JPH0332711B2 - - Google Patents
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- JPH0332711B2 JPH0332711B2 JP26770984A JP26770984A JPH0332711B2 JP H0332711 B2 JPH0332711 B2 JP H0332711B2 JP 26770984 A JP26770984 A JP 26770984A JP 26770984 A JP26770984 A JP 26770984A JP H0332711 B2 JPH0332711 B2 JP H0332711B2
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- coupling
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2321/00—Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects
- F25B2321/002—Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects by using magneto-caloric effects
- F25B2321/0021—Details of machines, plants or systems, using electric or magnetic effects by using magneto-caloric effects with a static fixed magnet
Landscapes
- Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
- Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、磁気冷凍装置に係り、特に、回転形
の磁気冷凍装置の改良に関する。
の磁気冷凍装置の改良に関する。
従来、磁性体の磁気熱量効果を利用した磁気冷
凍装置が知られている。磁気冷凍装置は、断熱消
磁によつて冷えた磁性体で被凝縮ガスを凝縮させ
るようにしたもので、通常の圧縮形冷凍機に比べ
て単位体積当りの冷凍能力が高いという利点を備
えている。
凍装置が知られている。磁気冷凍装置は、断熱消
磁によつて冷えた磁性体で被凝縮ガスを凝縮させ
るようにしたもので、通常の圧縮形冷凍機に比べ
て単位体積当りの冷凍能力が高いという利点を備
えている。
ところで、磁気冷凍装置の場合には、ガドリニ
ウム・ガリウム・ガーネツトで代表される磁性
体、つまり作業物質を磁場内に急速に導入して断
熱磁化させ、このときに作業物質で発生した熱を
外部に逃がす排熱過程と、磁場内に位置している
作業物質を磁場外に急速に導入して断熱消磁さ
せ、このときの吸熱作用で被凝縮ガスを凝縮させ
る吸熱過程との2つの熱交換過程を交互に行なわ
せる必要がある。
ウム・ガリウム・ガーネツトで代表される磁性
体、つまり作業物質を磁場内に急速に導入して断
熱磁化させ、このときに作業物質で発生した熱を
外部に逃がす排熱過程と、磁場内に位置している
作業物質を磁場外に急速に導入して断熱消磁さ
せ、このときの吸熱作用で被凝縮ガスを凝縮させ
る吸熱過程との2つの熱交換過程を交互に行なわ
せる必要がある。
このようなことから、従来の磁気冷凍装置にあ
つては、作業物質を直線往復動させて、この作業
物質を磁場内および磁場外に交互に移動させる直
線動形のものと、作業物質を同一周上に移動させ
ることによつて上記作業物質を磁場内および磁場
外に交互に位置させるようにした回転形のものと
が考えられている。このうち回転形のものは、回
転ホイールの同一円周上に複数の作業物質を配置
させることができるので、理論的には一層、冷凍
効率を向上させることができる。
つては、作業物質を直線往復動させて、この作業
物質を磁場内および磁場外に交互に移動させる直
線動形のものと、作業物質を同一周上に移動させ
ることによつて上記作業物質を磁場内および磁場
外に交互に位置させるようにした回転形のものと
が考えられている。このうち回転形のものは、回
転ホイールの同一円周上に複数の作業物質を配置
させることができるので、理論的には一層、冷凍
効率を向上させることができる。
しかしながら、回転形の磁気冷凍装置にあつて
も次のような問題があつた。すなわち、回転形の
ものは、通常、回転ホイールで作業物質を支持し
ている。この回転ホイールには軸が接続されてお
り、この軸の両端は軸受によつて支持されてい
る。作業物質から良好に熱を除去するために、作
業物質が磁場内に位置したとき排熱用熱導体を上
記作業物質の表面に近接もしくは接触させる必要
があるが、前記軸と、この軸を覆うとともに前記
軸受を支持している覆い部材との熱収縮量の差に
よつて排熱用熱導体と作業物質との間の間隔もし
くは接触圧が変化し、これが原因して良好な排熱
特性を発揮させることができず、それ程冷却性能
を向上させることができない問題があつた。さら
に、上述した熱収縮量の差によつて、回転ホイー
ルや軸受等に無理な力や変位が生じ、これが原因
して回転駆動動力や摩擦熱が増加する問題もあつ
た。
も次のような問題があつた。すなわち、回転形の
ものは、通常、回転ホイールで作業物質を支持し
ている。この回転ホイールには軸が接続されてお
り、この軸の両端は軸受によつて支持されてい
る。作業物質から良好に熱を除去するために、作
業物質が磁場内に位置したとき排熱用熱導体を上
記作業物質の表面に近接もしくは接触させる必要
があるが、前記軸と、この軸を覆うとともに前記
軸受を支持している覆い部材との熱収縮量の差に
よつて排熱用熱導体と作業物質との間の間隔もし
くは接触圧が変化し、これが原因して良好な排熱
特性を発揮させることができず、それ程冷却性能
を向上させることができない問題があつた。さら
に、上述した熱収縮量の差によつて、回転ホイー
ルや軸受等に無理な力や変位が生じ、これが原因
して回転駆動動力や摩擦熱が増加する問題もあつ
た。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、回転形のものに
おいて、軸と、この軸を覆うとともに上記軸の両
端を支持する軸受を支持した覆い部材との間の熱
収縮量の差によつて起り易い排熱性能の低下や駆
動動力の増大化を防止でき、もつて冷却性能向上
化および回転駆動動力の減少化を図れる磁気冷凍
装置を提供することにある。
ので、その目的とするところは、回転形のものに
おいて、軸と、この軸を覆うとともに上記軸の両
端を支持する軸受を支持した覆い部材との間の熱
収縮量の差によつて起り易い排熱性能の低下や駆
動動力の増大化を防止でき、もつて冷却性能向上
化および回転駆動動力の減少化を図れる磁気冷凍
装置を提供することにある。
本発明によれば、磁場を発生させる磁場発生装
置と、この磁場発生装置で発生した磁場内に位置
しているときには発熱し、磁場外に位置している
ときには吸熱して外面に被凝縮ガスを凝縮させる
作業物質と、この作業物質を支持する回転ホイー
ルと、この回転ホイールに接続された回転軸と、
この回転軸の両端を軸方向に移動不能に拘束した
状態で支持する軸受と、前記回転軸を介して前記
回転ホイールを回転させ、前記作業物質を前記磁
場内および磁場外に交互に位置させる回転駆動源
と、前記作業物質が前記磁場内に位置していると
き上記作業物質で発生した熱を除去する手段とを
備えてなる磁気冷凍装置において、前記回転軸
に、この回転軸を軸方向に伸縮させるカツプリン
グが介挿されてなる磁気冷凍装置が提供される。
そして、カツプリングとしては、セレーシヨン軸
カツプリングやベローズが用いられる。
置と、この磁場発生装置で発生した磁場内に位置
しているときには発熱し、磁場外に位置している
ときには吸熱して外面に被凝縮ガスを凝縮させる
作業物質と、この作業物質を支持する回転ホイー
ルと、この回転ホイールに接続された回転軸と、
この回転軸の両端を軸方向に移動不能に拘束した
状態で支持する軸受と、前記回転軸を介して前記
回転ホイールを回転させ、前記作業物質を前記磁
場内および磁場外に交互に位置させる回転駆動源
と、前記作業物質が前記磁場内に位置していると
き上記作業物質で発生した熱を除去する手段とを
備えてなる磁気冷凍装置において、前記回転軸
に、この回転軸を軸方向に伸縮させるカツプリン
グが介挿されてなる磁気冷凍装置が提供される。
そして、カツプリングとしては、セレーシヨン軸
カツプリングやベローズが用いられる。
本発明によれば、回転ホイールと回転駆動源と
を連結する回転軸に、この回転軸を軸心線方向に
伸縮自在に連結するカツプリングを介挿している
ので、回転軸と、この回転軸を覆うとともに上記
回転軸の両端を支持する軸受を支持する覆い部材
との間に熱収縮差が存在していても、この差はカ
ツプリングの軸心線方向への伸縮で吸収される。
このため、上記熱収縮差によつて回転ホイールに
無理な力や変位が生じるようなことがなく、この
結果排熱性能が低下したり、また回転駆動動力が
増大したり、摩擦熱が増加するのを防止すること
ができる。
を連結する回転軸に、この回転軸を軸心線方向に
伸縮自在に連結するカツプリングを介挿している
ので、回転軸と、この回転軸を覆うとともに上記
回転軸の両端を支持する軸受を支持する覆い部材
との間に熱収縮差が存在していても、この差はカ
ツプリングの軸心線方向への伸縮で吸収される。
このため、上記熱収縮差によつて回転ホイールに
無理な力や変位が生じるようなことがなく、この
結果排熱性能が低下したり、また回転駆動動力が
増大したり、摩擦熱が増加するのを防止すること
ができる。
以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説
明する。
明する。
第1図は、本発明に係る磁気冷凍装置をヘリウ
ム液化装置に組込んだ例を示すもので、この装置
は、大きく別けて、液化装置本体Aと、予冷冷凍
機Bとで構成されている。そして、液化装置本体
Aは、具体的には次のように構成されている。
ム液化装置に組込んだ例を示すもので、この装置
は、大きく別けて、液化装置本体Aと、予冷冷凍
機Bとで構成されている。そして、液化装置本体
Aは、具体的には次のように構成されている。
すなわち、図中1はヘリウム槽を示している。
このヘリウム槽1は、外槽2と、この外槽2内に
収容された内槽3と、この内槽3内に配置された
ヘリウム容器4とで構成されている。そして、内
槽3を取り囲んでいる空間5およびヘリウム容器
4を取り囲んでいる空間6は、それぞれ真空引き
されて真空断熱層に形成されている。また、外槽
2、内槽3およびヘリウム容器4は、それぞれ熱
伝導性の悪い非磁性材で形成されている。
このヘリウム槽1は、外槽2と、この外槽2内に
収容された内槽3と、この内槽3内に配置された
ヘリウム容器4とで構成されている。そして、内
槽3を取り囲んでいる空間5およびヘリウム容器
4を取り囲んでいる空間6は、それぞれ真空引き
されて真空断熱層に形成されている。また、外槽
2、内槽3およびヘリウム容器4は、それぞれ熱
伝導性の悪い非磁性材で形成されている。
ヘリウム容器4の上方には、偏平な円板状の外
形に形成された補助容器7が水平に配置されてい
る。この補助容器7は、全体が熱伝導性の悪い非
磁性材で形成されている。そして、補助容器7内
とヘリウム容器4内とは、偏心した位置において
筒体8によつて接続されている。補助容器7の上
壁中央部には孔9が設けてあり、この孔9の縁部
には筒体10の下端部が気密に接続されている。
この筒体10の上端部には内槽3の上壁および外
槽2の上部空間には水平に設けられた仕切り壁1
1を気密に貫通している。
形に形成された補助容器7が水平に配置されてい
る。この補助容器7は、全体が熱伝導性の悪い非
磁性材で形成されている。そして、補助容器7内
とヘリウム容器4内とは、偏心した位置において
筒体8によつて接続されている。補助容器7の上
壁中央部には孔9が設けてあり、この孔9の縁部
には筒体10の下端部が気密に接続されている。
この筒体10の上端部には内槽3の上壁および外
槽2の上部空間には水平に設けられた仕切り壁1
1を気密に貫通している。
補助容器7内には、回転ホイール12が軸心線
を上下方向に向けて回転自在に装着されている。
この回転ホイール12は、熱伝導率の悪い非磁性
部材で形成されたもので、その中央部には上下方
向に向かう透孔13が形成されており、またその
周縁部には同じく上下方向に向かう透孔14が等
間隔に周方向に複数形成されている。そして、各
透孔14内には、作業物質15が装着されてい
る。これら作業物質15は、たとえばガドリニウ
ム・ガリウム・ガーネツトの単結晶体を円柱状に
加工して形成されたもので、その直径が前記透孔
14の直径より小さく、かつ軸方向の長さが回転
ホイール12の厚みとほぼ等しく形成されてい
る。これら作業物質15の外周面16は、滑らか
な面に形成されており、また上、下端面18a,
18bは平坦な面に形成されている。そして、各
作業物質15は、透孔14の内面との間に環状の
間隙19を設けた状態で、その上、下端面18
a,18bの周縁部が支持材20を介して回転ホ
イール12に固定されている。なお、支持材20
は、作業物質15の上、下端面18a,18bの
周縁部に形成されたき切欠溝と回転ホイール12
の上、下端面に形成された切欠溝とにその両端が
完全に嵌入する形に設けられており、これによつ
て支持材20が作業物質15の上下端面および回
転ホイール12の上下端面より突出しないように
なつている。
を上下方向に向けて回転自在に装着されている。
この回転ホイール12は、熱伝導率の悪い非磁性
部材で形成されたもので、その中央部には上下方
向に向かう透孔13が形成されており、またその
周縁部には同じく上下方向に向かう透孔14が等
間隔に周方向に複数形成されている。そして、各
透孔14内には、作業物質15が装着されてい
る。これら作業物質15は、たとえばガドリニウ
ム・ガリウム・ガーネツトの単結晶体を円柱状に
加工して形成されたもので、その直径が前記透孔
14の直径より小さく、かつ軸方向の長さが回転
ホイール12の厚みとほぼ等しく形成されてい
る。これら作業物質15の外周面16は、滑らか
な面に形成されており、また上、下端面18a,
18bは平坦な面に形成されている。そして、各
作業物質15は、透孔14の内面との間に環状の
間隙19を設けた状態で、その上、下端面18
a,18bの周縁部が支持材20を介して回転ホ
イール12に固定されている。なお、支持材20
は、作業物質15の上、下端面18a,18bの
周縁部に形成されたき切欠溝と回転ホイール12
の上、下端面に形成された切欠溝とにその両端が
完全に嵌入する形に設けられており、これによつ
て支持材20が作業物質15の上下端面および回
転ホイール12の上下端面より突出しないように
なつている。
回転ホイール12の中央部に設けられた透孔1
3には、軸21の下端部が挿設されており、この
軸21の回転ホイール12より下方に突出した部
分はピボツト軸に形成されている。そして、上記
ピポツト軸は、補助容器7の底壁内面に形成され
た軸受部22または特別に設けられた軸受によつ
て支持されている。
3には、軸21の下端部が挿設されており、この
軸21の回転ホイール12より下方に突出した部
分はピボツト軸に形成されている。そして、上記
ピポツト軸は、補助容器7の底壁内面に形成され
た軸受部22または特別に設けられた軸受によつ
て支持されている。
上記軸21は、軸要素23aと23bとを軸心
線方向に結合して構成されたもので、軸要素23
aと23bとは筒体10内において第2図に示す
ようにセレーシヨン軸カツプリング24によつて
軸心線方向に伸縮自在に結合されている。軸要素
23bの上部側は、筒体10内を上方に向けて延
び、その上端部が外槽2の上壁に設けられた軸受
25によつて支持されている。上記軸要素23b
の外周で前記外槽2の上壁と前記仕切り壁11と
の間に位置する部分には歯車26が装着されてい
る。歯車26は歯車27と歯合しており、この歯
車27は外槽2の上壁と仕切り壁11とに固定さ
れた軸受28,29によつて回転自在に支持され
た軸30に装着されている。そして軸30の上端
側は外槽2の上壁を貫通して上記上壁の外面に固
定されたモータ31の回転軸に連結されている。
線方向に結合して構成されたもので、軸要素23
aと23bとは筒体10内において第2図に示す
ようにセレーシヨン軸カツプリング24によつて
軸心線方向に伸縮自在に結合されている。軸要素
23bの上部側は、筒体10内を上方に向けて延
び、その上端部が外槽2の上壁に設けられた軸受
25によつて支持されている。上記軸要素23b
の外周で前記外槽2の上壁と前記仕切り壁11と
の間に位置する部分には歯車26が装着されてい
る。歯車26は歯車27と歯合しており、この歯
車27は外槽2の上壁と仕切り壁11とに固定さ
れた軸受28,29によつて回転自在に支持され
た軸30に装着されている。そして軸30の上端
側は外槽2の上壁を貫通して上記上壁の外面に固
定されたモータ31の回転軸に連結されている。
前記補助容器7の側壁で、前記筒体8が設けら
れている位置とは反対側に位置する部分には孔3
2が設けてあり、この孔32を通して補助容器7
内に熱伝導体33が気密に挿設されている。この
熱伝導体33は、非磁性良熱伝導材、たとえば銅
材だ形成されており、補助容器7内に位置する部
分には、回転ホイール12に装着されている作業
物質15の上、下端面18a,18bに弾性的に
摺接もしくは僅かな間隙をあけて対向する吸熱片
34a,34bが形成されている。そして、熱伝
導体33の補助容器7外に位置している部分は内
槽3内を所定の高さまで上方に延びている。この
上方に延びている部分の上端には開口部を上方に
向けた円柱状の凹部35を有した接続部36が形
成されている。接続部36の上端周縁部には筒体
37の下端部が接続されており、この筒体37の
上端側は内槽3の上壁を気密に貫通した後、外槽
2の上壁に設けられた孔38の内面に気密に接続
されている。そして、上記筒体37内には予冷冷
凍機Bの吸熱導体39が差し込まれ、この吸熱導
体39の下端部が前記凹部35に嵌入している。
なお、吸熱導体39の外周にはフランジ部40が
形成されており、このフランジ部40が図示しな
いシール材を介して外槽2の上壁に固定され、こ
れによつて筒体37の開口部が気密に閉塞される
とともに予冷冷凍機Bの固定がなされている。
れている位置とは反対側に位置する部分には孔3
2が設けてあり、この孔32を通して補助容器7
内に熱伝導体33が気密に挿設されている。この
熱伝導体33は、非磁性良熱伝導材、たとえば銅
材だ形成されており、補助容器7内に位置する部
分には、回転ホイール12に装着されている作業
物質15の上、下端面18a,18bに弾性的に
摺接もしくは僅かな間隙をあけて対向する吸熱片
34a,34bが形成されている。そして、熱伝
導体33の補助容器7外に位置している部分は内
槽3内を所定の高さまで上方に延びている。この
上方に延びている部分の上端には開口部を上方に
向けた円柱状の凹部35を有した接続部36が形
成されている。接続部36の上端周縁部には筒体
37の下端部が接続されており、この筒体37の
上端側は内槽3の上壁を気密に貫通した後、外槽
2の上壁に設けられた孔38の内面に気密に接続
されている。そして、上記筒体37内には予冷冷
凍機Bの吸熱導体39が差し込まれ、この吸熱導
体39の下端部が前記凹部35に嵌入している。
なお、吸熱導体39の外周にはフランジ部40が
形成されており、このフランジ部40が図示しな
いシール材を介して外槽2の上壁に固定され、こ
れによつて筒体37の開口部が気密に閉塞される
とともに予冷冷凍機Bの固定がなされている。
一方、補助容器7の上方および下方位置で、か
つ前記熱伝導体33の吸熱片34a,34bに対
向する位置には磁場発生装置としての超電導コイ
ル41,42が同軸的に配置されている。これら
超電導コイル41,42は、それぞれ非磁性良熱
伝導材で偏平に形成されたケース43,44と、
これらケース43,44内に収容されたコイル本
体45,46とで構成されている。そして、ケー
ス43と44とは良熱伝導体47で接続されてお
り、この良熱伝導体47の下端側はヘリウム容器
4の上壁を気密に貫通して上記ヘリウム容器4の
底部に溜つている液体ヘリウムH中に差し込まれ
ている。すなわち、コイル本体45,46は、ヘ
リウム容器4内に溜つている液体ヘリウムHを冷
却源とし、良熱伝導体47およびケース43,4
4を介して所要の度に冷却されるようになつてい
る。なお、第1図中、51はシール機構を示し、
52,53は補助軸受を示している。
つ前記熱伝導体33の吸熱片34a,34bに対
向する位置には磁場発生装置としての超電導コイ
ル41,42が同軸的に配置されている。これら
超電導コイル41,42は、それぞれ非磁性良熱
伝導材で偏平に形成されたケース43,44と、
これらケース43,44内に収容されたコイル本
体45,46とで構成されている。そして、ケー
ス43と44とは良熱伝導体47で接続されてお
り、この良熱伝導体47の下端側はヘリウム容器
4の上壁を気密に貫通して上記ヘリウム容器4の
底部に溜つている液体ヘリウムH中に差し込まれ
ている。すなわち、コイル本体45,46は、ヘ
リウム容器4内に溜つている液体ヘリウムHを冷
却源とし、良熱伝導体47およびケース43,4
4を介して所要の度に冷却されるようになつてい
る。なお、第1図中、51はシール機構を示し、
52,53は補助軸受を示している。
次に、上記のように構成されたヘリウム液化装
置の動作を説明する。
置の動作を説明する。
まず、超電導コイル41,42のコイル本体4
5,46は所定の度に冷却されており、かつコイ
ル本体45,46には発生磁場の方向が等しくな
る向きの永久電流が流れているものとする。ま
た、予冷冷凍機Bが動作しているものとする。予
冷冷凍機Bが動作すると、吸熱導体39を介して
熱伝導体33が十分低温に冷却される。
5,46は所定の度に冷却されており、かつコイ
ル本体45,46には発生磁場の方向が等しくな
る向きの永久電流が流れているものとする。ま
た、予冷冷凍機Bが動作しているものとする。予
冷冷凍機Bが動作すると、吸熱導体39を介して
熱伝導体33が十分低温に冷却される。
このような状態で、モータ31を動作開始させ
ると、軸21が回転し、これに伴つて回転ホイー
ル12が回転する。回転ホイール12が回転する
と、各作業物質15は1つの円軌道上に移動し、
超電導コイル41,42が発生している磁場内と
磁場外とを循環することになる。作業物質15が
磁場内に入り込むと、磁束が一方の端面から他方
の端面に向かうように作業物質15内を通り、こ
の作業物質15は断熱磁化状態となつて発熱す
る。また、作業物質15が磁場外に出ると、この
作業物質15は断熱消磁状態となつて吸熱する。
ると、軸21が回転し、これに伴つて回転ホイー
ル12が回転する。回転ホイール12が回転する
と、各作業物質15は1つの円軌道上に移動し、
超電導コイル41,42が発生している磁場内と
磁場外とを循環することになる。作業物質15が
磁場内に入り込むと、磁束が一方の端面から他方
の端面に向かうように作業物質15内を通り、こ
の作業物質15は断熱磁化状態となつて発熱す
る。また、作業物質15が磁場外に出ると、この
作業物質15は断熱消磁状態となつて吸熱する。
このように断熱消磁状態になると、液面上に漂
い補助容器7内に浸入しているヘリウムガスが作
業物質15の表面に凝縮する。この凝縮によつて
形成された液滴は、ヘリウム容器4内へと自然落
下する。したがつて、ここにヘリウムの液化が実
現される。
い補助容器7内に浸入しているヘリウムガスが作
業物質15の表面に凝縮する。この凝縮によつて
形成された液滴は、ヘリウム容器4内へと自然落
下する。したがつて、ここにヘリウムの液化が実
現される。
一方、断熱磁化状態のとき作業物質15で発生
した熱は、次のようにして外部に導かれる。すな
わち、作業物質15が磁場内に位置しているとき
には、この作業物質15の上、下端面18a,1
8bに吸熱片34a,34bが必ず接触もしくは
近接している。このため、作業物質15で発生し
た熱は、上記吸熱片34a,34bから熱伝導体
33に伝わり、続いて吸熱導体39を介して速や
かに予冷冷凍機Bへと排熱される。したがつて、
作業物質15で発生した熱によつてヘリウム容器
4内が温度上昇するようなことはなく、また、作
業物質15が常に所定の低温に予冷され、ここに
良好な冷凍サイクルが実現される。
した熱は、次のようにして外部に導かれる。すな
わち、作業物質15が磁場内に位置しているとき
には、この作業物質15の上、下端面18a,1
8bに吸熱片34a,34bが必ず接触もしくは
近接している。このため、作業物質15で発生し
た熱は、上記吸熱片34a,34bから熱伝導体
33に伝わり、続いて吸熱導体39を介して速や
かに予冷冷凍機Bへと排熱される。したがつて、
作業物質15で発生した熱によつてヘリウム容器
4内が温度上昇するようなことはなく、また、作
業物質15が常に所定の低温に予冷され、ここに
良好な冷凍サイクルが実現される。
ところで、上記のような運転状態下において
は、回転ホイール12は低温に、また軸21の上
端側、つまり軸要素23bの上端側は常温に近い
温度にある。このため、軸21を介して回転ホイ
ール12側に熱が侵入しようとする。しかし、こ
の実施例の場合には、軸21の中途位置にセレー
シヨン軸カツプリング24が介挿されている。セ
レーシヨン軸カツプリング24は山と谷とを噛合
させて回転力を伝達するように構成されているの
で、山と谷との噛合部は通常、密着性が悪い。こ
のため、噛合部における熱抵抗が非常に大きい。
したがつて、軸21を介しての熱侵入量を、十分
小さな値に抑えることができ、軸を介しての侵入
熱による冷却性能の低下を防止することができ
る。また、冷凍運転が行われると各部に温度差が
生じ、この温度差によつて各部の熱収縮量に差が
生じる。特に、軸21と、この軸21を覆つてい
る筒体10との間の熱収縮量に差が生じると、軸
21は軸方向の移動を軸受22,25によつて拘
束されているので、上記熱収縮量の差によつて補
助容器7と回転ホイール12との間の相対位置が
変化し、吸熱片34a,34bの作業物質15へ
の接触圧あるいは作業物質15との間の間隙長が
変化しようとしたり、軸受22,25,52,5
3等に無理な力が作用したりしようとする。しか
し、この実施例の場合には、前述のように軸21
の中途位置にセレーシヨン軸カツプリング24を
介在させているので、上述した熱収縮量の差はセ
レーシヨン軸カツプリング24の軸心線方向への
伸縮によつて吸収される。したがつて、補助容器
7と回転ホイール12との間の相対位置が変化す
るようなことはなく、このため相対位置が変化し
たときに起り易い排熱性能の低下や回転駆動動力
の増大化および摩擦熱の増加を防止することがで
き、結局、前述した本発明の効果を発揮すること
になる。
は、回転ホイール12は低温に、また軸21の上
端側、つまり軸要素23bの上端側は常温に近い
温度にある。このため、軸21を介して回転ホイ
ール12側に熱が侵入しようとする。しかし、こ
の実施例の場合には、軸21の中途位置にセレー
シヨン軸カツプリング24が介挿されている。セ
レーシヨン軸カツプリング24は山と谷とを噛合
させて回転力を伝達するように構成されているの
で、山と谷との噛合部は通常、密着性が悪い。こ
のため、噛合部における熱抵抗が非常に大きい。
したがつて、軸21を介しての熱侵入量を、十分
小さな値に抑えることができ、軸を介しての侵入
熱による冷却性能の低下を防止することができ
る。また、冷凍運転が行われると各部に温度差が
生じ、この温度差によつて各部の熱収縮量に差が
生じる。特に、軸21と、この軸21を覆つてい
る筒体10との間の熱収縮量に差が生じると、軸
21は軸方向の移動を軸受22,25によつて拘
束されているので、上記熱収縮量の差によつて補
助容器7と回転ホイール12との間の相対位置が
変化し、吸熱片34a,34bの作業物質15へ
の接触圧あるいは作業物質15との間の間隙長が
変化しようとしたり、軸受22,25,52,5
3等に無理な力が作用したりしようとする。しか
し、この実施例の場合には、前述のように軸21
の中途位置にセレーシヨン軸カツプリング24を
介在させているので、上述した熱収縮量の差はセ
レーシヨン軸カツプリング24の軸心線方向への
伸縮によつて吸収される。したがつて、補助容器
7と回転ホイール12との間の相対位置が変化す
るようなことはなく、このため相対位置が変化し
たときに起り易い排熱性能の低下や回転駆動動力
の増大化および摩擦熱の増加を防止することがで
き、結局、前述した本発明の効果を発揮すること
になる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定される
ものではなく種々変形することができる。すなわ
ち、上述した実施例においてセレーシヨン軸カツ
プリングの全体または噛合部分を断熱材で形成す
るようにしてもよい。また、セレーシヨン軸カツ
プリングの代わりに第3図に示すように軸心線方
向に伸縮自在なベローズ61をカツプリングとし
て用いてもよい。また、減速用の歯車を外槽外に
配置するようにしてもよい。
ものではなく種々変形することができる。すなわ
ち、上述した実施例においてセレーシヨン軸カツ
プリングの全体または噛合部分を断熱材で形成す
るようにしてもよい。また、セレーシヨン軸カツ
プリングの代わりに第3図に示すように軸心線方
向に伸縮自在なベローズ61をカツプリングとし
て用いてもよい。また、減速用の歯車を外槽外に
配置するようにしてもよい。
第1図は本発明の一実施例に係る磁気冷凍装置
を組込んでなるヘリウム液化装置の縦断面図、第
2図は同装置における回転駆動用の軸を局部的に
取り出して示す断面図、第3図は同軸の変形例を
示す局部的断面図である。 A…液化装置本体、B…予冷冷凍機、1…ヘリ
ウム槽、2…外槽、3…内槽、4…ヘリウム容
器、7…補助容器、10…筒体、12…回転ホイ
ール、15…作業物質、21…軸、23a,23
b…軸要素、24…セレーシヨン軸カツプリン
グ、31…モータ、33…熱伝導体、34a,3
4b…吸熱片、41,42…超電導コイル、61
…ベローズ。
を組込んでなるヘリウム液化装置の縦断面図、第
2図は同装置における回転駆動用の軸を局部的に
取り出して示す断面図、第3図は同軸の変形例を
示す局部的断面図である。 A…液化装置本体、B…予冷冷凍機、1…ヘリ
ウム槽、2…外槽、3…内槽、4…ヘリウム容
器、7…補助容器、10…筒体、12…回転ホイ
ール、15…作業物質、21…軸、23a,23
b…軸要素、24…セレーシヨン軸カツプリン
グ、31…モータ、33…熱伝導体、34a,3
4b…吸熱片、41,42…超電導コイル、61
…ベローズ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 磁場を発生させる磁場発生装置と、この磁場
発生装置で発生した磁場内に位置しているときに
は発熱し、磁場外に位置しているときには吸熱し
て外面に被凝縮ガスを凝縮させる作業物質と、こ
の作業物質を支持する回転ホイールと、この回転
ホイールに接続された回転軸と、この回転軸の両
端を軸方向に移動不能に拘束した状態で支持する
軸受と、前記回転軸を介して前記回転ホイールを
回転させ、前記作業物質を前記磁場内および磁場
外に交互に位置させる回転駆動源と、前記作業物
質が前記磁場内に位置しているときに上記作業物
質で発生した熱を除去する手段とを備えてなる磁
気冷凍装置において、前記回転軸に、この回転軸
の軸方向の伸縮を吸収するカツプリングが介挿さ
れてなることを特徴とする磁気冷凍装置。 2 前記カツプリングは、セレーシヨン軸カツプ
リングで構成されてなることを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載の磁気冷凍装置。 3 前記セレーシヨン軸カツプリングは、少なく
とも噛合部が断熱材で形成されてなることを特徴
とする特許請求の範囲第2項記載の磁気冷凍装
置。 4 前記カツプリングは、軸心線方向に伸縮自在
なベローズで構成されてなることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の磁気冷凍装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26770984A JPS61147063A (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 | 磁気冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26770984A JPS61147063A (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 | 磁気冷凍装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61147063A JPS61147063A (ja) | 1986-07-04 |
JPH0332711B2 true JPH0332711B2 (ja) | 1991-05-14 |
Family
ID=17448455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26770984A Granted JPS61147063A (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 | 磁気冷凍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61147063A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5724603B2 (ja) * | 2011-05-11 | 2015-05-27 | 株式会社デンソー | 磁気冷凍システム及び該磁気冷凍システムを用いた空気調和装置 |
-
1984
- 1984-12-19 JP JP26770984A patent/JPS61147063A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61147063A (ja) | 1986-07-04 |
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