JPH0335024A - シルクパウダーの製造方法 - Google Patents
シルクパウダーの製造方法Info
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- JPH0335024A JPH0335024A JP17035089A JP17035089A JPH0335024A JP H0335024 A JPH0335024 A JP H0335024A JP 17035089 A JP17035089 A JP 17035089A JP 17035089 A JP17035089 A JP 17035089A JP H0335024 A JPH0335024 A JP H0335024A
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Landscapes
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、繭、生糸、副蚕糸、絹織物及びこれらの屑な
ど（以下単に絹と言う）を効果的に粉砕しシルクパウダ
ーを製造する方法に関するものである。
ど（以下単に絹と言う）を効果的に粉砕しシルクパウダ
ーを製造する方法に関するものである。
（従来技術〉
従来、絹を粉末化することは容易ではなかった。
その為、例えば湿式で粉砕する場合にはｉｌ！当な長さ
に裁断し、これを湿式で長時間かけて粉砕し乾燥工程を
経るなどして製造していた。
に裁断し、これを湿式で長時間かけて粉砕し乾燥工程を
経るなどして製造していた。
（発明が解決しようとする課題〉
しかし、このような湿式粉砕工程では原料の絡み合いを
無くするためにＩＤｌ１１程度の長さに裁断することが
必要でこの為に多くの労力と、かなりの時間を必要とし
た。また乾式で粉砕しようとした場合には絹がｆ量で柔
軟なため衝撃力を充分に付与させることが出来なかった
。更にその組織が強靭な為に粉砕するには強力な外力を
必要とし、その結果粉砕機内での？ＷＩ留時開時間くな
り、粉砕時に発生する熱の影響を受けて原料の絹をこが
したり加熱変質をともなうようになり、自然な形でのシ
ルクパウダーを得ることは困難であった。
無くするためにＩＤｌ１１程度の長さに裁断することが
必要でこの為に多くの労力と、かなりの時間を必要とし
た。また乾式で粉砕しようとした場合には絹がｆ量で柔
軟なため衝撃力を充分に付与させることが出来なかった
。更にその組織が強靭な為に粉砕するには強力な外力を
必要とし、その結果粉砕機内での？ＷＩ留時開時間くな
り、粉砕時に発生する熱の影響を受けて原料の絹をこが
したり加熱変質をともなうようになり、自然な形でのシ
ルクパウダーを得ることは困難であった。
（課題を解決するための手段）
本発明の特徴手段は、水に漬け含水させた絹を密閉した
圧力容器に入れ、蒸気で器内空気を置換した佳一定時間
所定圧力の蒸気で加熱と同時に加圧した後、該圧力容器
を瞬間的に開放減圧させることにより絹を膨化変性させ
て粉砕し易い物性に変化させた佳、これを乾燥微粉砕す
ることにあり、その作用は以下の通りである。
圧力容器に入れ、蒸気で器内空気を置換した佳一定時間
所定圧力の蒸気で加熱と同時に加圧した後、該圧力容器
を瞬間的に開放減圧させることにより絹を膨化変性させ
て粉砕し易い物性に変化させた佳、これを乾燥微粉砕す
ることにあり、その作用は以下の通りである。
（作用）
まず、絹を微粉砕する工程を効果的に短時間で完了７す
るには、いかなる手段が好適であるかを各種実験で調べ
たどころ、水分を含んだ絹を密閉した圧力容器内で一定
時間蒸気と接触加熱し、該容器を瞬時に開放減圧さて膨
化させると極めて容易に微粉砕が達成出来ることを見出
した。つまり、含水した絹を密閉した圧力容器に入れて
高圧蒸気で加熱すると、絹繊維に含まれる水分は高温化
し絹繊維の表面を被覆しているセリシンの一部を溶かす
とともに、発生した蒸気、または送入した蒸気とによっ
て繊維内部から全体にわたって膨潤される。なお此の際
、器内に空気があると絹繊維が酸化されるので最初に蒸
気により器内の空気を追い出し蒸気と置換して置く必要
がある。一定時間後、該容器を瞬時に解放して急激に減
圧させることにより起こる、いわゆる膨化作用によって
絹を瞬時に脆化変性することが出来る。つまり、絹の中
の水分は容器内の圧力が高いため＾温水として絹内部に
圧縮保持されている。この容器内を瞬間的に減圧状態に
すると、該水分は、ユ激な圧力変化によって気化Ｌ／張
し、それに伴い絹の組織を内部から破壊するわけである
。このようにして、膨化された絹の組織が変性されてい
るため次工程の乾燥及び粉砕機による微粉砕を効果的に
行なわせることが出来、シルクパウダーを効率良く製造
出来る。また、粉砕して製造された粉末は、更に必要に
より篩分けや分級処理を行ない所望の粒径に整えた？＆
型製品する。
るには、いかなる手段が好適であるかを各種実験で調べ
たどころ、水分を含んだ絹を密閉した圧力容器内で一定
時間蒸気と接触加熱し、該容器を瞬時に開放減圧さて膨
化させると極めて容易に微粉砕が達成出来ることを見出
した。つまり、含水した絹を密閉した圧力容器に入れて
高圧蒸気で加熱すると、絹繊維に含まれる水分は高温化
し絹繊維の表面を被覆しているセリシンの一部を溶かす
とともに、発生した蒸気、または送入した蒸気とによっ
て繊維内部から全体にわたって膨潤される。なお此の際
、器内に空気があると絹繊維が酸化されるので最初に蒸
気により器内の空気を追い出し蒸気と置換して置く必要
がある。一定時間後、該容器を瞬時に解放して急激に減
圧させることにより起こる、いわゆる膨化作用によって
絹を瞬時に脆化変性することが出来る。つまり、絹の中
の水分は容器内の圧力が高いため＾温水として絹内部に
圧縮保持されている。この容器内を瞬間的に減圧状態に
すると、該水分は、ユ激な圧力変化によって気化Ｌ／張
し、それに伴い絹の組織を内部から破壊するわけである
。このようにして、膨化された絹の組織が変性されてい
るため次工程の乾燥及び粉砕機による微粉砕を効果的に
行なわせることが出来、シルクパウダーを効率良く製造
出来る。また、粉砕して製造された粉末は、更に必要に
より篩分けや分級処理を行ない所望の粒径に整えた？＆
型製品する。
（発明の効果）
このように、本発明によれば絹をエネルギー効率良く粉
砕しシルクパウダーをイニシャルコスト、ランニングコ
スト、製造能率のすべての面で一段と有利に量産出来る
ようになった。また、従来に比べ微細な粉末が得られ、
しかも該粉末は内部が膨化されており、吸放湿性にも優
れたものである。
砕しシルクパウダーをイニシャルコスト、ランニングコ
スト、製造能率のすべての面で一段と有利に量産出来る
ようになった。また、従来に比べ微細な粉末が得られ、
しかも該粉末は内部が膨化されており、吸放湿性にも優
れたものである。
従って、このシルクパウダーを充填材として樹脂と混合
してペレットなどを造るどき、シルクパウダーの混合割
合を多くすることが出来るために軽量化を計ることがで
き、Ｊ：り優れた吸放湿性を備えた樹脂成型品を安価に
大量供給することが出来る。また、このシルクパウダー
は適当な液状及び熱可塑性の塗料と混合処理して塗装材
を造る場合にも容易迅速に均一混合ができ、スプレーガ
ンなどへの詰まりの無い塗装材が得られる。
してペレットなどを造るどき、シルクパウダーの混合割
合を多くすることが出来るために軽量化を計ることがで
き、Ｊ：り優れた吸放湿性を備えた樹脂成型品を安価に
大量供給することが出来る。また、このシルクパウダー
は適当な液状及び熱可塑性の塗料と混合処理して塗装材
を造る場合にも容易迅速に均一混合ができ、スプレーガ
ンなどへの詰まりの無い塗装材が得られる。
（実施例）
次に実施例を示す。
副蚕糸の屑を洗浄し、水を絞った絹を加熱ジャケット付
き圧力容器に投入して４ ｋｇ ／ ｒ、−の蒸気を容
器内とジャケットに同時に供給し、先ず、蒸気で器内空
気を置換した後容器を密閉し約２０分間加熱した。こう
して絹繊維の内部まで充分膨潤させるようにした後、圧
力容器の排出口を一挙に解放して急激な減圧に伴う膨化
作用を引き起こさせた。これを含有水分が１０％前後に
なるまで乾燥、しかる俺に衝撃式粉砕機で粉砕してシル
クパウダーを製造することが出来た。更に、このシルク
パウダーを媒体撹拌ミルで微粉砕して平均粒径が１６μ
ｍの微粉末を得た。この微粉砕したシルクパウダーは比
表面積が大きく、極めて吸放湿性にも優れている。
き圧力容器に投入して４ ｋｇ ／ ｒ、−の蒸気を容
器内とジャケットに同時に供給し、先ず、蒸気で器内空
気を置換した後容器を密閉し約２０分間加熱した。こう
して絹繊維の内部まで充分膨潤させるようにした後、圧
力容器の排出口を一挙に解放して急激な減圧に伴う膨化
作用を引き起こさせた。これを含有水分が１０％前後に
なるまで乾燥、しかる俺に衝撃式粉砕機で粉砕してシル
クパウダーを製造することが出来た。更に、このシルク
パウダーを媒体撹拌ミルで微粉砕して平均粒径が１６μ
ｍの微粉末を得た。この微粉砕したシルクパウダーは比
表面積が大きく、極めて吸放湿性にも優れている。
第１図は本発明の実施例を示すフローシートである。
以上
Claims (1)
- 水に漬け含水させた絹を密閉した圧力容器に投入し蒸気
で器内空気を置換した後、所定圧力の蒸気で一定時間加
熱と同時に加圧し、しかる後、該圧力容器を瞬間的に開
放減圧させて膨化変性させ乾燥、微粉砕することを特徴
とするシルクパウダーの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17035089A JPH0335024A (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | シルクパウダーの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17035089A JPH0335024A (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | シルクパウダーの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0335024A true JPH0335024A (ja) | 1991-02-15 |
Family
ID=15903303
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17035089A Pending JPH0335024A (ja) | 1989-06-30 | 1989-06-30 | シルクパウダーの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0335024A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000075219A1 (fr) * | 1999-06-03 | 2000-12-14 | Japan As Represented By Director General Of National Institute Of Sericultural And Entomological Science Ministry Of Agriculture, Forestry And Fisheries | Procede de production d'une poudre de soie cristalline et ultrafine |
| JP2005281332A (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-13 | Nagasuna Boira Kogyo Kk | 絹フィブロイン粉末の製造方法 |
| WO2008056797A1 (fr) * | 2006-11-07 | 2008-05-15 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Composition de caoutchouc et pneumatique utilisant cette composition |
-
1989
- 1989-06-30 JP JP17035089A patent/JPH0335024A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000075219A1 (fr) * | 1999-06-03 | 2000-12-14 | Japan As Represented By Director General Of National Institute Of Sericultural And Entomological Science Ministry Of Agriculture, Forestry And Fisheries | Procede de production d'une poudre de soie cristalline et ultrafine |
| KR100393832B1 (ko) * | 1999-06-03 | 2003-08-06 | 독립행정법인농업생물자원연구소 | 결정성 견 초미세분말의 제조방법 |
| JP2005281332A (ja) * | 2004-03-26 | 2005-10-13 | Nagasuna Boira Kogyo Kk | 絹フィブロイン粉末の製造方法 |
| JP4594637B2 (ja) * | 2004-03-26 | 2010-12-08 | ながすな繭株式会社 | 絹フィブロイン粉末の製造方法 |
| WO2008056797A1 (fr) * | 2006-11-07 | 2008-05-15 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Composition de caoutchouc et pneumatique utilisant cette composition |
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