JPH0336825Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、除湿機の排水バケツの固定装置に関
するものである。

従来の技術 従来この種の排水バケツの取付装置としては、
第４図および第５図に示す如く、基板１０１の上
に圧縮機１０２、仕切板１０３及び防音板１０４
を設け、さらにこの防音板１０４と前記仕切板１
０３の上端に水受け皿１０５を設け、この水受け
皿１０５の上に冷凍サイクルを構成する蒸発器１
０６、凝縮機１０７、及びエアガイダ１０８とフ
アンモータ１０９を設けていた。

そして前記水受皿１０５の下部には、除湿水を
受ける排水バケツ１２０が配置され、その固定
は、第４図に示す如く、前記排水バケツ１２０の
左右上端に、固定用押え部１２０Ａを飛び出して
設け、また、前記仕切板１０３に固定用爪部１０
３Ａを成形し、この固定用爪部１０３Ａと基板１
０１とにより排水バケツ１２０を挾持固定する構
造であつた。

考案が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、排水バケ
ツ１２０の左右上端に、固定用押え部１２０Ａが
必要であり、また仕切板１０３には、前記排水バ
ケツ１２０の固定用押え部１２０Ａと相対する位
置に固定用爪部１０３Ａを必要とし、構造が複雑
になり、かつ除湿機本体の小型化が困難となると
いう問題があつた。

問題点を解決するための手段 本考案は上記問題点を解決するため、排水バケ
ツの後部上端に切欠きを有する固定用押し部を設
け、また仕切板に前記切欠きと係合する固定用爪
部を設けたものである。

作 用 本考案は上記した構成により、排水バケツの固
定が定位置において切欠きと固定用爪部の係合に
より行われ、排水バケツのずれ等が防止される。

実施例 以下、本考案の一実施例を第１図〜第３図にも
とづいて説明する。

同図において、１は除湿機の本体Ａを構成する
基板であり、この基板１の上に圧縮機２とこれを
囲う仕切板３と防音板４が固定されている。

この防音板４及び前記仕切板３の上端には水受
け皿６が設置されている。この水受け皿６の上に
は、冷凍サイクルを構成する蒸発器７、凝縮機８
とエアガイダ９およびフアンモータ１０が設置さ
れており、前記フアンモータ１０にはフアン１１
が取り付けられている。また水受皿６の下部に
は、排水バケツ１２が設置されている。

前記排水バケツ１２の構造は、中央後部に切欠
き１２Ｂを有する固定用押え部１２Ａを有し、ま
た仕切板３には前記固定用押え部１２Ａに相対す
る位置に固定用爪部３Ａを有した構成となつてい
る。

上記構成において、排水バケツ１２はその左右
のずれ等が基板１と排水バケツ１２の上部に設け
られた固定用押え部１２Ａ、及び、仕切板３に設
けられた固定用押え部３Ａの切欠き１２Ｂとの係
合により防止される。

以上のように本実施例によれば、従来例の第４
図の構成に比較して第３図に示す如く排水バケツ
１２の後部中央に切欠き１２Ｂを有する固定用押
え部１２Ａを設ける簡単な構造のものでよく、ま
た仕切板３も固定用爪部３Ａを設けるだけでよい
ため、排水バケツ１２、仕切板３の構造が簡単に
なり、除湿機本体の小型化、および排水バケツの
出入れ操作性が向上する。

考案の効果 以上のように本考案は、排水バケツの構造が簡
単になりまたその固定構造も簡単になるもので、
除湿機本体の小型化、排水バケツの操作性の向上
がはかれるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における除湿機の全
体斜視図、第２図は同除湿機の縦断面図、第３図
は同除湿機における仕切板、排水バケツの斜視
図、第４図は従来の仕切板、排水バケツの構造斜
視図、第５図は従来の除湿機の縦断面図である。 １……基板、３……仕切板、３Ａ……固定用爪
部、６……水受皿、７……蒸発器、８……凝縮
機、１２……排水バケツ、１２Ａ……固定用押え
部、１２Ｂ……切欠き。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 基板の上に、圧縮機とこの圧縮機を囲う仕切板
   と防音板を設け、前記防音板と仕切板の上端に水
   受け皿を設け、さらに前記水受け皿の上に蒸発器
   と凝縮器を設けて除湿機を構成し、前記水受皿の
   下部に配置される排水バケツの固定装置を排水バ
   ケツの後部上端に突出して設けた固定用押え部
   と、この固定用押え部の上端に設けられた切欠き
   と前記仕切板に設けられかつ前記切欠きと係合す
   る爪部により構成した除湿機の排水バケツ固定装
   置。