JPH0331461B2 - - Google Patents

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JPH0331461B2
JPH0331461B2 JP62015545A JP1554587A JPH0331461B2 JP H0331461 B2 JPH0331461 B2 JP H0331461B2 JP 62015545 A JP62015545 A JP 62015545A JP 1554587 A JP1554587 A JP 1554587A JP H0331461 B2 JPH0331461 B2 JP H0331461B2
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JP
Japan
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heel
belt
ankle
orthosis
joint
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JP62015545A
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Toshiro Nakamura
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  • Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、足関節捻挫・捻傷、特に脛腓結合靭
帯・三角靭帯・外側側副靭帯等の損傷の予防や治
療補助のための装具に関するものである。
[従来の技術] 関節を生理運動範囲以上に内外力で動かすと、
関節を補強している靭帯や関節嚢が損傷を受け
る。この損傷を受けて関節面の関係がなお正常で
あるのが捻挫で、この損傷のために関節面がずれ
てしまうのが脱臼である。従つて、生理運動範囲
が元来より1方向だけに制限されている関節には
こうした損傷が生じやすい。また一方から見る
と、このような関節は球関節ではないために、靭
帯や腱などでの補強に頼るところが多いので損傷
しやすいと言える。
捻挫は特にスポーツ等で道具を身体につけてい
ると、一方的に運動方向が制限されるので起こり
易く、スキーの場合非常に多い。
治療は(重傷等の手術療法等もあるが)一般的
なものとしては、出血を止めるための冷湿布、出
血の吸収を促すための温湿布をこの順に行なつた
のち、絆創膏だけによる固定(テーピング)、或
いは専用装具の装用、その他副木固定やギプス固
定等を施して行なう。
このうち、テーピングと専用装具の装用とは、
単に治療としてだけではなく、副木やギプス除去
後の関節部保存に用いたり、スキー等こうした損
傷の予想される場合にはその予防用として使用し
たりする。
テーピングは、症例に合わせて施術し得るので
フイツト感が良好であり、専属トレーナーを擁す
るスポーツクラブ等でしばしば利用されている。
専用装具の利用度は、テーピングほどには大き
くないが、装着に際して特別な技術を要しないと
いう長所を有している。
[発明が解決しようとする課題] しかし、こうしたテーピング及び従来の専用装
具には種々の欠点があり、予防具又は治療補助具
として最善のものであるとは言い難かつた。
まずテーピングは、かぶれ易い点、絆創膏の端
部止めに金属が用いられている点、傷みが早くて
ほとんど使い捨てされるため完治までに要する費
用が高くなる点、等々の欠点があるほか、極めて
重大な欠点として、施術に非常に高度な技術を要
するという問題がある。つまり損傷には種々の種
類・軽重があり、それらの個々に応じたテーピン
グが施されなければならず、例えば過度の締め付
けが循環障害を来したり、軟部組織内血腫が生じ
て障害を強めたりという例もあり、熟達した医師
や専用トレーナー等にしか施術できないという問
題を常に有している。
次に従来の専用装具は、金属部材等の硬い部材
を使用して足部の形状に沿わせるようにしている
ので装用感が非常に悪くまた日常動作が困難なほ
ど嵩張るという欠点と、調整がしにくいという欠
点があつた。この中特に調整に関する欠点は、治
癒段階の軽重の度合に応じた調整ができないとか
えつて治癒を遅らせるので重大な欠点である。ま
た従来の専用装具だと汎用性が非常に乏しいため
救急用のものは実際上は存在し得ないという欠点
があり、よつて既成品化しにくくコスト高になる
という欠点が派生することとなつていた。
[課題を解決するための手段] そこで本発明者は上記諸点に鑑み長年鋭意研究
の結果、足関節障害に関して非常に汎用性のある
装具を開発し得た。つまり、足関節の捻挫又は挫
傷等の予防・治療補助のための軟質装具として、
足踵の一部を露呈すべく開口した窓部を有する柔
軟な材質より成る足踵包合部と、該部を足踵部に
固定しつつ足首及び足甲を捲回固定する4本のベ
ルト部とにより構成されるものであり、該4本の
ベルト部は全て該足踵包合部に延設されるもので
あることを特徴とする足関節装具がそれであり、
軽量である、装用感が非常に良好である、装着に
特別な技術を要しない、種々の症態や個人差に対
応し得るので既成品化しやすく又救急用に適して
いる、等々の利点を有する装具である。
なお本発明者は、前述した種々の課題を解決す
るために、「足関節の捻挫又は挫傷等の予防・治
癒補助のための軟質装具であり、足踵を包む湾曲
内面を有する一部が袋状に閉じられた柔軟な足踵
包合部と、該部を足踵部に固定しつつ足首及び足
甲を捲回固定する4本のベルト部とにより構成さ
れるのであり、該4本のベルト部はすべて該足踵
包合部に延設される」という特徴を有する足関節
装具を発明した(特開昭63−119760号)が、その
後研究を重ねた結果、該発明による装具において
は、装用感・張力調整・靴の履き易さ、等々につ
いて問題を生じる場合があり、その原因が主とし
て、足踵包合部の形状にあると思われ、本発明に
至つたものである。即ち、スキー捻挫に代表され
る足関節障害については、足踵を包合した状態で
保存する必要がない場合が多く、加えて、ベルト
部にて捲回固定して生じる張力を該足踵部にても
受けるということは、結果として患部の保存効果
を減少させることもなりかねないことが判明した
からである。本発明は、窓部の存在によつてそう
した欠点を一掃した画期的なものとなつている。
「軟質装具」とは、金属を使用したりギプス固
定したりしない装具を意味するもので、布若しく
はそれに代わる素材を主体とする装具である。
「窓部」は、足踵を一部露呈させるための開口
である。
「足踵包合部」とは、足踵を包み込む部分を指
し、窓部の周辺に相当する部分である。また、ベ
ルト部に張力を加えつつ捲回固定する際の支えと
なる部分である。
「捲回固定」とは、文字通り捲き付けて足関節
の適当な箇所を固定するということであるが、そ
の固定方法を限定するものではなく、損傷箇所や
損傷程度、損傷内容等に応じて適宜捲き付ければ
良く、これが本発明装具の特徴の一つとなつてい
る。
「ベルト部」は、足踵包合部に延設されるもの
であり、4本設けられている。こうして足踵部か
ら4本のベルト部が出ているということは、足関
節を確実に固定できるという利点以外に、足関節
の適当な箇所を適当な力で締め付けることを可能
にするという大きな効果を期待し得る。
本発明装具の装着は、足踵包合部の窓部から足
踵を露呈させる形で足部に当てた上で、ベルト部
を適当に引つ張りながら足関節に捲回した上でそ
の端部を固定することによつて行なう。その際の
ベルト部端部の固定手段として、端部に面フアス
ナーを設けると装着が簡便となり好適な装具とな
る。
[実施例] 以下図面に示す実施例に基づいて本発明を更に
詳細に説明する。
第1図は、本発明に係る足関節装具1(以下単
に装具1という)の一例を示すものである。
図より明らかなように装具1は、4本のベルト
部2……より構成されるものであり、これら4本
のベルト部2の集結部分は装用時足踵を包む足踵
包合部3となつている。但し、足踵を完全に覆う
のではなく、該足踵包合部3の中心部付近に設け
られた窓部5の存在により、足踵の一部は露呈す
ることになる。各ベルト部2の自由端部には面フ
アスナー4が設けられている。素材としては、該
面フアスナー4を係止可能とする性質を有し且つ
装具としての機能を満足させるものとして、バイ
レン(Vyrene:U.S.Rubber社製)を使用した。
これのみで充分な効果を示したが、該バイレンを
表地とし、更に裏地を設ける多層構造体としても
良いものである。その場合の裏地材としては、例
えばオペロン(Opelon:東洋プロダクツ(株)製)
等が好適に使用できる。これらの素材は、共にポ
リウレタン系弾性繊維に分類されているものであ
り、張力を加え、、捲回固定することによつて患
部に適当な圧力を加えるという装具1の性質によ
くかなつたものであるが、その他の素材を使用し
ても勿論良いものである。
第2図は、第1図で示した装具1を分解図的に
示しているものである。装具1は、概略的には4
本のベルト縫合して得られるものである。その縫
合は、挾角が150度程度になるように2本ずつを
縫合し〔縫合箇所A,A〕、続いて該縫合された
ベルトを全体形状がX字形になるように縫合する
〔縫合箇所B〕という順序で行なつた。なおその
際自然に足踵縫合部3が得られるが、本発明者が
試作した限りでは、図示した如く一部重ね縫い
〔縫合箇所Bを施した方が該足踵縫合部3の形状
が足踵によく沿つたものとなつて、ベルト部の捲
回がし易く、また装用感が良好であつた。なお窓
部5は、一旦4本のベルトを縫合した後に切欠す
るようにしても、或いは予めベルトの形状を、縫
合の際には窓部が出現するようにしておいても良
いものとする。(図示した例では予めベルトの1
頂点を切欠している) 次に第3図a,b,cは、第1図で示した装具
1の使用方法の一例を示すものである。(既に述
べたように本発明に係る装具は汎用性のあるもの
であり、内外側靭帯の損傷・土踏まずの損傷等
種々の症態に適応し得るものであつて使用方法は
さまざまである) まず、足踵包合部3内面を足踵hに接当させ、
4本のベルト部2……を足前方に引つ張れるよう
にする(同図a)。
このとき窓部5から足踵hの一部は露呈するこ
ととなる。次に上側の2本のベルト部2,2を足
首に捲く(同図b)。その際ベルト部2の張力に
よつて窓部5は幾分大きくなるので、窓部5の大
きさはこの点を考慮する必要がある。
そして、下側の2本のベルト部2,2を足甲に
捲く(同図c)。このようにして捲くベルト部2
……の張力の調整、及び捲く方向等を考慮して
種々の症態に対応させる。
このように、装具1は非常に汎用性のある装具
であるので、実際にはL・M・Sの3サイズ程度
で殆どの個体差を賄えるかと思われ、例えばスポ
ーツ施設等にあつては常備しやすい装具であると
も言える。
なお殆どの場合は、同図cの状態で充分な患部
保持固定効果を示すものであるが、補強を要する
という場合には、第4図の如く別体の面フアスナ
ーバンド6,6を併せて使用することも有効な方
法である。この面フアスナーバンド6は、補強力
とフイツト感との兼ね合いで、形状・伸縮性を考
慮するのが好ましい。即ち、補強を強固に行なう
には伸縮性の小さいものが良いし、強固な補強以
上に違和感の内装用が望まれる場合には伸縮性の
ある素材を採用すべきであるからである。本発明
者が試用した図示のものは、わずかに伸縮性を有
する幅25mmの矩形状体2本より成るものであつた
が、使用する本数やその形状は症状その他に応じ
てその都度考慮すれば良い事項である。また、テ
ープ状のものを本発明装具の付属部材として提供
し、使用者の判断で適宜長さに裁断されるように
すれば、本発明品の用途はより拡大されると思慮
される。勿論、この面フアスナーバンド6の使用
は本発明に不可欠の要素ではない。
また、ベルト部2のみによる固定では固定力が
不足するという症状の場合で、前述した面フアス
ナーバンド6と装具装着後に使用する代わりに、
ボール紙のようなものを、予め該ベルト部2と皮
膚との間、或いはベルト部2同士の間に挾んで、
これを副木代わりに使用するという方法もある。
(図示せず) [発明の効果] 以上詳細に説明したように、本発明に係る足関
節装具は、足関節の捻挫又は挫傷等の予防・治療
補助のための軟質装具であり、足踵の一部を露呈
すべく開口した窓部を有する柔軟な材質より成る
足踵包合部と、該部を足踵部に固定しつつ足首及
び足甲を捲回固定する4本のベルト部とにより構
成されるものであり、該4本のベルト部は全て該
足踵包合部に延設されるものであることを特徴と
する装具で、軽量で且つ金属部材等硬い部材を使
用していないので装用時の違和感が少なくよつて
装用間が非常に良好であり、ベルトの捲回方向や
張力の調整等捲回方法次第で種々多様な症態に対
応でき、またテーピングのように特別な技術を要
することがないので簡便に使用できるし、汎用性
があるので既成品化した際にその種類を少なくで
き従つて廉価に提供できると共にスポーツ施設等
に常備しやすく、更に窓部の存在により、これが
ないものと比してフイツト感が向上する、横足根
関節を支持固定する能力が向上する、通常の履物
の装用が行ない易い、等々の利点を有する非常に
高度な発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る足関節装具の一例を示す
斜視図、第2図は第1図で示した装具の概略分解
平面図、第3図a,b,cは第1図で示した装具
の使用方法の一例を経時的に示した概略斜視図、
そして第4図は本発明に係る足関節装具に付属部
材として面フアスナーバンドを併用した状態を示
す側面図である。 1……足関節装具、2……ベルト部、3……足
踵包合部、4……面フアスナー、5……窓部、6
……面フアスナーバンド、A,B……縫合箇所、
h……足踵。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 足関節の捻挫又は挫傷等の予防・治療補助の
    ための軟質装具であり、足踵の一部を露呈すべく
    開口した窓部を有する柔軟な材質より成る足踵包
    合部と、該部を足踵部に固定しつつ足首及び足甲
    を捲回固定する4本のベルト部とにより構成され
    るものであり、該4本のベルト部は全て該足踵包
    合部に延設されるものであることを特徴とする足
    関節装具。 2 ベルト部の固定手段として、該ベルト部自由
    端部に面フアスナーが設けられているものである
    特許請求の範囲第1項記載の足関節装具。
JP1554587A 1987-01-26 1987-01-26 足関節装具 Granted JPS63183053A (ja)

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JP1554587A JPS63183053A (ja) 1987-01-26 1987-01-26 足関節装具

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JP1554587A JPS63183053A (ja) 1987-01-26 1987-01-26 足関節装具

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JPS63183053A JPS63183053A (ja) 1988-07-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007014747A (ja) * 2005-06-10 2007-01-25 Yuma Otoko 捲回用シート及びこれを用いた人体部位捲回固定帯

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US4313433A (en) * 1979-10-09 1982-02-02 Cramer Products, Inc. Ankle stabilizer

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