JPH0335937A - ワイヤカット放電加工における加工液の処理方法 - Google Patents

ワイヤカット放電加工における加工液の処理方法

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JPH0335937A
JPH0335937A JP17108889A JP17108889A JPH0335937A JP H0335937 A JPH0335937 A JP H0335937A JP 17108889 A JP17108889 A JP 17108889A JP 17108889 A JP17108889 A JP 17108889A JP H0335937 A JPH0335937 A JP H0335937A
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JP
Japan
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machining
wire
electric discharge
discharge machining
magnetized air
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Pending
Application number
JP17108889A
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English (en)
Inventor
Yukio Itai
板井 幸男
Isao Nakamata
仲俣 勲
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Nippon Carbide Industries Co Inc
Original Assignee
Nippon Carbide Industries Co Inc
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ワイヤカフ1−放電加工における加工・液の
処理方法に関するものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕ワイヤ
カット放電加工は、2次元形状の金型、放電加工電極の
加工、プロファイルゲージ加工、微細加工等の分野に広
く利用されている。
上記加工に用いられるワイヤカット放電加工機は、機械
本体、加工部を構成するワイヤ電極、加工電源装置、加
工液供給装置、X:Y軸制御装置等から構成されている
。そして、上記放電加工は、ワイヤ電極を包み込むよう
に加工液を流しながら、ワイヤ電極と被加工物間に電圧
をかけ、上記加工/&(水〉を媒体として放電を行わせ
ることにより、発生する放!痕の累積によって加工を行
う方法である。その際、上記加工液(水)は、上記の如
く放電媒体としてja能すると同時に、冷却媒体として
も機能している。
従って、上記放電加工においては、放電加工を円滑に作
動させるためにも、また、後述するように優れた仕上げ
状態を得るためにも、放電加工中に変質する加工液を特
定の管理状態の下に如何に維持し、管理するかがm要な
条件となっている。
その維持・管理は、通常上記加工液の比抵抗値に基づい
て行われ、比抵抗値が設定した条件範囲を超える場合は
自動的に純水器用1を磁弁が作動し、該加工液の比抵抗
値を所定範囲内に戻す動作が行われるようになされてい
る。
上記純水器は、内蔵するイオン交換樹脂により、イオン
成分を除去し、比抵抗値を上記範囲内に復帰さセるよう
になっており、イオン交換樹脂のイオン交換能力が低下
し、設定した比抵抗値に復帰させることができなくなっ
た場合は、イオン交換能力のあるものと取り替えること
が必要となる。
イオン交換樹脂の能力持VtM間、即ち、寿命は放電加
工条件によっても異なるが、通常使用の下では、例えば
3〜4ケ月間であるが、超硬合金などの特殊材料の加工
の場合には、その寿命が極端に短くなり、精密金型材の
加工の場合はその寿命が、2ゲ月位に低下することが多
い。
また、ワイヤカット放電加工においては、工作物の仕上
り状態が重要な要素であり、加工速度の他に、加工面の
変色、電蝕、マイクロクランクの有無、硬度の低下等が
重要視されている(長釘な加工面を表出させるため、仕
上げ代を残した1次加工の後に、仕上のための二次加工
を行うことも一般的である)。
しかしながら、上記加工液の性状が変動し、その比抵抗
値が管理限界を超える場合は、被加工物の仕上り状態に
影響する。例えば、比抵抗値の管理状態が4万〜5万Ω
・C11である場合、その値が3万Ω・備以下に低下す
ると、電蝕が発生して巣状の表面となり易くなり、また
、変動が著しい場合は加工面が粗面化し、仕上り状態が
極めて悪く2(る。
また、Tノイヤ表面の加工液に気泡が生し、ワイヤ表面
が一時的にでも加工液にぬれない状態が生した場合は、
過熱によりワイヤが切断し、成木加工が中断されること
があるので、ワイヤ表面が加工を夜で均一にぬれた状態
を常時形成しておくことが重要である。
促って、本発明の目的は、ワ・fヤカノト放電加工にお
いて、加工液の身命を延長することができ、江つ被加工
物の仕上り状態を向上することができ、しかも加工液の
ワイヤ表面に対するぬれ性を向上することができる加工
l良の処理方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、種々検討した結果、リサイクル使用する
加工液を、特定の処理を施したエアー(空気)で曝気す
ることにより、上記目的が達成されることを知見した。
本発明は、上記知見によりなされたもので、ワイヤカッ
ト放電加工を行うに際し、放電媒体及び冷却媒体として
リサイクル使用される加工液を、リサイクル過程の途中
で磁化エアーによりll気するとを特徴とするワイヤカ
ット放電加工における加工液の処理方法を提供するもの
である。
本発明において、上記磁化エアーとは、強力な磁場中を
1liIAさせる処理を施した空気である。
以下、本発明について詳述する。
先ず、上記知見のm拠となった、技術的背景について説
明する。
本発明者等は、強力な磁場中を1ffi遇させた空気で
一般水道水を曝気した処、水道水の諸物性が微妙に変化
することを見い出した0例えば、物質に対するぬれ性の
向上、I)Hの弱アルカリ化、残留塩素の減少等の現像
が認められた。この曝気処理を、ワイヤカット放電加工
における加工液に適応したところ、全く予期せぬ効果が
現れ、本発明に到ったものである。
囚に、水道水を磁化エアーで曝気した際の物性の変化を
表1に示す。
尚、曝気処理は水道水21に対し、磁束密度2400ガ
ウスの磁場に2j!/sin、の流量で通過させた空気
を60分間バブリングすることにより行った。
物質に対するぬれ性−ガラスコンブに上記2種類の水を
入れたところ、無処理の水道水の場合は、内壁面に無数
の細気泡が付着したのに対して、曝気処理した水の場合
は気泡の付着は認められず、優れたぬれ性を示した。
〔実施例] 以下、本発明の実施態様を図面を参照しながら、詳述す
る。
第1図は本実施態様に適用可能なワイヤカット放電加工
機の一例を示す概略構成図であり、第2図は上記ワイヤ
カット放電加工機に付設されている磁化エアー発生装置
の概略構成図である。
図中Iは、被加工物であり、2は被加工物lとの間で放
電を行わせて該被加工物1の加工を行うためのワイヤで
ある。また、上記被加工物lの上下位置には、該被加工
物1ワイヤ2との間に加工液を供給するためのノズル3
が配されている。
」二記被加工物lの下方には、使用済の加工液を貯留す
る汚液槽4が配置され、また、該汚液槽4には清液槽5
が隣接されている。上記清液槽5は、上記汚水槽4から
、ポンプ6によりフィルター7を通して供給される上記
使用済の加工液が貯留されるようになされており、該加
工液の比抵抗値が所定の制限範囲を超えている場合は、
イオン交換v装置8を通して上記清液槽5に供給される
ようになされている。
また、上記清l&槽5に貯留されている加工液は、7」
ミンブ9により、上記ノズル3へ送出されるようになさ
れている。その際、上記加工液は、比抵抗IIi!検出
器10及び比抵抗値制gj装置11により、比j氏抗値
が所定の管理状態を維持するように制御される。
また、本実施態様においては、上記清液槽5の加工液が
iff化エアーにより曝気されるように構成されている
。即ち、第1図に示す如<、磁化エア発生装置12を所
定位置に設置し、該装置12により発生された磁化エア
ーを、上記清液槽5の加工液中に浸消した敗気球13か
ら微小気泡として放出することにより、該加工液の曝気
処理がなされる。
上記磁化エアー発生装置12の一例としては、第2図に
示すような、エアーポンプ14と磁石15とを備え、該
エアーポンプ14によりフィルター16から空気を吸い
込み、上記磁石15の磁場中を通過させ、ホース17を
通して上記敗気球13より放出する構成のものを挙げる
ことができる。
本実施態様は、上述の如く、加工液を磁化エアで曝気す
る以外は、通常のワイヤカット放電加工機を用いる場合
と同様にして放電加工を行うものである。
次に、上述したと同様の構成からなるワイヤカット放電
加工機を用いて、以下の条件の下で具体的にワイヤカッ
ト放電加工を実施し、その結果を下記表2に示した。
尚、比較のため、加工液を磁化エアーで曝気しない以外
は同一の条件(従来法)でもワイヤカット放電加工を実
施し、その結果を下記表2に併記した。
(条件) ワイヤカット放電加工は、具体的には、比抵抗値の設定
上限が5万Ω・備、下限が4万Ω・国の管理状態の下で
行った通常の金型の製作である。
条件 (11ワイヤ力ツト放電加工機本体: ソディックXIEDW (i11ソディック製)。
(2)被加工型材: SKD、超硬合金、555C1 SKS、、NAK。
(3)磁化エアー発生!l装置(■中火熱研製);磁束
密度2400ガウスのるR場 にlR量21/sin、で空気をilN遇させることが
可能で、使用電力 は40W。
(4)陽気処理。
放電加工作業中は連続してYH液 槽の加工液を磁化エアーご曝気 した。
(5)加工液の原水: pH6,8、電気伝導度lOOμ S/(2)、溶存酸素8.9 pp銅の地下水を用い、
加工液槽(清液槽) への補給は規定量の約115量 が減った時点で実施した。
(6)放電加工時間: 8特間/日〜16時間/日とし た。
上記表2の記載から明らかな如<、磁化エアーによる曝
気処理を行った加工液を用いる本発明方法の場合は、下
記■及び■等の著しい効果を示した。
■加工液の比抵抗値の管理状態が良好であった(安定し
ていた)ため、被加工物(型材)の切削工、ジ面の電蝕
等が未発生であり、作業効率が良好であった。
■加工液の管理状態を調整するイオン交換樹脂の寿命(
使用可能期間)は3倍以上となり、それに伴う取替頻度
減少による作゛業能率の向上及びイオン交(負樹脂消耗
量の著しい減少による大きな経費節減等の効果があった
上記■及び■により、近年金型加工業界の大きな課題と
なっている納期短縮、加工品の品質向上、原価低減等を
も達成することができた。
一方、上記表2より明らかなように、従来法の場合は、
上述した本発明の曝気処理水による優れた効果は全く見
出されなかった。
尚、上記の優れた効果が得られる理由は必ずしも明らか
ではないが、放電加工中の磁化エアーによる曝気処理水
の物性、例えば、熔、/7./I2素が8,5ppm、
電気伝導度が32μS/c■となっていることから、放
電加工中に発生する金属イオンを非イオン化することに
より、通常であれば低下する比抵抗値を管理限界に保持
できるものとliI考される。
以上、本発明の実施態様について具体的に説明したが、
本発明は前記したものに限られるものでなく、磁化エア
ーの製造については、磁束密度が2400ガウスの磁力
を有する磁石を内蔵する磁化エアー発生装置を使用した
が、これに限るものでなく必要に応して任意に変更可能
であり、磁石の9全さは1000〜8000ガウスの間
°であれば、実用上使用可能である。また、空気の流量
は、例えばIg/分〜10(1/分の間で必要に応して
適当な流量を選択して良く、前記実施態様ではワ・イヤ
カント放電加工機の加工液槽の容!(3001〜900
1)及び連続リサイクル使用という状戊からみて、空気
送気量は21/sin、〜101/−1n、で充分であ
る。但し、これに限られるものでない。
また、磁化エアーによる適正な曝気時間も特に制限はな
いが、経験的に水量の約10倍量の磁化空気による曝気
で充分であり、具体的には、pH1メーター計で0.4
〜0.7上昇する時点(例:7.〇−マ、6.6.8−
7.4)或いは通常の水道水の場合であれば残留塩素が
60〜50%となる時点(バンクテスト法により判定・
・・パックテスト材料:共立理化学研究所製)等を目安
とすることができる。
また、磁化エアー発生装置の散気球は、加工液槽のうち
汚液槽又は清液槽の何れの糟にセ・ノドしても良いが、
前述の如く金属微粉体の除かれた清m+Qの方にセット
することが好ましい。
更に、上記散気球から放出さ仕る磁化エアーの気泡の大
きさには特に制限はないが、 加工液との接触面積を大
きくするために、細かい程よいが、実用的には直径が大
凡0.2〜3.0 m−であることが好ましい。
〔発明の効果〕
本発明のワイヤカット放電加工における加工液の処理方
法によれば、加工液の寿命を延長することができ、且つ
被加工物の仕上り状態を向−ヒすることができ、しかも
加工液のワイヤ表面に対するぬれ性を向上することがで
きる。従って、仕上り状態の優れた被加工品を安価に提
供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施態様を適用可能なワイヤ力ノト放電加工
機の一例を示す概略構成図、第2図は上記ワイヤ力・7
ト放電加工機に付設される曝気装置の概略構成図である
。 l;被加工物     2;ワイヤ 4;汚水槽      5;清液槽 7:フィルター 12;磁化エアー発生装置 13;敗気球 第2図 ノ 2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ワイヤカット放電加工を行うに際し、放電媒体及び冷却
    媒体としてリサイクル使用される加工液を、リサイクル
    過程の途中で磁化エアーにより曝気することを特徴とす
    るワイヤカット放電加工における加工液の処理方法。
JP17108889A 1989-07-04 1989-07-04 ワイヤカット放電加工における加工液の処理方法 Pending JPH0335937A (ja)

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JP17108889A JPH0335937A (ja) 1989-07-04 1989-07-04 ワイヤカット放電加工における加工液の処理方法

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JP17108889A JPH0335937A (ja) 1989-07-04 1989-07-04 ワイヤカット放電加工における加工液の処理方法

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JPH0335937A true JPH0335937A (ja) 1991-02-15

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JP (1) JPH0335937A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1331246C (zh) * 2001-04-03 2007-08-08 精工爱普生株式会社 构图方法
CN105345180A (zh) * 2015-11-11 2016-02-24 安徽天思朴超精密模具股份有限公司 线切割机清理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1331246C (zh) * 2001-04-03 2007-08-08 精工爱普生株式会社 构图方法
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