JPH0335537B2 - - Google Patents
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- JPH0335537B2 JPH0335537B2 JP58168255A JP16825583A JPH0335537B2 JP H0335537 B2 JPH0335537 B2 JP H0335537B2 JP 58168255 A JP58168255 A JP 58168255A JP 16825583 A JP16825583 A JP 16825583A JP H0335537 B2 JPH0335537 B2 JP H0335537B2
- Authority
- JP
- Japan
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- valve
- seat
- valve body
- foreign matter
- flow path
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 4
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 33
- 230000003628 erosive effect Effects 0.000 description 15
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 7
- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 3
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 3
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16K—VALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
- F16K25/00—Details relating to contact between valve members and seats
- F16K25/04—Arrangements for preventing erosion, not otherwise provided for
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Lift Valve (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は調節弁に係り、特に、蒸気原動所の変
圧起動バイパス系統に用いられる分離タンクレベ
ル調節弁におけるように、配管系統内のスケール
等の異物が比較的混入しやすい高温高圧流体の圧
力、流量を調整ないしは遮断するに好適な調節弁
に関する。
圧起動バイパス系統に用いられる分離タンクレベ
ル調節弁におけるように、配管系統内のスケール
等の異物が比較的混入しやすい高温高圧流体の圧
力、流量を調整ないしは遮断するに好適な調節弁
に関する。
一般に、調節弁は、入口流路および出口流路な
らびに弁室を備えるケーシングと、ケーシングの
弁室内に配設され、シート部を備える弁座と、ケ
ーシングの弁室内に移動可能に配設され、弁座の
シート部に対して接離する閉止部を備える弁体と
を有してなり、入口流路から流入した流体の圧
力、流量を、弁体と弁座との間に形成される可変
絞り部によつて連続的に調節し、出口流路から排
出可能としている。
らびに弁室を備えるケーシングと、ケーシングの
弁室内に配設され、シート部を備える弁座と、ケ
ーシングの弁室内に移動可能に配設され、弁座の
シート部に対して接離する閉止部を備える弁体と
を有してなり、入口流路から流入した流体の圧
力、流量を、弁体と弁座との間に形成される可変
絞り部によつて連続的に調節し、出口流路から排
出可能としている。
所で、上記調節弁の弁体と弁座との間に形成さ
れる可変絞り部が極く僅かの間で使用されるいわ
ゆる弁微開状態では、最高に絞られた超高速流体
が、弁体の閉止部と弁座のシート部の間を吹き抜
けるため、それらの閉止部とシート部に流体摩耗
によるエロージヨンを生じ、結果として、閉止部
とシート部とが閉鎖する調節弁の全閉締切時に、
閉止部とシート部の間から大量の流体漏洩を生ず
る恐れがある。
れる可変絞り部が極く僅かの間で使用されるいわ
ゆる弁微開状態では、最高に絞られた超高速流体
が、弁体の閉止部と弁座のシート部の間を吹き抜
けるため、それらの閉止部とシート部に流体摩耗
によるエロージヨンを生じ、結果として、閉止部
とシート部とが閉鎖する調節弁の全閉締切時に、
閉止部とシート部の間から大量の流体漏洩を生ず
る恐れがある。
ここで、従来、調節弁の微開状態下で、弁体の
閉止部と弁座のシート部を流体摩耗によるエロー
ジヨンから保護すべく、微開状態における弁体の
閉止部と弁座のシート部との間の流体通過面積よ
り小なる流体通過面積を画成可能とするクリアラ
ンスエリアを、弁体の閉止部および弁座のシート
部に対する出口流路側に設けてなる調節弁が用い
られている。すなわち、この調節弁は、微開状態
下における最高絞り部を上記クリアランスエリア
に形成し、この部分に流体摩耗によるエロージヨ
ンを発生させることにより、弁体の閉止部と弁座
のシート部へのエロージヨンの発生を回避するこ
とを図つている。
閉止部と弁座のシート部を流体摩耗によるエロー
ジヨンから保護すべく、微開状態における弁体の
閉止部と弁座のシート部との間の流体通過面積よ
り小なる流体通過面積を画成可能とするクリアラ
ンスエリアを、弁体の閉止部および弁座のシート
部に対する出口流路側に設けてなる調節弁が用い
られている。すなわち、この調節弁は、微開状態
下における最高絞り部を上記クリアランスエリア
に形成し、この部分に流体摩耗によるエロージヨ
ンを発生させることにより、弁体の閉止部と弁座
のシート部へのエロージヨンの発生を回避するこ
とを図つている。
しかしながら、調節弁が介装される配管系統、
例えば蒸気原動所の変圧起動バイパス系統に用い
られる分離タンクレベル調節弁が介装されるよう
な配管系統では、スケール等の異物が流体中に混
入することを避け難い。従つて、このような場合
には、調節弁に設けた上記クリアランスエリア
が、異物の捕捉部となる。クリアランスエリアに
捕捉された異物が弁体の閉止部と弁座のシート部
に堆積した状態で、閉止部とシート部とが閉鎖状
態に至ると、閉止部とシート部との間における異
物の噛み込み部分を起点とする高圧流体の吹き抜
けを生じ、この吹き抜け流体が閉止部とシート部
を容易に侵食するというエロージヨンを生ずるこ
ととなり、延いては、調節弁からの高温、高圧流
体の出口流路側への漏洩量が時間とともに増大
し、膨大なエネルギー浪費を引起す原因ともな
る。なお、現実に、蒸気原動所における変圧起動
バイパス系統に用いられている分離タンクレベル
調節弁にあつては、弁の分解を必要とする弁体お
よび弁座の損傷原因の大半が、上記閉止部、シー
ト部への異物噛み込みに基づくエロージヨンによ
るものとなつている。
例えば蒸気原動所の変圧起動バイパス系統に用い
られる分離タンクレベル調節弁が介装されるよう
な配管系統では、スケール等の異物が流体中に混
入することを避け難い。従つて、このような場合
には、調節弁に設けた上記クリアランスエリア
が、異物の捕捉部となる。クリアランスエリアに
捕捉された異物が弁体の閉止部と弁座のシート部
に堆積した状態で、閉止部とシート部とが閉鎖状
態に至ると、閉止部とシート部との間における異
物の噛み込み部分を起点とする高圧流体の吹き抜
けを生じ、この吹き抜け流体が閉止部とシート部
を容易に侵食するというエロージヨンを生ずるこ
ととなり、延いては、調節弁からの高温、高圧流
体の出口流路側への漏洩量が時間とともに増大
し、膨大なエネルギー浪費を引起す原因ともな
る。なお、現実に、蒸気原動所における変圧起動
バイパス系統に用いられている分離タンクレベル
調節弁にあつては、弁の分解を必要とする弁体お
よび弁座の損傷原因の大半が、上記閉止部、シー
ト部への異物噛み込みに基づくエロージヨンによ
るものとなつている。
本発明は、弁微開状態下で、弁体の閉止部と弁
座のシート部との間に異物を堆積することなく、
超高速流体によるエロージヨンの発生から上記閉
止部とシート部を保護し、弁全閉状態下で、異物
噛み込みによるエロージヨンの発生から上記閉止
部とシート部を保護し、流体の漏れのない安全な
締切り状態を得ることを目的とする。
座のシート部との間に異物を堆積することなく、
超高速流体によるエロージヨンの発生から上記閉
止部とシート部を保護し、弁全閉状態下で、異物
噛み込みによるエロージヨンの発生から上記閉止
部とシート部を保護し、流体の漏れのない安全な
締切り状態を得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る調節
弁は、弁体の閉止部と弁座のシート部とを相互に
微開ないしは閉鎖する状態下で、弁体の外周部と
の間に一定の微小間隙を画成する異物捕捉部を、
弁座のシート部に対する入口流路側に設けるよう
にしたものである。
弁は、弁体の閉止部と弁座のシート部とを相互に
微開ないしは閉鎖する状態下で、弁体の外周部と
の間に一定の微小間隙を画成する異物捕捉部を、
弁座のシート部に対する入口流路側に設けるよう
にしたものである。
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例に係る調節弁を示す
断面図、第2図は第1図の要部を拡大して示す断
面図である。
断面図、第2図は第1図の要部を拡大して示す断
面図である。
ケーシング11には、例えば水平方向と鉛直方
向の相互に直交する入口流路12および出口流路
13が形成されるとともに、入口流路12と出口
流路13との交差部に弁室14が形成されてい
る。
向の相互に直交する入口流路12および出口流路
13が形成されるとともに、入口流路12と出口
流路13との交差部に弁室14が形成されてい
る。
ケーシング11の弁室14には、弁座15がケ
ーシング11に螺合されるロツクナツト16によ
る固定下で一体化されている。なお、17は弁座
15のシート部であり、ロツクナツト16の周方
向等配位置には、螺動工具が係合可能とされると
ともに、ケーシング11に溶接されるロツクバー
18が係着可能とされる係合凹部19が形成され
ている。
ーシング11に螺合されるロツクナツト16によ
る固定下で一体化されている。なお、17は弁座
15のシート部であり、ロツクナツト16の周方
向等配位置には、螺動工具が係合可能とされると
ともに、ケーシング11に溶接されるロツクバー
18が係着可能とされる係合凹部19が形成され
ている。
また、ケーシング11には、弁体ガイド20
が、ケーシング11に螺合されるリテーナナツト
21による固定下で弁座15に対する同軸上に一
体化されている。なお、ケーシング11と弁体ガ
イド20との間には、リテーナナツト21によつ
て背面支持されるパツキン押え板22によつて保
持されるパツキン23が装着されている。
が、ケーシング11に螺合されるリテーナナツト
21による固定下で弁座15に対する同軸上に一
体化されている。なお、ケーシング11と弁体ガ
イド20との間には、リテーナナツト21によつ
て背面支持されるパツキン押え板22によつて保
持されるパツキン23が装着されている。
ケーシング11に一体化されている上記弁体ガ
イド20には弁棒24が挿入され、弁体ガイド2
0は、弁棒24の先端部に一体化されている弁体
25を摺接状態で案内可能としている。即ち、弁
体25は、ケーシング11の弁室14内を弁座1
5に対して接離する方向に移動可能とされ、前記
シート部17に密着可能とされる閉止部26を備
えるとともに、弁座15の間に画成する流体流路
面積を弁開度の変化とともに可変とする所定輪郭
形状のプラグ部27を備えている。
イド20には弁棒24が挿入され、弁体ガイド2
0は、弁棒24の先端部に一体化されている弁体
25を摺接状態で案内可能としている。即ち、弁
体25は、ケーシング11の弁室14内を弁座1
5に対して接離する方向に移動可能とされ、前記
シート部17に密着可能とされる閉止部26を備
えるとともに、弁座15の間に画成する流体流路
面積を弁開度の変化とともに可変とする所定輪郭
形状のプラグ部27を備えている。
また、弁棒24の基端部には、図示されない弁
開閉用アクチユエータを連結可能とするねじ部2
8が形成されている。また、弁体ガイド20と弁
棒24の間にはパツキン29が装着され、パツキ
ン29は、パツキンリテーナ30とパツキンフラ
ンジ31によつて背面支持されるパツキン押え3
2との間に狭圧保持されている。
開閉用アクチユエータを連結可能とするねじ部2
8が形成されている。また、弁体ガイド20と弁
棒24の間にはパツキン29が装着され、パツキ
ン29は、パツキンリテーナ30とパツキンフラ
ンジ31によつて背面支持されるパツキン押え3
2との間に狭圧保持されている。
しかして、弁座15のシート部17に対する入
口流路12側には、シート部17と閉止部26と
を相互に微開ないしは閉鎖する状態下で、弁体2
5の外周部33との間に、一定の微小間隙G1を
画成する異物捕捉部34が設けられている。上記
微小間隙G1は、通常の弁微開状態でシート部1
7と閉止部26との間に画成される間隙G0より
小とされている。上記弁座15における異物捕捉
部34の内周面には、複数の円環溝状の異物滞留
凹部35が形成されている。
口流路12側には、シート部17と閉止部26と
を相互に微開ないしは閉鎖する状態下で、弁体2
5の外周部33との間に、一定の微小間隙G1を
画成する異物捕捉部34が設けられている。上記
微小間隙G1は、通常の弁微開状態でシート部1
7と閉止部26との間に画成される間隙G0より
小とされている。上記弁座15における異物捕捉
部34の内周面には、複数の円環溝状の異物滞留
凹部35が形成されている。
なお、弁座15のシート部17に対する出口流
路13側には逃げ部36が形成され、弁体25の
閉止部26とプラグ部27との間には逃げ部37
が形成され、両逃げ部36,37の間に画成され
る間隙G2は、前述の通常の弁微開状態で、シー
ト部17と閉止部26との間に画成される間隙
G0より大とされている。
路13側には逃げ部36が形成され、弁体25の
閉止部26とプラグ部27との間には逃げ部37
が形成され、両逃げ部36,37の間に画成され
る間隙G2は、前述の通常の弁微開状態で、シー
ト部17と閉止部26との間に画成される間隙
G0より大とされている。
次に、上記実施例の作用について説明する。
弁開閉アクチユエータの作動により、弁棒24
および弁体25が軸方向に移動され、第3図Aに
示すように、弁体25のプラグ部27が弁座15
との間に所定間隙の絞り部を形成すると、入口流
路12から弁室14に流入した流体が、この絞り
部を通過する際に、その圧力、流量を調節され、
出口流路13から排出される。ここで、弁体25
が弁開閉アクチユエータの作動によつて弁座15
の側に移動すると、プラグ部27と弁座15との
間に形成される間隙が、プラグ部27の輪郭形状
で定まる弁開度と流体通路面積との所定の相関特
性に基づいて変化し、出口流路13への流体排出
量を減じていく。なお、この段階における流体中
の異物40は、弁座15と弁体25との間に画成
されている比較的広い間隙を円滑に通過する。
および弁体25が軸方向に移動され、第3図Aに
示すように、弁体25のプラグ部27が弁座15
との間に所定間隙の絞り部を形成すると、入口流
路12から弁室14に流入した流体が、この絞り
部を通過する際に、その圧力、流量を調節され、
出口流路13から排出される。ここで、弁体25
が弁開閉アクチユエータの作動によつて弁座15
の側に移動すると、プラグ部27と弁座15との
間に形成される間隙が、プラグ部27の輪郭形状
で定まる弁開度と流体通路面積との所定の相関特
性に基づいて変化し、出口流路13への流体排出
量を減じていく。なお、この段階における流体中
の異物40は、弁座15と弁体25との間に画成
されている比較的広い間隙を円滑に通過する。
弁微開状態では、第3図Bに示すように、弁体
25の外周部33が弁座15の異物捕捉部34に
達して、弁体25が弁座15に対して同軸調芯さ
れるとともに、弁体25の閉止部26と弁座15
のシート部17との間に前記間隙G0を画成し、
弁体25の外周部33と弁座15の異物捕捉部3
4との間に前記一定の微小間隙G1を画成し、弁
体25の逃げ部37と弁座15の逃げ部36との
間に前記間隙G2を画成する。この状態下では、
最も間隙の小さい弁体25の外周部33と弁座1
5の異物捕捉部34との間が流体に対する最高絞
り部となり、この部分に流体の超高速流れに基づ
くエロージヨンを生ずることとなり、従つて、弁
体25の閉止部26と弁座15のシート部27と
の間にエロージヨンを生ずることがない。更に、
この状態下では、入口流路12から弁室14に流
入した流体中の異物40が異物捕捉部34の入側
に捕捉される。また、既に、弁体25の外周部3
3、閉止部26、逃げ部37と弁座15の異物捕
捉部34、シート部17、逃げ部36との間に侵
入している異物40は、それらの間を通過する流
体に乗つて出口流路13側に排出される。即ち、
この弁微開状態下では、弁体25の閉止部26と
弁座15のシート部17の間に何等異物40の堆
積を生ずることがない。
25の外周部33が弁座15の異物捕捉部34に
達して、弁体25が弁座15に対して同軸調芯さ
れるとともに、弁体25の閉止部26と弁座15
のシート部17との間に前記間隙G0を画成し、
弁体25の外周部33と弁座15の異物捕捉部3
4との間に前記一定の微小間隙G1を画成し、弁
体25の逃げ部37と弁座15の逃げ部36との
間に前記間隙G2を画成する。この状態下では、
最も間隙の小さい弁体25の外周部33と弁座1
5の異物捕捉部34との間が流体に対する最高絞
り部となり、この部分に流体の超高速流れに基づ
くエロージヨンを生ずることとなり、従つて、弁
体25の閉止部26と弁座15のシート部27と
の間にエロージヨンを生ずることがない。更に、
この状態下では、入口流路12から弁室14に流
入した流体中の異物40が異物捕捉部34の入側
に捕捉される。また、既に、弁体25の外周部3
3、閉止部26、逃げ部37と弁座15の異物捕
捉部34、シート部17、逃げ部36との間に侵
入している異物40は、それらの間を通過する流
体に乗つて出口流路13側に排出される。即ち、
この弁微開状態下では、弁体25の閉止部26と
弁座15のシート部17の間に何等異物40の堆
積を生ずることがない。
従つて、上記弁微開状態に続く弁全閉状態で
は、第3図Cに示すように、締切り状態の弁体2
5の閉止部26と弁座15のシート部17とが相
互に密着し、流体の漏れのない安全な締切り状態
を得ることが可能となる。
は、第3図Cに示すように、締切り状態の弁体2
5の閉止部26と弁座15のシート部17とが相
互に密着し、流体の漏れのない安全な締切り状態
を得ることが可能となる。
なお、上記一連の弁微開ないし弁全閉過程で、
弁体25の外周部33と弁座15の異物捕捉部3
4との間に微細な異物40が挟まり込んだ場合で
も、その異物40は異物捕捉部34の異物滞留凹
部35に滞留し、外周部33と異物捕捉部34と
の間におけるかじり現象の発生を防止する。
弁体25の外周部33と弁座15の異物捕捉部3
4との間に微細な異物40が挟まり込んだ場合で
も、その異物40は異物捕捉部34の異物滞留凹
部35に滞留し、外周部33と異物捕捉部34と
の間におけるかじり現象の発生を防止する。
即ち、上記実施例によれば、弁微開状態で弁体
25の閉止部26、および弁座15のシート部1
7の入口流路12側に微小間隙を画成することに
よつて、それらの閉止部26、シート部17を超
高速流体によるエロージヨンの発生から保護する
とともに、流体中に微小なスケール等の異物40
を混入する場合にも、弁微開状態でこれらの異物
40が閉止部26とシート部17とに堆積するこ
とがなく、それらの閉止部26およびシート部1
7を清浄に保つ状態で、弁全閉締切り状態を得る
ことを可能とする。従つて、従来において弁座1
5および弁体25の損傷原因の大半をしめ、また
これによつて高温高圧エネルギー流体の出口流路
側への大量漏洩を招来していた主要因である弁座
シート部および弁体閉止部における異物噛み込み
エロージヨンの発生を回避することが可能とな
る。
25の閉止部26、および弁座15のシート部1
7の入口流路12側に微小間隙を画成することに
よつて、それらの閉止部26、シート部17を超
高速流体によるエロージヨンの発生から保護する
とともに、流体中に微小なスケール等の異物40
を混入する場合にも、弁微開状態でこれらの異物
40が閉止部26とシート部17とに堆積するこ
とがなく、それらの閉止部26およびシート部1
7を清浄に保つ状態で、弁全閉締切り状態を得る
ことを可能とする。従つて、従来において弁座1
5および弁体25の損傷原因の大半をしめ、また
これによつて高温高圧エネルギー流体の出口流路
側への大量漏洩を招来していた主要因である弁座
シート部および弁体閉止部における異物噛み込み
エロージヨンの発生を回避することが可能とな
る。
なお、上記調節弁にあつては、入口流路12側
の流体圧力が出口流路13側の流体圧力に比して
格段に大きい状態下で、入口流路12が弁体25
の側方に位置し、出口流路13が弁体25のプラ
グ部27の正面に位置していることから、図示さ
れない弁開閉アクチユエータが加える弁閉鎖力を
一定とする状態で、入口流路12、出口流路13
を弁体25に対して上記と逆方向に配置する場合
に比して、流体圧力が弁体25に作用する力がよ
り強力な弁体25の締切力となり、弁体25の閉
止部26が弁座15のシート部17により完全に
密着し、従つて高圧流体の吹き抜けに基づくエロ
ージヨンの発生、流体の漏洩をより確実に防止可
能である。
の流体圧力が出口流路13側の流体圧力に比して
格段に大きい状態下で、入口流路12が弁体25
の側方に位置し、出口流路13が弁体25のプラ
グ部27の正面に位置していることから、図示さ
れない弁開閉アクチユエータが加える弁閉鎖力を
一定とする状態で、入口流路12、出口流路13
を弁体25に対して上記と逆方向に配置する場合
に比して、流体圧力が弁体25に作用する力がよ
り強力な弁体25の締切力となり、弁体25の閉
止部26が弁座15のシート部17により完全に
密着し、従つて高圧流体の吹き抜けに基づくエロ
ージヨンの発生、流体の漏洩をより確実に防止可
能である。
以上のように、本発明に係る調節弁は、弁体の
閉止部と弁座のシート部とを相互に微開ないしは
閉鎖する状態下で、弁体の外周部との間に一定の
微小間隙を画成する異物捕捉部を、弁座のシート
部に対する入口流路側に設けるようにしたもので
ある。従つて、弁微開状態下で、弁体の閉止部と
弁座のシート部との間に異物を堆積することな
く、超高速流体によるエロージヨンの発生から上
記閉止部とシート部を保護し、弁全閉状態下で、
異物噛み込みによるエロージヨンの発生から上記
閉止部とシート部を保護し、流体の漏れのない安
全な締切り状態を得ることが可能となる。
閉止部と弁座のシート部とを相互に微開ないしは
閉鎖する状態下で、弁体の外周部との間に一定の
微小間隙を画成する異物捕捉部を、弁座のシート
部に対する入口流路側に設けるようにしたもので
ある。従つて、弁微開状態下で、弁体の閉止部と
弁座のシート部との間に異物を堆積することな
く、超高速流体によるエロージヨンの発生から上
記閉止部とシート部を保護し、弁全閉状態下で、
異物噛み込みによるエロージヨンの発生から上記
閉止部とシート部を保護し、流体の漏れのない安
全な締切り状態を得ることが可能となる。
第1図は本発明の一実施例に係る調節弁を示す
断面図、第2図は第1図の要部を拡大して示す断
面図、第3図Aは同実施例における弁の通常開度
状態を示す要部断面図、第3図Bは同実施例にお
ける弁微開状態を示す要部断面図、第3図Cは同
実施例における弁全閉状態を示す要部断面図であ
る。 11……ケーシング、12……入口流路、13
……出口流路、14……弁室、15……弁座、1
7……シート部、25……弁体、26……閉止
部、33……外周部、34……異物捕捉部、35
……異物滞留凹部。
断面図、第2図は第1図の要部を拡大して示す断
面図、第3図Aは同実施例における弁の通常開度
状態を示す要部断面図、第3図Bは同実施例にお
ける弁微開状態を示す要部断面図、第3図Cは同
実施例における弁全閉状態を示す要部断面図であ
る。 11……ケーシング、12……入口流路、13
……出口流路、14……弁室、15……弁座、1
7……シート部、25……弁体、26……閉止
部、33……外周部、34……異物捕捉部、35
……異物滞留凹部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 入口流路および出口流路ならびに弁室を備え
るケーシングと、ケーシングの弁室内に配設さ
れ、シート部を備える弁座と、ケーシングの弁室
内に移動可能に配設され、弁座のシート部に対し
て接離する閉止部を備える弁体と、を有してなる
調節弁において、弁体の閉止部と弁座のシート部
とを相互に微開ないしは閉鎖する状態下で、弁体
の外周部との間に一定の微小間隙を画成する異物
捕捉部を、弁座のシート部に対する入口流路側に
設けたことを特徴とする調節弁。 2 特許請求の範囲第1項に記載の調節弁におい
て、弁座に設けた異物捕捉部の内周面に、異物の
滞留凹部を形成した調節弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16825583A JPS6060374A (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | 調節弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16825583A JPS6060374A (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | 調節弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6060374A JPS6060374A (ja) | 1985-04-06 |
JPH0335537B2 true JPH0335537B2 (ja) | 1991-05-28 |
Family
ID=15864616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16825583A Granted JPS6060374A (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | 調節弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6060374A (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001081820A (ja) * | 2000-08-10 | 2001-03-27 | Kvk Corp | 水栓こま |
US7077384B2 (en) * | 2004-01-13 | 2006-07-18 | Fisher Controls International Llc. | Integrated post-guided seat ring assembly |
JP4185029B2 (ja) * | 2004-08-30 | 2008-11-19 | 株式会社東芝 | 蒸気弁装置 |
JP2007218176A (ja) * | 2006-02-16 | 2007-08-30 | Aisan Ind Co Ltd | 排気ガス還流装置 |
JP6596359B2 (ja) * | 2016-02-25 | 2019-10-23 | Abb日本ベーレー株式会社 | 流量調節弁 |
JP6514147B2 (ja) * | 2016-06-01 | 2019-05-15 | Abb日本ベーレー株式会社 | 流量調節弁 |
SG11201811055YA (en) * | 2016-06-15 | 2019-01-30 | Tlv Co Ltd | Valve mechanism |
JP6435430B1 (ja) * | 2018-03-20 | 2018-12-05 | 株式会社テイエルブイ | 弁機構 |
JP6871313B2 (ja) * | 2019-07-01 | 2021-05-12 | 株式会社鷺宮製作所 | 電動弁 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5597263U (ja) * | 1978-12-28 | 1980-07-05 |
-
1983
- 1983-09-14 JP JP16825583A patent/JPS6060374A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6060374A (ja) | 1985-04-06 |
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