JPH0334807Y2 - - Google Patents

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JPH0334807Y2
JPH0334807Y2 JP1982121843U JP12184382U JPH0334807Y2 JP H0334807 Y2 JPH0334807 Y2 JP H0334807Y2 JP 1982121843 U JP1982121843 U JP 1982121843U JP 12184382 U JP12184382 U JP 12184382U JP H0334807 Y2 JPH0334807 Y2 JP H0334807Y2
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chamber
plunger
switch
plunger chamber
limit switch
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の分野 この考案はリミツトスイツチに関し、特に可動
プランジヤーの直線運動に応答して、スイツチ機
構が開閉されるリミツトスイツチの改良に関す
る。
先行技術の説明 第1図は従来のリミツトスイツチの断面図であ
る。まず、第1図を参照して、リミツトスイツチ
の一般的な構成と動作、および従来のリミツトス
イツチの有する問題点について説明する。
リミツトスイツチ1は、大きくはスイツチ部と
このスイツチ部のスイツチを開閉するプランジヤ
ー部とからなつている。スイツチボツクス2には
スイツチ室3とプランジヤー室4とが形成されて
いて、これら2つの室は、連結孔5で結ばれてい
る。プランジヤー室4には可動プランジヤー6、
復帰ばね7、保護ばね8、ダイヤフラム9、補助
プランジヤー10、保持具11、連結棒12等が
格納されている。そして、ヘツド13がスイツチ
ボツクス2に被せられ、ヘツド締付けネジ14で
固定される。可動プランジヤー6の外部に突出し
た端部にはローラ15が軸16を中心に回転自在
に取付けられている。
スイツチボツクス2に設けられたスイツチ室3
には内蔵スイツチ17が内蔵されている。内蔵ス
イツチ17のアクチユエータ18は、連結孔5の
中心に位置するように配置されている。内蔵スイ
ツチ17の各信号端子19にはリード線20が接
続され、さらにアース端子21に接続されたリー
ド線20とともに一体となつてケーブル22が形
成され、外部に接続されている。
ここで、プランジヤー室4内に格納された各種
部品の働きについて簡単に説明しておく。連結棒
12はプランジヤー室4から連結孔5を通つて内
蔵スイツチ17のアクチユエータ18に当接され
ている。そして、可動プランジヤー6の上下動に
応答して、当該連結棒12も上下動し、内蔵スイ
ツチ17の開閉を行なう。復帰ばね7は可動プラ
ンジヤー6を上方向に押上げる働きをする。保護
ばね8は連結棒12がアクチユエータ18を上下
動させ、内蔵スイツチ17が開閉を行なうに十分
な上下幅以上に上下動して、内蔵スイツチ17を
破壊することを防止するために設けられている。
補助プランジヤー10は連結棒12に固定されて
いて、保護ばね8の下方を支えている。保持具1
1はプランジヤー室4に内接していて、復帰ばね
7の下方を支えている。さらに、保持具11の下
方に備えられたダイヤフラム9は、たとえばニト
リルゴム等の弾性材料で形成されている。ダイヤ
フラム9はプランジヤー室の内側面と連結棒12
に密接して固定されており、プランジヤー室4内
に侵入した、たとえば潤滑油がさらにスイツチ室
3の方へ流込むのを防止する役目を果たす。
次に、このリミツトスイツチ1の動作について
説明する。可動プランジヤー6が自由状態にある
とき、すなわち、可動プランジヤー6に矢符23
で示す力が加えられていないとき、ローラ15の
外周面が当接面24と接するようにリミツトスイ
ツチ1は保持されている。そしてこの当接面24
に沿つてリミツトスイツチ1は矢符25で示す方
向つまり左右方向に移動する。そして当接面24
に沿つてリミツトスイツチ1が移動するとき、当
接面24に接するローラ15が回転するため、当
接面24とローラ15との間の摩擦が少なく、リ
ミツトスイツチ1はスムーズに移動することがで
きる。
今、リミツトスイツチ1が右方向に移動する場
合を考える。当接面24に沿つて移動するリミツ
トスイツチ1は、当接面から突出した突起26に
さしかかる。すると、突起26の表面に沿つてロ
ーラ15が回転して移動するため、可動プランジ
ヤー6には矢符23の方向に力が加えられること
になり、可動プランジヤー6は矢符23の方向
へ、すなわち下方へ押下げられる。この押下げる
力は一般に復帰ばね7が可動プランジヤー6を上
方へ押上げる力よりも強いため、可動プランジヤ
ー6は下方へ下がる。すると、この可動プランジ
ヤー6の動きに応答して、連結棒12も下方へ押
下げられる。そして、それにより内蔵スイツチ1
7のアクチユエータ18が押下げられて、スイツ
チが切替わる。
リミツトスイツチ1が当接面24に沿つてさら
に移動し、ローラ15が突起26の位置を過ぎる
と、可動プランジヤー6は復帰ばね7によつて押
上げられる。それにともない連結棒12もアクチ
ユエータ18のばね力によつて上方へ移動する。
そしてアクチユエータ18は解放され、スイツチ
17が切替わる。
以上のように、可動プランジヤー6の上下動が
繰返されることにより、それに連結して動作する
連結棒12が上下動し、内蔵スイツチ17のアク
チユエータ18を操作して、内蔵スイツチ17が
開閉される。
ところで、上述のようなリミツトスイツチ1に
おいては、ローラ15の回転、可動プランジヤー
6の上下動等をスムーズにするために、軸16や
可動プランジヤー6とプランジヤー受29の接触
面に潤滑油が与えられているのが普通である。そ
してこの潤滑油がプランジヤー室4の側面を伝わ
つて、スイツチ室3に侵入するのを防止するた
め、プランジヤー室の底部にはダイヤフラム9を
設けて、プランジヤー室4からスイツチ室3へと
油が流れないように仕切つている。
しかしながら、前述のように可動プランジヤー
6が上下動をし、内蔵スイツチ17の開閉を行な
うと、プランジヤー室4に体積変動に基づく内圧
変動、いわゆる呼吸作用が生じる。すなわち、可
動プランジヤーが下動したとき、プランジヤー室
4内の体積が減少し、プランジヤー室4の内圧が
外圧に対して高圧となる。そのため、プランジヤ
ー室4は空気ばねのような効果をもたらし、可動
プランジヤーの迅速な押下げ下動を阻害する。こ
のような状態に可動プランジヤーの位置が保持さ
れていると、プランジヤー室内の高圧の空気はプ
ランジヤー6とプランジヤー受29の接触面等を
通して徐々に外部に抜け、プランジヤー室内の圧
力は大気圧に戻る。この状態から逆に可動プラン
ジヤー6が上動したとき、プランジヤー室4内の
体積が増加し、プランジヤー室の内圧が外圧に対
して低圧となる。結果的に、可動プランジヤー6
とプランジヤー受29の間に与えられた潤滑油が
プランジヤー室4内に侵入することを助長するこ
とになる。さらに、プランジヤー室が低圧となつ
ているため、可動プランジヤーの復帰動作が迅速
に行なわれず、復帰不良の原因ともなる。この状
態が続くと、外気は徐々にプランジヤー室内に流
入し、プランジヤー室内は潤滑油が流入した状態
でその圧力は大気圧に戻る。次に可動プランジヤ
ーが下動すると上記の現象によつて再度プランジ
ヤー室内の圧力は高圧となり、プランジヤー4内
のダイヤフラム9の上に溜つた潤滑油は、ダイヤ
フラム9があるにもかかわらず、ダイヤフラム9
とプランジヤー室の内側面との間、ダイヤフラム
9と連結棒12の間を伝わつてプランジヤー室4
内より低圧のスイツチ室3方向に侵入していく。
スイツチ室に潤滑油が侵入すると、その内蔵スイ
ツチのアクチユエータを伝わつて潤滑油が内蔵ス
イツチの内部に入り、スイツチ機構部や接点に付
着し、スイツチの復帰不良や接点の接触不良が生
じる。
このような現象は、リミツトスイツチ1の動作
を繰返すことにより、すなわち可動プランジヤー
6が上下動を繰返すことにより、あるいは可動プ
ランジヤー6が押下げられた状態のまま長時間放
置されることにより、特に顕著に現れていた。
考案の目的 それゆえに、この考案の主たる目的は、上述の
従来のリミツトスイツチの欠点を解消するために
なされたもので、可動プランジヤーの上下運動に
より生じるプランジヤー室内の内圧変動(呼吸作
用)を効果的に吸収して可動プランジヤーの上下
運動をスムーズにし、かつプランジヤー室への潤
滑油の侵入を防止するリミツトスイツチを提供す
ることである。
考案の構成と効果 この考案に係るリミツトスイツチは、スイツチ
ボツクスと、スイツチボツクスの一方側内部に設
けられ、スイツチが内蔵されたスイツチ室と、ス
イツチボツクスの他方側内部に設けられたプラン
ジヤー室と、スイツチボツクス内に設けられ、ス
イツチ室とプランジヤー室とを連結させる連結孔
と、プランジヤー室に設けられ、スイツチを開閉
させるために外部から加えられた力に基づいてス
イツチ室の方向に移動自在のプランジヤーと、ス
イツチ室とプランジヤー室とを仕切るために、連
結孔を覆う可撓性膜とを含むリミツトスイツチに
おいて、プランジヤー室に連結されるようにして
スイツチボツクスの内部に設けられ、プランジヤ
ーの移動運動によりプランジヤー室に生じる圧力
変化を緩和するための外部から遮断された空気膨
脹室を備えたことを特徴とするものである。
この考案によれば、プランジヤー室に空気膨脹
室が連結され、プランジヤーの移動運動によるプ
ランジヤー室の体積変動によつて生じる圧力変化
が外部から遮断された空気膨脹室により緩和され
る。なぜなら、プランジヤー室と空気膨脹室とは
連結されているのでプランジヤー室の体積が変動
しても、空気膨脹室の不変の体積の影響でプラン
ジヤー室の実際の圧力変動は大幅に緩和されるの
で、プランジヤー室内の内圧変動(呼吸作用)が
ほとんど生じないからである。具体的にいえば、
プランジヤーのスイツチ室方向とは反対の方向へ
の移動にともなつて、プランジヤー室の体積が増
加しても、プランジヤー室の内圧は外圧とほぼ同
一であり、従来例のようにプランジヤーとプラン
ジヤー受の間に潤滑油が与えられていたとして
も、この潤滑油のプランジヤー室への侵入が助長
されることはない。また、プランジヤーのスイツ
チ室方向の移動により、プランジヤー室の体積が
減少しても、プランジヤー室の内圧は外圧とほぼ
同一であり、従来例のようにプランジヤー室の内
側面と可撓性膜との間などを伝わつてプランジヤ
ー室に連結されたスイツチ室に潤滑油が侵入する
こともない。したがつて、スイツチ機構の作動不
良の発生をより完全に防止することができる。
また、上記で説明したように、プランジヤー室
内の内圧変動がほとんどないため、プランジヤー
の移動運動は極めてスムーズに行なえ、リミツト
スイツチの性能が向上する。
さらに、空気膨脹室は外部から遮断されている
ので、潤滑油等が外部から空気膨脹室を通してプ
ランジヤー室内へ侵入することもない。
実施例の説明 以下に図面を参照してこの考案の一実施例を詳
しく説明する。以下の説明により、上述のこの考
案の目的、構成および効果はより一層具体的に、
かつ明確になるであろう。
第2図はこの考案の一実施例のリミツトスイツ
チの断面図である。このリミツトスイツチの特徴
となる部分は、前述の説明より明らかなように、
プランジヤー室4の下方に空気膨脹室28を設
け、この空気膨脹室28とプランジヤー室4とを
通孔27を介して接続した点である。図に示すよ
うにプランジヤー室4と通孔27との間にはリン
グ形状の保持具11が設けられており、保持具1
1の外周面には上下方向に溝が形成されている。
この保持具11の溝を通してプランジヤー室4と
通孔27とは連通される。空気膨脹室28はスイ
ツチボツクス2の外部から遮断された比較的大き
な空間であり、プランジヤー室の内圧変動を緩和
する。また、図においては、通孔27はプランジ
ヤー室4の底隅部から斜め下方に形成され、スイ
ツチ室3の側方にスイツチ室3から隔てて形成さ
れた空気膨脹室28に接続されている。したがつ
て、プランジヤー室4に潤滑油が存在し、それが
プランジヤー室4の内壁を伝わつてスイツチ室3
の方向に移動したとしても、潤滑油はこの通孔2
7を通つて空気膨脹室28に流入してそこに止ま
り、スイツチ室3に流れ込むことはない。したが
つて、潤滑油が侵入することによつて起こるスイ
ツチ機構の作動不良の発生を空気膨脹室28の圧
力緩和効果と相まつてより完全に防止することが
できる。また、空気膨脹室28は外部から遮断さ
れているので、外部からの空気膨脹室を通しての
潤滑油等の侵入はまつたく生じず、この点からも
プランジヤー室への潤滑油の侵入を防止する上で
の信頼性が高い。
この一実施例においては、通孔27はプランジ
ヤー室4の底隅部から斜め下方に形成したが、こ
の場所に限らず、たとえばプランジヤー室の側方
に通孔27を形成してもよい。すなわち、通孔2
7は任意の位置に形成しても、空気膨脹室による
プランジヤー室の圧力変動の緩和の効果を奏する
ことはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のリミツトスイツチの断面図であ
る。第2図はこの考案の一実施例のリミツトスイ
ツチの断面図である。 図において、1はリミツトスイツチ、2はスイ
ツチボツクス、3はスイツチ室、4はプランジヤ
ー室、6は可動プランジヤー、9はダイヤフラ
ム、12は連結棒、17は内蔵スイツチ、27は
通孔、28は空気膨脹室を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 スイツチボツクスと、前記スイツチボツクスの
    一方側内部に設けられ、スイツチが内蔵されたス
    イツチ室と、前記スイツチボツクスの他方側内部
    に設けられたプランジヤー室と、前記スイツチボ
    ツクス内に設けられ、前記スイツチ室と前記プラ
    ンジヤー室とを連結させる連結孔と、前記プラン
    ジヤー室に設けられ、前記スイツチを開閉させる
    ために外部から加えられた力に基づいて前記スイ
    ツチ室の方向に移動自在のプランジヤーと、前記
    スイツチ室と前記プランジヤー室とを仕切るため
    に、前記連結孔を覆う可撓性膜とを含むリミツト
    スイツチにおいて、 前記プランジヤー室に連結されるようにして前
    記スイツチボツクスの内部に設けられ、前記プラ
    ンジヤーの移動運動により前記プランジヤー室に
    生ずる圧力変化を緩和するための外部から遮断さ
    れた空気膨脹室を備えたことを特徴とする、リミ
    ツトスイツチ。
JP12184382U 1982-08-10 1982-08-10 リミツトスイツチ Granted JPS5926830U (ja)

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JP12184382U JPS5926830U (ja) 1982-08-10 1982-08-10 リミツトスイツチ

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JP12184382U JPS5926830U (ja) 1982-08-10 1982-08-10 リミツトスイツチ

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Publication Number Publication Date
JPS5926830U JPS5926830U (ja) 1984-02-20
JPH0334807Y2 true JPH0334807Y2 (ja) 1991-07-24

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ID=30278719

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JP12184382U Granted JPS5926830U (ja) 1982-08-10 1982-08-10 リミツトスイツチ

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5214920U (ja) * 1975-07-21 1977-02-02

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5214920U (ja) * 1975-07-21 1977-02-02

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JPS5926830U (ja) 1984-02-20

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