JPH0333688Y2 - - Google Patents

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JPH0333688Y2
JPH0333688Y2 JP1987023775U JP2377587U JPH0333688Y2 JP H0333688 Y2 JPH0333688 Y2 JP H0333688Y2 JP 1987023775 U JP1987023775 U JP 1987023775U JP 2377587 U JP2377587 U JP 2377587U JP H0333688 Y2 JPH0333688 Y2 JP H0333688Y2
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sliding plate
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はシールド掘進作業時に坑内に設置して
掘削土砂を搬出させる用途に好適なベルトコンベ
アの改良に関する。
〔従来の技術〕
従来のベルトコンベアは両端の駆動ローラに無
端ベルトを掛け回し、両端ローラ間にガイドロー
ラを配置することにより、ベルトの高さを一定に
するとともにベルト移動を軽快に行わせる構造と
しているのが一般的である。また、特にシールド
掘進作業に用いられるようなベルトコンベアでは
搬送面となる往路ベルト部を円弧状に湾曲させる
べくガイドローラを配置し、搬送量を増すような
構造とされている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上記従来のベルトコンベアでは、ベ
ルトの往路側および復路側のいずれにもガイドロ
ーラを設置してあるため、多数のガイドローラ取
り付け構造が必要となつてコンベアの高さ寸法が
高くならざるを得なかつた。したがつて、シール
ド掘進等の際の狭い坑内での使用には設置スペー
スが大きくなつてしまう問題があつた。また、特
にシールド掘進に使用する場合、坑内温度が高
く、更にはヘドロ状態の残土のため、ガイドロー
ラが回らなくなつたり、土砂が付着して機械的な
トラブルを起こす欠点があつた。更に、ヘドロ搬
出の場合には特に昇り傾斜部を搬送させようとす
るとき、その流動性のために搬出量より取りこぼ
し量が多くなつてしまう欠点もあつた。加えて、
ベルトに付着した残土はコンベア下方に落下する
ので、この落下残土を除去する必要上、コンベア
フレームをオープン構造としなければならず、機
械的回転部分が露出されるため、上記トラブルが
発生し易い状況にあつた。
本考案は、上記従来の問題点に着目してなされ
たもので、コンベア高さを低くするとともに、ロ
ーラ保守作業を無くし、流動性の高い泥土でも搬
出でき、ローラへの土砂付着を防止できる構造と
したベルトコンベアを提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係るベル
トコンベアは、両端の反転ローラに無端ベルトを
掛け渡すとともに、往路ベルト部の少なくとも昇
り傾斜部はベルト側縁部位置において上方に立ち
上げた側壁面を設けることによりU字状断面の搬
送溝に形成したベルトコンベアにおいて、前記無
端ベルトの往路ベルト部全長にわたつて当該往路
ベルトの下面を摺動支持する滑走板材を配設し、
無端ベルトの復路ベルト部の下面には少なくとも
直線経路にて復路ベルト部を摺動支持する滑走板
材を配設してなり、かつこの復路ベルト部におけ
る滑走板材のベルト移動方向に対向するコーナ縁
部をベルトに接触して配置させベルト搬送面の付
着物を掻き落とし可能としたものである。また、
望ましくは、前記滑走板材は基板にステンレス鋼
やセラミツクス層等の低摩擦係数の耐摩耗性部材
を貼着した構成とすればよい。
〔作用〕
上記構成により、コンベア両端の反転ローラ間
の中間においてガイドローラを使用しなくても済
み、ガイド面を滑走板材にて形成しているので、
往復ベルト部の間隔を近づけることが可能となつ
てコンベア高さが小さくなる。また、ガイドロー
ラ取り付けに付随する機械的回転部分がなく、ロ
ーラ保守作業の省略ができ、更には、復路ベルト
部では滑走板材が付着残土の掻き落とし作用をな
すため、コンベア下方への土砂落下が防止され
る。しかも、コンベアの昇り傾斜部をU字状断面
の搬送溝にしたため、流動性ヘドロの取りこぼし
量が激減し、搬出量を著しく増大させて作業性を
高めることができるのである。
〔実施例〕
以下に、本考案に係るベルトコンベアの実施例
を図面を参照して詳細に説明する。
図示のように、この実施例に係るベルトコンベ
アは、両端に配置された反転ローラ10に無端ベ
ルト12を掛け回したもので、反転ローラ10の
一方を駆動ローラとすることにより、ベルト12
を移動させるようにしている。また、一方の反転
ローラ10を他方より低位置におき、コンベア前
半部を昇り傾斜部、後半部を水平部とすべく途中
に折曲部を形成している。
このようなベルトコンベアにおいて、土砂の搬
送部となる上方の往路ベルト部12Aは搬送途中
において撓まないようにそのベルト高さを一定に
保つ必要があり、このため、実施例ではガイドロ
ーラに代えて往路ベルト部12Aの下面に接する
滑走板材14Aをベルト面に沿つて配置してい
る。したがつて、この滑走板材14Aは、ベルト
12に載せられた土砂の支承板として機能し、そ
れらの重量を支えつつ、往路ベルト部12Aの高
さを一定に保持して滑走移動させる。また、往路
ベルト部12Aと平行な下部の復路ベルト部12
Bの下面にも、ガイド機能をなすべく同様な滑走
板材14Bがベルト面に沿つて配設されており、
復路ベルト部12Bの高さを一定に保持して戻り
移動させるようにしている。この場合、復路ベル
ト部12Bに対面する滑走板材14Bの端縁は、
土砂払い出し後のベルト面に最初に接し、ベルト
面に付着した残土の掻き落とし作用をなす。な
お、復路ベルト部12Bは上部の往路ベルト部1
2Aにできるだけ近接させた方がコンベア高さ寸
法を小さくできるので、両端の反転ローラ10に
近接位置と中間の折曲部の位置とに補助ガイドロ
ーラ16を配置し、復路ベルト部12Bと往路ベ
ルト部12Aとの間隔を小さくするようにベルト
走行案内をなさしめ、これら補助ガイドローラ1
6間を滑走板材14Bにて規制するようにしてい
る。
更に、実施例のコンベアは、上部の往路ベルト
部12Aに対し、コンベアベルト12の側縁部か
ら立ち上げられる側壁面18を設けることによ
り、土砂搬送部がU字状断面の搬送溝20を形成
させるようにしている。すなわち、搬送溝20は
往路ベルト部12Aが底面となり、側壁面18が
ベルト蛇行規制をなすとともに、溝側壁となるよ
うに構成され、往路ベルト部12Aガイドローラ
搬送溝20の断面積の範囲内で土砂を載置して搬
送するように構成している。
上述のような滑走板材14A,14Bと搬送溝
20の具体的構造を第2〜5図に示す。このコン
ベアは往路ベルト部12Aの搬送部となる上部フ
レーム22と、復路ベルト部12Bの搬送部とな
る下部フレーム24とを有している。まず、下部
フレーム24は一対の山形鋼26を下部開口ボツ
クス状に間隔をおいて対向させたものであり、対
向する山形鋼26を復路ベルト部12Bの搬送面
高さ近傍と天板部位置とに補助材28,30を横
架して固定している。補強材28,30はコンベ
ア長手方向に適宜間隔をおいて取り付けられてい
る。また、下部フレーム24には前記山形鋼26
よりやや小断面の山形鋼32を上方開口ボツクス
状にやはり間隔をおいて対向させており、上下両
山形鋼26,32は互いに溶着結合させている。
この上部山形鋼32の上方への立ち上がり部は
前述した搬送溝20の側壁面18とされる。そし
て、上部フレーム22における山形鋼32の下面
部32A間の対向隙間には帯板状の滑走板材14
Aを山形鋼32の下面部32Aと面一に配置して
いる。これにより、滑走板材14Aとその両側の
山形鋼下面部32Aとにより往路ベルト部12A
の走行面が形成される。また、前記下部フレーム
24の下部補強材上には復路ベルト部12Bのた
めの帯板状滑走板材14Bが取り付けられてお
り、その側縁部側にはL字状ガイド34を設けて
いる。復路ベルト部12Bは主として滑走板材1
4B上を滑走し、ガイド34により蛇行が生じな
いようにされる。
このようなフレーム構造はコンベアの傾斜部と
水平部で各々構成し、折曲部にて接続連結する構
造とすればよい。
ここで、前記滑走板材14A,14Bとしては
基板に鉄板を用い、その上面にステンレス鋼等の
耐摩耗性が良く、摩擦係数が小さい材質のものを
貼着させた二層構造としてもよい。また、鉄板に
セラミツクスを溶着した構造としてもよい。更
に、上部フレーム22における山形鋼下面部32
Aや下部フレーム24におけるガイド34にも同
様な構造とすることで滑動性が増す。
このような構成に係るベルトコンベアの実施例
によれば、両端の反転ローラ10間に位置するベ
ルト走行面にはほとんどガイドローラを使用せ
ず、滑走板材14A,14Bを滑らせる構造とし
ているため、コンベア有効高さを小さくでき、か
つガイドローラの保守作業もほとんど不要となつ
て保守作業が半減する。また、特に下部の滑走板
材14Bはベルト面から残土を掻き落とす作用を
なすため、補助ガイドローラ16に土砂が付着す
ることを防止でき、土砂の巻き込みによる回転不
良を生じさせない構造となる。特に、この実施例
ではヘドロ状態の搬出については少なくともコン
ベア傾斜部にてU字状断面の搬送溝20を形成し
て搬送する構造としたため、取りこぼし量が激減
し、実験によると従来の構造に比して50%以上の
改善がみられた。更に、当該ベルトコンベアで
は、ガイドローラによる凹凸がなくなるので、袋
物の運搬用として用いることが可能となり、凹凸
による破損も生じない構造となる。
なお、上記実施例においては、復路ベルト部1
2Bの変曲点に補助ガイドローラ16を用いた
が、これは滑走板材14Bを「へ」字状に曲げ成
形して変曲部においても滑走させるようにしても
よい。また、往路ベルト部12Aにおいても同様
である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は無端ベルトの往
路ベルト部全長にわたつて当該往路ベルトの下面
を摺動支持する滑走板材を配設し、無端ベルトの
復路ベルト部の下面には少なくとも直線経路にて
復路ベルト部を摺動支持する滑走板材を配設して
なり、かつこの復路ベルト部における滑走板材の
ベルト移動方向に対向するコーナ縁部をベルトに
接触して配置させベルト搬送面の付着物を掻き落
とし可能としたので、往路ベルト部では全く中間
のガイドローラの保守作業がなくなり、復路ベル
ト部では搬送物の掻き落としが自動的に行われる
ので、ベルト搬送面保守が容易になるほか、掻き
落とし位置が決定しているので掻き落とされた泥
土等の後処理が非常に簡単に行われて作業環境を
良好に維持させることができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のベルトコンベアの概略縦断面
図、第2図は同要部構造を示す断面図、第3図は
第1図の−線断面図、第4図は同−線断
面図、第5図は第4図の−線断面図、第6図
はコンベア折曲部の拡大断面図である。 10……反転ローラ、12……ベルト、12A
……往路ベルト部、12B……復路ベルト部、1
4A,14B……滑走板材、18……側壁面、2
0……搬送溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 両端の反転ローラに無端ベルトを掛け渡すと
    ともに、往路ベルト部の少なくとも昇り傾斜部
    はベルト側縁部位置において上方に立ち上げた
    側壁面を設けることによりU字状断面の搬送溝
    に形成したベルトコンベアにおいて、前記無端
    ベルトの往路ベルト部全長にわたつて当該往路
    ベルトの下面を摺動支持する滑走板材を配設
    し、無端ベルトの復路ベルト部の下面には少な
    くとも直線経路にて復路ベルト部を摺動支持す
    る滑走板材を配設してなり、かつこの復路ベル
    ト部における滑走板材のベルト移動方向に対向
    するコーナ縁部をベルトに接触して配置させベ
    ルト搬送面の付着物を掻き落とし可能としたこ
    とを特徴とするベルトコンベア。 (2) 前記滑走板材は基板にステンレス鋼やセラミ
    ツクス層等の低摩擦係数の耐摩耗性部材を貼着
    形成してなることを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のベルトコンベア。
JP1987023775U 1987-02-20 1987-02-20 Expired JPH0333688Y2 (ja)

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JPS63133513U JPS63133513U (ja) 1988-09-01
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