JPH0337306Y2 - - Google Patents

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JPH0337306Y2
JPH0337306Y2 JP1984017575U JP1757584U JPH0337306Y2 JP H0337306 Y2 JPH0337306 Y2 JP H0337306Y2 JP 1984017575 U JP1984017575 U JP 1984017575U JP 1757584 U JP1757584 U JP 1757584U JP H0337306 Y2 JPH0337306 Y2 JP H0337306Y2
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JP
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board
gypsum
natural wood
gypsum board
cardboard
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JP1984017575U
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JPS60130916U (ja
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  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は現在広く建築に利用されているところ
の石膏板の欠点を解決することを目的とする。
石膏板は価格が他の材料に比べて安く、施行も
比較的容易であるため建築用下地材料として利用
されているが曲げ強度や衝撃強度が弱く、通路や
階段、子供部屋等の壁材としては使用出来ず、又
室内結露などにより表面に貼つた化粧紙、布が剥
がれたり、また化粧紙、布の貼り替え時、化粧
紙、布だけでなく、石膏板表面の厚紙も一緒に剥
がれてしまい、石膏板自体を貼り替えなければな
らないなど欠点を有していた。
本考案はこれらの欠点を解決し優れた建築用板
材を提供するものである。
すなわち、本考案建築用板材は、以下詳述する
ように、着色石膏の芯層1の表裏面のみに厚紙
2,3を一体とした石膏ボードPの表裏面に天然
木薄板4,4を接着積層したものである。本考案
建築用板材は上記のような構成をとることによ
り、強度が大きく、かつ、化粧紙の貼替えが容易
なうえ、その突付け施工のとき、隙間の空かない
建築用板材を得ようとするものである。
(実施例の説明) 以下本考案建築用板材の実施例について説明す
る。
石膏板Pは任意着色された石膏あるいはその石
膏に必要に応じ繊維状物を混入し強化された石膏
を芯層1とし、その表裏に厚紙2,3を一体とし
たものである。石膏は顔料、染料などを混合し任
意着色される。表裏に使用される厚紙は古紙を主
体としたもので、適当量の吸水性を持つことが必
要で耐水性を向上したものはより好ましい。適当
量の吸水性を持つことが接着剤塗布による接着剤
の浸透性を良くし、厚紙自体の紙間剥離強度が向
上される。厚紙は0.2〜0.5mm厚のものが好まし
く、その範囲外であると接着剤中の水分が石膏芯
層まで多く浸透し石膏板の強度を低下したり、接
着剤が十分に浸透せず、厚紙の紙間剥離強度を向
上することができない。
上記した石膏板P以外に石膏板の表面あるい
は、裏面または表裏両面に該石膏板を貫通しない
穴5a,5b(第2図,第3図)所定間隔で複数
個設けられた石膏板を用いることもできる。天然
木薄板4は接着剤で石膏板Pの表裏の前記厚紙上
に接着されており、広葉樹単板、針葉樹単板、人
工つき板などいずれでも良いし、ロータリーカツ
ト単板、スライスカツト単板のどちらをもちいて
も良い。またその単板は樹脂の塗布あるいは含
浸、または防虫剤、防カビ剤、難燃剤など薬剤を
塗布あるいは含浸するなどの適宜処理を必要に応
じて施す。
接着剤は熱硬化性あるいは常温硬化性のいずれ
でもよいが、硬化後の収縮量の少ないものが好ま
しく収縮量が大きいと接着後複合された板が反つ
たり、ねじれたりしやすいためである。また接着
剤中に防虫剤、防カビ剤、難燃剤など薬剤を混入
し使用してもよい。熱硬化性接着剤を用いる場
合、たとえば水性接着剤である尿素樹脂接着剤が
一般的であるが増量材等を加えて収縮力を低下さ
せることが必要となる。熱硬化性接着剤を用いる
ときは熱圧締して天然木薄板4を石膏板Pに接着
積層する。熱圧締は0.5〜10Kg/cm2、80〜110℃で
行なうのが好ましく、また必要に応じ、熱圧締前
15分以上天然木薄板4を接着堆積しながら行な
う。この時接着剤はスプレツダーで石膏ボードの
両面に塗布する。このようにすることにより接着
剤が石膏板表裏の厚紙2,3内に浸透し、熱硬化
によつて該厚紙自体の紙間剥離強度が向上され
る。常温硬化性の接着剤を用いる場合接着剤を介
して天然木薄板を積層した後コールドプレス、タ
ーンバツクルなどを用い0.5〜10Kg/cm2で冷圧締
する。
天然木薄板の厚みは一枚で0.2〜3mmの範囲が
よいが1mm前後が経済的、性能的には好ましい。
0.2mm以下では強度面での向上が少なく、3mm以
上では木材の収縮力やねじれが影響するからであ
る。
本考案建築用板材はこのようにして一体とした
後、所定の寸法にダブルサイザーWなどで切断す
る。この時石膏の芯層1と厚紙2,3、天然木薄
板4とは弾性が異なるために石膏芯層1の木口面
より厚紙2,3、天然木薄板4の木口が多少飛び
だした形に形成される。その状態を第4図,
,に示す。
すなわち、第4図において、ダブルサイザー
Wで積層体を切断すると第5図の状態を経た
後、第4図のように、天然木薄板4、厚紙2,
3が芯層1より飛びだすことになる。
(本考案の作用効果) 本考案建築用板材は防火性、遮音性(比重
0.7〜0.9)を有し表面の天然木薄板が外部応力
の最も好ましい位置にあるために曲げ強度、釘
引抜抵抗が向上し壁下地板として使用しても化
粧紙が剥げたり、化粧紙の張り替え時厚紙から
剥げることがない。
天然木の意匠感が得られる。
木口において石膏芯層より天然木薄板が、飛
び出ているため突付け施工時目すき6が第5図
のように生じるので、施工が容易である。
石膏板を貫通していない穴を設けられた場
合、建築用板材内部に空気穴を多数所有するた
め断熱性、吸音性を向上する。
また、これらの穴は直接天然木薄板4に接す
るので大気との通気性を有し穴内で結露するこ
とがない。したがつて、石膏芯層を湿気により
損なうことがない。
厚紙を石膏の芯層と天然木薄板との間に介在
させることにより、石膏板と天然木薄板とのな
じみ性を良好に高めると同時に、使用される接
着剤の天然木薄板への過剰な浸透を防止し得ら
れる建築用板の表面汚染を防ぐ。また、表面湿
度を吸湿し、天然木薄板表面を常に乾燥した状
態に保つ等の作用効果を果たし、天然木薄板に
良好な表面性を与える。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案板材の断面図、第2図:石膏ボ
ードPに貫通しない孔5aを一面にのみ設けた場
合の断面図、第3図:同じく貫通しない孔5bを
両面に設けた場合の断面図、第4図,,:
本考案板材の製造工程図、第5図:本考案板材を
突き付け施工したときの側面図。 1……芯層、2……厚紙、3……厚紙、4……
天然木薄板、5a,5b……貫通しない孔、W…
…ダブルサイザー、P……石膏ボード。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 任意着色された石膏を芯層とし表裏面のみに
    厚紙を一体とした石膏板pの表裏に天然木薄板
    を接着積層し、かつ天然木薄板4,4は石膏板
    pの木口面より幾分飛び出している、 ことを特徴とする石膏板を用いた建築用板材。 石膏板の表面あるいは裏面または表裏両面に
    該石膏板を貫通しない穴5a,5bを所定間隔
    で設けた、実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の石膏板を用いた建築用板材。
JP1757584U 1984-02-13 1984-02-13 石膏板を用いた建築用板材 Granted JPS60130916U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1757584U JPS60130916U (ja) 1984-02-13 1984-02-13 石膏板を用いた建築用板材

Applications Claiming Priority (1)

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JP1757584U JPS60130916U (ja) 1984-02-13 1984-02-13 石膏板を用いた建築用板材

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Publication Number Publication Date
JPS60130916U JPS60130916U (ja) 1985-09-02
JPH0337306Y2 true JPH0337306Y2 (ja) 1991-08-07

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ID=30505405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1757584U Granted JPS60130916U (ja) 1984-02-13 1984-02-13 石膏板を用いた建築用板材

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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5322416U (ja) * 1976-08-04 1978-02-24

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JPS5094011U (ja) * 1973-12-28 1975-08-07
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JPS60130916U (ja) 1985-09-02

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