JPH0333253Y2 - - Google Patents

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JPH0333253Y2
JPH0333253Y2 JP1986152911U JP15291186U JPH0333253Y2 JP H0333253 Y2 JPH0333253 Y2 JP H0333253Y2 JP 1986152911 U JP1986152911 U JP 1986152911U JP 15291186 U JP15291186 U JP 15291186U JP H0333253 Y2 JPH0333253 Y2 JP H0333253Y2
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JP
Japan
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breeding
air flow
box
air
pipe
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JP1986152911U
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JPS6358565U (ja
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  • Housing For Livestock And Birds (AREA)
  • Ventilation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、小動物を用いて感染実験等を行うた
めの密閉形実験動物飼育装置に関する。
(従来技術とその問題点) 従来、密閉形実験動物飼育装置の技術として実
公昭55−46060号公報に記載のものがある。これ
によると、送風ブロア25から送り出されたエア
はラインb→竪パイプ20→横パイプ22→エア
ノズル29→エアチユーブ27→急速遮断弁10
なるエア流通路を経て各飼育箱1内に供給される
ようになつている。
上記エア流通路は、飼育棚14とは別個に設け
られており、特に竪パイプ20と横パイプ22と
が比較的長くて材料費が高くつくと共にパイプど
うしの接続及び飼育棚14への取付けに手間がか
かるという問題がある。また急速遮断弁10を飼
育箱1のプラグから外したときに、そのプラグ内
のエアが外気に漏れるという問題があつた。さら
に飼育箱1の前面の透明板からなる開閉蓋4にフ
イルタ9を取付けていることから、飼育箱1内を
観察するときに、フイルタ9が邪魔になるという
問題もあつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、飼育棚をエア流通路として利用し、
また飼育箱のプラグに急速遮断弁を取付けること
によつて、そのプラグ内のエアが外気に漏れない
ようにした密閉形実験動物飼育装置を提供するこ
とを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために本考案は、前後左
右複数本の支柱と、前後の支柱相互間及び左右の
支柱相互間にそれぞれ連結された複数本の横杆と
からなる多段状の飼育棚、ならびに前記飼育棚の
各段に複数個ずつ並列して収容される密閉形飼育
箱を備え、各飼育箱に形成されるエア流通口に急
速遮断弁付きプラグを接続し、前記飼育棚を構成
する支柱及び横杆の一部を中空パイプにより構成
すると共にその中空パイプ内をエア供給源につな
がれるエア流通路とし、上記中空パイプにはエア
流通路と連通するフレキシブルホースよりなる多
数の分岐管を接続し、各分岐管の先端に、前記各
プラグと着脱自在に接続されるようになつていて
接続されたときには互いに連通する急速遮断弁付
きソケツトを固着してなる構成を採用するもので
ある。
(実施例) 第3図は密閉形実験動物飼育装置全体の斜視図
であつて、内部に実験用小動物を一匹もしくは数
匹収容可能とした密閉形飼育箱1と、該飼育箱1
を複数個(この実施例では4個)ずつ並列して多
段(この実施例では4段)に収容する飼育棚2
と、各飼育箱1に対し給気または排気をするフイ
ルタユニツト3とを有する。飼育箱1は、第4図
の平面図、第5図の側面図、第6図の横断面図及
び第7図の裏面図に示すように、FRP製の箱本
体4と、該箱本体4の前面にヒンジ5を介して回
動自在に取付けられると共に施錠装置6によりそ
の前面に気密に取付けられる透明ガラスまたは透
明合成樹脂製開閉蓋7とを有し、箱本体4の側面
及び裏面にそれぞれフイルタ8,9付きエア流通
口10,11を形成し、側面のエア流通口10に
は、急速遮断弁12付きプラグ13(第8図及び
第9図参照)を接続している。なお、両エア流通
口10,11とも、箱本体4の側面または裏面に
設けるようにしてもよい。いずれにしても、開閉
蓋7に、従来のように、エア流通口がないから、
飼育箱1内を観察しやすいものである。
飼育棚2は、第1図の正面図及び第2図の側面
図に示すように、キヤスタ付きの前後左右4本の
支柱14と、前側2本の左右支柱14間に連結さ
れた複数本の横杆15と、後側2本の左右支柱1
4間に連結された複数本の横杆16と、左右各側
2本の前後支柱15間に連結された複数本の横杆
17と、各前後の横杆15,16間に連結された
飼育箱位置決め桟18とからなり、そして前側2
本の支柱14と、前側の上3本の横杆15とを角
パイプ19,20により構成すると共にその角パ
イプ19,20どうしを連通させ、その内部をエ
ア流通路21とし、縦の角パイプ19の下部にエ
ア流通路21に連通する給排口22を形成してい
る。横3本の角パイプ20にはエア流通路21と
連通するところのフレキシブルホースよりなる分
岐管23を接続し、その角分岐管23の先端に、
前記各プラグ13と接続させられる急速遮断弁2
4付きソケツト25を固着している(第8図及び
第9図参照)。
フイルタユニツト3は、第1図に示すように、
その上面に排気口26を、その側面に給気口27
をそれぞれ設け、その内部の排気口26と給気口
27とをつなぐエア経路にフイルタ28とフアン
29とを介在させている。なおフイルタユニツト
3の前面表示盤に、差圧計30、運転表示灯3
1、運転スイツチ32及びブレーカ33を設けて
いる。34は給気口27と一方の給排口22とを
接続するフレキシブルパイプである。なお、他方
の給排口22にはキヤツプをして閉鎖している。
飼育箱1内の小動物を用いて感染実験をおこな
うときには、第1図〜体3図に示すように、一方
の給排口22と給気口27とをフレキシブルパイ
プ34に接続する。また各ソケツト25を、第8
図に示すように、各プラグ13に接続させる。す
ると、ばね35,36により押されいてる急速遮
断弁12,24どうしが互いに押し込められて、
プラグ13とソケツト25の開口を開放し、エア
流通口10と分岐管23(フレキシブルホース)
とが連通させられる。
次にフイルタユニツト3のフアン29を作動さ
せると、各飼育箱1内が減圧され、エア流通口1
1を通つて各飼育箱1内にフイルタ9で清浄化さ
れたエアが流入する。続いて、各飼育箱1内のエ
アは、分岐管23(フレキシブルホース)→エア
流通路21→フレキシブルパイプ34を通つてフ
イルタユニツト3内に吸引されてフイルタ28で
清浄化された後、排気口26から外気へ放散され
るものである。従つて小動物の保有菌が外部へ一
切漏れないものである。
次に飼育箱1を別の場所へ移すときには、第8
図に仮想線で示すように、ソケツト25のスライ
ダ25aを引き下げる。するとボール37がプラ
グ13の溝13aから離脱し、ソケツト25がプ
ラグ13から外れる。それと同時に各急速遮断弁
12,24がばね35,36に押されて、第9図
に示すように、プラグ13とソケツト25の開口
を塞ぐ。従つて、分岐管23内及びプラグ13内
のエアが外気に漏れることはない。
次に各飼育箱1内に新鮮なエアを供給する場合
には、フレキシブルパイプ34を給気口27から
外して排気口26に接続すればよい。すると、フ
イルタユニツト3から送り出されたエアが、上述
した手順と逆の手順により、各飼育箱1内に送り
込まれるものである。
(考案の効果) 本考案によれば、飼育棚を、前後左右複数本の
支柱と、前後の支柱相互間及び左右の支柱相互間
にそれぞれ連結された複数本の横杆とによつて形
成すると共に、これら支柱及び横杆の一部を中空
パイプによつて形成したものであるから、この中
空パイプとしては市販されている角パイプ材や丸
パイプ材等の既製のパイプ材を使用することがで
きて、そのパイプ材の内部をそのままエア流通路
とすることができ、したがつて飼育棚の構成部材
にあらかじめ特別な加工を施す必要がなく、制作
費を大幅に軽減できる。またこの場合、高さや、
左右幅あるいは奥行きのことなる種々のタイプの
飼育棚を製作するにあたつて、特にエア流通路形
成用の支柱及び横杆を製作するのに、各タイプの
飼育棚専用の部材を用意する必要はなく、上記既
製のパイプ材をそれぞれ所要寸法に切断すること
により各タイプの飼育棚に共用できるので、多種
多様のエア流通路一体型飼育棚をきわめて安価に
製作することができる。また飼育箱のエア流通口
に設けられたプラグとエア供給源からの分岐管に
設けられたソケツトにそれぞれ急速遮断弁を設け
ているので、ソケツトをプラグから外しても、た
だちに、そのプラグとソケツトのいずれもの開口
が急速遮断弁によつて塞がれ、飼育箱内及びエア
供給源から分岐管内に至る空気が外気に漏れない
ものであり、従つて、飼育箱内及び分岐管内のエ
アと外気とが互いに汚染されることがなく、最適
な動物実験環境に維持することができる。また、
各分岐管がフレキシブルホースよりなるため、ホ
ースの長さにある程度余裕をもたせておくことに
よつて、飼育棚に収容される飼育箱が定位置から
多少位置ずれしていても各分岐管側のソケツトと
各飼育箱側のプラグとの着脱操作を容易に行うこ
とができる。さらに実施態様として、エア流通口
を飼育箱の側面または・および裏面に設けること
によつて、飼育箱前面の開閉蓋に従来のようにエ
ア流通口を設ける必要がなくなり、飼育箱内の観
察が容易になるという効果も生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2
図は一部切欠き側面図、第3図は斜視図、第4図
は本実施例に用いられる飼育箱の平面図、第5図
は同側面図、第6図は同横断面図(断面線は第5
図の−線に沿う)、第7図は同背面図、第8
図は本実施例に用いられるプラグとソケツトの結
合状態を示す縦断面図、第9図は同分離状態を示
す縦断面図である。 1…飼育箱、2…飼育棚、3…フイルタユニツ
ト(エア供給源)、8,9…フイルタ、10,1
1…エア流通口、12,24…急速遮断弁、13
…プラグ、14…支柱、15〜17…横杆、1
9,20…角パイプ、21…エア流通路、23…
分岐管(フレキシブルホース)、25…ソケツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 前後左右複数本の支柱と、前後の支柱相互間
    及び左右の支柱相互間にそれぞれ多段に横架さ
    れた複数本の横杆とからなる多段状の飼育棚、
    ならびに前記飼育棚の各段に複数個ずつ並列し
    て収容される密閉形飼育箱を備え、各飼育箱に
    形成されるエア流通口に急速遮断弁付きプラグ
    を接続し、前記飼育棚を構成する支柱及び横杆
    の一部を中空パイプにより構成すると共にその
    中空パイプ内をエア供給源につながれるエア流
    通路とし、上記中空パイプにはエア流通路と連
    通するフレキシブルホースよりなる多数の分岐
    管を接続し、各分岐管の先端に、前記各プラグ
    と着脱自在に接続されるようになつていて接続
    されたときには互いに連通する急速遮断弁付き
    ソケツトを固着してなる密閉形実験動物飼育装
    置。 2 飼育箱の前面に開閉蓋を設け、エア流通口を
    飼育箱の側面または・および裏面に設けてなる
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の密閉形実
    験動物飼育装置。
JP1986152911U 1986-10-03 1986-10-03 Expired JPH0333253Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986152911U JPH0333253Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03

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JP1986152911U JPH0333253Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03

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Publication Number Publication Date
JPS6358565U JPS6358565U (ja) 1988-04-19
JPH0333253Y2 true JPH0333253Y2 (ja) 1991-07-15

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ID=31071321

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JP1986152911U Expired JPH0333253Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03

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JPH0313176Y2 (ja) * 1986-12-23 1991-03-27

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5546060U (ja) * 1978-09-20 1980-03-26
JPS5783233A (en) * 1980-11-12 1982-05-25 Aaru Tomasu Uiriamu Animal enclosing chamber

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5546060U (ja) * 1978-09-20 1980-03-26
JPS5783233A (en) * 1980-11-12 1982-05-25 Aaru Tomasu Uiriamu Animal enclosing chamber

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