JPH0331475Y2 - - Google Patents

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JPH0331475Y2
JPH0331475Y2 JP11426186U JP11426186U JPH0331475Y2 JP H0331475 Y2 JPH0331475 Y2 JP H0331475Y2 JP 11426186 U JP11426186 U JP 11426186U JP 11426186 U JP11426186 U JP 11426186U JP H0331475 Y2 JPH0331475 Y2 JP H0331475Y2
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cooling water
platinum
casing
diaphragm
sensor
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えば半連続水冷鋳造機等の鋳込み
時における冷却水の抜熱量を測定するのに好適に
用いられる水冷鋳造機等の冷却水抜熱量測定装置
に関する。
〔従来技術〕
例えば、半連続水冷鋳造機(CD鋳造機)の鋳
込み時における冷却水の抜熱量を間接的に測定す
る測定装置は知られている。
この種の測定装置は、冷却水の水量、水温およ
び放水角度等をそれぞれ測定し、これらの測定結
果から間接的に冷却水の抜熱量を推定するように
したものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然るに、上述した従来技術では、冷却水の抜熱
量を直接的に測定していないから、冷却水の水
量、水温および放水角度等が実際に抜熱量にどの
ような影響を与えているのか、確定できず、この
抜熱量を正確に測定できないという欠点がある。
この抜熱量はスラブに与える影響が大きいから、
正確な値を測定することは重要な課題となつてい
る。
本考案は上述した従来技術の欠点に鑑みなされ
たもので、本考案は鋳込み時における冷却水の抜
熱量を直接的に測定できるようにした水冷鋳造機
等の冷却水抜熱量測定装置を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上述した問題点を解決するために本考案は、冷
却水の流出口側へと開口する開口部を備えたケー
シングと、熱伝導性の高い材料によつて形成さ
れ、該ケーシングの開口部を閉塞した隔膜と、一
方が該隔膜に近接し、他方が該隔膜から離間して
前記ケーシング内に配設され、それぞれが所定の
抵抗値をもつた一対の白金センサと、該各白金セ
ンサを加熱すべく、前記ケーシング内に設けられ
た加熱手段と、前記一方の白金センサの抵抗値の
変化から冷却水抜熱量を検出すべく、各白金セン
サを含んで構成されるブリツジ回路とからなる構
成を採用している。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図ないし第5図に
基づいて説明する。
図において、1は水冷鋳造機の鋳型、2は該鋳
型1に設けられる水冷ジヤケツトを示し、該水冷
ジヤケツト2内には流入口(図示せず)から流出
口2A側へと冷却水3が循還され、該冷却水3は
鋳込み時に発生する熱を抜熱した後、流出口2A
から第1図中に示す矢示A方向に、後述するケー
シング5の開口部6に向けて放水されるようにな
つている。4はケーシング5を第1図中に示す位
置に取付けるための取付治具を示している。
5は冷却水抜熱量測装置のセンサ本体を構成す
るケーシングで、該ケーシング5は第3図中に示
すように、ポリ塩化ビニル等の樹脂材料からなる
前板5A、後板5B、左、右の側板5c,5c、
底板5dおよび上板(図示せず)によつて長方形
の細長い箱形状に形成され、これらは6mm程度の
板厚をもつて形成されている。また、前板5Aの
内側面には保護板5Eが添着され、該保護板5E
は2mm程度の板厚を有するアルミニウム板によつ
て形成されている。そして、該ケーシング5の前
板5Aおよび保護板5Eには冷却水3の流出口2
A側へと開口する開口部6が細長い長方形状に穿
設され、該開口部6の両側には該開口部6内に多
量の冷却水3が流込まないようにテーパ状の突部
6A,6Aが前板5Aから突設されている。
7はケーシング5内に位置して、保護板5Eに
固着された内側ケースで、該内側ケース7は板厚
0.6mm程度の銅板等によつて箱形状に形成され、
その内部にセンサ室Bを画成している。そして、
該内側ケース7は開口部6に対応する部分がほぼ
同様に開口されている。なお、前記保護板5Eは
前板5A等が該内側ケース7と直接接触して熱的
または化学的に変形するのを防止するようになつ
ている。
8はケーシング5の開口部6を閉塞するように
内側ケース7に設けられた隔膜で、該隔膜8は熱
伝導性の高い材料、例えば銅板等によつて0.2mm
程度の板厚をもつて形成され、その長さ寸法は40
mm程度、幅寸法は10mm程度となつている。
9は該隔膜8に近接して内側ケース7内に配設
された一の白金センサで、該白金センサ9は第4
図中に示すように、板厚0.3mm程度の雲母板等に
よつて形成された絶縁材9Aと、該絶縁材9Aに
35mm程度のコイル長さをもつて巻回され、所定の
抵抗値をもつた白金コイル9Bとからなり、該白
金センサ9と隔膜8との間には板厚0.05mm程度の
雲母板等によつて形成された絶縁板10が介装さ
れている。そして、該白金センサ9の背面側には
板厚0.3mm程度の雲母板等によつて形成された絶
縁板11を介して保温材12が配設され、該保温
材12は2mm程度の厚みをもつたフアイバーシー
トを2枚積層することによつて形成されている。
13は白金センサ9と共に一対の白金センサを
構成する他の白金センサで、該白金センサ13は
白金センサ9と同様に所定の抵抗値をもつた白金
コイル等によつて構成され、隔膜8から離間して
内側ケース7内に配設されている。そして、該白
金センサ13の前面側および背面側にはそれぞれ
板厚0.3mm程度の雲母板等によつて形成された絶
縁板14,14を介して保温材15,15が配設
され、該各保温材15のうち背面側の保温材15
は内側ケース7に内接して設けられている。な
お、該各保温材15も前記保温材12と同様に2
mm程度の厚みをもつたフアイバシートを2枚積層
することによつて形成されている。
16は保温材12,15間に位置して内側ケー
ス7内に設けられた加熱手段としての加熱ヒータ
で、該加熱ヒータ16は後述のヒータ電源29と
接続され、例えば100Wの定電力をもつてセンサ
室B内を加熱するようになつており、これによつ
て各白金センサ9,13は周囲温度の変化に影響
されることのない温度まで加熱されるようになつ
ている。
次に、第5図を参照して冷却水抜熱量測定装置
の電気回路について説明する。
図中、17は直流5Vの定電圧からなるセンサ
電源で、該センサ電源17のプラス側は電圧調整
用の可変抵抗18およびリード線19を介して各
白金センサ9,13間に接続されている。また、
該センサ電源17のマイナス側は、例えば60Ωの
抵抗値を有する抵抗20,21間に接続され、該
抵抗20,21はそれぞれリード線22,23を
介して各白金センサ9,13と接続され、これに
よつて、該各白金センサ9,13および抵抗2
0,21はホイートストン・ブリツジ型の4端子
ブリツジ回路24を構成している。そして、各白
金センサ9,13と各抵抗20,21との間には
配線25,26がそれぞれ接続され、該各配線2
5,26の先端は比較回路27に接続されてい
る。さらに、該配線25,26間には零点調整用
の可変抵抗28が設けられ、該可変抵抗28は前
記ブリツジ回路24の零点調整を行うようになつ
ている。一方、前記可変抵抗18によつてブリツ
ジ回路24の電圧調整が行われる。
また29は交流100Vの定電圧からなるヒータ
電源を示し、該ヒータ電源29はリード線30,
31等を介して内側ケース7内の加熱ヒータ16
と接続されている。そして、該ヒータ電源29は
センサ電源17、可変抵抗18、28、抵抗2
0、21および比較回路27等と共に制御部32
に配設され、該制御部32は前記各リード線1
9,22,23,30,31等によつて内側ケー
ス7等を内蔵するケーシング1から、例えば10m
程度離隔した位置に設けられている。なお、該各
リード線19,22,23,30,31は防水用
の平線コード等につて形成されている。
本実施例による冷却水抜熱量測定装置は上述の
如き構成を有するもので、次にその動作について
説明する。
まず、ケーシング5のセンサ室B内を加熱ヒー
タ16によつて加熱し、隔膜8が各白金センサ
9,13を十分に高い温度まで加熱する。ここ
で、該各白金センサ9,13は温度に応じて敏感
にその抵抗値が変化するから、このときの抵抗値
に応じて、例えば可変抵抗28により適宜に零点
を調整しておく。
そして、この状態で水冷ジヤケツト2の流出口
2Aから冷却水3をケーシング5の開口部6に向
けて矢示A方向に放水し、該冷却水3によつて隔
膜8を冷す。この結果、該隔膜8に近接した白金
センサ9は該隔膜8の温度変化に敏感に反応し
て、その抵抗値が変化するものの、該隔膜8から
離間した白金センサ13は該隔膜8の温度変化に
影響されることなく、所定の抵抗値に維持される
から、ブリツジ回路24の配線25,26間で電
位差が生じるようになり、これを比較回路27に
よつて読み出すことができ、冷却水3の抜熱量を
即座に測定することができる。特に、隔膜8は熱
伝導性の高い銅板等によつて0.2mm程度の板厚も
つて形成され、白金センサ9は該隔膜8に近接し
て配設されているから、冷却水3の抜熱量を該白
金センサ9の抵抗値の変化として迅速に検出する
ことができ、この抜熱量を直接的に測定でき、正
確な測定値を得ることが可能となる。
また、隔膜8は銅板等で形成されているから、
冷却水3の放水を停止したときには、センサ室B
内の温度状態に迅速に復帰することができ、白金
センサ9の抵抗値も該センサ室B内の温度に対応
した値に即座に復帰させることができる。さら
に、ブリツジ回路24を採用しているから、当該
測定装置の感度や安定性を確実に向上できる等、
種々の効果を奏することができる。
なお、前記実施例では、白金センサ9,13お
よび抵抗20,21からなるホイートストン・ブ
リツジ型の4端子ブリツジ回路24を採用したが
本考案はこれに限定されず、他の4端子ブリツジ
回路、あるいは3端子ブリツジ回路等を採用して
もよい。
〔考案の効果〕
以上詳述した通り、本考案によれば、一方が隔
膜に近接し、他方が隔膜から離間した一対の白金
センサをケーシング内に配設し、該各白金センサ
によつてブリツジ回路を構成すると共に、各白金
センサを加熱手段によつて加熱した状態で、一方
の白金センサの抵抗値の変化から冷却水の抜熱量
を検出するようにしたから、この冷却水の抜熱量
を直接的に測定することが可能となる。また、一
対の白金センサによつてブリツジ回路を構成した
から、感度や安定性を向上させることができる
等、種々の効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による測定装置のケー
シングを鋳型にセツトした状態で示す断面図、第
2図は第1図中に示すケーシングの左側面図、第
3図は第2図中の矢示−方向断面図、第4図
は第3図中の隔膜および白金センサ等を組立て状
態で示す斜視図、第5図は測定装置の電気回路図
である。 1……鋳型、2……水冷ジヤケツト、2A……
流出口、3……冷却水、5……ケーシング、6…
…開口部、8……隔膜、9,13……白金セン
サ、16……加熱ヒータ、17……センサ電源、
19,22,23,30,31……リード線、2
0,21……抵抗、24……ブリツジ回路、27
……比較回路、29……ヒータ電源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 冷却水の流出口側へと開口する開口部を備えた
    ケーシングと、熱伝導性の高い材料によつて形成
    され、該ケーシングの開口部を閉塞した隔膜と、
    一方が該隔膜に近接し、他方が該隔膜から離間し
    て前記ケーシング内に配設され、それぞれが所定
    の抵抗値をもつた一対の白金センサと、該各白金
    センサを加熱すべく、前記ケーシング内に設けら
    れた加熱手段と、前記一方の白金センサの抵抗値
    の変化から冷却水抜熱量を検出すべく、各白金セ
    ンサを含んで構成されるブリツジ回路とから構成
    してなる冷却水抜熱量測定装置。
JP11426186U 1986-07-25 1986-07-25 Expired JPH0331475Y2 (ja)

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