JPH0330076Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この考案は、シヤンプー容器を倒置しても転倒
しないようにしたシヤンプー容器立てに関するも
のである。

【従来の技術】

最近のシヤンプーは、高粘度の流動性の小さい
液体（ペースト）として調製され、細首でかつ丈
長の合成樹脂の容器に収納されているものがほと
んどである。 そして、この容器からシヤンプーを手の平等へ
取り出すには、容器を逆さにして容器の最上部の
蓋等に穿設された小さい口の取出し孔から押し出
している。

【考案が解決しようとする問題点】

この場合、容器内にシヤンプーが充分存在する
最初の内は、シヤンプーの流動性が小さくても、
液面と取出し孔の距離が近いので、シヤンプー容
器を加圧して直ちにシヤンプーを容器外に取出す
ことができる。しかしながら、容器内のシヤンプ
ーが残り少なくなると、シヤンプーの液面と取出
し孔の距離が遠くなるので、シヤンプーを容器か
ら取出すのに長時間を要し、特に容器内に残存す
るシヤンプーの最後の部分まで完全に使い切るに
は相当の忍耐を要するため非常に不便であつた。 このような場合、シヤンプーの不使用時におい
ても容器を倒置しておけば、シヤンプーは取出し
孔の内側に溜るので、使用時直ちに容器から押し
出せることは、我々が糊等を容器から取出す際に
日常経験しているところであるが、シヤンプー容
器は通常倒置可能な形状には形成されていないの
で、倒置しようとすると転倒してしまう欠点があ
つた。

【問題点を解決するための手段】

そこでこの考案は、任意形状の容器本体の上面
に、所望形状のシヤンプー容器挿入孔を開口さ
せ、このシヤンプー容器挿入孔の周縁に、弾性を
有するシヤンプー容器転倒防止用の舌片を複数個
付設することによつて、シヤンプー容器の不使用
時にこれを挿入し、常に倒置させておくことがで
きるようにした新規なシヤンプー容器立てを提供
することを目的として開発したものである。 この考案に係るシヤンプー容器立ての容器本体
の材質にとしては、通常プラスチツクが適してい
る。 また、この考案に係るシヤンプー容器転倒防止
用舌片の材質には、通常ゴムや軟質プラスチツク
等の弾性体が適している。

【実施例】

次に、この考案に係るシヤンプー容器立ての一
実施例を図面に基づいて述べると、１はシヤンプ
ー容器立てを構成する容器本体で、この容器本体
１の上面にはシヤンプー容器２を挿入する挿入孔
３が穿設されている。４は、シヤンプー容器挿入
孔３の周縁に付設したシヤンプー容器転倒防止用
の舌片で、シヤンプー容器立を倒立した状態に保
持するためのものである。 なお、この考案に係るシヤンプー容器立ての容
器本体１の形状、およびシヤンプー容器挿入孔の
形状は、図面に示す直方体および円形に限る必要
はなく、要はシヤンプー容器を挿入することがで
き、倒立した状態態を保持できる形状であればど
のような形状であつてもよい。 この考案に係るシヤンプー容器立ては以上のよ
うに構成したので、シヤンプー容器をその不使用
時にシヤンプー容器挿入孔内に挿入して、常に倒
置、すなわち倒立させておくことができる。

【考案の効果】

以上のようにこの考案に係るシヤンプー容器立
てによれば、シヤンプー容器を安定に常に倒置さ
せておくことができるので、シヤンプー容器内の
シヤンプーが少なくなつても、直ちにシヤンプー
を容器から取出せるという効果を有する。 またシヤンプー容器挿入孔の周縁に、シヤンプ
ー容器を保持するための弾性を有する転倒防止用
舌片を複数個付設したので、サイズが異なる複数
のシヤンプー容器を無理なく収納させることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

図面は、この考案に係るシヤンプー容器立ての
斜視図である。 １……容器本体、２……シヤンプー容器、３…
…挿入孔、４……転倒防止用舌片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 任意形状の容器本体の上面に、所望形状のシヤ
   ンプー容器挿入孔を開口させ、このシヤンプー容
   器挿入孔の周縁に、弾性を有するシヤンプー容器
   転倒防止用舌片を複数個付設したことを特徴とす
   るシヤンプー容器立て。