JPH033524Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、妊婦が着用するマタニテイガードル
に関するものである。

［従来の技術とその問題点］ 一般に妊娠中の女性は、胎児の成長に応じて膨
出する腹部を保護するために、マタニテイガード
ルやさらし布等の腹帯を着用する。

従来マタニテイガードルとしては、妊婦の腹部
変化に対応するために、伸縮性のある材質により
構成され、さらに胎児を支えるために支持体が設
けられているものがあつた（実願昭58−160，157
（実開昭60−71607号）、実願昭58−173，178実開
昭60−82404号）。また腹部が膨出しても着脱が不
便とならないようにフアスナーを設けたものもあ
つた（実願昭58−173，177実開昭60−82403号）。

これらは、いずれも腹部を支持し、かつ着脱が
容易であるるというそれぞれの効果を有するもの
であるが、腹部の支持及び着脱の容易という効果
を併有するものではなかつた。

［問題点を解決するための手段］ 本考案は、腹部の支持及び着脱の容易という効
果を併有するマタニテイガードルを提供すること
を目的とするもので、伸縮性材よりなるマタニテ
イガードルにおいて、腹部側を内布及び外布より
なる二重とし、その内布の一側をガードル本体に
縫着し、その外布の一側でかつ前記内布の縫着部
分と反対側をガードル本体に縫着し、ガードル腹
部側を開閉自在とするとともに、前記内布の裏面
下側に前記内布及び外布の縫着部にその両端を縫
着した支持帯を配し、さらに内布表面上部に面フ
アスナーの貼着部を、外布裏面上部の隅部に面フ
アスナーの貼着部をそれぞれ縫い付けたことを特
徴とする。

［実施例］ 以下、本考案に係るマタニテイガードルを図面
に基づいて説明する。図面は、本考案のマタニテ
イガードルの実施例を示す斜視図である。

１は、マタニテイガードル本体で、胎児の成長
に応じて変化する腹部に対応するために、、全体
を伸縮性材により構成したもので、その腹部側を
内布２及び外布よ３よりなる二重とする。

内布２は、その一側をマタニテイガードル本体
１の横腹側から股部にかけて縫着し、さらに外布
３は、その一側でかつ前記内布２の縫着部分と反
対側をガードル本体１の横腹側から股部にかけて
縫着し、マタニテイガードル本体１の腹部側を開
閉自在とする。

内布２の裏面下側には、内布２及び外布３の縫
着部に両端を縫着した幅広の支持帯４を配する。

内布２の表面上部には帯状の面フアスナーの被
貼着部５ａを縫い着け、さらに外布３の裏面上部
隅部に前記内布２の面フアスナー被貼着部５ａに
貼着する面フアスナーの貼着部５ｂを縫い付け
る。

上記の構成よりなる本考案のマタニテイガード
ルの使用いついて説明すると、、胎児の成長によ
り膨出した腹部の大きさに応じて、、外布３をず
らし、面フアスナーの貼着部５ｂを内布２の面フ
アスナーの被貼着部５ａに貼り着け腹部を固定す
る。

［効果］ 上記の構成よりなる本考案に係るマタニテイガ
ードルは、腹部側が開閉自在の二重に構成されて
いるので、、胎児の成長に応じて腹部が膨出して
きても、外布をずらし面フアスナーを貼り着ける
だけで腹部を固定でき、容易に妊娠の各段階に対
応することができる。さらに支持帯が内布裏面側
に設けられているので、胎児の保護にも対応でき
る等妊娠の全期間を通じて使用することができる
ものである。

【図面の簡単な説明】

図面は、本考案に係るマタニテイガードルの実
施例を示す斜視図である。 １…マタニテイガードル本体、２…内布、３…
外布、４…支持帯、５ａ…面フアスナーの被貼着
部、５ｂ…面フアスナーの貼着部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 伸縮性材よりなるマタニテイガードルにおい
   て、腹部側を内布及び外布よりなる二重とし、そ
   の内布の一側をガードル本体に縫着し、その外布
   の一側でかつ前記内布の縫着部分と反対側をガー
   ドル本体に縫着し、ガードル腹部側を開閉自在と
   するとともに、前記内布の裏面下側に前記内布及
   び外布の縫着部にその両端を縫着した支持帯を配
   し、さらに内布表面上部に面フアスナーの貼着部
   を、外布裏面上部の隅部に面フアスナーの貼着部
   をそれぞれ縫い付けたことを特徴とするマタニテ
   イガードル。