JPH0330802Y2 - - Google Patents

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JPH0330802Y2
JPH0330802Y2 JP12067285U JP12067285U JPH0330802Y2 JP H0330802 Y2 JPH0330802 Y2 JP H0330802Y2 JP 12067285 U JP12067285 U JP 12067285U JP 12067285 U JP12067285 U JP 12067285U JP H0330802 Y2 JPH0330802 Y2 JP H0330802Y2
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workpiece
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pedestal
regular
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は穴位置測定装置、詳しくは中心孔を
有するリング状ワークに形成され上記中心孔と同
心状に配設された複数の穴の位置を測定する穴位
置測定装置に関するものである。
(従来技術) 第3図に、自動車のデイフアレンシヤルギヤ機
構に使用されるリングギヤのようなワーク1を示
す。このワーク1はその内周が加工された中心孔
4を有し、この中心孔4より外方に複数の穴2を
有している。上記ワーク1の穴2の位置は、従
来、第4図に示すように、中心凸部5とピン6と
を有するケージ3をワーク1に嵌着して測定され
ていた。
ところが、穴2や中心孔4の内径は加工工具の
芯振れ、摩耗などにより、その内径寸法にばらつ
き(以下、許容差という。)が生じる。そこで、
この許容差の分だけ、中心凸部5とピン6の外径
は、それぞれ中心孔4と穴2の内径より小さく設
定されている。このため、中心凸部5およびピン
6は、中心孔4および穴2に若干の〓間7を有し
て、遊嵌する。特に、中心孔4もしくは穴2が正
規寸法よりも許容差の分だけ大きく加工された場
合には、上記〓間7が大きなものとなる。
このように、〓間7が大きいと、ゲージ3でワ
ーク1を拘束できないため、この従来のゲージ3
では、ワーク3の正確な穴位置の測定ができない
という問題がある。特に、各ワークに高い精度が
要求される近年の技術においては、この従来のゲ
ージ3が精度上使用に耐えないという問題があ
る。
ところで、ワークの特定の穴の位置を測定する
技術において、実開昭59−27404号公報に開示さ
れているように、穴に対しテーパ状のロツドを嵌
入し、このロツドの位置を互いに直交する2方向
について各々の測定具で測定することによつて、
ワークの特定の穴の位置を測定するようにしたも
のが提案されている。
そこで、この技術を第3図に示すリングギヤの
ようなワーク1の穴位置の測定に適用することが
一応考えられるが、複数の穴に対して各穴毎に互
いに直交する2方向について測定することが必要
であるため、多くの測定具が必要とされ、実用上
十分なものとはいい難い状況である。
(考案の目的) この考案は上記従来の問題を解決するためにな
されたもので、高い精度でワークの穴位置を測定
し得る簡便な穴位置測定装置を提供することを目
的とする。
(考案の構成) 上記目的を達成するため、この考案にかかる穴
位置測定装置は、ワーク保持装置が、ベースに対
して回転自在なワーク受台の回転中心に、ワーク
の中心孔を合致させてワークを保持するよう構成
されている。
また、円周方向位置決装置がワーク受台に設け
られ、ワークをワーク受台に円周方向に位置決め
するよう構成されている。
かつ、割出装置が、ベースに設けられ、ワーク
受台をワークの正規の穴位相に合せて複数位置に
割り出すよう構成されている。
さらに、ならい部材が、ワーク受台に対し、ワ
ークの穴の軸線と直交する面内に移動自在に設け
られ、ワークの穴に合せて移動してワークの穴に
嵌入するよう構成されている。
しかも、単一の測定具が、ベースに配設され、
ワークの上記正規の穴の中心を中心として、なら
い部材の外周に少なくとも90度範囲で接触回動し
ながら、ならい部材の外周位置の変位を測定する
よう構成されている。
したがつて、ワークは、ワーク保持装置によつ
て、ワークの中心孔の加工誤差にかかわらず、常
にワーク受台に対して芯出しされた状態でワーク
受台にセツトできる。
また、ワークの正規の穴の中心は、円周方向位
置決装置と割出装置によつて、常に測定具の回動
中心と一致させることができる。
さらに、ならい部材は、ワークの穴の位置ずれ
並びにワークの穴の加工誤差にかかわらず、常に
ワークの穴に合致して嵌入できる。
そして、測定具は、上記ワークの穴に嵌入する
ならい部材の外周の変位を測定することによつ
て、ワークの穴の正規の穴位置に対する変位を測
定することができる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図はこの考案にかかる穴位置測定装置の一
実施例を示す縦断面図であり、この図において、
8はワーク受台、9はワーク保持装置、10は円
周方向位置決装置、11は割出装置、12はなら
い部材、13は測定具である。
ワーク受台8は、止め輪14によつてベース1
5に軸方向に固定されるとともに、多数の鋼球1
6によつてベース15に円周方向に回転自在であ
る。このワーク受台8は、上記回転の中心位置
に、雌ねじ8aおよび孔8bを設けている。
ワーク保持装置9は、ワーク受台8の上記回転
中心Aにワーク1の中心孔4を基準として、この
中心孔4に合致させてワーク1を保持するもの
で、この実施例の場合、拡開棒17と、張駒18
と、案内片19と、ゴム輪20とからなる。拡開
棒17は、雌ねじ8aに螺着する雄ねじ17a
と、孔8bに嵌合する円柱部17bと、ほぼ円板
状のテーパ部17cと、六角柱部17dとが一体
に形成されてなる。張駒18は、テーパ部17c
に当接するテーパ面18aを有するとともに、ゴ
ム輪20が嵌着する溝18bを有する。この張駒
18は、第2図の平面図に示すように、ワーク受
台8の回転中心Aから半径方向へ移動自在で、ワ
ーク1の中心孔4の内面4aに当接し、4駒設け
られている。案内片19は、扇形で、第1図のテ
ーパ部17cおよびワーク1の中心孔4に対し
て、若干の間〓を有してワーク受台8に固定さ
れ、張駒18を半径方向へ移動するよう案内す
る。ゴム輪20は、張駒18を自転中心Aに向つ
て押圧するもので、張駒18の溝18bに嵌着し
て、第2図のように、4駒の張駒18に張設され
る。
第1図の円周方向位置決装置10は、ワーク1
をワーク受台8に円周方向に位置決めするもの
で、この実施例の場合、外筒10aと、テーパピ
ン10bと、この外筒10aとテーパピン10b
間に弾設されるばね10cとからなる。外筒10
aは、ワーク受台8から環状に突設する突設部8
cに穿設された穴8dに、精度良く嵌合して固定
されている。テーパピン10bは外筒10aに摺
動し、ばね10cにより上下動自在である。この
円周方向位置決装置10は、ワーク受台8に1つ
だけ設けられている。
割出装置11は、ワーク受台8をワーク1の正
規の穴の中心に合せて割り出すもので、この実施
例の場合、ワーク受台8に固定された旋回部材2
1と、ベース15に固定された割出位置部材22
とからなる。旋回部材21は、鋼球21aをその
先端に有し、ワーク受台8とともに水平面内を旋
回し、第2図のように1つだけ設けられている。
第1図の割出位置部材22は、ベース15に固定
する固定ロツド22aと、テーパリング22b
と、この固定ロツド22a、テーパリング22b
間に弾設されるばね22cとからなる。テーパリ
ング22bは固定ロツド22aに摺動し、ばね2
2cにより上下動自在で、旋回部材21の鋼球2
1aがそのテーパ部22dに係合する。この割出
位置部材22は、ワーク1の穴2の数と同数かつ
同一角度に振り分けて設けられ、この実施例の場
合、第2図のように10個設けられている。
第1図のならい部材12は、ワーク1の穴2に
合せて移動自在に水平方向に移動して、ワーク1
の穴2に嵌入するもので、この実施例の場合、円
筒12aと、テーパピン12bと、この円筒12
aとテーパピン12b間に弾設されるばね12c
とからなる。円筒12aは、突設部8cから立設
する円柱部8eに、若干の間〓12dを有して遊
嵌され、水平面内で所定量移動可能になつてい
る。テーパピン12bは円筒12aに摺動し、ば
ね12cにより上下動自在である。このならい部
材12は、ワーク1の穴2の数より1つだけ少な
い数設けられ、この実施例の場合、第2図のよう
に9個設けられている。第1図の円柱部8e、突
設部8cの穴8dは、ワーク1の正規の穴の中心
位置に設けられている。
測定具13は、ワーク1の上記正規の穴の中心
位置を中心として、ならい部材12の円筒12a
の外周12eに接触回動しながら、ならい部材1
2の外周12e位置の変位を測定するものであ
る。この測定具13は、この実施例の場合、ベー
ス15に固定するブラケツト23と、このブラケ
ツト23に水平方向に回動自在な回動部材24
と、この回動部材24に固定するダイヤルゲージ
25とからなる。回動部材24は、ブラケツト2
3の中心軸23aを中心として、180゜回動自在で
ある。ダイヤルゲージ25は、この回動部材24
の回動に従つて、第2図の矢印Bのように、針2
5aがならい部材12の外周12eに接触しなが
ら回動する。針25aの延長線は第1図のブラケ
ツト23の中心軸23aの中心と交わり、かつこ
の中心軸23aの中心がワーク1の正規の穴の中
心と一致するよう設定されているため、ダイヤル
ゲージ25はワーク1の正規の穴の中心を中心と
して回動する。
つぎに上記構成の穴位置測定装置の使用方法を
説明する。
まず、第2図の張駒18の外側18cが案内片
19の外周面19aと同一面になるまで、拡開棒
17を回動して緩めた状態で、第1図のワーク1
をワーク受台8上に載置する。この際、ワーク1
は、その中心孔4でもつて張駒18と案内片19
に遊嵌される。一方、ワーク1の穴2のうち円周
方向位置決装置10に対応する1つの穴2は穴2
に嵌入する部材が外筒10aに上下動のみ移動案
内されたテーパピン10bであるから、穴2の加
工誤差に無関係にテーパピン10bに嵌合され円
周方向に位置決めされる。また、残り9個の穴2
はならい部材12が水平方向に移動自在であるか
ら、穴2が正規の穴2の中心位置からずれて加工
された場合にも、テーパピン12bに常に同芯で
嵌合する。
ついで、拡開棒17をその六角柱部17dを利
用して回転させると、拡開棒17は、下方へ螺入
して、そのテーパ部17cが張駒18のテーパ面
18aに当接し、張駒18が外方へ押圧されて、
ワーク1が張駒18に追従して微動しやがて張駒
18のすべての外側18cが中心孔4の内面4a
に当接する。このため、ワーク1は中心孔4の加
工誤差に無関係に、常にワーク受台8に対して芯
出しされた状態で、ワーク受台8に保持される。
また、ワーク1は上記のように張駒18に追従し
て微動するが、ならい部材12が水平方向に移動
自在であるから、テーパピン12bが穴2に嵌合
した状態を保持できる。
この後、ダイヤルゲージ25を第2図のよう
に、一点鎖点で示す位置から、その針25aがな
らい部材12の外周12eに接触した状態で180゜
回転させ、複数の任意の角度においてダイヤルゲ
ージ25の表示する数値を読みとる。この数値に
より、このならい部材12の外周12eの変位が
測定でき、一方、ダイヤルゲージ25がワーク1
の正規の穴の中心を中心として回動するから、上
記変位がワーク1の正規の穴の中心と実際に加工
された第1図の穴2の中心との誤差として測定で
きる。この誤差が許容値より大きければ不良品と
する。
その後、ダイヤルゲージ25を第2図の実線で
示す位置に移動した状態で、割出位置部材22A
のテーパリング22bを下方に押下げて、旋回部
材21の拘束を解き、隣りの割出位置部材22B
のテーパリング22bを下方に押下げて、この割
出位置部材22Bの位置まで旋回部材21を回動
して、テーパリング22bの押下力を取り除く
と、第1図のばね22cによりテーパリング22
bが上昇して、旋回部材21が第2図のこの隣り
の割出位置部材22Bに拘束される。このように
して、第1図のワーク1は、円周方向位置決装置
10によつて円周方向に位置決めされ、かつ割出
位置部材22によつて割り出されるから、ワーク
1の正規の穴の中心位置が、常にダイヤルゲージ
25の回動中心と一致する。
そして、上記と同様にダイヤルゲージ25によ
り、ならい部材12の外周12eの変位を測定し
て、ワーク1の穴2の中心位置の加工誤差を測定
できる。
このように、上記作業を繰り返すことによつ
て、ワーク1の穴2の正規の穴位置に対する変位
を測定することができる。
この測定の後に、拡開棒17を回動して緩める
と、張駒18がゴム輪20の張力によつて内方へ
移動して、ワーク1の保持が解放される。そして
ワーク1を取り除き、つぎのワーク(図示せず)
を上記と同様に測定する。
この考案において、割出装置11はフライス盤
などに用いられる直接割出法や、差動割出法など
を利用した装置としてもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば、ワー
クの中心孔の孔径の加工誤差並びにワークの穴の
穴径の加工誤差にかかわらず、測定具が常にワー
クの正規の穴に対するワークの穴位置の変位を測
定できるから、高い精度でこれを測定することが
できる。また、その装置も単一の測定具を効率的
に使用する簡便なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断面図、
第2図は同平面図、第3図はワークの一例を示す
縦断面図、第4図は従来例を示す縦断面図であ
る。 1……ワーク、2……穴、4……中心孔、8…
…ワーク受台、9……ワーク保持装置、10……
円周方向位置決装置、11……割出装置、12…
…ならい部材、12e……外周、13……測定
具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中心孔を有するリング状のワークに形成され上
    記中心孔と同心状に配設された複数の穴の位置を
    測定する穴位置測定装置であつて、ベースに対し
    て回転自在なワーク受台の回転中心にワークの中
    心孔を合致させてワークを保持するワーク保持装
    置と、ワーク受台に設けられ、ワークをワーク受
    台に円周方向に位置決めする円周方向位置決装置
    と、ベースに設けられ、ワーク受台をワークの正
    規の穴位相に合せて複数位置に割り出す割出装置
    と、ワーク受台に対し、ワークの穴の軸線と直交
    する面内に移動自在に設けられワークの穴に合せ
    て移動してワークの穴に嵌入するならい部材と、
    ベースに配設され、ワークの上記正規の穴の中心
    を中心としてならい部材の外周に少なくとも90度
    範囲で接触回動しながら上記ならい部材の外周位
    置の変位を測定する単一の測定具とからなるリン
    グ状部品の穴位置測定装置。
JP12067285U 1985-08-05 1985-08-05 Expired JPH0330802Y2 (ja)

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JP12067285U JPH0330802Y2 (ja) 1985-08-05 1985-08-05

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JP12067285U JPH0330802Y2 (ja) 1985-08-05 1985-08-05

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JPS6228103U JPS6228103U (ja) 1987-02-20
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JP12067285U Expired JPH0330802Y2 (ja) 1985-08-05 1985-08-05

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