JPH0332828Y2 - - Google Patents

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JPH0332828Y2
JPH0332828Y2 JP19345486U JP19345486U JPH0332828Y2 JP H0332828 Y2 JPH0332828 Y2 JP H0332828Y2 JP 19345486 U JP19345486 U JP 19345486U JP 19345486 U JP19345486 U JP 19345486U JP H0332828 Y2 JPH0332828 Y2 JP H0332828Y2
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JP
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bearing
ring
upper ring
tapered roller
lower ring
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JP19345486U
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は圧延機において、ロール間隔を調整
するための圧下スクリユー装置に使用されるスラ
スト円すいころ軸受に関するものである。
【従来の技術および考案が解決しようとする問題点】
圧延機の圧下スクリユー装置は、圧延ロールの
軸端を支持する軸受箱の位置をねじ軸により精密
に調整するようになつており、一般には軸受箱の
端面とねじ軸先端との間にスラスト転がり軸受を
介在させた転がり軸受形式が使用される。従来こ
の種のスラスト円すいころ軸受は、ねじ軸先端と
球面接触する凹球面を有する回転側上輪と、軸受
箱の端面に着座する平端部を有する固定側下輪
と、上記上輪、下輪間に収容される円すいころか
らなつている。 第3図に示すように、上輪50はねじ軸(図示
せず)の先端と球面接触する凹球面が形成された
端面51を有し、円すいころ52を案内する環状
鍔部53が外縁に突設されている。一方下輪54
は、軸受箱(図示せず)の端面に着座する平坦な
端面R55を有し、上記上輪50の環状鍔部53
に対向して、同じく外縁に環状鍔部56が突設さ
れている。以上の構成からなる軸受を組み立てる
際、下輪54の転走面57に円すいころ52を放
射状に配列し、上輪50を重ね合わせる訳である
が、下輪54及び円すいころ52は目視できず、
上輪50の鍔部53が円すいころ52の大径部に
衝突し、圧痕又は欠けを生じさせるという問題、
更には、この軸受を圧下スクリユー装置等に組み
込む際、上輪50と下輪54とが分離し、作業性
を著しく低下させるという問題があつた。 尚、上輪と下輪とを一体固定するために、上輪
の中央部に突出部を設け、下輪の中央に形成した
貫通穴にこの突出部を挿入させ、ダイスを突出部
にボルトにより固定して、上輪と下輪とを非分離
にしたものが存在するが、依然、軸受の組み立て
の際の上記軸受破損という問題は解決されていな
かつた。 この考案は、これらの問題点を解決し、軸受の
組み立て、分解の作業性を向上させ、軸受を破損
させない、簡単な構造の非分離型スラスト円すい
ころ軸受を提供することを技術的課題としてい
る。
【問題点を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本考案は軸受の
上輪と下輪の中心に穿設した貫通穴に、フランジ
頭部を有する連結ピンを嵌合し、このフランジ頭
部を上記下輪の貫通穴に形成した座ぐり部に係合
することにより上記上輪と下輪を軸方向に連結さ
せたものである。
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1図において、上輪1の外方端面2には圧
下ねじ軸(図示せず)の先端と球面接触する凹球
面3が形成され、中央部には座ぐり部4及び貫通
穴5が形成されている。又、内方端面6には傾斜
した転走面7及び円すいころ8の案内用環状鍔9
が形成されている。一方下輪10の外方端面11
には中央に座ぐり部12及び貫通穴13が形成さ
れ、内方端面14には上記上輪1の転走面7及び
環状鍔9に対向して、夫々転走面15及び環状鍔
16が形成されている。上記上輪1と下輪10と
を連結する連結ピン17は、フランジ頭部18、
大径軸部19及び小径軸部20からなり、この大
径軸部19は上記下輪10の貫通穴13に隙間を
持つて挿入され、小径軸部20は、上記上輪1の
貫通穴5に圧入される。 ここで、上記フランジ頭部18は、回転中固定
側下輪10と接触しないよう、上記座ぐり部12
の深さよりも薄い肉厚に形成され、肩部21を上
記上輪1の内方端面6に当接させて連結ピン17
の軸方向位置決めをしている。 連結ピン17の抜け止めは、先端に形成された
環状溝22に止め輪23を装着して行なう。2
4,25は上輪1及び下輪10を吊り下げるため
の吊りボトル用のねじ孔で、26は軸受を吊り下
げるための吊りボルト用ねじ孔である。 次にこのスラスト円すいころ軸受の組み立て方
法を説明する。 圧延ロールを支持する軸受箱(図示せず)に着
座する下輪10に連結ピン17を挿入し、円すい
ころ8を転走面15上に整列させる。自重により
環状鍔16側に整列された上記円すいころ8を目
視しながら、上輪1を重ね合わせる。この時、下
輪10から突出しているピン17を案内として重
ね合わせると容易に組み立てることができる。連
結ピン17の小径軸部20に上輪1をその内方端
面6が肩部21に当接するまで圧入し、上輪1を
少し回転させて円すいころ8を環状鍔9,16に
安定させ、最後に止め輪23を装着する。 第2図は、上記止め輪23に変え、連結ピン2
7の先端にねじを形成し、ナツト28により固定
した実施例を示す。
【考案の効果】
以上のような構成にしたので、本考案は以下に
挙げるような効果を有する。 (イ) 軸受の組み立てが容易になり、作業性が向上
する。 (ロ) 軸受の組み立てが、円すいころ等に傷を付け
ることなく安定してできる。 (ハ) 軸受を非分離形式にしたので、例えば圧下ス
クリユー装置に組み込む際、作業性を著しく向
上させる。 (ニ) 構造が簡単であり、汎用性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例を示す断面
図、第3図は従来のスラスト円すいころ軸受を示
す。 1……上輪、3……凹球面、4,12……座ぐ
り部、5,13……貫通穴、7,15……転走
面、8……円すいころ、9,16……環状鍔、1
0……下輪、17……連結ピン、18……フラン
ジ頭部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ロールの軸端を支持する軸受箱の位置をねじ
    軸により調整自在になした圧延機の圧下スクリ
    ユー装置において、上記軸受箱と上記ねじ軸先
    端との間に介在させたスラスト円すいころ軸受
    であつて、該軸受の上輪と下輪の中心に穿設し
    た貫通穴に、フランジ頭部を有するピンを嵌合
    し、当該フランジ頭部を上記下輪の貫通穴に形
    成した座ぐり部に係合することにより上記上輪
    と下輪を軸方向に連結させたことを特徴とする
    スラスト円すいころ軸受。 (2) 上記連結ピンは径の異なる2つの軸部を有
    し、その段付部を上記上輪の内方端部に当接さ
    せることにより軸方向に位置決めしたことを特
    徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    スラスト円すいころ軸受。
JP19345486U 1986-12-16 1986-12-16 Expired JPH0332828Y2 (ja)

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JP19345486U JPH0332828Y2 (ja) 1986-12-16 1986-12-16

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JPS6397721U JPS6397721U (ja) 1988-06-24
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