JPH0331902A - 制御装置 - Google Patents

制御装置

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JPH0331902A
JPH0331902A JP16624589A JP16624589A JPH0331902A JP H0331902 A JPH0331902 A JP H0331902A JP 16624589 A JP16624589 A JP 16624589A JP 16624589 A JP16624589 A JP 16624589A JP H0331902 A JPH0331902 A JP H0331902A
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JP
Japan
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actuator
vehicle speed
model
control
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP16624589A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Tsujii
辻井 正雄
Hitoshi Takeuchi
均 竹内
Yukifumi Oda
享史 小田
Katsuhiro Oba
大羽 勝広
Yutaka Ninoyu
二之夕 裕
Tsutomu Natsume
勉 夏目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0331902A publication Critical patent/JPH0331902A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、制御対象が所望の状態となるように制御対象
の状態を調節するアクチュエータを制御する制御装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の装置としては例えば車両用定速走行制御
装置において定速走行制御の応答性および追従性を向上
させるために、予め制御系に関するモデルを同定し、そ
のモデルに基づいて状態観測器と最適フィードバックゲ
インを設定しておき、制御入力量(例えばスロットルバ
ルブ駆動電流)と制御出力量(例えば実車速)とに応じ
て状態観測器により状態制御量を求め、この状態制御量
と最適フィードバックゲインとにより制御入力量を決定
し車速を制御する車両用定速走行制御装置が提案されて
いる。(例えば、特開昭62−85733号、特開昭6
2−241737号、特開昭63−64833号の各公
報) 〔発明が解決しようとする課題〕 ところが、前述のような制御装置において、設計時に予
め制御系に関するモデルを同定しておく必要がある。ま
た車両用定速走行用の制御装置においては、制御系に関
するモデルは各車種により異なっており、各車種毎にモ
デルの同定を行う必要がありそのため多大の労力1時間
が費やされるという問題点があった。
さらに、制御系の特性変化が大きい場合には、特性変化
の影響を十分に抑えることができなくなったり、制御対
象の経年変化等により制御系の特性が変化しモデルにず
れが生じたような場合においては適切な制御が行えなく
なるという問題点もある。
ところで、船舶用のオートパイロット等の制御装置にお
いて、モデルをオンラインで同定し、このモデルを用い
て前述のような制御を行う装置がある。
ここで、高精度の制御を実現するためには高次数のモデ
ルを同定することが必要である。しかし前述のようなモ
デルをオンラインで同定するような装置においては、高
次数のモデルをオンラインで同定するのに時間がかかり
すぎるため、例えば車両等の制御周期の短い制御対象に
は適用ができないという問題点があった。
本発明は、前述のような問題点を解決するためになされ
たものであって、その目的とするところは高精度な制御
装置であって、しかも制御周期の短い制御対象にも適用
可能な制御装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本発明は第1図に示すように、制御対象の状態を
検出する状態検出手段と、 前記制御対象の状態を調節
するアクチュエータと、このアクチュエータの動作状態
を検出するアクチュエータ動作検出手段と、 前記制御対象の状態と前記アクチュエータの動作状態と
に基づいてアクチュエータ制御量を決め、この決められ
たアクチュエータ制御量に応じたアクチュエータ制御信
号を出力するアクチュエータ制御信号出力手段と を有する制御装置であって、 前記アクチュエータ制御信号出力手段は、前記制御対象
のうち、特性変化の大きい系についてのモデルをオンラ
インで同定する第1の同定手段と、 前記制御対象のうち、特性変化の小さい系についてのモ
デルをオンラインで同定する第2の同定手段と、 前記特性変化の大きい系についてのモデルと前記特性変
化の小さい系についてのモデルとを用いて、前記制御対
象が所望の状態となるように前記アクチュエータ制御量
を演算するアクチュエータ制御量IM演算手段とを備え
る制御装置をその要旨としている。
また、前記アクチュエータ制御量演算手段は、前記第1
の同定手段によりオンラインで同定されたモデルに基づ
いて求まった伝達関数を前記特性変化の大きい系におけ
る伝達関数の真値とみなし、特性変化の大きい系の制御
パラメータをオンラインで設定する第1の設定手段と、 前記第2の同定手段によりオンラインで同定されたモデ
ルに基づいて求まった伝達関数を前記特性変化の小さい
系における伝達関数の真値とみなし特性変化の小さい系
のwi御パラメータをオンラインで設定する第2の設定
手段と、 前記特性変化の大きい系の制御パラメータと前記特性変
化の小さい系の制御パラメータとを用いて前記アクチュ
エータ制御量を決定するアクチュエータ制御量決定手段
とを備えている。
そして、前記第1の同定手段は、 所定時間毎に前記特性変化の大きい系についてのモデル
をオンラインで同定するようにしている。
さらに、前記第2の同定手段は、 前記特性変化の小さい系についてのモデルが同定済か否
かを検出する第1のモデル同定検出手段と、 この第1のモデル同定検出手段により前記特性変化の小
さい系についてのモデルが未同定と検出されると、前記
アクチュエータが所望の動作状態となるまで動作状態を
所定量づつ変化させるように前記アクチュエータ制御信
号を出力する第1のオープン制御手段と、 この第1のオープン制御手段により制御されている間前
記特性変化の小さい系に対する制御人出力量に応じて前
記特性変化の小さい系についてのモデルをオンラインで
同定する第1の初期同定手段とを備えるようにしている
また、前記第2の同定手段は、 オンラインで同定した前記特性変化の小さい系について
のモデルに基づいて求まった伝達関数にずれが生じたこ
とを検出する第1のずれ検出手段と、 この第1のずれ検出手段によりずれが生じたことが検出
されると、ずれがなくなるまで前記特性変化の小さい系
についてのモデルをオンラインで同定する第1の再同定
手段とを備えるようにすれば好ましい。
そして、前記アクチュエータ制御信号出力手段は、 前記第1の同定手段により同定される前記特性変化の大
きい系についてのモデルと前記第2の同定手段により同
定される前記特性変化の小さい系についてのモデルとの
少なくとも一方を記憶し、前記制御対象が停止後も記憶
内容を保持する第1の同定モデル記憶手段を備えるよう
にすれば好ましい。
また、前記アクチュエータ制御信号出力手段は、前記第
1の設定手段により設定される前記特性変化の大きい系
の制御パラメータとの少なくとも一方を記憶し、前記制
御対象が停止後も記憶内容を保持する第1の制御パラメ
ータ記憶手段を備えるようにしても良い。
また本発明は車両の車速を検出する車速検出手段と、 目標車速を設定する目標車速設定手段と、前記車速を調
節するために前記車両に備えられた車速調節アクチュエ
ータと、 この車速調節アクチュエータの動作状態を検出する車速
調節アクチュエータ動作検出手段と、前記車速と前記目
標車速とに基づいて車速[ffアクチュエータ制御量を
決め、この決められた車速調節アクチュエータ制御量に
応した車速調節アクチュエータ制御信号を出力する車速
調節アクチュエータ制御信号出力手段と を有する車両用定速走行用の制御装置であって、前記車
速調節アクチュエータ制御信号出力手段は、 前記車速と前記車速調節アクチュエータの動作状態とに
より車両系のモデルをオンラインで同定する車両系の同
定手段と、 前記車速調節アクチュエータ制御量と前記車速11節ア
クチュエータの動作状態とによりアクチュエータ系のモ
デルをオンラインで同定するアクチュエータ系の同定手
段と、 前記車両系のモデルと前記アクチュエータ系のモデルと
を用いて前記車速か前記目標車速に一致するように前記
車速調節アクチュエータ系′8mを演算する車速調節ア
クチュエータ制御量演算手段とを備える車両用定速走行
用の制御装置としても良い。
そして、前記車速iJJ節アクチュエータ制御量演算手
段、 前記アクチュエータ系のモデルを用いて前記車速と前記
目標車速とに応じて前記車速調節アクチュエータの目標
動作状態を決定する目標動作状態決定手段と、 前記車両系のモデルを用いて前記車速調節アクチュエー
タの動作状態と前記車速tNN節アクチュエータ系標動
作状態とに応じて前記車速調節アクチュエータ制御量を
決定する車速調節アクチュエータ系′4′B量決定手段
とを備えている。
さらに、前記車速調節アクチュエータ制御量設定手段は
、 前記車両系の同定手段によりオンラインで同定された車
両系のモデルに基づいて求まった伝達関数をモデル対象
である車両系における伝達関数の真値とみなし前記車速
調節アクチュエータ制御量を決定する車両系制御パラメ
ータをオンラインで設定する車両系制御パラメータ設定
手段を備えるようにすると好ましい。
また、前記目標動作状態決定手段は、 前記アクチュエータ系の同定手段によりオンラインで同
定されたアクチュエータ系のモデルに基づいて求まった
伝達関数をモデル対象であるアクチュエータ系における
伝達関数の真値とみなして前記車速調節アクチュエータ
の目標動作状態を決定するアクチュエータ系制御パラメ
ータをオンラインで設定するアクチュエータ系制御パラ
メータ設定手段を備えるようにすると好ましい。
さらに、前記車両系の同定手段は、 所定時間毎に車両系のモデルをオンラインで同定するよ
うにすると好ましい。
そして、前記アクチュエータ系の同定手段は、前記アク
チュエータ系のモデルが同定法か否かを検出する第2の
モデル同定検出手段と、この第2のモデル同定検出手段
により前記アクチュエータ系のモデルが未同定と検出さ
れると、前記目標車速に応じて前記車速調節アクチュエ
ー夕の目標動作状態を設定し、前記車速調節アクチュエ
ータの動作状態が前記車速tN fiffiffiff
iffiffiffiffiffiffiffiffi
ffiffiffiffiffアクチュエータ動作状態
速3j1節アクチュエータ制御信号を出力する第2のオ
ープン制御手段と、 この第2のオープン制御手段により制御されている時の
前記車速調節アクチュエータ系itと前記車速!1!#
1!#アクチュエータ系動とにより前記アクチュエータ
系のモデルをオンラインで同定する第2の初期同定手段
とを備えるようにすると好ましい。
さらに、前記アクチュエータ系の同定手段は、オンライ
ンで同定した前記アクチュエータ系のモデルに基づいて
求められた伝達関数にずれが生じたことを検出する第2
のずれ検出手段と、この第2のずれ検出手段により前記
アクチュエータ系のモデルに基づいて求められた伝達関
数にずれが生じたことが検出されると、ずれがなくなる
まで前記アクチュエータ系のモデルをオンラインで同定
する第2の再同定手段とを備えるようにすると好ましい
そして、前記第2のずれ検出手段は、 所定時間内における前記動作状態の最大値と最小値との
偏差が所定値以上の時、ずれが生じたと判断する第1の
判断手段と、 所定時間内における前記目標動作状態と前記動作状態と
の偏差の絶対値の積分値が所定値以上の時ずれが生じた
と判断する第2の判断手段と、前記目標動作状態と前記
動作状態との正の偏差と負の偏差との少なくとも一方が
所定値以上の時ずれが生じたと判断する第3の判断手段
との少なくとも1つを備えるようにしても良い。
また、前記車速調節アクチュエータ制御量演算手段にお
いて、 前記目標動作状態決定手段における処理周期は前記車速
調節アクチュエータ制御量決定手段における処理周期よ
り長く設定されているようにすると好ましい。
そして、前記車速調節アクチュエータ制御信号出力手段
は、 前記車両系の同定手段により同定される前記車両系のモ
デルと前記アクチュエータ系の同定手段により同定され
る前記アクチュエータ系のモデルとの少なくとも一方を
記憶し、前記車両のイグニッションスイッチが開いた状
態においても記憶内容を保持する第2の同定モデル記憶
手段を備えるようにすると好ましい。
また、前記車速調節アクチュエータ制御信号出力手段は
、 前記車両系制御パラメータ設定手段により設定される車
両系制御パラメータと前記アクチュエータ系制御パラメ
ータ設定手段により設定されるアクチュエータ系制御パ
ラメータとの少なくとも一方を記憶し、前記車両のイグ
ニッションスイッチが開いた状態においても、記憶内容
を保持する第2の制御パラメータ記憶手段を備えるよう
にしても良い。
さらに前記第2の同定モデル記憶手段は、前記車両に備
えられている電源から常時定電圧が供給されるよう構成
された読み出し、書き込み可能な記憶手段からなるよう
にすると好ましい。
〔作用〕
第1の同定手段により特性変化の大きい系についてのモ
デルをオンラインで同定するとともに、第2の同定手段
により特性変化の小さい系についてのモデルをオンライ
ンで同定する。そして、アクチュエータ制御量演算手段
で特性変化の大きい系についてのモデルと特性変化の小
さい系についてのモデルとを用いて制御対象が所望の状
態となるようにアクチュエータ動作検出手段により検出
されるアクチュエータの動作状態と状態検出手段により
検出される制御対象の状態とに基づいてアクチュエータ
制御量を決め、この決められたアクチュエータ制御量に
応じたアクチュエータ制御信号を出力する。
また、第1の設定手段により第1の同定手段により同定
されたモデルに基づいて求まった伝達関数を特性変化の
大きい系における伝達関数の真値とみなし特性変化の大
きい系の制御パラメータをオンラインで設定する。また
、第2の設定手段により第2の同定手段により同定され
たモデルに基づいて求まった伝達関数を特性変化の小さ
い系における伝達関数の真値とみなし特性変化の小さい
系の制御パラメータをオンラインで設定する。そして、
アクチュエータ制御量決定手段により特性変化の大きい
系の制御パラメータと特性変化の小さい系の制御パラメ
ータと(明いてアクチュエータ制御量を決定する。
また、第1の同定手段は所定時間毎に特性変化の大きい
系についてのモデルをオンラインで同定する。
そして、第2の同定手段は第1のモデル同定検出手段に
より特性変化の小さい系についてのモデルが未同定と検
出されると、第1のオープン制御手段によりアクチュエ
ータが所望の動作状態となるまで動作状態を所定量づつ
変化させるようにアクチュエータ制御信号を出力する。
ここで、第1の初期同定手段により第1のオープン制御
手段により制御されている時の特性変化の小さい系に対
する制御入出力量に応じて特性変化の小さい系について
のモデルをオンラインで同定する。また、第1のずれ検
出手段により特性変化の小さい系についてのモデルに基
づいて求まった伝達関数のずれが生じたことが検出され
ると、第1の再同定手段によりずれがなくなるまで特性
変化の小さい系についてのモデルをオンラインで同定す
る。
さらに、第1の同定手段により同定される特性変化の大
きい系についてのモデルと第2の同定手段により同定さ
れる特性変化の小さい系についてのモデルとの少なくと
も一方は第1の同定モデル記憶手段に記憶される。この
第1の同定モデル記憶手段は制御対象が停止後も記憶内
容を保持している。
次に請求項8以降に記載の発明ではまず、車両系の同定
手段により車速検出手段で検出される車速と車速!PI
PI節アクチュエータ系作検出手段り検出される車速調
節アクチュエータの動作状態とに基づいて車両系のモデ
ルをオンラインで同定する。また、アクチュエータ系の
同定手段により動作状態と車速調節アクチュエータ制御
量演算手段により演算される車速tAA節アクチュエー
タ制御量に基づいてアクチュエータ系のモデルをオンラ
インで同定する。
そして車速調節アクチュエータ制御量演算手段により、
車両系のモデルとアクチュエータ系のモデルを用いて、
車速と目標車速設定手段により設定される目標車速とに
応じて車速調節アクチュエータ制御量を演算する。
ここで車速調節アクチュエータ制御量演算手段は、目標
動作状態決定手段によりアクチュエータ系のモデルを用
いて車速と目標車速とに応じて車速調節アクチュエータ
の目標動作状態を決定する。
そして、車速調節アクチュエータ制御量決定手段により
車両系のモデルを用いて車速調節アクチュエータの動作
状態と車速1[’ffアクチュエータの目標動作状態と
に応じて車速!JiiilffJiiilffアクチュ
エータ制御 量た、車両系制御パラメータ設定手段により車両系のモ
デルに基づいて求まった伝達関数を車両系における伝達
間数の真値とみなし車速調節アクチュエータ制御量を決
定する車両系制御パラメータをオンラインで設定する。
そして、アクチュエータ系制御パラメータ設定手段によ
りアクチュエータ系のモデルに基づいて求まった伝達関
数をアクチュエータ系における伝達関数の真値とみなし
車速調節アクチュエータの目標動作状態を決定するアク
チュエータ系制御パラメータをオンラインで設定する。
車両系の同定手段により車両系のモデルは所定時間毎に
オンラインで同定される。
そしてアクチュエータ系の同定手段は、第2のモデル同
定検出手段によりアクチュエータ系のモデルが未同定と
検出されると、第2のオープン制御手段により目標車速
に応じて車速調節アクチュエータの目標動作状態を設定
し、車速調節アクチュエータの動作状態が車速調節アク
チュエータの目標動作状態と一致するまで車速調節アク
チュエータの動作状態を所定量づつ変化させるように車
速調節アクチュエータ制御信号を出力する。ここで、第
2の初期同定手段により、第2のオープン制御手段によ
り制御されている時の車速tNN節アクチュエータ制御
量車速調節アクチュエータの動作状態とによりアクチュ
エータ系のモデルをオンラインで同定する。また、第2
のずれ検出手段によりアクチュエータ系のモデルに基づ
いて求められた伝達間数にずれが生じたことが検出され
ると、第2の再同定手段によりずれがなくなるまでアク
チュエータ系のモデルをオンラインで同定する。
ここで第2のずれ検出手段は、車速調節アクチュエータ
のあばれが所定値以上となるとアクチュエータ系のモデ
ルに基づいて求められた伝達関数にずれが生じたことを
検出する。
そして、車両系の同定手段により同定される車両系のモ
デルと前記アクチュエータ系の同定手段により同定され
るアクチュエータ系のモデルとの少なくとも一方は第2
の同定モデル記憶手段に記憶される。この第2の同定モ
デル記憶手段は、車両のイグニッションスイッチが開い
た状態においても記憶内容を保持している。
また、車両系制御パラメータ設定手段により設定される
車両系制御パラメータとアクチュエータ系制御パラメー
タ設定手段により設定されるアクチュエータ系制御パラ
メータとの少なくとも一方は第2の制御パラメータ記憶
手段は車両のイグニッションスイッチが開いた状態にお
いても記憶内容を保持している。
〔実施例〕
以下、本発明を適用した車両用定速走行用の制御装置に
基づいて説明する。
第2図は車両用定速走行用の制御装置についての構成図
である。10は電子制御装置(EC1J)であり、周知
のとおり演算手段としてセントラルブロセッシング・ユ
ニット(CPU)11. 記it手段としてリード・オ
ンリ・メモリ(ROM)12とランダム・アクセス・メ
モリ(RAM)13とバックアツプRAM (Bu−R
AM)14とを備えている。
ここで、CPUI 1.ROM12.RAM13は電源
18により定電圧を供給されている。またBu−RAM
14はバッテリ14より定電圧が供給されており、イグ
ニッションスイッチをオフした状態でも記憶内容は保持
されるようになっている。
さらにECUIOは、アナログ信号をディジタル信号に
変換するアナログ・ディジタル・コンバータ(ADC)
15.入出力手段として入出カポ−) (1/○)16
、そしてこれらを相互に接続しているバス17を備えて
いる。
また、エンジン(図示せず)へ供給する吸気量を調節す
アクチュエータとしてのスロットルバルブ23を定速走
行@御時に開閉駆動するために、モータ19.fi速機
20.クラッチ21.リンク機構22.戻しバネ24が
備えられている。モータ19はECUIOからのスロッ
トルバルブ23制御信号Uに応じて回転する。そして、
モータ19の回転を減速機20にて減速してトルクを上
げて、クラッチ21.リンク機構22を介してスロット
ルバルブ23を開閉する。戻しバネ24はクラッチ21
が切られた時にスロットルバルブ23を全閉位置へ戻す
ようにリンク機構22に力を加えている。
アクチュエータ動作検出手段としてのアクチュエータ間
度センサ25は、減速機20に接続されており、減速機
20のギア位置acpよりスロットルバルブ23の開度
θを検出することができる。
第3図に減速機20のギア位置acpとスロットル開度
θとの対応図を示す、第3図より明らかなようにacp
−”2(deg)の時、θ=O(deg)となっている
、これは減速機20のギア位置acpが全閉位置の時に
は必ずスロットル開度θが全閉位置になるようにして暴
走を防止している。また、3(p=45 (deg)の
時、θ= 85 (deg)となっている、これは減速
機20のギア位置acpが全開位置の時でも、スロット
ル間度θは全開位置にならないようにしてスロットルバ
ルブ23のストッパーの損傷を防止している。そして、
スロットル開度θは次式より算出できる。
また、状態検出手段としての車速センサ26は、従動輪
27の回転より車両の車速を検出する。
さらに、指令装置28は周知のとおりメインスイッチ、
セットスイッチ、リジュームスイッチ。
キャンセルスイッチ等が設えられており、ECUloへ
設定信号、解除信号を出力する。
本実施例におけるオンライン同定には、逐次形最小2乗
法を採用した。逐次形最小2乗法によるオンライン同定
法に関しては、例えば高橋安人著「ディジタル制?11
」 (1985年)岩波書店等に詳しいが、ここでは1
通りの見通しを与えることにする。
そこで、アクチュエータ系のモデルのオンライン同定を
例として説明する。アクチュエータ系の制御はマイクロ
コンピュータによるディジタル制御+a+ Z −’ 
+ ”’ 十a n−+  Z−’◆’+a、l z本
実節例ではn−1として次のような一次パルス伝達関数
G a (z)として表現する。二次以上の場合も同様
に行なえる。
U(z)      1+az刊 ただし、z −1ではエサンプリング時間の時間おくれ
を表わす演算子である。
アクチュエータ系のモデルのオンライン同定とは上式に
おける係数aおよびbの値を推定することである。
そこで、係数aおよびbを次のようなベクトルの形でお
く。
F’=(−a、b) また、制御入出力量を次のようなベクトルの形でおく。
X” (j) = (θ(j−1)、  u (j−1
))ただし、添字Tは転置行列を表わす。
以上のように表わすと、Fの推定値F′は次式に示すよ
うな漸化式で与えられる。
F’  (k+1)−F’ (k> +G (k+1)
・(θ(k+1)−θ’  (k+1))(1) ・・・・・・ (2) θ’  (k+1)=XT(k+1)・F’(k)  
 ・・・・・・ (3)ここで、Wは正の重みであり、
また、D、H(2)は次式で与えられる。
D= 1 +XT(k+1)     H(k)X  
(k+1)・・・・・・ (4) X (k+1)=     (J−G (k+I)X’
 (k+1)] I((k)・・・・・・ (5) ただし、Jは単位行列を表わす。
したがって、第(1)弐により係数およびa、bを推定
することができる。
以上のオンライン同定を第4図に示すフローチャートに
基づいて説明する。
まずステップ30(ステップ31〜ステツプ34)で初
期設定を行う。ステップ31にて重みWと同定を開始す
る刻みNを設定する。例えば本実施例ではW=1.N=
5とした。続くステップ32で1((N)、 F ’ 
(N)を初期化する。例えば本実施例ではH(N)、F
’ (N)の初期値を次式のように設定した。
H(0)=CXJ F’ (0) =Z ここで、Cは正のスカラー量、Zは零行列を表わす。
次にステップ33にて人出力データよりX”  (N÷
1)=(θ(N)、U(N) )を作成する。続くステ
ップ34で、サンプリング回数を表わす変数kに同定を
開始する刻みNを代入する。以上で初期設定を終了する
次にステップ35にて第(4)式によりDを算出し、第
(2)式によりG (k+1)を算出する。続くステッ
プ36にて第(3)式によりθ’  (k+1)を算出
し、そしてステップ37にて最新の制御入出力量u (
k+1)。
θ(k+1)を取り込む。
そこで、ステップ38にて第(1)式によりF’  (
k+1)を算出し、係数aおよびbを求める。
さらにステップ39にて第(5)式によりH(k+1)
を算出し、ステップ40にてX’、 (k+2)を作威
しステップ41にて変数kに1を加算して処理を終了す
る。
そして所望の係数aおよびbが得られるまで、上述のス
テップ35〜ステツプ41の処理を繰り返す。
また、車両系のモデルに関しても次のようなパルス伝達
関数G (z)で表わせる。
本実施例ではn=1として次のような一次パルス伝達関
数Gv (z)として表現する。二次以上の場合も同様
に行なえる。
・・・・・・ (6) したがって、前述のアクチュエータ系のモデルのオンラ
イン同定と同様にして、係数lおよびmを推定すること
ができる。同定されたアクチュエータ系のモデルに基づ
くスロットルバルブ23の制御はデッドビート制御(有
限整定時間応答)で行なう。デッドビート制御に関して
は例えば、Berjamin C,Kure著、吉田勝
久、中野道雄監訳「ディジタル制御システムJ  (1
984年)ホルト・サランダース・ジャパン等に詳しい
が、ここでは実際の構成の手法について−通りの見通し
を与える。
第5図にスロットルサーボのブロック図を示す。
ここでθ1(z)は目標スロットル開度、θ(2)はス
ロットル開度、E(z)  (=θ′″(z)−θ(2
))はスロットル開度の偏差である。また、ブロック4
5のD (z)はここで、これから設計しようとするコ
ントローラとしての補償要素のパルス伝達関数であり、
ブロック46のG a (z)は同定されたアクチュエ
ータ系のパルス伝達関数である。
本実施例では目標スロットル開度θ0(z)は単位ステ
ップ入力として設計する。目標スロットル開度θ”(z
)が、それ以外の場合に関しても、単位ステップ信号に
分解することにより同様に扱える。
目標スロットル開度θ4(z)は、単位ステップ信号で
あるから次式のような伝達関数で表わされる θ”  (Z)  =               
  ・・・・・・ (7)−z また定常偏差Esは次式のように表わされる。
2→1z ・・・・・・ (8) ここで、W(z)はスロットルサーボのパルス伝達関数
である。
第(2)、 (3)式より、定常偏差Esは次のように
なる。
=W(1)−1 したがって、定常偏差Esが0になるためには、以下の
関係が成立する必要がある。
W(1)−1= O W (z)が上式の開度を満足するためには、W(z)
−1がz−1の因子を持てば良い。さらに、スロットル
サーボが有限時間応答するためには、スロットルサーボ
のパルス伝達関数W(z)は、z −1に関して有限次
数の多項式でなければならない。そこで、W(z)を次
式のようにおく。
W(Z)=z−’            ・・・・・
・ (9)これにより必要な条件は満たされる。上はl
サンプリング時間で、目標スロットル開度θ0(z)に
スロットル開度が一致することを表わす。
このパルス伝達関数W (z)を実現する補償要素のパ
ルス伝達関数D (z)は次式より得られる。
Ga(z)      1−z−’ 1+ai’ リ、 上式に代入して、 D (z) は以下のようになる。
Z+a b  (1−z−’)    b  (1−z−’)上
式をディジタルコンピュータ等で実現出来ルより具体的
な関係を求める。
両辺にb(1−z−Jをかけて b (1−z−’) Y(z) = (1+a上式を書
き換えると、 b i y (k) −y (k−1)= e (k) ) 1) E (z) + a e (k−1) という式を得る。
ここで、y (k)は補償要素の出力値、y (k−1
)は補償要素の前回の出力値、e (k)はスロットル
開度偏差値、e (k−1)はスロットル開度偏差の前
回(直である。
以上の処理を行なうことにより、アクチュエータ系はデ
ッドビート制御を実現することが出来る。
つまり、目標スロットル開度θ8にスロットル開度θが
追従するスロットルサーボが構成できる。
次に車速サーボの構成について述べる。車速サーボには
、#数時間系の積分器を付加した状態フィードバック制
御を採用する。離散時間系の積分器を付加した状態フィ
ードバック制御に関しては例えば、高橋安人著「ディジ
タル制flj (1985年)前渡書店等に詳しいが、
ここでは実際の構成の手法について−通りの見通しを与
える。
第6図に車速サーボのブロック図を示す、コントローラ
として積分器とフィードバックゲインに0およびに、を
備える。ブロック50は速度偏差を積分する積分器、ブ
ロック51はブロック50の積分器の出力に乗算するフ
ィードバックゲイン、ブロック52は前述のスロットル
サーボの伝達関数、ブロック53は車両系のモデルに基
づいて求められた伝達間数である。また、ブロック54
は車速s p d (z)に乗算するフィードバックゲ
インである。ここでspd”(z)は目標車速である。
ブロック50の積分器はパルス伝達関数表示で次式のよ
うに表わせる。
ま ただし、この車速サーボの処理周期はスロットルサーボ
の処理周期より大きな値である。例えば本実施例ではス
ロットルサーボの処理周期は5+m5ec+車速サーボ
の処理周期は160m5ecである。
ブロック52のスロットルサーボのパルス伝達関数は第
(9)式のように表わされていたが、この弐においては
スロットルサーボの処理時間に関してであり、車速サー
ボの処理時間に関しては十分に目!j!値に追従してい
ると考えられるため、スロットルサーボのパルス伝達関
数は次式で近似できる。
W(z)=1 以上により第6図をまとめると第7図のようになる。
フィードバックゲインに0およびに、を車両系のモデル
から求める方法としては評価関数による方法と極配置に
よる方法とがあるが、本実施例では極配置法により制御
実行中のフィードバックゲインに0およびKIを求める
。また、フィードバックゲインKo、に+の初期値は評
価関数により求める。この時のフィードバックゲインK
o、に+ を特に最適レギュレータゲインと呼び、その
フィードパバックシステムを最適レギュレータ系と呼ぶ
目標車速spd”(z)から車速s p d (z)へ
の車速サーボのパルス伝達間数G f (z)は次のよ
うになる。
mK、z z’  +  (42−1+n+ (Ko  KI) 
 l   ffi+mK+よって、車速サーボの特性方
程式は次のようになる。
z” = (f−1+51(Ka−に+) )  z−
4!+mK、=0すなわち、 Z2+α、  z+α、 −0 ただし、 α、 =11+m (KOに+) αz =  j! +mに1 よって、フィードバックゲインK O、K I は次の
ように求まる。
1+α、十α2 に、=               ・・・・・・ 
00)l+α!          ・・・・・・ (
11)K、= ここで、lとmは車両系の伝達関数における係数である
よって、定数α1.α2が決まれば、フィードバックゲ
インに0およびに、が求まる。
ここで、定数α1.α2の導出について説明する。極配
置法とは制御系が好ましい挙動をするときの固有値を指
定して、制御系を設計する方法である。ここで固有値と
は特性方程式の根のことであるので、根と定数α1.α
2の関係が求まれば第00)、 00式によりフィード
バックゲインに0およびに、が求まる。
本実施例では、車速サーボの特性方程式が2次式である
ので、根の指定は次の2通りが考えられる。
(1)1組の共役複素根の場合 z=p+q J ただし、Pとqは制御仕様により決める値である。また
、j (=1:ゴゴは虚数を表わす。
よって、車速サーボの特性方程式は次のようになる。
(z−p−q j)  (z−p+q j) =0変形
して、 z” −2p z+ (P” +q” )=0よって、
α+=2p α、=p” +9g (2)2実根の場合 z=r、  、  rz ただし、rlとr2は制御仕様により決める値である。
よって、車速サーボの特性方程式は次のようになる。
(z  rl )  (z  r−)=0よって、α、
=j、j。
αz=r+rz となる。
次に車速サーボにおける本実施例の根の指定について説
明する。
制御はマイクロコンピュータで実行するので、離散値系
システムであるが、本実施例では連続系システムで好ま
しい挙動をするときの根を求め、それを離散化して、離
散系システムでの根を求めるようにしている。
連続系において制御系が好ましい挙動をする根の範囲は
第8図の斜線部で一般に表わせる。根の虚数部が大きい
程、連応性(どの程度出力が速やかに目標値に向かって
立ち上がるかを示す)が増加するが、オーバーシュート
量も増加する。
また、次式で表わされる根の虚数部と実数部の比を減衰
係数と言うが、この値が大きいほど相対安定性つまり減
衰性が良くなる。
根の実数部 減衰係数ζ− 根の虚数部 この減衰係数ζはまた根の虚数軸からの角度δにより次
式でも表わせる。
ζ千sinδ −mのサーボ系ではこの減衰係数ζは0.6から0.8
程度が良いとされているが、車両用定速走行制御装置に
おいては、オーバーシュートなく速やかに応答すること
が要求されているので、この減衰係数ζは1に近い値と
する。
ここで3つの根の選び方を示す。第9図に示すように(
a)は2実11−0,4.−0,6、(b) は共役B
z数−0,6±jO12、(C)も共役複素数で−0,
6±j1.8である。
第10図は目標車速が5(11as/hから60h/h
ステツプ的に増加した時の応答を、上記の各々の根につ
いて示したものである。
(a)は減衰性が大きいが、連応性が小さく速度の立ち
上がりが遅い、(C)は連応性は大きいので速度の立ち
上がりは速いが、大きなオーバーシュートが発生する。
 (b)は速度の立ち上がりも(a)より速く、(C)
のようにオーバーシュートも発生していない。
本実施例では、(b)の応答を目標とする。(b) −
0,6±j 0.2は、連続値系システムの根であるか
ら次式により離散値系システムの根を求める。
連続値系の根をS−σ+jωとすると、離散値系の根2
は次のようになる。
z−e T S L ’ ” 3 W += edTc
os ωT+ j eσ”stnωTここでTは処理時
間を表わす。
T=0.16 (sec ) 、  ミニ−0,6,ω
=±1.8を上式に代入して、具体的数値を求めると以
下のようになる。
Z= e−0,610,1A cos  (±1.8X
0.16)+je−0,6AO,Ilk sin  (
±1.8 X 0.16 )−〇、90B±j 0.0
29 したがって本実施例では、 α、−−1,816 α2=−0,825 とした。
次に予め設計時に設定される車速サーボの初期値、つま
り前述のフィードバックゲインに0およびに、の初期値
の設定について説明する。ここで、この初期値はどのよ
うな車種においても不具合を生じないような平均的な値
を設定する。
例えば本実施例では、初期値を求めるための車両系のモ
デルG v (s)を第11図に示すようにスロツトル
開度θと出力である車速spdとから最小2乗法を用い
て求めた。
この方法により求めた連続時間系の車両系のモデルG 
v (s)は次式のように表わされる。
上式をもとに、評価関数を解いて積分型最適レギュレー
タ系を設計し、その時の最適レギュレータゲインを車速
サーボの初期値として使用する。
こうした積分型最適レギュレータの設計方法に関しては
、例えば古田勝久ほか著「メカニカルシステム制御J 
 (1984年)オーム社等に詳しいが、ここでは−通
りの見直しを与えることにする。
連続時間系の積分型最適レギュレータのブロック図を第
12図に示す。ブロック60は車両系のモデルGv(s
)、ブロック61は積分器、ブロック62はこれから求
める最適レギュレータゲインEである。errは車速s
pdと目標車速spd“との偏差、1errは偏差er
rを積分した偏差積分、θはスロットル開度である。
次に第13図に示すフローチャートにより説明する。
まずステップ70において、第11図に示すような方法
により連続時間系についての車両系のモデルG v (
s)を求める。ステップ71で下記の連続時間系の状態
方程式に変換する。
とする。なお、3pd、 1errは各々spd、 1
errの時間微分を表わす。
次にステップ72において、重みQ、  Rを適当に決
めて下式の連続時間系のりカンチ方程式を解く。
A’ PfPA+Q−P13R−’BTP=O・・・(
13)ここで、R−1はRの逆行列を表わす。
さて、第09式のPがリカッチ方程式の正定対称解であ
り、第09式を解法することにより求まる。
そして、そのPを下式に代入することにより最適レギュ
レータゲインEが求まる。
E=R−’BP ステップ73において、求めた最適レギュレータゲイン
Eによりシュミレーションを行なう。そしてステップ7
4において目標とする応答と比較し、ステップ75にお
いて条件を満足するか否かを判定し、条件を満足しない
場合は再びステップ72にもどり、重みQ、Rを変えて
ステップ75において条件を満足するまで繰り返す。
本実施例においては、重みQ、  Rを以下のように決
めた。
R= 1.0 このように重みQ、  Rを決めて、リカッチの方程式
を解くと、最適レギュレータゲインEを求めると次のよ
うになる。
E= (3,42−1,00)        ・・・
・・・ (14))第(14))式とシステムの状態方
程式より、目標車速spd”が5(11aI/hから6
(11all/hへ変化した時の車速spdの変化をシ
ュミレーションした結果が第14図(a)である。また
、第14図0))は車両系の適応機構が目標とする車速
サーボの応答を示す。つまり、初期値の応答(a)は適
応機構が目標とする応答(b)よりも、遅い応答である
ように初期値を決める。こうすることにより、制御の開
始からスロットルバルブ23のあばれなく制御可能とな
る。
さて、第13図のステップ75において条件を満足した
場合は、ステップ76で連続時間系をサンプリング時間
T=0.16 (sec 〕で離散時間系の状態方程式
に変換する。
なお、spd 、、1err*、θ1.spd”は各々
に回目のサンプリング時点での車速spd、偏差積分i
 e r r。
スロットル開度θ、目標車速spd“を示す。
ここで、以下のように係数をおく。
そして、ステップ77において第05)式で表わされる
離散時間系のリカッチの方程式を解き、N数時間系の最
適レギュレータゲインEを第(111i)式より求める
。この時の重みQ、 Rは連続時間系と同様にする。
S=Q+U”5U−U”SV (R+VTSV)−’V
”SU・・・・・・ 05) ここでSは第09式を満足する正定対称行列である。
E= (R+V”5V)−’V’SU   ・・・・・
・ 06)第(5)式で求めたSを第06)式に代入す
ると、離散時間系の最適レギュレータゲインEが次のよ
うに求まる。
E−(3,08−0,882) 以上のようにして求めた最適レギュレータゲインEを制
御の初期値として使用する。
この最適レギュレータゲインEを要素に分解すると次の
ようになる。
K、−3,08 に、=−0,882 以上のようにして、車速サーボの初期値を求めることが
できる。
本実施例の作動を第15図に示すフローチャートを用い
て説明する。このフローチャートは、指令装置28のメ
インスイッチがONされると実行される処理である。
ステップ1(11にて車速サーボの制御定数の初期値を
設定する。初期値は前述のようにして求め予めROM1
4に記憶されている。本実施例ではに、 =−0,88
2,K、 =3.08とした。続くステップ102でア
クチュエータ系の同定における初期設定を行い、ステッ
プ1(13で車両系の同定における初期設定を行う。こ
こで、同定における初期設定とは第4図のステップ30
の処理のことである。
続くステップ1(14)によりメインスイッチがONか
OFFかを検出し、OFFの場合は処理を終了する。O
Nの場合はステップ105で指令装置28のセットスイ
ッチとリジュームスイッチとのONかOFFかを検出す
る。両方ともOFFの場合は、ステップ1(14)へ戻
り以上の処理を再度行う。セットスイッチ又はリジュー
ムスイッチがONの場合は、ステップ106で目標車速
spd”を設定する。ここでセットスイッチがONの場
合はセットスイッチがONされた時の実車速spdを目
標車速spd”と設定し、リジュームスイッチがONの
場合は、前回の定速走行制御時に設定された目標車速s
pd”をそのまま今回の定速走行制御における目標車速
spd”と設定する。
続くステップ1(17にて定速走行制御を解除するか否
かを判定する。解除する条件としては、例えばブレーキ
スイッチ、クランクスイッチ、パーキングブレーキスイ
ッチのいずれか1つがONの場合である。上述の解除条
件が成立している場合は、ステップ108にて制御停止
処理(クラッチ21を切り、減速機20のギア位置を全
閉位置へ移動される)を行いステップ1(14)へ戻り
以上の処理を再度行う。
また、解除条件が成立していない場合は、ステップ10
9にてスロットルサーボが構成済みか否かを判定する。
スロットルサーボが構成されていない場合は、ステップ
110にてアクチュエータ系の初期同定を行う、このア
クチュエータ系の初期同定を行なっている間は、オープ
ン制御により定速走行制御を行なう。ステップ110の
処理を第16図に示すフローチャートに基づいて説明す
る。
まず、ステップ2(11において目標車速spd“より
目標スロットル間度θ“を求める。ここで、目標車速s
pd”に対する目標スロットル間度θ゛は第17図に示
すような特性により求める。続くステップ202にて制
御用カウンタKをクリアする。そして、ステップ2(1
3にてスロットルバルブ制御信号Uに初期値Uoを代入
する。次にこのスロットルバルブ制御信号Uをモータ1
9に出力し、第2の同定手段としてのステップ205に
てアクチュエータ系の同定(第4図のステップ35〜ス
テツプ41)を行う。ステップ206にて制御用カウン
タKが所定(JKアか否かを判定する(所定時間TK経
過したか否か)、制御用カウンタKが所定値に、より小
さい時はステップ2(17にて制御用カウンタKにlを
加算し、ステップ2(14)〜ステツプ206の処理を
再度行う。またステップ206にて制御用カウンタKが
所定値に7と等しい時は、ステップ208にてスロット
ル開度θが目標スロットル開度θ”以上か否かを判定す
る。スロットル間度θが目標スロットル間度θ“より小
さい時はステップ209にてスロットルバルブ23の開
度をさらに所定開度だけ開けるようにスロットルバルブ
IIJ御信号Uを所定値Ullllだけ増加させる。続
くステップ210にて制御用カンウタKをクリアし、ス
テップ2(14)〜ステツプ208の処理を再度行う。
一方、ステップ20Bにてスロットル間度θが目標スロ
ットル開度(11以上の時は、ステップ211で伝達関
数の係数aおよびbを決定し、ステップ212でBu−
RAM14に記憶する。詳しくは、ステップ208でス
ロットル間度θが目標スロットル開度θ“以上となるま
でに、ステップ205にて求められた係数aおよびbの
それぞれを平均して、その値を係数aおよびbと設定す
る。
以上のアクチュエータ系の初期同定時におけるオープン
制御における定速走行制御のタイミングチャートを第1
8図に示す。
なお、このアクチュエータ系の初期同定は、例えばメー
カで行なわれる出荷時の調整の際に上記アクチュエータ
系の初期同定は実行されアクチュエータ系のモデルはB
u−RAM14に記憶されている。
そのようにすれば、車両がユーザ側に渡ってからアクチ
ュエータ系の初期同定のためのオープン制御が行なわれ
ることはない。よって、安全上好ましい。
また、ステップ109にてスロットルサーボが構成され
ている場合は、ステップ112にて車両系の同定時刻か
否かを判定する。車両系の同定時刻の場合は、第1の同
定手段としてのステップ113にて車両系の同定(第4
図のステップ35〜ステツプ41)を行う。
続くステップ114にて車両サーボを構成する。
詳しくは、前述の第0(D、 00弐により第6図に示
す制御パラメータであるフィードバックゲインK。。
に、を求める。
そして、ステップ115にてステップ114で求められ
た制御パラメータを変更するか否かの判定を行う。詳し
くは、この制御パラメータが第1の所定値内であれば、
誤差と判断して制御パラメータの更新を行わない、また
、制御パラメータが第1の所定値よりも十分に大きい第
2の所定値を越える場合も、異常と判断して制御パラメ
ータの更新を行なわない。前述の場合以外は、ステップ
116にて制御パラメータの更新を行い、続くステップ
117にてBu−RAM14に記憶する。
また、ステップ112にて車両系の同定時刻でない時は
、ステップ11Bにてアクチュエータ系の制御(制御信
号Uの計算)時期か否かを判定する。アクチュエータ系
の制御時期でない場合には、ステップ119にて車両系
の制御l(目標スロットル開度θ”の計算)時期か否か
を判定する。ここで、車両系の制御時期の場合は、ステ
ップ120にて目標スロットル開度θ1を求める。第7
図のブロック図より目標スロットル開度θ0は、θ”(
j)−Ko−1err(z)+KBspd(z)と表わ
される。上式をコンピュータで処理する形に直すと、下
式のようになる。
θ” (k)−Ko・1err(k)+に+−5pd(
k)ここで、Ko、に、はフィードバックゲイン。
i e r r (k)はに回目のサンプリング時間で
の積分器の出力(偏差積分値)、5pd(k)はに回目
のサンプリング時間での車速である。
また、ステップ118にてアクチュエータ系制御時刻の
場合は、アクチュエータ系を重量演算手段としてのステ
ップ121にてスロットルバルブ制御信号Uを求める。
ステップ121におけるスロットルバルブ制御信号Uに
ついて、第19図に示すフローチャートに基づいて説明
する。
ステップ3(11にて変数kに1を加算する。
ここで、変数にはサンプリング回数を表わす変数である
0次にステップ302にて目標スロットル開度θ0(k
)とスロットル開度θ(k)とを人力する。
そしてステップ3(13にてスロットル開度偏差e(k
)を次式により求める。
e (k)  −θ“ (k)  −θ(k)そして、
ステップ3(14)にてスロットルバルブ制御信号U 
(k)を次式により求める。
続くステップ121にてスロットル制御信号Uをモータ
19へ出力する。続く、ステップ123にてアクチュエ
ータ系の伝達関数にずれが生じているか否かを判定する
。ずれが生じている場合の目標スロットル開度に対する
スロットル開度の特性を第20図に示す。したがって本
実施例におけるずれの検出は所定時間内におけるスロッ
トル開度の最大値と最小値との偏差が所定値・以上か否
かにより検出する。
ステップ123にてアクチュエータ系の伝達関数にずれ
が生じている場合は、ステップ124にてアクチュエー
タ系の同定を行なってから所定時間以上経過したか否か
を判定する。所定時間以上経過している場合はステップ
128にてアクチュエータ系の同定を行う。
また所定時間以上経過していない場合は、ステップ12
5にてアクチュエータ系の同定中か否かを判定する。同
定中でなければステップ12Bにてアクチュエータ系の
同定を行う、また、同定中の場合はステップ126にて
前回の処理時間におけるアクチュエータ系の伝達関数の
ずれ(所定時間内におけるスロットル開度の最大値と最
小値との偏差)が今回の処理時間におけるアクチュエー
タ系の伝達関数のずれよりも大きいか否かを判定する。
前回のアクチュエータ系の伝達関数のずれよりも今回の
アクチュエータ系の伝達関数のずれが大きい時は、アク
チュエータ系の異常と判断して、ステップ127で警告
ランプを点灯し、定速走行制御を中断する。
また、ステップ126で前回のアクチュエータ系の伝達
関数のずれより今回のアクチュエータ系の伝達関数のず
れが小さい時は、ステップ128にてアクチュエータ系
の同定を行う。
ここで、ステップ128におけるアクチュエータ系の同
定とは、第4図のフローチャートにおけるステップ35
〜ステンプ41の処理である。
モして、アクチュエータ系の同定は、第15図のフロー
チャートにおけるステップ123でアクチュエータ系の
伝達関数のずれが検出される間行なわれ、検出されなく
なると行なわれなくなる。
次に、ステップ129でスロットルサーボを構成する。
そしてステップ130にてステップ129で求められた
パラメータ(補償要素D (z)の伝達関数)を更新す
るか否かを判定する。詳しくはこの制御パラメータが第
1の所定値以内であれば誤差と判断して制御パラメータ
の更新を行わない。
また、制御パラメータが第1の所定値より十分に大きい
第2の所定値より大きい場合も、異常と判断して制御パ
ラメータの更新を行なわない。前述の場合以外はステッ
プ131にて制御パラメータを更新する。続くステップ
132にて制御パラメタをBu−RAM14に記憶する
以上の制御により定速走行制御を行った実験結果と従来
技術により定速走行制御を行った実験結果とを比較する
第21.22図は、目標車速70 h/ hで平坦な道
路を走行した場合の実験結果である。第21図(a)、
 (b)は従来例の適応制御で適応機構を一つしか持た
ない場合の結果で、第22図(a)、 (b)は本実施
例で適応機構が二つあり、スロットルサーボが自動的に
構成された場合の結果を示す。従来の適応制御の場合は
スロットルサーボが構成されていないため、速度偏差は
ある範囲にあるが、スロットル開度の変化が激しく、前
後方向の加速ショノクがあり乗ごこちは非常に悪い。本
実施例の場合はスロットル開度は道路のわずかな起伏に
追従して非常になめらかに変化し、乗りごこちは良好で
ある。また、車速偏差はほとんど生しない。
第23.24図はリジューム操作時の実験結果を示す。
リジュームとは定速走行を一時中断した後、再び定速走
行を開始することである。第23図はPID制御の場合
を示す。車速は振動的になり目標車速になかなか整定し
ない。第24図は本実施例の場合を示す、車速サーボに
状態フィードバックが行なわれているため、すみやかに
目標車速に一致する。
第25.26図はオーバーライドという操作を行った場
合の実験結果である。オーバーライドとは定速走行中に
運転者がアクセルペダルを踏み一時的に加速を行なうこ
とである。時間Loから時間t、までアクセルペダルを
踏み込んでいる。これは制御系に大きな外乱が加わった
ことに相当する。第25図はPID制御制御の結果であ
り、オーバーライド後、車速は振動しながら目標車速に
近づく、第26図は本実施例による結果で、振動なく目
標車速に一致する。第27.28.29図は目標車速を
80km/hから120km/hへと大きく変化させた
場合の実験結果である。第27図はPTD制御である。
目標車速が80km/hの時、車速かある程度の振幅で
変動していたものが、目標車速が120)ai/hへと
変化しことにより、車速の変動の振幅がさらに大きくな
った。
第28図は最適レギュレータゲインを固定した現代制御
による結果である。目標車速が80kl/hの時はうま
く制御されているが、目標車速が12Okm/hになる
と、車速か振動的に変化する。L述の両方の制御の結果
とも車速が80km/hから120)am/hへと大き
く変化したため、車両系のモデルが大きく変化したため
、制御性能が劣化する。
第29図は本実施例による結果である。本実施例では、
車速か80kIl/hから120ki/hへ変化した場
合も、ある時間経過すれば目標車速に一致する。
第30.31図は時間Loで4速から3速ヘギアを変更
した場合の実験結果である。第30図はPID制御で4
速に定数適合したものである。3速に変速すると、大き
な車速の上昇が生じ、その後振動的に目標車速に近づく
。第31図は本実施例による実験結果であり、少しの車
速の上昇で、再び目標車速に一致する。
第32.33図は上り坂で時間Loで3速から4速ヘギ
アを変更した場合の実験結果である。第32図はPID
制御で3速に定数適合したものである。4速に変速する
と、大きな車速の低下が生し、その後振動的に目標車速
に近づく、第33図は本実施例による結果であり、少し
の車速の低下で再び目標車速に一致する。
第34.35.36図はある車種で制御パラメータを決
めておき、その制御パラメータを他のエンジン、車体重
量の大きく異なる車種に適用した場合の定坦路での定速
走行時の実験結果である。
第34図はPIDil制御で元の車種ではうまく制御さ
れていたものが、エンジン、車体重量等が大きく異なる
車種へ変更した場合、車速か振動的に変化し、目標車速
に一致しなくなる。第35図は車速等により最適レギュ
レータゲインを切換える。
つまりゲインスケジュール型の現代制御である。
ゲインスケジュールにおいては車種変更のように前もっ
て最適なゲインを計算出来ない場合は、車速は振動的に
変化し、目標車速に一致しなくなる。
第36図は本実施例による結果である。車種が変更にな
って、制御対称のモデルが大きく変化しても、ある時間
経過すれば車速は目標値に一致する。
以上により、制御系をモータ19.減速機29゜クラッ
チ21.リンク機構22.スロットルバルブ23.戻し
バネ24等により構成されるアクチュエータ系とエンジ
ン、トランスミッシゴン、車輪、車体等により構成され
る車両系とに分けて、それぞれの制御系について逐次形
最小2乗法によりオンライン同定を行いモデルを構築す
る。そして、この構築されたモデルの制御定数を真値と
みなすというCertainty [!quivale
nce原理に基づいてデッドビート制御および離散時間
系の積分器を付加した状態フィードバック制御の制御パ
ラメータをオンラインで決定し、これら決定されたパラ
メータに基づいて車両系に間しては、実車速と目標車速
とにより目標スロットル開度をアクチュエータ系におい
てはスロットル開度と目標スロットル開度とによりアク
チュエータ系mlを求めるという適応制御を行なってい
る。
したがって、モデルをオンライン同定によ/)構築する
ことにより、従来各車種毎に予め設計時に行なっていた
制御系のモデルを同定する労力1時間をはぶくことがで
きる。また、逐次変化する車両系の特性および経年変化
等によるアクチュエータ系の特性変化に対しても十分適
応可能である。
また、制御系のモデルを車両系とアクチュエータ系とに
分けて、それぞれ求めることにより逐次数で高精度なモ
デルの同定ができ、電子制御装置への負荷を軽減するこ
とができる。
そしてオンライン同定により構築されたモデルにより制
御パラメータを決定するため、この制御パラメータに基
づいて過去の制御入出力量により制御量を決定できるた
め、電子制御装置11への負荷を軽減することができる
また、アクチュエータ系のモデルのオンライン同定は一
度同定が行なわれた後は1.定速走行制御において所定
時間内におけるスロットル開度の最大値と最小値との変
化が所定値以上となるまで行なわないため、電子制御装
置11への負荷を軽減することができる。
さらに、車速サーボに関する処理周期とスロットルサー
ボにかんずく処理用jlJITaとの関係をTv>>T
a と設定しているため、車速サーボの構成においてスロッ
トルサーボの伝達関数を1と近似することができるため
、電子制御装置11における負荷を小さくすることがで
きる。
アクチュエータ系の初期同定中の定速走行制御は目標車
速から目標スロットル開度を求め、この目標スロットル
開度までスロットルバルブ23を所定開度づつステップ
的に開けていくオープン制御である。したがって、オン
ライン同定の精度を上げることができる。
スロットルサーボの制御において、デッドビート制御を
行うことにより本実施例のように制御対象が1次モデル
の場合は、1サンプリング時間で定常位置偏差を0とす
ることができる。
車速サーボの初期値を本実施例で目標とする内容よりも
遅い応答となるように設定することにより、制御開始か
らスロットル開度が振動することなく制御が可能である
また、アクチュエータ系のモデルの初期同定において、
スロットル開度が目標スロットル開度以上となるまでの
オープン制御の間に同定されたモデルの定数aおよびb
の平均を初期同定によるモデルの定数aおよびbとする
ため、同定精度を向上させることができる。
そして、バッテリ25から直接常時定電圧を供給されて
いるBu−RAM14に車両系のモデルアクチュエータ
系のモデルそしてスロットルサーボおよび車速サーボに
関する制御パラメータを記憶しているため、イグニッシ
ョンスイッチがオフの状態でも上述の記憶内容は保持さ
れているため、次のイグニッションスイッチオン後にお
ける定速走行制御はその開始直後より高精度の制御が可
能である。
また、本実施例におけるオンライン同定には逐次形最小
2乗法を用いたが、拡大最小2乗法、(iI率近似法等
の繰返しアルゴリズムによる方法によっても適応可能で
ある。
そして、スロットルサーボの制御においては、デノドビ
ート制御を採用したが、PID制御、最適レギュレータ
制御、スライディングモードによる制御等も適応可能で
ある。
さらに、車速サーボの制御においては離散時間形の積分
器を付加した状態フィードバック制御を採用したが、P
 I D!INI、 ファジィ制御等も適応することが
できる。
また、本実施例ではアクチュエータ系のモデルに基づい
て求めた伝達関数のずれの検出は、所定時間内における
スロットル開度の最大値と最小値との偏差が所定値以上
の時ずれが生じたことを検出しているが、所定時間内に
おける目標スロットル開度とスロットル開度との偏差の
絶対値の積分値が所定値以上の時、ずれが生じたことを
検出するようにしてもよい。さらに、目標スロットル開
度とスロットル開度との正の偏差と負の偏差との少なく
とも一方が所定値以上の時、ずれが生したことを検出す
るようにしてもよい。
そして本実施例ではオンラインで同定されたモデルに基
づいて設定された車両系制御パラメータとアクチュエー
タ系制御パラメータとをBu−RAM14に記憶し、イ
グニッションキーが開いた状態においても記憶内容を保
持するようにしているが、オンラインで同定された車両
系のモデルとアクチュエータ系のモデルとをBu−RA
M14に記憶するようにしてもよい。また、アクチュエ
ータ系制御パラメータもしくはアクチュエータ系のモデ
ルのどちらか一方を記憶するようにしても良い。
さらに本実施例は、本発明を適用した車両用定速走行用
の制御装置について説明したが、本発明は車両用内燃機
関のアイドル回転数制御装置、内燃機関用空燃比制御装
置等のフィードバック制御装置についても適用すること
ができる。
〔発明の効果〕
以上詳述したように本発明による制御装置においては、
制御対象を特性変化の大きい系と特性変化の小さい系と
に分けて、それぞれの系についてのモデルをオンライン
で同定を行うため、従来予め設計時に予め行なっていた
制御対象についてのモデルを同定する労力2時間を省く
ことができる。
また、特性の変化に対応じて逐次モデルを同定していく
ため、高精度の制御を実現することができる。そして、
制御対象を特性変化の大きい系と特性変化の小さい系と
に分けて、それぞれの系についてモデルを同定するため
、低次数のモデルで高精度な制御が可能となり、制御装
置における演算負荷を軽減することができる。しかも低
次数のモデルであるため、オンラインで同定するのに要
する時間を十分に短縮化することができる。
マタ、オンラインで同定されたモデルに基づいて求まっ
た伝達関数を特性変化の大きい系または特性変化の小さ
い系における伝達関数の真値とみなし制御パラメータを
オンラインで設定しているため、従来制御入出力量から
状態観測器を用いて状態制御量を求め、この状態制′4
′B量に応じて制御入力量を決定していたが、制御入出
力量から直接制御入力量を決定することができるため、
制御装置における演算負荷を軽減することができる。
さらに、特性変化の小さい系についてのモデルは、初期
同定を行った後はモデルに基づいて求まった伝達関数に
ずれが生じるまで同定を行なわないため、制御装置にお
ける演算負荷を軽減することができる。
そして、特性変化の小さい系の初期同定中はオープン制
御を行い、その制御入出力量によりオンラインで同定す
るため同定精度を向上させることができる。
また、同定されたモデルは制御対象が停止後も記憶内容
が記憶されているため、制御開始時にはすでにモデルが
存在するため、制御開始時より高精度の制御が可能とな
る。
本発明によれば以上のような優れた効果がある。
また本発明を車両用定速走行制御装置に適用することで
、従来は制御系のモデルを予め各車種毎に同定する必要
があったが、オンラインで同定することにより、前述の
ような各車種毎の同定を行う必要がなくなり、車両用定
速走行制御装置の自動適合が可能になるという優れた効
果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図はクレーム対応図、第2図は本発明を適用した車
両用定速走行制御装置の構成図、第3図はギア位置とス
ロットル開度との対応図、第4図はオンライン同定を説
明するフローチャート、第5図はスロットルサーボのブ
ロック図、第6図は速度サーボのブロック図、第7図は
本実施例における速度サーボのブロック図、第8図は極
配置法における制御系の特性図、第9図は本実施例にお
ける根の極配置図、第10図は本実施例における応答の
特性図、第11図は車速サーボの初期値設定におけるブ
ロック図、第12図は連続時間系の積分型最適レギュレ
ータのブロック図、第13図は車速サーボの初期値設定
を説明するフローチャート、第14図は車速サーボの応
答特性図、第15図は本実施例における定速走行制御を
説明するフローチャート、第16図はアクチュエータ系
の初期同定を説明するフローチャート、第17図はオー
プン制御における目標車速と目標スロットル開度との対
応図、第18図はオープン制御による定速走行制御のタ
イミングチャート、第19図はスロットルバルブ制御信
号の演算のフローチャート、第20図は伝達関数にずれ
が生じた時のスロットル開度の一例を示す特性図、第2
1図(a)、 (b)は適応制御により平坦路を走行し
た場合の特性図、第22図(a)、 (b)は本実施例
により平坦路を走行した場合の特性図、第23図はPI
D制御によりリジューム操作を行なった場合の特性図、
第24図は本実施例によりリジューム操作を行なった場
合の特性図、第25図はPID制御によりオーバーライ
ドを行なった場合の特性図、第26図は本実施例により
オーバーライドを行なった場合の特性図、第27図はP
rD制御により目標車速を大きく変化させた場合の特性
図、第28図は最適レギュレータゲインを同定した現代
制御により目標車速を大きく変化させた場合の特性図、
第29図は本実施例により目標車速を大きく変化させた
場合の特性図、第30図はPID制御によりギアを変更
した場合の特性図、第31図は本実施例によりギアを変
更した場合の特性図、第32図はPID制御により上り
坂でギアを変更した場合の特性図、第33図は本実施例
により上り坂でギアを変更した場合の特性図、第34図
はPID制御において他の車種の制御パラメータにより
定速走行制御を行なった場合の特性図、第35図はゲイ
ンスケジュール型の現代制御において他の車種の制御パ
ラメータにより定速走行制御を行なった場合の特性図、
第36図は本実施例において他の車種の制御パラメータ
により定速走行制御を行なった場合の特性図である。 10・・・アクチュエータ制御信号出力手段、23・・
・アクチュエータ、25・・・アクチュエータ動作検出
手段、26・・・状態検出手段。

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)制御対象の状態を検出する状態検出手段と、前記
    制御対象の状態を調節するアクチュエータと、 このアクチュエータの動作状態を検出するアクチュエー
    タ動作検出手段と、 前記制御対象の状態と前記アクチュエータの動作状態と
    に基づいてアクチュエータ制御量を決め、この決められ
    たアクチュエータ制御量に応じたアクチュエータ制御信
    号を出力するアクチュエータ制御信号出力手段と を有する制御装置であって、 前記アクチュエータ制御信号出力手段は、 前記制御対象のうち、特性変化の大きい系についてのモ
    デルをオンラインで同定する第1の同定手段と、 前記制御対象のうち、特性変化の小さい系についてのモ
    デルをオンラインで同定する第2の同定手段と、 前記特性変化の大きい系についてのモデルと前記特性変
    化の小さい系についてのモデルとを用いて、前記制御対
    象が所望の状態となるように前記アクチュエータ制御量
    を演算するアクチュエータ制御量演算手段と を備えることを特徴とする制御装置。
  2. (2)前記アクチュエータ制御量演算手段は前記第1の
    同定手段によりオンラインで同定されたモデルに基づい
    て求まった伝達関数を前記特性変化の大きい系における
    伝達関数の真値とみなし、特性変化の大きい系の制御パ
    ラメータをオンラインで設定する第1の設定手段と、 前記第2の同定手段によりオンラインで同定されたモデ
    ルに基づいて求まった伝達関数を前記特性変化の小さい
    系における伝達関数の真値とみなし特性変化の小さい系
    の制御パラメータをオンラインで設定する第2の設定手
    段と、 前記特性変化の大きい系制御パラメータと前記特性変化
    の小さい系制御パラメータとを用いて前記アクチュエー
    タ制御量を決定するアクチュエータ制御量決定手段と を備えることを特徴とする請求項1記載の制御装置。
  3. (3)前記第1の同定手段は、 所定時間毎に前記特性変化の大きい系についてのモデル
    をオンラインで同定することを特徴とする請求項1ない
    し2のいずれかに記載の制御装置。
  4. (4)前記第2の同定手段は、 前記特性変化の小さい系についてのモデルが同定済か否
    かを検出する第1のモデル同定検出手段と、 この第1のモデル同定検出手段により前記特性変化の小
    さい系についてのモデルが未同定と検出されると、前記
    アクチュエータが所望の動作状態となるまで動作状態を
    所定量づつ変化させるように前記アクチュエータ制御信
    号を出力する第1のオープン制御手段と、 この第1のオープン制御手段により制御されている間前
    記特性変化の小さい系に対する制御入出力量に応じて前
    記特性変化の小さい系についてのモデルをオンラインで
    同定する第1の初期同定手段と を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
    載の制御装置。
  5. (5)前記第2の同定手段は、 オンラインで同定した前記特性変化の小さい系について
    のモデルに基づいて求まった伝達関数にずれが生じたこ
    とを検出する第1のずれ検出手段と、 この第1のずれ検出手段によりずれが生じたことが検出
    されると、ずれがなくなるまで前記特性変化の小さい系
    についてのモデルをオンラインで同定する第1の再同定
    手段と を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
    載の制御装置。
  6. (6)前記アクチュエータ制御信号出力手段は、前記第
    1の同定手段により同定される前記特性変化の大きい系
    についてのモデルと前記第2の同定手段により同定され
    る前記特性変化の小さい系についてのモデルとの少なく
    とも一方を記憶し、前記制御対象が停止後も記憶内容を
    保持する第1の同定モデル記憶手段を備えることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれかに記載の制御装置。
  7. (7)前記アクチュエータ制御信号出力手段は、前記第
    1の設定手段により設定される前記特性変化の大きい系
    の制御パラメータと前記第2の設定手段により設定され
    る前記特性変化の小さい系の制御パラメータとの少なく
    とも一方を記憶し、前記制御対象が停止後も記憶内容を
    保持する第1の制御パラメータ記憶手段を備えることを
    特徴とする請求項2〜6のいずれかに記載の制御装置。
  8. (8)車両の車速を検出する車速検出手段と、目標車速
    を設定する目標車速設定手段と、 前記車速を調節するために前記車両に備えられた車速調
    節アクチュエータと、 この車速調節アクチュエータの動作状態を検出する車速
    調節アクチュエータ動作検出手段と、前記車速と前記目
    標車速とに基づいて車速調節アクチュエータ制御量を決
    め、この決められた車速調節アクチュエータ制御量に応
    じた車速調節アクチュエータ制御信号を出力する車速調
    節アクチュエータ制御信号出力手段と を有する車両用定速走行用の制御装置であって、前記車
    速調節アクチュエータ制御信号出力手段は、 前記車速と前記車速調節アクチュエータの動作状態とに
    より車両系のモデルをオンラインで同定する車両系の同
    定手段と、 前記車速調節アクチュエータ制御量と前記車速調節アク
    チュエータの動作状態とによりアクチュエータ系のモデ
    ルをオンラインで同定するアクチュエータ系の同定手段
    と、 前記車両系のモデルと前記アクチュエータ系のモデルと
    を用いて前記車速が前記目標車速に一致するように前記
    車速調節アクチュエータ制御量を演算する車速調節アク
    チュエータ制御量演算手段を備えることを特徴とする車
    両用定速走行用の制御装置。
  9. (9)前記車速調節アクチュエータ制御量演算手段は、 前記アクチュエータ系のモデルを用いて前記車速と前記
    目標車速とに応じて前記車速調節アクチュエータの目標
    動作状態を決定する目標動作状態決定手段と、 前記車両系のモデルを用いて前記車速調節アクチュエー
    タの動作状態と前記車速調節アクチュエータの目標動作
    状態とに応じて前記車速調節アクチュエータ制御量を決
    定する車速調節アクチュエータ制御量決定手段と を備えることを特徴とする請求項8記載の車両用定速走
    行用の制御装置。
  10. (10)前記車速調節アクチュエータ制御量設定手段は
    、 前記車両系の同定手段によりオンラインで同定された車
    両系のモデルに基づいて求まった伝達関真値とみなし前
    記車速調節アクチュエータ制御量を決定する車両系制御
    パラメータをオンラインで設定する車両系制御パラメー
    タ設定手段を備えることを特徴とする請求項8ないし9
    のいずれかに記載の車両用定速走行用の制御装置。
  11. (11)前記目標動作状態決定手段は、 前記アクチュエータ系の同定手段によりオンラインで同
    定されたアクチュエータ系のモデルに基づいて求まった
    伝達関数をモデル対象であるアクチュエータ系における
    伝達関数の真値とみなして前記車速調節アクチュエータ
    の目標動作状態を決定するアクチュエータ系制御パラメ
    ータをオンラインで設定するアクチュエータ系制御パラ
    メータ設定手段を備えることを特徴とする請求項8〜1
    0のいずれかに記載の車両用定速走行用の制御装置。
  12. (12)前記車両系の同定手段は、 所定時間毎に車両系のモデルをオンラインで同定するこ
    とを特徴とする請求項8〜11のいずれかに記載の車両
    用定速走行用の制御装置。
  13. (13)前記アクチュエータ系の同定手段は、前記アク
    チュエータ系のモデルが同定済か否かを検出する第2の
    モデル同定検出手段と、 この第2のモデル同定検出手段により前記アクチュエー
    タ系のモデルが未同定と検出されると、前記目標車速に
    応じて前記車速調節アクチュエータの目標動作状態を設
    定し、前記車速調節アクチュエータの動作状態が前記車
    速調節アクチュエータの目標動作状態と一致するまで前
    記車速調節アクチュエータの動作状態を所定量づつ変化
    させるように前記車速調節アクチュエータ制御信号を出
    力する第2のオープン制御手段と、 この第2のオープン制御手段により制御されている時の
    前記車速調節アクチュエータ制御量と前記車速調節アク
    チュエータの動作状態とにより前記アクチュエータ系の
    モデルをオンラインで同定する第2の初期同定手段と を備えることを特徴とする請求項8〜12のいずれかに
    記載の車両用定速走行用の制御装置。
  14. (14)前記アクチュエータ系の同定手段は、オンライ
    ンで同定した前記アクチュエータ系のモデルに基づいて
    求められた伝達関数にずれが生じたことを検出する第2
    のずれ検出手段と、この第2のずれ検出手段により前記
    アクチュエータ系のモデルに基づいて求められた伝達関
    数にずれが生じたことが検出されると、ずれがなくなる
    まで前記アクチュエータ系のモデルをオンラインで同定
    する第2の再同定手段と を備えることを特徴とする請求項8〜13のいずれかに
    記載の車両用定速走行用の制御装置。
  15. (15)前記第2のずれ検出手段は、 所定時間内における前記動作状態の最大値と最小値との
    偏差が所定値以上の時、ずれが生じたと判断する、第1
    の判断手段と、 所定時間内における前記目標動作状態と前記動作状態と
    の偏差の絶対値の積分値が所定値以上の時ずれが生じた
    と判断する第2の判断手段と、前記目標動作状態と前記
    動作状態との正の偏差と負の偏差との少なくとも一方が
    所定値以上の時ずれが生じたと判断する第3の判断手段
    との少なくとも1つを備えることを特徴とする請求項8
    〜14のいずれかに記載の車両用定速走行用の制御装置
  16. (16)前記車速調節アクチュエータ制御量演算手段に
    おいて、 前記目標動作状態決定手段における処理周期は前記車速
    調節アクチュエータ制御量決定手段における処理周期よ
    り長く設定されていることを特徴とする請求項8〜15
    のいずれかに記載の車両用定速走行用の制御装置。
  17. (17)前記車速調節アクチュエータ制御信号出力手段
    は、 前記車両系の同定手段により同定される前記車両系のモ
    デルと前記アクチュエータ系の同定手段により同定され
    る前記アクチュエータ系のモデルとの少なくとも一方を
    記憶し、前記車両のイグニッションスイッチが開いた状
    態においても記憶内容を保持する第2の同定モデル記憶
    手段を備えることを特徴とする請求項8〜16のいずれ
    かに記載の車両用定速走行用の制御装置。
  18. (18)前記車速調節アクチュエータ制御信号出力手段
    は、 前記車両系制御パラメータ設定手段により設定される車
    両系制御パラメータと前記アクチュエータ系制御パラメ
    ータ設定手段により設定されるアクチュエータ系制御パ
    ラメータとの少なくとも一方を記憶し、前記車両のイグ
    ニッションスイッチが開いた状態においても、記憶内容
    を保持する第2の制御パラメータ記憶手段を備えること
    を特徴とする請求項9〜17のいずれかに記載の車両用
    定速走行用の制御装置。
  19. (19)前記第2の同定モデル記憶手段は、前記車両に
    備えられている電源から常時定電圧が供給されるよう構
    成された読み出し、書き込み可能な記憶手段からなるこ
    とを特徴とする請求項17もしくは18のいずれかに記
    載の車両用定速走行用の制御装置。
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