１６の運動に影響を与え且つそれを制御すること、及
びキャリパハウジング２２から外方ブレーキパッド１６
への圧力及び力分配に影響を与え且つそれを制御するこ
とを可能にする。これは、キャリパハウジング２２によ
って与えられる圧カバターンを調節することによって長
手方向及び半径方向の両方へのブレーキバッドライニン
グのテーパの付いた摩耗を凍らすために、塵又は腐食に
よる外方ブレーキパッドの焼付又は付着を回避するため
に外方ブレーキパッド１６及びキャリパハウジング２２
の間の界面を掃除するようにロータ１２に対する外方ブ
レーキパッド１６の不均等の運動を生ずるために、及び
内方及び外方ブレーキハツト１４．１６の振動を制限す
ることによってブレーキの軌み又は騒音を減らすために
使用されることができる。表面領域Ａ、Ｂの相違及び２
つのリム２８．３０の間の剛性の相違は長平方向及び半
径方向の両方へのライニング摩耗に影響を与える。これ
は中心（、Ｄが距離Ｙ、Ｅ及びＦによって偏在している
ことによって強調される。

距離Ｇは半径方向へのライニング摩耗を更に制御する助
けをする。

第４図に示した修正例では、第１のりム２８の輪郭は第
２のり、！、３０’の輪郭と相違する。その結果として
、ボス３２”の係合表面領域Ａ″は第３図に示した係合
表面領域と相違する。第３図に示した他の特徴の全ては
第４図の実施例で変更されずに残っている。この修正例
はブレーキパッドライニングの均等な摩耗を保証する。

第５図に示した更に別の修正例では、ピストン、及び内
方及び外方ブレーキパッド〜は互いに偏在されている。

これは、半径方向へ延び且つピストンの中心を通る線Ｓ
と、半径方向へ延び且つ内方及び外方ブレーキパッドの
中心を通る線Ｔとによって強調される。第５図で理解さ
れ得るように、線Ｓ及びＴは互いに距離Ｒだけ長手方向
へ偏在している。この構成はブレーキパッドライニング
の長手方向のテーパの付いた摩耗を減らすことを助ける
。

表面領域Ａ、Ａ”、Ｂ、及び距離Ｙ、Ｅ、Ｆ、Ｇ、Ｒの
実際の大きさはディスクブレーキ１ｏの特別の応用に適
するように計算されることができ、キャリパハウジング
２２はそれに従って製作される。

【図面の簡単な説明】

第１図は第２図で方向■へみた本発明の好適な実施例に
よるディスクブレーキの部分端面図であり、第２図は第
１図で方向■へみた部分側面図であり、第３図は第２図
の線Ｉ［［−Ｈに沿った断面図であり、第４図は第３図
に示した構成の修正例を示す図であり、第５図は第１図
の構成の修正例を示す図である。 １０・・・ディスクブレーキ、１２・・・ロータ、１４
．１６・・・ブレーキパッド、１８・・・ピストン、２
０・・・シリンダ、２２・・・キャリパハウジング、２
６・・・腕部材、２８．３０．２８′、３０゛・・・リ
ム、３２．３２’　、３４・・・ボス。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、自動車両用ディスクブレーキであって、ロータと、
   ロータの両側部に配置され且つそれと制動係合状態に移
   動し得る内方及び外方ブレーキパッドと、内方ブレーキ
   パッドをロータに対して押圧するためのピストンと、自
   動車両へ固定し得る支持部材と、支持部材上で滑動可能
   に支持されたキャリパハウジングとを備え、キャリパハ
   ウジングがロータの一側部に配置され且つピストンを含
   むシリンダと、ピストンが内方ブレーキパッド上に作用
   する時に外方ブレーキパッドをロータと係合状態に押圧
   するためにロータの他側部にある腕部材とを有し、腕部
   材がロータの正規回転方向に関して腕部材の前縁側部に
   ある第１のリムと、ロータの正規回転方向に関して後縁
   側部にある第２のリムとを備えるディスクブレーキにお
   いて、各リムがそれから突出して外方ブレーキパッドと
   係合するためのボスを有し、第１のリムのボスが第２の
   リムのボスの係合表面領域よりも小さい係合表面領域を
   有し、且つ第１のリムが第２のリムよりも少ない可撓性
   を有することを特徴とするディスクブレーキ。 ２、ボスがリムと一体に形成された請求項１に記載され
   たディスクブレーキ。 ３、ボスの係合表面領域の中心が互いに対して、及びリ
   ムの間を通り且つリムから等距離にある平面に関して偏
   在されている請求項１又は２に記載されたディスクブレ
   ーキ。 ４、第１のリムのボスの係合表面領域の中心が、リムの
   間を通り且つリムから等距離にある平面から、第２のリ
   ムのボスの係合表面領域の中心よりも更に離れている請
   求項１から３までのいずれかの１項に記載されたディス
   クブレーキ。 ５、リムのボスが外方半径方向縁を有し、且つ外方ブレ
   ーキパッドが外方半径方向縁を有し、外方ブレーキパッ
   ドの外方半径方向縁が所定の距離だけボスの外方半径方
   向縁から半径方向外方に配置されている請求項１から４
   までのいずれかの１項に記載されたディスクブレーキ。 ６、リブがキャリパハウジングに形成されて第１のリム
   に第２のリムよりも少ない可撓性をもたせる請求項１か
   ら５までのいずれかの１項に記載されたディスクブレー
   キ。 ７、第１及び第２のリムが異なる輪郭を有する請求項１
   から６までのいずれかの１項に記載されたディスクブレ
   ーキ。 ８、ピストンの中心が長手方向へ内方及び外方ブレーキ
   パッドから偏在している請求項１から７までのいずれか
   の１項に記載されたディスクブレーキ。