JPH033342Y2 - - Google Patents

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JPH033342Y2
JPH033342Y2 JP1982161534U JP16153482U JPH033342Y2 JP H033342 Y2 JPH033342 Y2 JP H033342Y2 JP 1982161534 U JP1982161534 U JP 1982161534U JP 16153482 U JP16153482 U JP 16153482U JP H033342 Y2 JPH033342 Y2 JP H033342Y2
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JP
Japan
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face insert
face
density
center
gravity
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JP1982161534U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ゴルフクラブヘツドに係わり、特に
そのフエースインサート体の構造に関するもので
ある。
従来より木製のウツドクラブのヘツドでは、略
均一な密度の木材を素材として使用されており、
その形状から重心位置が高くなり、重心位置から
フエース面に下した垂線との交点であるスイート
スポツト位置が、フエース面でボールをヒツトす
る通常の打点よりも上方に位置するものであつ
た。そのため、スイートスポツト位置と打点とが
一致してボールをヒツトする場合に比較し、ボー
ルの飛距離が落ちていた。そこで、上述のスイー
トスポツト位置を下げるために、ソールを重くし
たり、ソール部近傍に重量体を埋込む方法が採用
されてきた。しかし、ヘツド重量はバランスの関
係上、一定であるため、ソール部近傍に埋込む重
量体の重量にも限りがある。そのため、上述の方
法では、スイートスポツト位置を、十分に打点位
置まで下げることができなかつた。
実公昭52−2527号公報には重錘をヘツドのフエ
ース面寄りに配置したウツドクラブのヘツドが開
示されている。この公知のヘツドにおいてはヘツ
ド重心がフエース面寄りに位置するが、ソール板
とフエース板とが一体に形成されているため、ソ
ール板を比較的比重の大きい金属のような重量体
で作る場合にはフエース面の上部に至るフエース
板も同じ重量体となる。従つて、この公知のヘツ
ドではヘツドの重心位置を下げることが困難とな
る。また、この公知のヘツドにおいては、重錘が
フエース面の中央よりも上まで延びているため、
ボールを打撃したときにフエース板の裏面側の重
錘の反発特性の影響が現れることとなるため従前
のウツドクラブのヘツドとは異なつた打撃感をプ
レーヤーに与えることとなる。
また、実公昭51−13161号公報にはウツドヘツ
ドに装着されるフエース板に於て硬質で反発係数
の大なる部材のフエース面と反対側に半球状の凹
部を穿設し、該頂点をスイートスポツト延長上に
位置せしめ、上記凹部に軟質の弾力性に富む部材
を嵌め込み合致密着せしめてなる構造のウツドヘ
ツドが開示されている。この公知のヘツドにおい
てはフエース裏面の凹部によりフエースインサー
ト上部の肉厚は厚く、重量が多く分布するため、
重心位置を下げる効果は望めない。
また、実公昭38−556号公報には主体のフエー
ス面に象牙以外の資材でフエース下地板を取付
け、その外面に象牙フエース板を固着し、ソール
にソール板を固着したゴルフクラブのヘツドが開
示されている。この公知のヘツドにおいては、フ
エース面に固着されるフエース板の材質が象牙で
あり、密度が高くないことより、重心位置を下げ
る効果は望めない。
本考案はこれらの欠点に鑑みて、フエースイン
サート体を利用して、ヘツドの重心位置を効率良
く移動してスイートスポツトをフエース面の略中
央に配置し、ボールの打撃に際し、よりスイート
スポツト近くでボールを打撃できるようにすると
ともに、木製ヘツド本体の反発特性を活かしたボ
ールの打撃を行なうことができるゴルフクラブヘ
ツドを提供することを目的とする。
以下、本考案の好適な実施例を図面に従い説明
する。
ゴルフクラブヘツド1は、形状としては従来の
ものと変りなく、フエース面2、このフエース面
2に装着されるフエースインサート体3、ソール
体4aを装着したソール面4、ホーゼル部5下方
のヒール部6、トウ部7、頂面8などからなつて
いる。このゴルフクラブヘツド1の本体9のフエ
ース面2側には、正面視略台形をしたフエースイ
ンサート体3を装着するが、このフエースインサ
ート体3は、密度の異なる3つの密度体より構成
されており、フエースインサート上部10からフ
エースインサート下部11になるに従つて高密度
の材料になるようにしてある。すなわち、フエー
スインサート上部10寄りに位置する密度体の材
料を、例えば、ABS樹脂、カーボン繊維強化樹
脂、繊維強化樹脂等の合成樹脂からなる低密度体
3aとし、フエースインサートの中間部に位置す
る密度体の材料を、例えば金属材料とABS樹脂、
カーボン繊維強化樹脂、繊維強化樹脂等の合成樹
脂との複合材料からなる中密度体3bとし、フエ
ースインサート下部11寄りに位置する密度体の
材料を、例えばステンレススチール、アルミニウ
ム、チタニウム等の金属材料からなる高密度体3
cとし、これら低密度体3a、中密度体3b、高
密度体3cの各密度体の体積を同じくして三層に
する。従つて、フエースインサート体3は、フエ
ースインサート下部11になるに従つて重量が大
きくなる。なお、αはロフト角を示す。
ここで、本体9とソール体4aとの合成重心位
置が第2図に示したようにG点にあるとし、また
公知の均一密度であつて、重心位置がg0点にあ
るフエースインサート体3を、本体9のフエース
面2側に装着すると、全体合成重心位置は、前記
G点とg0点を結ぶ線分上のフエース面2側の位
置G0点に位置する。ところが前述の本実施例の
ように、フエースインサート体3の重量を変化さ
せずに、密度変化させてソール面に近づく方向に
重量を大きくすると、フエースインサート体3の
重心位置は、上記公知のフエースインサート体3
の重心位置g0点よりソール体4aよりのg1点へ
移動する。従つて、全体合成重心位置は、G点と
g1点を結ぶ線分上にあつて、かつ前記G0点より
下方のG1点へ移動する。依つて、ゴルフクラブ
ヘツド1のスイートスポツト位置は、全体合成重
心位置からフエース面2に下した垂線と、フエー
ス面2との交点であると定義できるので、本実施
例のスイートスポツト位置S1は、上記公知例の
スイートスポツト位置S0より下方に位置する。
次に、第3図に示す第2の実施例について説明
すると、本実施例では、フエースインサート体3
を密度の異なる3つの密度体より構成しており、
本体9のフエース面2と略平行に、かつフエース
インサート背面12からフエース前面13になる
に従い順に、低密度体3a、中密度体3b、高密
度体3cの3層の密度体を配して形成してある。
従つて、公知の均一密度のフエースインサート体
3の重心位置がg0点にあるとし、かつ本実施例
のフエースインサート体3の重量が上記公知のも
のと同一であるとすると、本実施例のフエースイ
ンサート体3の重心位置は、前記g0点と略平行
で、かつフエース面2寄りのg1点に位置する。
また通常、本体9とソール体4aとの合成重心位
置G点が、前記g0点及びg1点より低い位置にあ
るので、全体合成重心位置が、公知例の位置G0
点より低いG1点に下がる。従つて、前述した実
施例と同様にスイートスポツト位置S1を、公知
例のスイートスポツト位置S0より下方に位置さ
せることができる。また、この第2実施例では、
高密度体3cがフエースインサート体3の表面に
位置するので、耐久性に富む。
更に、第4図に示す第3実施例について説明す
る。本実施例では、フエースインサート体3を密
度の異なる3つの密度体より構成しており、フエ
ースインサート上部10からフエースインサート
下部11になるに従い、かつフエースインサート
背面12からフエースインサート前面13になる
に従い高密度の材料になるように、低密度体3
a、中密度体3b、高密度体3cを配して形成し
ている。従つて、公知の均一密度のフエースイン
サート体3の重心位置がg0点にあるとし、かつ
本実施例のフエースインサート体3の重量が上記
公知のものと同一であるとすると、本実施例のフ
エースインサート体3の重心位置は、前記g0点
に対し、斜め下方のg1点に位置するので、全体
合成重心位置が、公知例の位置G0点より低いG1
点に下がる。従つて、前述した実施例と同様にス
イートスポツト位置S1を、公知例のスイートス
ポツト位置S0より下方に位置させることができ
る。
尚、上記各実施例では、フエースインサート体
3を3層にしているが、複数層であれば良く、層
数は特に限定されない。
本考案は、上述のごとくフエースインサート体
を、複数の密度の異なる密度体より構成し、フエ
ースインサート上部背面側に位置する密度体に低
密度の材料を用い、フエースインサート下部前面
側に位置する密度体に高密度の材料を用い、前記
フエースインサートをフエース面に装着したの
で、フエースインサート体を利用して、ヘツド重
心位置を効率よく移動してスイートスポツトを打
点位置であるフエース面の略中央に配置し、ボー
ルの打撃に際し、よりスイートスポツト近くでボ
ールを打撃できるようにするとともに、ヘツド本
体の反発特性を活かしたボールの打撃を行うこと
ができるウツドクラブのヘツドを提供することと
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図はゴルフクラブの正面図、第2図は本考
案の第1実施例を示す断面図、第3図は本考案の
第2実施例を示す断面図、第4図は本考案の第3
実施例を示す断面図である。 2……フエース面、3……フエースインサート
体、4……ソール面、4a……ソール体、10…
…フエースインサート上部、11……フエースイ
ンサート下部、12……フエースインサート背
面、13……フエースインサート前面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ヘツド本体9と、このヘツド本体9のフエー
    ス面2に装着される薄板状のフエースインサー
    ト体3と、ヘツド本体9のソール面4に固定さ
    れる金属製のソール体4aとを備え、前記フエ
    ースインサート体3を、複数の密度の異なる密
    度体より構成し、フエースインサート上部裏面
    側に位置する密度体に低密度の材料を用い、フ
    エースインサート下部前面側に位置する密度体
    に高密度の材料を用い、前記フエースインサー
    トをフエース面2に装着してなるゴルフクラブ
    ヘツド。 2 フエースインサート上部10からフエースイ
    ンサート下部11になるに従い、徐々に高密度
    の密度体を配置してなる実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のゴルフクラブヘツド。 3 フエースインサート背面からフエースインサ
    ート前面になるに従い、徐々に高密度の密度体
    を配置してなる実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のゴルフクラブヘツド。 4 フエースインサート上部からフエースインサ
    ート下部になるに従い、かつフエースインサー
    ト背面からフエースインサート前面になるに従
    い、徐々に高密度の密度体を配置してなる実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のゴルフクラブ
    ヘツド。
JP1982161534U 1982-10-25 1982-10-25 ゴルフクラブヘツド Granted JPS5968568U (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5968568U JPS5968568U (ja) 1984-05-09
JPH033342Y2 true JPH033342Y2 (ja) 1991-01-29

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ID=30354973

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0411731Y2 (ja) * 1984-11-07 1992-03-24
JPS61176372A (ja) * 1985-01-29 1986-08-08 ヤマハ株式会社 ゴルフ用アイアンクラブヘッド
JPH066180B2 (ja) * 1987-07-14 1994-01-26 美津濃株式会社 ゴルフクラブ用ヘッド

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5113161U (ja) * 1974-07-17 1976-01-30
JPS522527U (ja) * 1975-06-24 1977-01-10

Patent Citations (2)

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JPS5113161U (ja) * 1974-07-17 1976-01-30
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