JPH0329715B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本願発明は、自動管替用の周回可能なペツグコ
ンベアを機台下部に付設され、該ペツグコンベア
の各ペツグに空ボビンを供給する空ボビン供給装
置を機台端の一側に併設された複数台の精紡機
を、並列的に配置した複数組の精紡機群に対し
て、１台のボビン送出装置から長手方向に１列で
送り出された空ボビンをボビン振り分け装置によ
り複数の搬送経路に振り分けて分岐搬送する空ボ
ビンの振り分け搬送装置に関するものである。

従来技術及びその問題点 第１図に示すように、自動管替用の周回可能な
ペツグコンベア１を機台下部に付設され、該ペツ
グコンベア１の図示を省略した各ペツグに管替用
の空ボビンを供給する空ボビン供給装置２を機台
端の一側に併設された精紡機３…を多数台並列的
に配置した精紡機群４に対して、各精紡機３…の
空ボビン供給装置２へ供給する管替用の空ボビン
を搬送する従来の空ボビン搬送装置は、ボビンタ
ンク６内に貯留した空ボビンを長出方向に１列に
して順次送り出すボビン送出装置５と、そのボビ
ン送出装置５の前方（第１図の左側）には、該装
置５から送り出された空ボビンをさらに前方へ送
り出すための送り出しローラ対７が配備され、こ
の送り出しローラ対７の前方に送り側のボビン搬
送パイプ８が連結され、そのボビン搬送パイプ８
が、並設した各精紡機３…の空ボビン供給装置２
に沿つて配備したボビン搬送コンベア９の上流側
（第１図の左側）迄延長され、このボビン搬送コ
ンベア９には、各精紡機３…の空ボビン供給装置
２と対応する位置に、開閉自在なボビン分岐装置
１０が夫々付設され、更に、このボビン搬送コン
ベア９の下流側（第１図の右側）には、戻しの空
ボビンを送り出す送り出しローラ対１１が配備さ
れ、その戻し用の送り出しローラ対１１とボビン
送出装置５のボビンタンク６間に戻し側のボビン
搬送パイプ１２が連結されて１連のループ状の搬
送経路が構成され、ボビン送出装置５から送り出
された空ボビンが、この１連のループ状の搬送経
路を第１図の矢印方向に搬送されていた。また、
この従来の空ボビン搬送装置は、ボビン搬送コン
ベア９に付設した開閉自在なボビン分岐装置１０
…が通常は空ボビンを通過させる開放位置に保持
され、管替えを終了した精紡機３の空ボビン供給
装置２から空ボビン要求信号が出されると、その
空ボビン供給装置２と対応したボビン分岐装置１
０の遮板１０ａが開放位置から遮断位置へ移動
し、ボビン搬送コンベア９によつて搬送されてき
た空ボビンの前進を阻止して遮断したボビン分岐
装置１０と対応する空ボビン供給装置２へ空ボビ
ンを順次供給するようになつていた。

このように、１連のループ状の搬送経路中に組
み入れたボビン搬送コンベア９に、多数組のボビ
ン分岐装置１０…を直列式に配備した従来の空ボ
ビン搬送装置においては、或る位置のボビン分岐
装置１０の遮板１０ａが遮断位置へ移動して対応
する空ボビン供給装置２へ空ボビンを供給してい
る間に、その遮断したボビン分岐装置１０よりも
上流側に位置した別の空ボビン供給装置２から空
ボビン要求信号が出され、その対応する別のボビ
ン分岐装置１０の遮板１０ａが遮断位置へ移動す
ると、空ボビンの供給位置が下流側から上流側に
切替り、その上流側の空ボビン供給装置２への空
ボビンの供給が終了してから、下流側の空ボビン
供給装置２に対する空ボビンの供給が再開され
る。このように、空ボビン供給装置２への空ボビ
ンの供給は、上流側のものが下流側よりも優先的
に行われ、空ボビン供給中にボビン分岐装置１０
による遮断が下流側から上流側へ次々と切替えら
れると、ボビン送出装置５に空ボビン供給能力が
充分あつても、空ボビンの供給が上流側の空ボビ
ン供給装置２に片寄り、下流側の空ボビン供給装
置２に対する空ボビンの供給が次第に遅れる。そ
の結果、下流側の精紡機３では、次の満管時迄に
ペツグコンベア１の各ペツグに空ボビンが挿着さ
れず、管替えのための停台時間が長くなつて運転
効率が低下し、特に多数台の精紡機の管替えを受
け持つ移動型の自動管替機によつて管替えを行う
場合には、その管替周期が長くなり、自動管替機
の運転にも支障を来すことがあつた。

概要と目的 本願発明は、斯かる従来装置の欠点に鑑み、ボ
ビンタンク内に貯留した空ボビンを長手方向に１
列にして順次送り出すボビン送出装置に、送り出
された空ボビンを複数の搬送経路に振り分けるボ
ビン振り分け装置を連設し、このボビン振り分け
装置の前方に振り分けた空ボビンを前方へ送り出
す送り出しローラ対を配設し、この送り出しロー
ラ対の前方に複数本のボビン搬送パイプを並列的
に連設し、この複数本のボビン搬送パイプの先端
を、並設した複数組の各精紡機群の機台端側に個
別に沿設した複数本のボビン搬送コンベアの上流
側迄夫々延長し、この各ボビン搬送コンベアに
は、該コンベアによつて搬送される空ボビンの前
進を選択的に阻止して対応した各精紡機の機台端
に配備した空ボビン供給装置へ空ボビンを分岐供
給する開閉自在なボビン分岐装置を配設し、更
に、この各ボビン搬送コンベアの下流側には、戻
しの空ボビンを前記ボビン送出装置のボビンタン
ク内へ回収するための送り出しローラ対とボビン
搬送パイプを夫々配備して構成したことを特徴と
し、１台のボビン送出装置から長手方向に１列で
送り出された空ボビンをボビン振り分け装置によ
り複数の搬送経路に振り分けて分岐搬送し、多数
台の精紡機の各空ボビン供給装置に対する空ボビ
ンの供給を均等化することができる空ボビンの振
り分け搬送装置を提供せんとするものである。

実施例 第２図において、３は精紡機を示し、この精紡
機３の数台（図示例は５台の場合を示す）を並列
的に配備して１グループとした複数組（図示例は
３組の場合を示す）の精紡機群４Ａ，４Ｂ，４Ｃ
が並設され、この各精紡機３の機台下部には、自
動管替用の周回可能なペツグコンベア１が夫々付
設され、そのペツグコンベア１の図示を省略した
各ペツグに、管替えに先立つて機台の運転中に管
替えに必要な所定本数（精紡機の錘数と同数）の
空ボビンをペツグコンベア１の周回に伴つて順次
挿着する空ボビン供給装置２が各精紡機３の機台
端の一側（第２図の上側）に夫々併設されてい
る。５は、この各精紡機３の機台端の一側に夫々
配備した空ボビン供給装置２へ供給する空ボビン
を長手方向に１列で送り出すためのボビン送出装
置である。このボビン送出装置５は、第３図、第
４図に示すように多数本の空ボビンを貯留可能な
ボビンタンク６内の底部側に、該タンク６の内幅
と略同寸法のエンレンドレスベルトを水平方向に
張設した第１ベルトコンベア１３と、第２ベルト
コンベア１４がボビンタンク６の長手方向（第３
図の左右方向）に連続的に配備され、この前側の
第２ベルトコンベア１４はその周速が後側の第１
ベルトコンベア１３の周速よりも若干速く設定さ
れ、この両ベルトコンベア１３及び１４は図示を
省略した駆動手段により図示矢印方向に低速度で
周回し、ボビンタンク６内の空ボビン（図示省
略）をボビンタンク６の前側（第３図の左側）へ
向けて矢印方向に送り出すようになつている。ま
た、ボビンタンク６の前部側には、前記の第２ベ
ルトコンベア１４上から落下した空ボビンを、自
重によりボビンタンク６の幅方向の一側（第４図
の下側）へ転動させる傾斜板１５と、この傾斜板
１５上を転動して来た空ボビンを順次受け取つて
長手方向に１列に整列させて前方へ送り出す幅の
狭い第３ベルトコンベア１６がボビンタンク６の
幅方向の一側（第４図の下側）に配備されてい
る。この第３ベルトコンベア１６、は傾斜板１５
上から移載された空ボビンを停滞させることなく
前方の貯留室１７へ送り込むために、前記の第２
ベルトコンベア１４の周速よりも速い速度で矢印
方向に周回するようになつている。更に、ボビン
タンク６の最前部には、前記の第３ベルトコンベ
ア１６によつて長手方向に送り込まれた空ボビン
を一時的に貯留する貯留室１７がボビンタンク６
の幅方向の一側（第５図右側）に形成され、１８
は貯留室１７の底板でその一端を蝶着されて上下
方向に揺動可能に構成されると共に、該貯留室１
７内へ送り込まれた空ボビンをその自重によりボ
ビンタンク６の幅方向の一側（第５図左側）へ転
動可能に下向きに傾斜して配備され、この底板１
８の下方には、リミツトスイツチLSが配置され、
貯留室１７内へ一定量以上の空ボビンが送り込ま
れると、蝶着した底板１８が下方へ揺動してリミ
ツトスイツチLSが作動し、そのリミツトスイツ
チLSからの指令によつてボビンタンク６内の各
ベルトコンベア１３，１４，１６を一時的に停止
するようになつている。また、この貯留室１７の
側方（第５図左側）には、該貯留室１７内に滞留
している空ボビンを１本宛受け取つて順次上方へ
搬送するラチスコンベア１９が配備され、このラ
チスコンベア１９の側方（第５図左側）には該ラ
チスコンベア１９の上部から自重落下する空ボビ
ンの方向を一定にして落下させる方向整列装置２
０を付設したボビンシユータ２１が垂直方向に固
設され、更に、このボビンシユータ２１の下方
に、落下して来た空ボビンを長手方向に順次送り
出す水平方向のボビン送出コンベア２２が配備さ
れ、ボビンタンク６内に貯留した空ボビンを長手
方向に適宜な間隔を保つて１列に整列させて順次
送り出すボビン送出装置５が構成されている。

次いで、前記ボビン送出装置５のボビン送出コ
ンベア２２の前側には、第６図及び第７図に示す
ように空ボビンをその長手方向に１列に載置して
送り出す幅の狭いボビン送出コンベア２２よりも
広幅で、その幅方向の一側を後方のボビン送出コ
ンベア２２の側面に揃えると共に、該コンベア２
２と略同一高さでもつて水平方向に張設したボビ
ン移送用のコンベア２３が配備され、このボビン
移送用のコンベア２３の両側に設けた側板２４と
２５の後部側に投光器２６と受光器２７から成る
ボビン検出装置２８が配設され、この後部側のボ
ビン検出装置２８には、第８図ａに示す1/3分周
装置DD１が接続され、さらに、コンベア２３の
幅方向の一側で、後方のボビン送出コンベア２２
から空ボビンを受け取る側（第７図上側）の側板
には、コンベア２３上へ移載された空ボビンの側
方から前記の1/3分周装置DD１と接続したソレ
ノイドバルブSV１を介して圧空を間欠的に噴出
するエアーノズル２９が投光器２６の前側に配備
され、また、この側板２４の中間部には、投受光
器３０が配備され、この投受光器３０には第８図
ｂに示す1/2分周装置DD２が接続され、この投
受光器３０の前側に、コンベア２３上の空ボビン
の側方から前記の1/2分周装置DD２と接続した
ソレノイドバルブSV２を介して圧空を間欠的に
噴出するエアーノズル３１が配備され、さらに、
コンベア２３の前側の側板３２には、該コンベア
２３上でその幅方向に振り分けられた空ボビンを
３列の搬送通路内へ案内する長短２枚の案内板３
３と３４がコンベア２３の幅方向に所定間隔を保
つて固設され、その長い方の案内板３３の後端部
に、前記の投受光器３０と対応し、該投受光器３
０とによつてボビン検出器２８Ａを構成する反射
板３５が固着され、前記のボビン送出装置５から
長手方向に適宜な間隔を保つて１列で送り出され
た空ボビンを交互に３列の搬送経路に振り分ける
ボビン振り分け装置３６が構成されている。

また、前記のボビン振り分け装置３６の前側
（第７図左側）には第６図及び第７図に示すよう
に、前記コンベア２３の両側の側板２４，２５
と、コンベア２３の上方に配備した前記案内板３
３と３４によつて形成した３列の搬送通路３７
Ａ，３７Ｂ，３７Ｃと幅方向において対応する３
個の送り出しローラ３８…を、上下方向に所定間
隔を保つて枠体上に軸支した２本の軸３９，３９
に夫々固着した送り出しローラ対４０が、前後方
向に適宜な間隔を保つて２対配備され、この２対
の送り出しローラ対４０，４０は駆動モータ４１
から歯車を介して夫々駆動され、後方のコンベア
２３によつて搬送されて来た空ボビンを上下の送
り出しローラ３８の回動によつて前方へ送り出す
ようになつている。尚、この送り出しローラ３８
は、摩擦係数が大きく、かつ弾力に富んだ合成ゴ
ム若しくはポリウレタン等によつて形成するのが
好ましい。また、この送り出しローラ４０，４０
は必ずしも２対設ける必要はなく、後部側送り出
しローラ対４０とコンベア２３間に空ボビンを水
平方向に案内するガイド等を設け、前側の送り出
しローラ対４０を省略してもよい。

次いで、前述した前側の送り出しローラ対４０
の前方には、上下の送り出しローラ３８によつて
送り出された３列の空ボビンを送り込む３本のボ
ビン搬送パイプ４２Ａ，４２Ｂ，４２Ｃの後端が
枠体４３の前面に並列的に連結され、この各ボビ
ン搬送パイプ４２Ａ，４２Ｂ，４２Ｃの先端が、
第２図に示すように、並設した複数組の各精紡機
群４Ａ，４Ｂ，４Ｃの機台端側に沿設した複数本
のボビン搬送コンベア４４Ａ，４４Ｂ，４４Ｃの
上流側迄夫々延長され、この３本のボビン搬送パ
イプ４２Ａ，４２Ｂ，４２Ｃを介して複数組の精
紡機群４Ａ，４Ｂ，４Ｃの各ボビン搬送コンベア
４４Ａ，４４Ｂ，４４Ｃへ振り分け後の空ボビン
を分岐搬送するようになつている。

また、第２図に示すように各精紡機群４Ａ，４
Ｂ，４Ｃ毎に配備したボビン搬送コンベア４４
Ａ，４４Ｂ，４４Ｃは、第１１図及び第１２図に
示すように、その駆動側の保持部材４５と、従動
側の保持部材４６が、図示を省略した天井梁等か
ら吊設した夫々各２本のロツド４７の下端に固着
され、その駆動側の保持部材４５には駆動ローラ
４８が軸支され、この駆動ローラ４８が保持部材
４５の下面に取付けたモータ４９とプーリ及びベ
ルト等を介して連結されている。また従動側の保
持部材４６には回動自在な従動ローラ５０が取付
けられ、この従動ローラ５０と駆動ローラ４８間
にコンベアベルト５１が水平方向に捲回され、モ
ータ４９の回動に伴つて矢印方向に周回するよう
になつている。また、このコンベアベルト５１の
幅方向の両側には、コンベアベルト５１の幅方向
のコンベアベルト５１によつて長手方向に搬送さ
れる空ボビンの脱落を防止する側板５２，５３が
その長手方向の両端を前記の保持部材４５と４６
に連結されて並設され、その一側（第１２図下
側）の側板５２には、コンベアベルト５１上の空
ボビンを後述のボビン分岐装置５６の作動によ
り、各精紡機３の機台端の一側に夫々配備した空
ボビン供給装置２の上部に設けたボビンシユータ
５５（若しくはホツパー）内へ落下させるための
切欠部５２ａが所定個数形成され、また、他側の
側板５３（第１２図の上側）には後述のボビン分
岐装置５６の遮板用の切欠部５３ａが所定個数形
成されて各ボビン搬送コンベア４４Ａ，４４Ｂ，
４４Ｃが夫々同一構成によつて構成されている。

更に、各精紡機４Ａ，４Ｂ，４Ｃ毎に配備した
前記ボビン搬送コンベア４４Ａ，４４Ｂ，４４Ｃ
には、各精紡機群内の精紡機３の機台端に夫々配
備した複数組（図示例では５組／群）の空ボビン
供給装置２…と夫々対応する複数組のボビン分岐
装置５６が各ボビン搬送コンベア４４Ａ…の長手
方向に所定間隔に保つて配設されている。このボ
ビン分岐装置５６は、第１１図及び第１２図に示
すように、各ボビン搬送コンベア４４Ａ…の一側
（第１２図上側）の側板５３に形成した各切欠部
５３ａの上流側にブラケツト５７を取り付け、こ
のブラケツト５７に、側板５３の切欠部５３ａを
通じてコンベアベルト５１の外側から上方へ向け
て水平方向に揺動する遮板５８と、この遮板５８
に連設した揺動腕５９をピン連結し、この揺動腕
５９の先端を、側板５３に取り付けた支持台６０
によつて枢支したエアーシリンダ６１のピストン
ロツド６２端とピン連結して構成され、このボビ
ン分岐装置５６のエアーシリンダ６１は、対応す
る精紡機３の空ボビン供給装置２の図示しないリ
ミツトスイツチ等の指令手段と電気的に連繋さ
れ、その対応する空ボビン供給装置２からの指令
によつてエアーシリンダ６１が作動し、このエア
ーシリンダ６１の作動によつて遮板５８が第１２
図に実線で示す開放位置と仮想線で示す遮断位置
間を揺動するようになつている。

更に又、前記の各ボビン搬送コンベア４４Ａ，
４４Ｂ，４４Ｃの下流側には、空ボビン供給装置
２へ供給されなかつた戻しの空ボビンを前述した
ボビン搬送装置５のボビンタンク６内へ回収する
ための送り出しローラ対６３とボビン搬送パイプ
６４Ａ（６４Ｂ，６４Ｃ）が夫々配備されている。
この戻し側の送り出しローラ対６３は、第１１図
及び第１２図に示すように、図示を省略した天井
梁等から吊設した２本のロツド６５の下端に枠体
６６が固着され、この枠体６６内に、上下方向に
所定間隔を保つて軸支した２本の軸６７，６７の
一端に、前記ボビン搬送コンベアのコンベアベル
ト５１と幅方向において対応する送り出しローラ
６８を夫々固着した送り出しローラ対６３が前後
方向（第１２図の左右方向）に適宜な間隔を保つ
て２対配備され、この２対の送り出しローラ対６
３，６３は枠体６６内に固設した駆動モータ６９
から歯車を介して夫々駆動され、ボビン搬送コン
ベア４４Ａ（４４Ｂ，４４Ｃ）によつて搬送され
て来た戻しの空ボビンを上下の送り出しローラ６
８の回動によつて前方（第１２図右側）へ送り出
すようになつている。尚、この送り出しローラ６
８も前述の送り出しローラ３８と同様に合成ゴム
若しくはポリウレタン等によつて形成するのが好
ましい。また、この送り出しローラ対６３，６３
も必ずしも２対設ける必要はなく、後部側の送り
出しローラ対６３とコンベアベルト５１間に空ボ
ビンを水平方向に案内するガイド等を設け、前側
の送り出しローラ対６３を省略してもよい。ま
た、この送り出しローラ対６３を内装した枠体６
６の前壁６６ａには、該送り出しローラ対６３に
よつて送り出された戻しの空ボビンをボビン送出
装置５のボビンタンク６まで搬送するボビン搬送
パイプ６４Ａ（６４Ｂ，６４Ｃ）の後端が連結さ
れ、この戻し側の各ボビン搬送パイプ６４Ａ，６
４Ｂ，６４Ｃの先端が、第２図に示すように夫々
ボビン送出装置５のボビンタンク６迄延長されて
いる。尚、ボビン送出装置５のボビンタンク６内
には、最初に予備の空ボビン適量供給し、その後
は次工程の捲返機から排出される空ボビンを人手
若しくは自動搬送装置等により補給される。

以上のように構成した前記実施例においては、
ボビン送出装置５のボビンタンク６内に貯留した
空ボビン（図示省略）が、該ボビンタンク６内の
第１ベルトコンベア１３と第２ベルトコンベア１
４の周回に伴つて第３図の左方へ順次搬送され、
第２ベルトコンベア１４の前側から下方の傾斜板
１５上へ落下し、この傾斜板１５上をボビンタン
ク６の幅方向の一側（第４図下側）へ向けて転動
し、その側方に配備した第３ベルトコンベア１６
上に移載されて長手方向に１列に整列して前方へ
送り出される。この第３ベルトコンベア１６によ
つて送り出された空ボビンは、その前方に設けた
貯留室１７内へ順次送り込まれ、その貯留室１７
内で下向きに傾斜した底板１８上を転動してラチ
スコンベア１９側へ移動して一時的に貯留され
る。この貯留室１７内へ送り込まれた空ボビンは
ラチスコンベア１９の周回に伴つて上方へ搬送さ
れそのラチスコンベア１９の上部から連設したボ
ビンシユータ２１内へ放出される。ボビンシユー
タ２１内へ放出された空ボビンは、該ボビンシユ
ータ２１内に付設した方向整列装置２０によつて
その方向を一定にされて下方のボビン送出コンベ
ア２２上へ落下し、該ボビン送出コンベア２２に
よつて長手方向に適宜な間隔を保つて１列に整列
して順次前方のボビン振り分け装置３６へ送り込
まれる。

このようにボビン送出装置５のボビン送出コン
ベア２２上からボビン振り分け装置３６のコンベ
ア２３上に最初の空ボビンが移載され、その最初
の空ボビンコンベア２３の周回に伴つて該コンベ
ア２３の一側（第７図上側）を直進すると、コン
ベア２３の後部側のボビン検出装置２８から第１
０図に示すように１番目のボビン検出信号ａ１が
出されるが、この１番目のボビン検出信号ａ１で
は、接続した1/3分周器DC１の出力端子Ｑ２から
出力信号ｂ１が出力されないために、ソレノイド
バルブSV１が第９図に示すように閉路のままに
保持され、エアーノズル２９からの圧空も噴出さ
れずに空ボビンは直進する。次いで、この１番目
の空ボビンを、コンベア２３の中間部に配備した
ボビン検出装置２８Ａが検出してその１番目のボ
ビン検出信号ａ２が出力されると、接続した1/2
分周器DC２の出力端子Ｑ１から出力信号ｂ２が
出力され、この出力信号ｂ２とボビン検出信号ａ
２が接続したアンド素子AND３に同時に入力さ
れる。その結果、アンド素子AND３から出力信
号ｃ２が出力され、その出力信号ｃ２が接続した
アンド素子AND４の一方の入力端子に入力され、
また、このアンド素子AND３の出力信号ｃ２は
並列接続したタイマＴ２とノツト素子NOT２を
介してアンド素子AND４の他方の入力端子に入
力され、これによつてアンド素子AND４から出
力信号ｆ２が出力され、この出力信号ｆ２が接続
した増幅器ANP２へ入力され、この増幅器AMP
２の出力信号ｇ２が接続したソレノイドバルブ
SV２のソレノイドSOL２に入力される。その結
果、ソレノイドバルブSV２が作動してその通路
を第９図に示す閉路から開路に切替えられ、この
ソレノイドバルブSV２と接続したエアーノズル
３１から圧空が一定時間（タイマＴ２の設定時間
ｔ２）噴出する。このため、コンベア２３の一側
（第７図上側）を前進してきた１番目の空ボビン
は、コンベア２３の中間部でその側方に配備した
エアーノズル３１からの噴気によりコンベア２３
の中央側へ転がり、コンベア２３上に設けた長い
方の案内板３３の側面に当接してコンベア２３中
央の搬送通路３７Ｂ側へ振り分けられ、その後は
コンベア２３中央の搬送通路３７Ｂ内を前進す
る。尚、タイマＴ２のタイムアツプによりその出
力端子から出力信号ｄ２が出力されると接続した
ノツト素子NOT２の出力信号ｅ２がＨからＬに
切替りアンド素子AND４の一方の入力信号がな
くなり、そのアンド素子AND４の出力信号ｆ２
と増幅器AMP２の出力信号ｇ２がなくなつてソ
レノイドSOL２が消磁され、これによつてソレ
イバルブSV２がスプリング力により開路から閉
路に切替えられ、エアーノズル３１からの圧空の
噴出が停止する。また、ボビン検出装置２８Ａと
接続した1/2分周器DC２は、第１０図に示すよう
に２番目のボビン検出信号ａ２がクロツク端子に
入力される度にそのカウンタをリセツトする。

次いで、２番目の空ボビンがボビン送出装置５
のボビン送出コンベア２２からボビン振り分け装
置３６のコンベア２３上へ移載され、該コンベア
２３の一側（第７図上側）を直進すると、コンベ
ア２３の後部側に配備したボビン検出装置２８が
その空ボビンを検出して第１０図に示すように２
番目のボビン検出信号ａ１を出力し、この２番目
のボビン検出信号ａ１が接続した1/3分周器DC１
のクロツク端子CKに入力されると、その出力端
子Ｑ２から出力信号ｂ１が出力し、この出力信号
ｂ１とボビン検出信号ａ１が接続したアンド素子
AND１に同時に入力される。その結果、アンド
素子AND１から出力信号ｃ１が出力され、その
出力信号ｃ１が接続したAND２の一方の入力端
子に入力され、また、このアンド素子AND１の
出力信号ｃ１は並列接続したタイマＴ１とノツト
素子NOT１を介してアンド素子AND２の他方の
入力端子に入力され、これによつてアンド素子
AND２から出力信号ｆ１が出力され、その出力
信号ｆ１が接続した増幅器AMP１に入力され、
この増幅器AMP１の出力信号ｇ１が接続したソ
レノイドバルブSV１のソレノイドSOL１に入力
される。その結果、ソレノイドバルブSV１が作
動してその通路が第９図に示す閉路から開路に切
替えられ、このソレノイドバルブSV１と接続し
たエアーノズル２９から圧空が一定時間（タイマ
Ｔ１の設定時間ｔ１）噴出する。このため、コン
ベア２３の一側（第７図上側）を前進してきた２
番目の空ボビンは、コンベア２３の後部側でその
側方に配備したエアーノズル２９からの噴気によ
りコンベア２３上を幅方向の他側（第７図下側）
へ転がり、他側の側板２５に当接して振り分けら
れ、その後は、コンベア２３の他側（第７図下
側）を前進してその前方の搬送通路３７ｃ内へ進
入する。尚、タイマＴ１のタイムアツプによりそ
の出力端子から出力信号ｄ１が出力されると接続
したノツト素子NOT１の出力信号ｅ１がＨから
Ｌに切替り、アンド素子AND２の一方の入力信
号がなくなり、そのアンド素子AND２の出力信
号ｆ１と増幅器AMP１の出力信号ｇ１がなくな
つてソレノイドSOL１が消磁され、これによつ
てソレノイドバルブSV１がスプリング力により
開路から閉路に切替えられ、エアーノズル２９か
らの圧空の噴出が停止する。また、ボビン検出装
置２８と接続した1/3分周器DC１は、第１０図に
示すように３番目のボビン検出信号ａ１がクロツ
ク端子に入力される度にそのカウンタをリセツト
する。

更に、３番目の空ボビンがボビン送出装置５の
ボビン送出コンベア２２からボビン振り分け装置
３６のコンベア２３上へ移載され、その３番目の
空ボビンがコンベア２３の周回に伴つて該コンベ
ア２３の一側（第７図上側）を直進すると、コン
ベア２３の後部側のボビン検出装置２８から第１
０図に示すように３番目のボビン検出信号ａ１が
出されるが、この３番目のボビン検出信号ａ１で
は、接続した1/3分周器DC１の出力端子Ｑ２から
の出力信号ｂ１が出力されないために、ソレノイ
ドバルブSV１が閉路のままに保持されエアーノ
ズル２９からの圧空も噴出されず空ボビンは前方
へ前進する。次いで、この直進する空ボビンを、
コンベア２３の中間部に配備したボビン検出装置
２８Ａが検出してその２番目のボビン検出信号ａ
２（第１０図）を出力するがこのボビン検出装置
２８Ａの２番目のボビン検出信号ａ２では、接続
した1/2分周器DC２の出力端子Ｑ１からも出力信
号ｂ２が出力されないため、ソレノイドバルブ
SV２は閉路のままに保持されエアーノズル３１
からも圧空が噴出されず空ボビンは更に前方へ直
進してコンベア２３一側（第７図上側）の搬送通
路３７Ａ内へ進入する。

また、ボビン送出装置５のボビン送出コンベア
２２により長手方向に適宜な間隔を保つて１列で
順次送り出されてくる後続の空ボビンも、その前
方のボビン振り分け装置３６によつて前記と同様
な順序で複数列の搬送通路（図示例は３列の場合
を示す）３７Ｂ，３７Ｃ，３７Ａへ交互に振り分
けられ順次分岐搬送される。このボビン振り分け
装置３６の複数列の搬送通路３７Ｂ，３７Ｃ，３
７Ａ内へ順次進入してきた空ボビンは、各搬送通
路３７Ｂ，３７Ｃ，３７Ａの前方に配備した２組
の送り出しローラ対４０，４０の各上下の送り出
しローラ３８，３８間へ順次送り込まれて前方へ
送り出され、その前方に並設した複数本（図示例
は３本の場合を示す）のボビン搬送パイプ４２
Ｂ，４２Ｃ，４２Ａ内へ順次送り込まれる。この
ボビン搬送パイプ４２Ｂ，４２Ｃ，４２Ａ内へ送
り込まれた空ボビンは、後続の空ボビンが送り込
まれる度毎に後方から押されて夫々のパイプ内を
間欠的に前進し、各ボビン搬送パイプ４２Ｂ，４
２Ｃ，４２Ａの先端部から間欠的に排出される。
この各ボビン搬送パイプ４２Ｂ，４２Ｃ，４２Ａ
から排出された空ボビンは、各パイプの先端部と
接続した各ボビン搬送コンベア４４Ｂ，４４Ｃ，
４４Ａの上流側へ夫々長手方向に移載される。
又、この各ボビン搬送コンベア４４Ａ，４４Ｂ，
４４Ｃ上へ移載された各空ボビンは、該コンベア
４４Ａ，４４Ｂ，４４Ｃに周回に伴つて第２図に
示す矢印方向へ搬送される。この各ボビン搬送コ
ンベア４４Ａ，４４Ｂ，４４Ｃには、各精紡機３
…の空ボビン供給装置２と対応する複数組のボビ
ン分岐装置５６が夫々付設され、その各ボビン分
岐装置５６は精紡機３の管替えが終了する度毎に
対応した空ボビン供給装置２から空ボビン要求信
号が出され、その空ボビン要求信号によつて対応
したエアーシリンダ６１が作動して開放位置（第
１２図の実線位置）にあつた遮板５８をベルトコ
ンベア５１上の遮断位置（第１２図の仮想線位
置）へ移動させる。このため、各ボビン搬送コン
ベア４４Ａ，４４Ｂ，４４Ｃによつて夫々第２図
の矢印方向に搬送されて来た空ボビンは、遮断位
置へ移動した遮板５８によつて前進を阻止され、
側板５２に設けた切欠部５２ａから対応する空ボ
ビン供給装置２の上部に設けたボビンシユータ５
５（若しくはホツパー）内へ順次分岐供給され
る。また、遮板５８が遮断位置へ移動したボビン
分岐装置５６は、対応した空ボビン供給装置２に
所定量の空ボビンが供給されて空ボビン要求信号
が断たれると、遮断位置の遮板５８が再び開放位
置へ復帰し、次いで、他のボビン分岐装置５６
が、精紡機３の管替えに関連して対応した空ボビ
ン供給装置２からの空ボビン要求信号により順次
作動し、各ボビン搬送コンベア４４Ａ，４４Ｂ，
４４Ｃ、上の空ボビンの分岐供給位置が切替えら
れ、ボビン搬送コンベア４４Ａ，４４Ｂ，４４Ｃ
によつて搬送されて来た各空ボビンが、各精紡機
３の空ボビン供給装置２へ順次供給される。尚、
この各精紡機３の空ボビン供給装置２への空ボビ
ンの供給は、各精紡機群４Ａ，４Ｂ，４Ｃ毎に設
けた複数組の各ボビン搬送コンベア４４Ａ，４４
Ｂ，４４Ｃ上で夫々平行的に行なわれる。

次いで、各ボビン搬送コンベア４４Ａ，４４
Ｂ，４４Ｃに付設した各ボビン分岐装置５６の遮
板５８が全て開放位置にあつたり、或は、ボビン
分岐装置５６による空ボビンの遮断を下流側から
上流側に切替えた場合に、各ボビン搬送コンベア
４４Ａ，４４Ｂ，４４Ｃの下流側に残つた戻しの
空ボビンは、各ボビン搬送コンベア４４Ａ，４４
Ｂ，４４Ｃの下流側に配備した戻し側の送り出し
ローラ対６３，６３の上下の送り出しローラ６８
間へ送り込まれて前方へ送り出され、その送り出
し側に連結した各ボビン搬送パイプ６４Ａ，６４
Ｂ，６４Ｃ内へ順次送り込まれその後、後続の空
ボビンによつて後方から押されたり、或は自重に
より下向きに傾斜したパイプ内を前進してその先
端部から順次排出され、ボビン送出装置５のボビ
ンタンク６内へ回収される。一方、各精紡機３の
空ボビン供給装置２内へ供給した空ボビンは、精
紡機３の運転中にペツグコンベア１を間欠的に周
回させ、該ペツグコンベア１の図示を省略した各
ペツグに１本宛順次挿着して次の管替えに備え
る。

上記実施例では、１台のボビン送出装置５から
送り出された１列の空ボビンをボビン振り分け装
置３６により３列の搬送通路に振り分けて分岐搬
送する場合について説明したが、本願発明は、こ
の実施例に限定するものでなく、前記のボビン振
り分け装置３６におけるコンベア２３の幅及び長
さ寸法と、案内板３３，３４、並びにボビン検出
装置２８，２８Ａ、分周装置DD１，DD２、エ
アーノズル２９，３１の数をボビンの振り分け数
に応じて増減することにより、その振り分け数を
２以上の適宜な数に設定し、そのボビン振り分け
装置の振り分け数に応じて振り分け後の空ボビン
を分岐搬送する送り出しローラ、ボビン搬送パイ
プ、ボビン搬送コンベア、戻し側のボビン搬送パ
イプの数を決定すればよい。また、ボビン振り分
け装置における空ボビン振り分け順位についても
上記実施例に限定するものでなく、適宜に変更可
能なことは言う迄もない。

上記実施例のように、ペツグコンベア１を付設
した精紡機３を多数台並設し、その各精紡機３…
の管替えを１組の移動型の自動管替機（図示省
略）によつて順次行なう場合には、各精紡機の管
替時における停台時間を最少限にし、かつ、自動
管替機を効率よく運転するには、空ボビンの搬送
を出来る限り高速化して、各精紡機のペツグコン
ベアに対する空ボビンの供給を各精紡機の運転中
に夫々完了するようにしなければならない。この
ような観点から前記実施例におけるボビン振り分
け装置３６では、ボビン検出装置２８，２８Ａに
非接触型の投、受光器を使用し、かつ、空ボビン
の振り分け手段を、圧空を間欠的に噴出するエア
ーノズルを使用して可動部をなくしたので、空ボ
ビンの振り分け毎分60本以上の高速で処理するこ
とができ、しかも故障が少いために長期間に亘つ
て安定的に空ボビンの振り分け搬送を行うことが
できる。

また、上記実施例では、前述のように各精紡機
の管替えを１組の移動型の自動管替機によつて行
つた場合について説明したが、本願発明の空ボビ
ン振り分け搬送装置は、これに限定するものでな
く、精紡機の管替えを各機台に装備した一斉管替
装置によつて行う場合にも適用可能である。

更に、本願発明のボビン振り分け装置は、前記
実施例に限定するものでなく、例えば、ボビン送
出装置５のボビン送出コンベア２２からボビン振
り分け装置３６のコンベア２３上へ移載された空
ボビンを、該コンベア２３の幅方向に往復動する
振り分け板や、該コンベア２３上で幅方向に揺動
する揺動板等によつて交互に振り分けて前方の複
数列の搬送通路内へ送り込むようにしてもよい。

効 果 以上のように、本願発明は、自動管替機用のペ
ツグコンベアを機台下部に付設され、そのペツグ
コンベアの各ペツグに、空ボビンを供給する空ボ
ビン供給装置を機台端の一側に併設された複数台
の精紡機を並列的に配置した複数組の精紡機群に
対して、１台のボビン送出装置から長手方向に１
列で送り出された空ボビンをその前方に連設した
ボビン振り分け装置により複数の搬送経路に振り
分けて分岐搬送するように構成したので、多数台
の精紡機の各空ボビン供給装置に対する空ボビン
の供給を均等化することができ、これによつて精
紡機の管替時における停台時間が短縮されその稼
動率を向上させることができると共に、移動型の
自動管替機によつて管替えを行う場合には、その
自動管替機の運転効率をも向上させることができ
る。また空ボビンの各分岐搬送はボビン搬送パイ
プと送り出しローラ対によつて行なうようにした
ので、空ボビンの分岐搬送を簡単な構成によつて
効率良く行なうことができ、安価な装置で効果的
に実施できるという特徴を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の空ボビン搬送装置を示す概略平
面図、第２図は本願発明の一実施例を示す概略平
面図、第３図はボビン送出装置から送り出しロー
ラ対までを示す側面図、第４図は第３図の平面
図、第５図は第４図のＡ−Ａ断面拡大図、第６図
はボビン振り分け装置と送り出しローラ対を示す
側面図、第７図は第６図の平面図、第８図はボビ
ン振り分け装置用の制御回路図、第９はボビン振
り分け装置の作用説明図、第１０図はボビン振り
分け装置のタイムチヤート図、第１１図はボビン
搬送コンベアと戻し側の送り出しローラ対を示す
側面図、第１２図は第１１図の平面図である。 １……ペツグコンベア、２……空ボビン供給装
置、３……精紡機、４Ａ，４Ｂ，４Ｃ……精紡機
群、５……ボビン送出装置、６……ボビンタン
ク、２３……コンベア、２８，２８Ａ……ボビン
検出装置、３３，３４……案内板、４０……送り
出しローラ対、４２Ａ，４２Ｂ，４２Ｃ……ボビ
ン搬送パイプ、５６……ボビン搬送コンベア、５
６……ボビン分岐装置、６３……送り出しローラ
対、６４Ａ，６４Ｂ，６４Ｃ……ボビン搬送パイ
プ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ボビンタンク内に貯留した空ボビンを長手方
   向に１列にして順次送り出すボビン送出装置に、
   送り出された空ボビンを複数の搬送経路に振り分
   けるボビンの振り分け装置を連設し、このボビン
   振り分け装置の前方に、振り分けた空ボビンを前
   方へ送り出す送り出しローラ対を配設し、この送
   り出しローラ対の前方に複数本のボビン搬送パイ
   プを並列的に連設し、この複数本のボビン搬送パ
   イプの先端を、並設した複数組の各精紡機群の機
   台端側に個別に没設した複数本のボビン搬送コン
   ベアの上流側迄夫々延長し、この各ボビン搬送コ
   ンベアには、該コンベアによつて搬送される空ボ
   ビンの前進を選択的に阻止して対応した各精紡機
   の機台端に配備した空ボビン供給装置へ空ボビン
   を分岐供給する開閉自在なボビン分岐装置を配設
   し、更に、この各ボビン搬送コンベアの下流側に
   は、戻しの空ボビンを前記ボビン送出装置のボビ
   ンタンク内へ回収するための送り出しローラ対と
   ボビン搬送パイプを夫々配備して構成したことを
   特徴とする空ボビンの振り分け搬送装置。 ２ ボビン振り分け装置を、水平方向に張設した
   ボビン搬送用のコンベアと、該コンベアの幅方向
   の側方に投、受光器等による非接触型のボビン検
   出装置と圧空を間欠的に噴出するエアーノズルを
   配備し、該ボビン検出装置とエアーノズル用のソ
   レノイドバルブ間に分周装置を接続し、該エアー
   ノズルの噴気によりコンベアの幅方向に振り分け
   られた空ボビンを複数の通路内へ案内する案内板
   を設けて構成したことを特徴とする前記特許請求
   の範囲第１項記載の空ボビンの振り分け搬送装
   置。