JPH0332523Y2 - - Google Patents

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JPH0332523Y2
JPH0332523Y2 JP12277984U JP12277984U JPH0332523Y2 JP H0332523 Y2 JPH0332523 Y2 JP H0332523Y2 JP 12277984 U JP12277984 U JP 12277984U JP 12277984 U JP12277984 U JP 12277984U JP H0332523 Y2 JPH0332523 Y2 JP H0332523Y2
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JP
Japan
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processing liquid
tank body
processing
zinc phosphate
side wall
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JP12277984U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、塗装ラインにおいて被塗装物の下
地処理を行なうリン酸亜鉛処理装置に関するもの
である。
従来の技術 第1図は従来のリン酸亜鉛処理装置を示す。
処理槽本体1には処理液2が貯えられ、その上
方に設けられたコンベア3によつて被処理物4が
処理液2に浸漬されるようにして搬送される。
処理槽本体1内には熱交換器5が配設され、そ
の熱交換器5によつて処理槽本体1内の処理液2
が加熱される。またそのように熱交換器5を処理
槽本体1内に配設することによつて装置全体のコ
ンパクト化が図られている。
また、処理槽本体1の一端の側壁1aには処理
液排出口6が設けられ、他端の側壁1bには処理
液供給口7が設けられている。その処理液排出口
6と供給口7とはパイプ8によつて連結され、そ
のパイプ8経路にはポンプPが配設されている。
そのポンプPを駆動することによつて処理液がパ
イプ8を通つて循環し、処理槽本体1内の処理液
2の撹拌が行なわれる。
さらに、処理槽本体1の一側上方には薬剤補給
管9が配設され、その薬剤補給管9から処理槽本
体1内の処理液2中に所要の薬剤が直接投入され
る。
考案が解決しようとする問題点 しかし、以上の従来のリン酸亜鉛処理装置には
次のような問題があつた。
従来の装置では熱交換器5の熱源の温度を高く
して短時間で処理液2の加熱・昇温を行なおうと
すると、その加熱速度に対し処理液の撹拌量が不
充分となり、熱交換器5の近傍の処理液温度が過
剰に高くなる。その結果、薬剤補給管9から加え
られる薬剤が分解して多量のスラツジが発生して
しまう。
また、以上の従来のリン酸亜鉛処理装置では処
理液の撹拌が未だ十分ではなく、そのため薬剤補
給管9から補給される薬剤の処理液中への分散に
時間がかかり、特に弱アルカリ性である反応促進
剤が処理液中に均一に分散する前に酸性である処
理液と反応してスラツジが発生してしまうという
問題があつた。
以上のような問題への対策としては、熱交換や
薬剤の補給を処理槽の外で行なう方法がある。し
かし、その方法では装置をコンパクト化するとい
う要請と逆行することになる。また、処理液を循
環させるためのポンプの能力を増強する方法や、
処理液を循環させるための処理液排出口6と供給
口7との配置を工夫する方法も考えられる。しか
し、それ等の方法では前述の問題を解決できる程
には処理液の撹拌効果が向上しないという問題が
ある。
この考案は、以上の従来の事情に鑑みてなされ
たものであつて、処理液の撹拌不足を補い、処理
液の撹拌不足に起因するスラツジの発生を防止す
ることがでるリン酸亜鉛処理装置を提供すること
を目的とするものである。
問題点を解決するための手段 すなわちこの考案のリン酸亜鉛処理装置は、一
端に処理液供給口を有し、他端に処理液排出口を
有する槽本体と、その槽本体の処理液排出口から
前記処理液供給口に処理液を循環させる管路とを
有し、槽本体内処理液中に熱交換器を配設してな
るリン酸亜鉛処理装置において、前記処理液供給
口および処理液排出口の各々に対向して槽本体内
に一対の整流板が設けられ、その一対の整流板の
うち処理液供給口に対向して設けられた整流板と
槽本体一端側壁とで囲まれた領域および/または
処理液排出口に対向して設けられた整流板と槽本
体他端側壁とで囲まれた領域に前記熱交換器が配
設されることを特徴とするものである。
作 用 したがつて、以上のこの考案のリン酸亜鉛処理
装置によれば、槽本体内から処理液排出口を介し
てパイプ内に流入し、処理液供給口を介して再度
槽本体内に流入して循環する処理液が槽本体内に
おいても、槽本体内に配設された一対の整流板に
沿つた流れを形成する。その結果処理液の撹拌効
果が増大し、その処理液が整流板に沿つて流れる
部分に熱交換器が配設されているため、熱交換器
によつて処理液に急熱を加えても、熱交換器近傍
の処理液が迅速に拡散し、処理液の部分的な過熱
は生じない。
実施例 以下にこの考案の一実施例のリン酸亜鉛処理装
置を第2図および第3図を参照して説明する。
尚、第2図および第3図に示す実施例のリン酸亜
鉛処理装置において、前述の第1図に示すリン酸
亜鉛処理装置と同一の部分は同一の符号を記して
説明を省略する。
第1図および第2図に示すリン酸亜鉛処理装置
において、槽本体1内には処理液排出口6と処理
液供給口7に対向する位置に整流板10aと整流
板10bとが配設されている。その整流板10a
は槽本体1の一端の側壁1aと対向するように側
壁11から槽本体内側に延出し、その側壁11と
対向する他の側壁12との間に所要の間隙を空け
て設けられている。また、整流板10bは槽本体
他端1bと対向するように側壁12から槽本体1
内側に延出し、側壁11との間に所要の間隔を空
けて設けられている。
上記整流板10aと処理液排出口6とが設けら
れた側壁1aとによつて区切られた槽本体1内の
領域14および、上記整流板10bと処理液供給
口7が設けられた側壁1bとによつて区切られた
領域16には、整流板10aと側壁1aおよび整
流板10bと側壁1bに沿うようにして熱交換器
5が、各領域において上下方向に4体並列して設
けられている。
また、領域14および領域16のうちの一方の
領域14の上方には、薬剤補給管9が配設され、
処理液に添加する薬剤はその薬剤補給管9から領
域14に添加される。
さらに、側壁11および側壁1aと整流板10
aとには領域14側の表面にじやま板17が植設
され、一方側壁1bと整流板10bとには領域1
6側の表面にじやま板18が植設されている。
したがつて、以上の実施例のリン酸亜鉛処理装
置によれば、パイプ8を通じて循環する処理液
は、槽本体1内においては供給口7、領域16、
領域14、排出口6という順序で流れを形成し、
整流板10aおよび10bを設けない場合に比
し、処理液全体が淀みなく流れる状態となる。ま
た、領域14と領域16とには、じやま板17お
よびじやま板18が存在し、その結果領域14と
領域16とにおいて処理液は層流ではなく乱流を
形成し、よく撹拌された処理液が迅速に槽本体1
内全域に分散されることになる。
そのため、以上の実施例のリン酸亜鉛処理装置
によれば熱交換器5によつて処理液を急加熱する
場合でも、加熱された処理液が迅速に拡散して、
処理液過熱によるスラツジの発生はない。また、
薬剤補給管9から補給される薬剤も迅速に拡散す
るため、薬剤の拡散の遅滞に起因するスラツジの
発生もない。
考案の効果 以上のようにこの考案のリン酸亜鉛処理装置に
よれば、槽本体内に整流板を配設することによつ
て槽本体内に配設された熱交換器近傍の処理液が
淀みなく絶えず流れるようにして、処理液の撹拌
効果を大きくしたことによつて、処理液急熱時や
薬剤補給時の処理液撹拌不足に起因するスラツジ
の発生を防止することができる。したがつて、こ
の考案のリン酸亜鉛処理装置は、装置仕様がコン
パクトでしかも効率が極めて優れているという利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のリン酸亜鉛処理装置の模式図、
第2図はこの考案の一実施例のリン酸亜鉛処理装
置の縦断面図、第3図は第2図に示すリン酸亜鉛
処理装置の部分平面図である。 1……槽本体、2……処理液、5……熱交換
器、6……処理液排出口、7……処理液供給口、
8……パイプ、10a,10b……整流板、1
7,18……じやま板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一端に処理液供給口を有し、他端に処理液排出
    口を有する槽本体と、その槽本体の処理液排出口
    から前記処理液供給口に処理液を循環させる管路
    と槽本体に配設された熱交換器とを有するリン酸
    亜鉛処理装置において、前記処理液供給口および
    処理液排出口の各々に対向して槽本体内に一対の
    整流板が設けられ、その一対の整流板のうち処理
    液供給口に対向して設けられた整流板と槽本体一
    端側壁とで囲まれた領域および/または処理液排
    出口に対向して設けられた整流板と槽本体他端側
    壁とで囲まれた領域に前記熱交換器が配設される
    ことを特徴とするリン酸亜鉛処理装置。
JP12277984U 1984-08-10 1984-08-10 リン酸亜鉛処理装置 Granted JPS6139158U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12277984U JPS6139158U (ja) 1984-08-10 1984-08-10 リン酸亜鉛処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12277984U JPS6139158U (ja) 1984-08-10 1984-08-10 リン酸亜鉛処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6139158U JPS6139158U (ja) 1986-03-12
JPH0332523Y2 true JPH0332523Y2 (ja) 1991-07-10

Family

ID=30681536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12277984U Granted JPS6139158U (ja) 1984-08-10 1984-08-10 リン酸亜鉛処理装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0340251U (ja) * 1989-08-31 1991-04-18
JP5912914B2 (ja) * 2012-06-26 2016-04-27 新光電気工業株式会社 処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6139158U (ja) 1986-03-12

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