JPH03296974A - データ記録方式およびデータ再生方式 - Google Patents

データ記録方式およびデータ再生方式

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JPH03296974A
JPH03296974A JP9774790A JP9774790A JPH03296974A JP H03296974 A JPH03296974 A JP H03296974A JP 9774790 A JP9774790 A JP 9774790A JP 9774790 A JP9774790 A JP 9774790A JP H03296974 A JPH03296974 A JP H03296974A
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JP9774790A
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English (en)
Inventor
Osamu Inagoya
稲子谷 修
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、シート状記録媒体など光学的にデータを再生
可能な記録媒体に対して適用するに好適なデータ記録方
式およびデータ再生方式に関する。
[従来の技術] 近年、同一の情報を多数の人々に配布できるような記録
メディアの要求が高まり、たとえば磁気テープやビデオ
テープ、CD、CDV、VDなどのように、音声や映像
が記録された情報記録媒体が雑誌感覚で利用されるよう
になってきた。しかし、これら記録媒体はダビングに長
時間を要して大量生産に適さないし、また、記録媒体自
体も比較的高価であって、情報を安価に提供するのには
適さないという問題があった。
そこで、大量生産に適し、かつ安価に情報を提供するこ
とができるものとして、紙などのシート状メディアを使
用し、これに符号化された情報を濃淡パターンとして印
刷した記録媒体(以下、シート状記録媒体という)が提
案されている。第8図はかかるシート状記録媒体を示す
ものであって、紙などのシート状記録媒体18に、符号
化された情報のトラック(情報トラック)19が多数矢
印X方向に平行に印刷されている。各情報トラックは符
号化された情報のビットパターンに応じた白ドツトと黒
ドツトの配列のドツトパターンであって、これらドツト
の最小単位は一辺の長さが30μmの正方形状をなして
いる。
第9図は第8図のシート状記録媒体18上での情報トラ
ックが印刷された部分の拡大図である。
同図において、ドツトの最小単位は一辺が30μmの正
方形状をなしており、各情報トラック19は互いに接し
ている。この場合、情報トラック19の幅は30μmで
あり、各情報トラック19では。
情報ビットパターンに応じて、30μmの整数倍の長さ
の白ドツトと黒ドツトとが交互に配列されている。
光学情報読取装置においては、かかるシート状記録媒体
18が装着され、第8図に示す矢印Y方向とは逆方向に
、走査機構とは相対的に移送されつつ矢印X方向に光ビ
ームで情報トラック19が走査され、各情報トラック1
9から情報が読み取られる。
第10図は本出願人が先に提案したこの種の光学情報読
取装置の走査機構を示す概略斜視図であって、20はシ
リンダ、21はパルスモータ、22は回転ディスク、2
3は中心軸、24は発光素子、25はコリメータレンズ
、26はミラー、27は集光レンズ、28は受光素子、
29は光ビーム機構である。
同図において、シリンダ20の一方の面側にはパルスモ
ータ21が、他方の面側にはシリンダ20よりも若干小
径の回転ディスク22が、夫々の中心軸がシリンダ20
の中心軸23と一致するように、配置されている0回転
ディスク22はシリンダ20を貫通するパルスモータ2
1の回転軸(図示せず)と連結しており、パルスモータ
21によって矢印A方向に回転駆動される。
第8図に示したシート状記録媒体18は、矢印Y方向が
中心軸23と平行となるように湾曲状に変形されてシリ
ンダ20の外周面に装着される。
回転ディスク22上には、レーザダイオードなどの発光
素子24、コリメータレンズ25.ミラー26、集光レ
ンズ27および受光素子28からなる光ビーム機構29
が取りつけられており、したがって、この光ビーム機構
29は回転ディスク22の回転とともに中心軸23を中
心に回転する。
発光素子24とコリメータレンズ25は中心軸23上に
配置され、ミラー26は、コリメータレンズ25に対向
し、かつその反射面が回転ディスク22の面と傾斜する
ように、回転ディスク22の面上に配置されている。こ
れにより、発光素子24がら出力される光ビームは、コ
リメータレンズ25で平行ビームとなった後、ミラー2
6によって中心軸23とは異なる方向に反射される。集
光レンズ27はミラー26の反射平行ビームを上記のよ
うに装着されたシート状記録媒体18上で収束させるよ
うに配置され、受光素子28はシート状記録媒体18で
反射されて散乱する光ビームを受光するように配置され
ている。
そこで、シート状記録媒体18が上記のように装着され
、パルスモータ21によって回転ディスク22が矢印A
方向に回転するとともに、発光素子24が光ビームを出
力すると、光ビーム機構29も中心軸23を中心に矢印
A方向に回転するが、ミラー26の反射面でのコリメー
タレンズ25からの平行ビームが反射される位置は不変
であり、また、装着されたシート状記録媒体18の面は
中心軸23を中心とする円筒面の一部をなすから、光ビ
ームは集光レンズ27によって常にシート状記録媒体1
8の面上に収束される。
なお、第9図に示したようにシート状記録媒体18上に
情報が記録されている場合、集光レンズ27によって収
束される光ビームのシート状記録媒体18上でのビーム
スポットの直径は、シート状記録媒体18上の情報トラ
ック19の幅30μm以下に設定される。
回転ディスク22の矢印六方向の回転とともに、集光レ
ンズ27で収束された光ビームのビームスポットはシー
ト状記録媒体18上を矢印X方向(第7図)に移動し、
シート状記録媒体18上の1つの情報トラ−ツク19を
走査する。この間、受光素子28はシート状記録媒体1
8から反射される光ビームを受光し、走査される情報ト
ラック19のドツトパターンに応じてレベルが変化する
情報信号を出力する。このようにして1つの情報トラッ
ク19からの情報の読み取りが終ると、図示しない送り
機構および微調整機構によってパルスモータ21、シリ
ンダ20、回転ディスク22および光ビーム機構29が
シート状記録媒体18上の情報トラック19の1ピッチ
分中心軸23に平行に(シート状記録媒体18に対して
第8図の矢印Y方向に)送られ1次の情報トラック19
の走査が行なわれる。
このようにして、シート状記録媒体18上の各情報トラ
ック19から順番に情報が読み取られる。
ところで、かかるシート状記録媒体は、携帯に便利であ
るようにすることが好ましく、このために、余り大きく
することができず、記録されるデータ量にも限りがある
。そこで、記録媒体の限られたスペースにより多量のデ
ータを記録するためには、データの圧縮が必要となる。
画像データ圧縮の方法としては、従来、種々提案されて
いるが、データの記録や伝送に最適なデータ圧縮方法と
しては、ADCT (適応型離散コサイン変換。たとえ
ば、電子通信学会研究会資料 IE83−103pp、
45−52の「静止画像用符号化方式の比較検討」と題
する論文)方式とハフマン符号化(たとえば1日経バイ
ト 1986年10月号「ハフマンコーディングによる
データ圧縮」)方式とを併用する方法である。
ADCTは、一連のディジタルデータからなる情報を同
じ個数のディジタルデータからなるブロックに区分し、
各ブロック毎に直交変換の一種であるコサイン変換を施
して直流成分を表わす1つの変換係数と交流成分を表わ
す複数個の変換係数とを求め、これらを切り捨て処理、
量子化処理を行なって符号化するものである。
ところで、上記のコサイン変換を行なうと、ブロック中
のエネルギーは大部分が直流成分の変換係数に集中して
おり、このために、交流成分の変換係数の値は小さい、
変換係数は値が余り小さいと、その成分が人間の目には
感じられない。このために、人間の目に感じ得る最小の
値(係数切り捨て閾値)以下の値の変換係数は切り捨て
て伝送もしくは記録しなくともよい、また、人間の目の
感じ方は変換係数に応じて異なる。そこで、上記直交変
換によって得られる交流成分の変換係数毎に予め係数切
り捨て閾値を設定し、交流成分の変換係数の係数切り捨
て閾値以下の部分の切り捨て処理を行なう。この場合、
係数切り捨て閾値以下の交流成分の変換係数の値は零と
する。
このように切り捨て処理された交流成分の変換係数と直
流成分の変換係数とは係数量子化ステップ幅を用いて量
子化され、夫々の量子化レベルに対応した符号が割り当
てられて符号化される。
以上の処理においては、係数切り捨て閾値以下の部分に
ついては、切り捨てられて量子化する必要がないから1
割り当てられる符号のビット数を低減でき、特に、値が
零に設定された変換係数に対してはよりビット数の少な
い符号を割り当てることができるから、その分データ圧
縮がなされることになる。
かかる直交変換によるデータ圧縮処理で得られる変換係
数の値の発生頻度分布は、均一ではなく。
零の値を中心としたガウス分布をなしている。このため
に、上記の符号化のための方式として、ハフマン符号化
方式を用いると、さらに有効に画像データの圧縮が可能
となる。
ハフマン符号化方式は、データ値の発生頻度分布を検出
し、データ値に割り当てられるビット数をその発生頻度
に応じて決められるようにしたものである。この場合、
発生頻度が高いデータ値程割り当てられるビット数を少
なくし、発生頻度が低いデータ値程割り当てられるビッ
ト数を多くする。
いま、2ビットのデータが50個からなる情報があると
して、その発生頻度が次の表1で示されるものであった
とする。
く 表1 〉 このような情報に対しては、上記衣1に示すように1発
生類度が最も高い(00)のコードに0”の1ビットか
らなるハフマンコードが割り当てられ、次に発生頻度が
高い(01)のコードに2ビット“10”のハフマンコ
ードが、次に発生頻度が高い(10)のコードに3ビッ
ト“110”のハフマンコードが、最も発生頻度が低い
(11)のコードに3ビット“111 ”のハフマンコ
ードが夫々割り当てられる。このようにハフマン符号化
した場合、元の情報では2X41+2X5+2x3+2
xl=100ビットから構成されることになるが、ハフ
マン符号化後の情報はlX41+2X5+3X3+3X
1=63ビットから構成されることになり、37%ビッ
ト数が低減、すなわちデータ圧縮がなされることになる
したがって、ADCT方式によってデータ圧縮された情
報をさらにハフマン符号化することにより、さらにデー
タ圧縮されることになる。
[発明が解決しようとする課題] ハフマン符号化された情報を復号する場合、上記衣1の
ようなデータとハフマンコードとの対応を表わしたテー
ブルが予め設定されており、ハフマン符号化された情報
の1ビット入力がある毎にテーブルを参照してハフマン
コードが検出され、検出されたハフマンコードを元のコ
ードに復号する。たとえば、元の情報が(00)、(0
0)。
(01)、(10)、・・・・・・の一連の2ビットデ
ータからなる場合、これをハフマン符号化した情報は、
上記衣1により、0” On “10’?” 110”
 ・・・・・・となる、かかる情報が復号されるときに
は、0010110・・・・・・の順序でビットが入力
され、1ビット入力される毎に表1を照合してハフマン
コード“0”ON  10”“110” ・・・・・・
が検出され、これらが元の2ビットのコードに復号され
て元の情報が正しく復元される。
しかしながら、ハフマン符号化された情報に1ビットで
もエラーがあると、次のような問題が生ずる。
いま、上記の一連のビット0010110・・・・・・
からなるハフマン符号化された情報において、4ビット
目がエラーとなったとする。これにより、ハフマン符号
化された情報は0011110・・・・・・となるが、
上記衣1によってこれから検出されるハフマンコードは
1′O”  o″ ” 111”“10″ ・・・・・
・となる、したがって、これを復号して得られる情報は
(00)、(00)、(11)。
(Of)、・・・・・・となり、元の情報(OO)、 
(OO)。
(01)、(10)、・旧・・とは異なったものとなる
この誤りは、上記ハフマン符号化された情報で3ビット
目と4ビット目とが組み合わされて1つのハフマンコー
ド“10”をなすのに対し、4ビット目がエラーとなっ
たために、3ビット目〜5ビット目で1つのハフマンコ
ード“111”をなすように変化し、この結果、復号コ
ードがエラーとなるのである。しかも、ハフマンコード
を構成するビット数が2から3に変化するため、これ以
降のビットによるハフマンコードのビット組み合わせが
ずれてきてしまい、ビットエラーが生じた位置から復号
コードが誤ってしまうことになる。
このように、ハフマン符号化された情報を復号するに際
しては、1ビットでもエラーがあると、このエラービッ
トを含むハフマンコードに留まらず、これ以降のハフマ
ンコードにエラーが伝播してしまい、正しい復号情報が
得られなくなってしまう。
通常、ディジタル情報の記録や伝送に際しては、この情
報にエラー訂正符号を付加し、復号するに際してデータ
のエラー訂正が行なわれる。しかしながら、このエラー
訂正符号の能力を越えたエラーが生ずる場合もあり、こ
のような場合には、エラー訂正処理を行なっても、情報
にエラーが残留してしまう、特に、情報がドツトパター
ンで記録され、光学的に読み出しが行なわれる第7図〜
第9図で説明したようなシート状記録媒体は、携帯され
た状態にある場合が多く、また、使用に際しては記録面
が手で触られる場合も多いなどから、塵埃が付着したり
、傷がついたりしやすく、ビットエラーが多発するおそ
れがある。このようなシート状記録媒体に塵埃や傷など
に対する防止機構を設けることは、使用や携帯に際して
不便であるし、価格の面でも問題となる。
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、可変長符号化
して情報を記録再生するに際し、ビットエラーによる復
号エラーを最小限に抑圧することができるようにしたデ
ータ記録方式およびデータ再生方式を提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために1本発明によるデータ記録方
式は、ディジタル情報を等ビット数のブロックに区分し
、各ブロック毎に可変長符号化するに際し、各ブロック
の先頭部分に該ブロックの長さを表わすブロック長デー
タを付加する。
また、本発明によるデータ記録方式は、前記ブロック長
データ毎に第1のエラー訂正符号を付加するとともに、
前記ブロック長データ、該第1のエラー訂正符号および
ブロックの情報データのエラー訂正のための第2のエラ
ー訂正符号を付加する。
さらに1本発明によるデータ再生方式は、前記ディジタ
ル情報をディジタル画像情報として、1画像情報が複数
のブロックからなり、該ブロック毎に復号してバッファ
メモリに書き込み、該ブロックでエラーによって復号不
能となったとき、該バッファメモリへの書き込みを禁止
する。
[作用] 本発明によるデータ記録方式では、各ブロック毎にブロ
ック長データが付加されているため、情報再生に際して
、該ブロック長データの内容から各ブロックが判別でき
、ブロック毎に可変長符号の復号が行なわれ、ブロック
の終了とともに復号が一旦完結する。このために、ブロ
ック中にビットエラーがあっても、これによる復号エラ
ーの伝播はこのブロック内に留まることになる。
また、ブロック長データは前記第1.第2のエラー訂正
符号によって二重にエラー訂正がなされ、したがって、
夫々のエラー訂正符号の能力以上のビットエラーが生じ
ても、二重エラー訂正により、ブロック長データのビッ
トエラーはなくなる。この結果、常に正確にブロックの
判別が行なわれる。
本発明によるデータ再生方式では、バッファメモリは一
旦書き込みが行なわれると、消去されない限りデータは
保持される。可変長符号の復号がなされた1ブロック分
の画像情報データはこのバッファメモリのブロックに対
応した場所に書き込まれるが、この書き込みにより、既
に書き込まれている前の画像の情報データが書き込まれ
る新たな画像情報データと書き換えられる。そこで、ビ
ットエラーによって復号不能となったブロックの画像情
報データがこのバッファメモリへ書き込まれることが禁
止されると、この部分は前に書き込まれた画像情報デー
タで補間されることになる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面によって説明する。
第1図は本発明によるデータ記録方式の一実施例を示す
ブロック図であって、1はA/D (アナログ/ディジ
タル)変換器、2はADCT (適応型離散コサイン変
換)回路、3はハフマン符号化回路、4はブロック長デ
ータ付加回路、5はブロック長データ生成回路、6はエ
ラー訂正符号付加回路である。
同図において、入力情報は、A/D変換器1でディジタ
ル化された後、ADCT回路2に供給される。ADCT
回路2では、供給されたディジタル情報が一定数のサン
プルデータ(したがって、一定のビット数)からなるブ
ロックに区分され、ブロック単位でADCT処理されて
データ圧縮される。ADCT回路2の出力情報はハフマ
ン符号化回路3に供給され、ブロックを単位としてハフ
マン符号化される。ハフマン符号化された情報はブロッ
ク長データ付加回路4とブロック長データ生成回路5と
に供給され、ブロック長データ生成回路5で各ブロック
毎にこのブロックを構成するビットの数を表わすデータ
(すなわち、ブロック長データ)が生成されて、ブロッ
ク長データ付加回路4において、生成されたブロック長
データが対応するブロックの先頭部分に付加される。ブ
ロック長データ付加回路4から出力される情報は、エラ
ー訂正符号付加回路6でエラー訂正符号が付加された後
、図示しない記録処理回路でバーストエラーに対処する
ためのインターリーブ処理や増幅などの記録のための処
理がなされて図示しない記録媒体に記録される。
第2図はかかる処理によって得られた記録情報を示す。
ADCT回J12でデータ圧縮される情報に設定される
各ブロックのビット数は等しいが、この情報がハフマン
符号化されると、各ブロックのビット数(ブロック長)
は異なる。第2図においては、ブロック1はm□ビット
からなり、ブロック2はm2ビット、・・・・・・、ブ
ロックNはmNビットからなっているものとしており、
これにより、ブロック1の先頭部分には値m□を表わす
ブロック長データ1が記録され、ブロック2の先頭部分
には値m2を表わすブロック長データ2が、・・・・・
・、ブロックNの先頭部分には値m、を表わすブロック
長データNが夫々記録される。
かかる情報の再生に際しては、まず、ブロック長データ
1が再生されて値m1が検出され1次いで、ブロック1
が再生される。このとき、このブロック1の再生ととも
に、上記のように可変長コードが検出されて復号される
が、ブロック長データlで指定されるm1個のビットが
再生されると、ブロック1の再生が完了したとして復号
動作をリセットする。
このようにブロック1の再生が完了すると1次の再生ビ
ットからはブロック長データ2とし、その値m2を検出
して同様にブロック2の再生、復号を行なう。
なお、復号動作のリセットとは、強制的にデータの区切
りをつけることであり、次にデータのビットが入力され
たときには、そこから可変長コードの検出を開始する。
以上のように、ブロック長データによってブロックのビ
ット数が予めわかり、かつブロック毎に復号動作がリセ
ットされるので、ブロック中にビットエラーがあっても
、このビットエラーによる復号エラーの伝播はこのブロ
ックの終端で停止し、次のブロックに伝わることがない
、このように、ビットエラーの影響はそのビットエラー
があるブロック内に留まり、ビットエラーにょる復号エ
ラーを最小限度に抑圧できる。
なお、ブロック長データとしては、たとえば8ビットの
データとし、これがブロック長をバイト数で表わすもの
とすると、可能な最大のブロック長は255バイト(=
2048ビット)となる。
しかし、これに限らず、ADCT処理によってデータ圧
縮する場合のブロック長は任意であり、情報が画像情報
である場合、1水平走査期間のデータを1ブロツクとす
るようにしてもよい。
また、ブロック長データは固定長符号であってもよいし
、可変長符号であってもよい。
ところで、第1図におけるエラー訂正符号付加回路6で
は、各ブロック毎にブロック長データとブロック内の情
報データ(ハフマン符号化されている)とに夫々エラー
訂正符号が付加され、情報再生に際し、これらエラー訂
正符号によってブロック長データと情報データとのエラ
ー訂正が行なわれる。
しかしながら、ブロック長データのエラー訂正符号の訂
正能力を情報データのエラー訂正符号の訂正能力と同等
にすると、情報データと同程度にブロック長データにエ
ラーの残留が生ずるおそれがある。ブロック長データで
エラー訂正がしきれないと、これに対応するブロック長
の検出にエラーが生じ、このエラーが後続のブロックに
伝播して増々エラーが拡大していく。このために、ブロ
ック長データでのエラーは完全に訂正されるようにしな
ければならない、エラー訂正を完全にするためには、よ
りビット数の多いエラー訂正符号を用いればよいが、そ
の分データ量が増大してしまう。
第3図は、かかる問題を解消し、ブロック長データのエ
ラーをなくすことができるようにした本発明による記録
方式の他の実施例を示すものであって、上記実施例とは
、第1図におけるエラー訂正符号付加回路6の処理動作
が異なっている。
第3図において、ブロック長データ付加回路4(第1図
)から出力される情報では、ブロック1の先頭部分にブ
ロック長データBDIが、ブロック2の先頭部分にブロ
ック長データBD2が、ブロック3の先頭部分にブロッ
ク長データBD3が、・・・・・・、ブロックNの先頭
部分にブロック長データBDNが夫々付加されているが
、エラー訂正符号付加回路6では、まず、各ブロック長
データBD1、BD2.BD3.・・・・・・、BDN
にこれをエラー訂正するためのエラー訂正符号BEI、
BE2゜BE3.・・・・・・、BENが付加され、さ
らに、これらエラー訂正符号が付加された情報が等しい
ビット数のパケット1,2,3.・旧・・9Mに区分さ
れ、各パケットにそれをエラー訂正するためのエラー訂
正符号PEI、PE2.PE3.PE4.PE5、・・
・・・・、PEM−1,PEMが付加される。
情報再生に際しては、1パケット分の再生信号が得られ
ると、これに続くエラー訂正符号PEによってこのパケ
ットのエラー訂正が行なわれる。
このパケットにブロック長データBDやそのエラー訂正
のためのエラー訂正符号BEが含まれているときには、
これらも同時にエラー訂正される。
次いで、各ブロック長データBDがこれに対するエラー
訂正符号BEによって再度エラー訂正される。
このようにして、各ブロック長データBDは二重にエラ
ー訂正されることになり、エラー訂正符号PE、BE夫
々に対してはエラー量が訂正能力以上となっても、これ
らによる二重エラー訂正が行なわれることにより、ブロ
ック長データBDのビットエラーが完全になくなる。
また、パケット用のエラー訂正符号PEは、本来のブロ
ック内の情報データのエラー訂正用の符号の代りに用い
られるものであり、パケットのデータ長を一定とするこ
とにより、一定ビット数の符号である。このために、パ
ケットのデータ長を適宜設定することにより、ブロック
長データ、ブロックの情報データ毎に独立にエラー訂正
符号を付加するのに比べ、格別データ量が増大化するも
のではない。
なお、上記各実施例は、音声データ圧縮方式であるAD
PCM (適応差分PCM)方式など他の方式を用いて
もよいし、また、ハフマン符号化以外の他の可変長符号
化方式を用いてもよい。
さらに、ブロック長データは、情報データと一体とせず
、記録媒体のエラーが発生しにくい特定の位置に情報デ
ータと別個に記録するようにしてもよい。この場合にも
、各ブロック長データにエラー訂正符号を付加するとよ
いし、さらに、一連のブロック長データからなる情報を
第3図のようにパケットに区分し、夫々のパケットにエ
ラー訂正符号を付加することにより、各ブロック長デー
タを二重にエラー訂正することができる。情報再生に際
しては、ブロック長データがまず再生され、これに基づ
いて再生情報のブロックを判別する。
第4図〜第7図は本発明によるデータ記録方式の他の実
施例とこれに対するデータ再生方式の一実施例を示す。
この実施例は画像情報に関するものであり、まず、第4
図により、データ記録方式について説明する。
第4図が1つの画像を表わしているものとし、この画像
は縦、横512個(512X512画素)の画素からな
るものとすると、各画素が輝度情報、2つの色情報毎に
ディジタル化される。
かかる画像に対し、縦、横8画素(8x8画素)からな
るサブブロックが設定され、画像が64X64のサブブ
ロックに分割される。そして、サブブロック毎にADC
TやADPCMなどによるデータ圧縮処理が行なわれる
このようにデータ圧縮が行なわれた後、横方向に配列さ
れる64個のサブブロックを−まとめにしてブロックと
し、−画像当り64個のブロック1、ブロック2.・・
・・・・、ブロック64を設定する。
そして、ブロック毎にハフマン符号などの可変長符号化
し、第1図〜第3図と同様にして、各ブロック毎にブロ
ック長データを付加するとともに、エラー訂正符号を付
加して記録する。
この実施例も、第1図に示した実施例と同様に、ビット
エラーがあっても、これによる復号エラーはこのビット
エラーがあるブロック内に留まることになる。
なお、ハフマン符号化処理の単位となるブロックは、第
4図のサブブロックであってもよい、この場合には、1
画素が8ビットで表わされるとすると、1ブロツクが8
画素×8画素×8ビット=64バイトからなり、ブロッ
ク長データが8ビットとすると、最大255バイトのハ
フマン符号化されたデータに変換される。
次に、第5図〜第7図により、かかる画像情報のデータ
再生方式を説明する。
第5図はこのデータ再生方式を示すブロック図であって
、7はCPU (中央処理装置)、8はCPU用メモリ
、9は読取装置コントローラ、10は入力端子、11は
エラー訂正回路、12はエラー訂正用メモリ、13は圧
縮データメモリ、14はデータ伸長用プロセサ、15は
フレームメモリ、16はD/A (ディジタル/アナロ
グ)変換器、17は出力端子である。
第5図において、CPU7の制御のもとに、読取装置コ
ントローラ9は図示しない記録媒体の情報再生を行なう
、再生された情報信号は1図示しない再生処理回路でデ
イインターリーブなどの処理がなされた後、エラー訂正
回路11に供給される。エラー訂正回路11は、エラー
訂正用メモリ12を用いて、先に説明したエラー訂正符
号により、情報信号のブロック長データやブロック内の
情報データのエラー訂正処理を行なう、エラー訂正され
た情報信号はCPU用メモリ8もしくは圧縮データメモ
リ13に書き込まれる。
伸長用プロセサ14は、情報信号のエラー訂正されたブ
ロック長データの内容をもとに第4図に示す1ブロツク
の情報データを判別し、CPU用メモリ8もしくは圧縮
データメモリ13に1ブロツク分の情報データが書き込
まれると、ハフマンコードの復号やデータ伸長の処理を
行ない、この処理が完了した情報データを圧縮データメ
モリ13に書き込む、1画像分の処理が終ると、伸長用
プロセサ14は圧縮データメモリ13から1画像分の処
理済み情報データをフレームメモリ15に書き込み、こ
れをテレビジョン方式に準拠した走査方法で読み出す、
読み出されたディジタル画像信号はD/A変換器16で
アナログ画像信号に変換され、出力端子17から図示し
ない表示部などに供給される。
ここで、圧縮データメモリ13においては、前に処理さ
れた1画像分の情報データが消されずに残っており、新
たに1ブロツク分の情報データが処理されると、前に処
理されて残っている1ブロツク分の情報デー・夕が新た
な1ブロツク分の情報データと書き換えられる。そして
、ハフマンコードの復号に際して、ビットエラーの残留
によって定義されないコードが現われ、復号できなくな
ると、このブロックのこのコード以降では、圧縮データ
メモリ13への書込みが行なわれない、これによって書
き換えが行なわれない部分は前の画像の情報データが使
用されることになる。
第6図はビットエラーが残留した場合の画像の例を示す
ものであって、ここでは、ブロック2にビットエラーに
よるハフマン復号不能があった場合を示している。圧縮
データメモリ13においては、ブロック1,3.・・・
・・・、64で全体的に情報データの書き換えが行なわ
れるが、ブロック2では、途中で書き換えが停止し、斜
線でハツチングしたA部分が、1つ前の画像の情報デー
タとなる。
動画像の場合、前後する画像間では情報内容が近似して
おり、このために、ハフマン復号ができなくとも、その
部分が近似した内容の情報によって補間されることにな
り、画像データのエラーが回避される。
第7図は第5図における圧縮データメモリ13の一具体
例を示すものであって、第5図におけるエラー訂正回路
11でエラー訂正された情報データも書き込まれるよう
にしたものである。
同図において、エラー訂正回路11から出力される1ブ
ロック分の情報データは一方の圧縮データ書込み部(1
)に書き込まれ、この書き込みが完了すると、上記衣1
のような固定長コードとハフマンコードとの対応を示す
変換テーブルにより、この1ブロック分の情報データが
ハフマン復号化され、さらに適応型離散コサイン逆変換
などによってデータ伸長される。このように処理された
情報データのうちの輝度情報データはY出力バツフアの
このブロックの対応した場所に書き込まれ、2つの色情
報データは夫々Cr 、 Cb出力バツファのこのブロ
ックに対応した場所に書き込まれる。
このときには、次にエラー訂正回路11から出力される
1ブロック分の画像情報データが他方の圧縮データ書込
み部(2)に書き込まれていく。
[発明の効果] 以上説明したように1本発明によれば、ブロックが明確
に区分できてビットエラーによるハフマン復号エラーを
ブロック内に留めることができ、復号エラーを大幅に低
減できる。
また、ブロック長データのエラー訂正も、記録データ量
を増加させることなく、二重に行なうことができ、情報
再生に際してのブロックの区分に誤りが生ずるのを防ぐ
ことができる。
さらに1画像情報については、前の画像データの補間が
可能となるので、ブロック内の復号エラーも低減でき、
画質が良好な画像再生が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるデータ記録方式の一実施例を示す
ブロック図、第2図はこの実施例による記録情報を示す
図、第3図は本発明によるデータ記録方式の他の実施例
での記録情報を示す図、第4図は画像情報に対する本発
明によるデータ記録方式のさらに他の実施例の説明図、
第5図は第4図で説明した実施例に対するデータ再生方
式を示すブロック図、第6図は第5図における伸長用プ
ロセサの動作説明図、第7図は第5図における圧縮デー
タメモリの一例を示す図、第8図は記録媒体の一例を示
す図、第9図はこの記録媒体上の情報記録パターンの拡
大図、第10図はこの記録媒体から情報を読み取る従来
の光学情報読取装置の走査機構の一例を示す概略斜視図
である。 3・・・・・・ハフマン符号化回路、4・・・・・・ブ
ロック長データ付加回路、5・・・・・・ブロック長デ
ータ生成回路、6・・・・・・エラー訂正符号付加回路
、11・・・・・・エラー訂正回路、13・・・・・・
圧縮データメモリ、14第1図 第2図 第3図 田ヒー−70ツク1+     ヒーーーーーーE2 BDI         BO2 ←−−−−−ハ0ケット1−−−−PE1トー−I+”
ケラト2−→PE2←−−一二二=;24 ニー7、−′□:;=二;7二二 第 4 図 第 図 第7図 図面の浄書 第 図 第 図 9 第 図 第10図 (1)第5図を添付した別紙補正図面のように補正しま
す。 添付書類の目録 (1)補正図面(第5図) 以上 手続補正書 (方式) %式% 事件の表示 特願平2−97747号 発明の名称 データ記録方式およびデータ再生方式 補正をする者 平成 2年 7月31日 補正により増加する請求項の数 なし

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一定ビット数からなるブロックに区分されたディ
    ジタル情報を、該ブロック毎に可変長符号化して記録す
    るデータ記録方式において、可変長符号化された該ブロ
    ック毎に該ブロックの長さを表わすデータも同時に記録
    することを特徴とするデータ記録方式。
  2. (2)請求項(1)において、前記ブロックの長さを表
    わすデータを対応する可変長符号化された前記ブロック
    の先頭部分に記録することを特徴とするデータ記録方式
  3. (3)請求項(2)において、可変長符号化された前記
    ブロック毎に、前記ブロックの長さを表わすデータのた
    めの第1のエラー訂正符号とともに、該データ、該第1
    のエラー訂正符号および可変長符号化された前記ブロッ
    クの情報データのための第2のエラー訂正符号とを付加
    したことを特徴とするデータ記録方式。
  4. (4)請求項(1)、(2)または(3)において、前
    記ディジタル情報はディジタル化された画像情報であつ
    て、前記ブロックは複数の水平走査期間の情報データか
    らなることを特徴とするデータ記録方式。
  5. (5)請求項(4)記載のデータ記録方式による前記画
    像情報のデータ再生方式において、再生された情報デー
    タをエラー訂正した後、前記ブロック毎に復号してバッ
    ファメモリに書き込み、エラーの残留によつて復号不能
    のとき該バッファメモリへの書込みを禁止し、書込み禁
    止された部分を該バッファメモリに既に書き込まれてい
    る1つ前の画像の情報データで補間することを特徴とす
    るデータ再生方式。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6014493A (en) * 1991-12-13 2000-01-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Digital signal recording and playback apparatus for inter-frame and intra-frame compression data

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6014493A (en) * 1991-12-13 2000-01-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Digital signal recording and playback apparatus for inter-frame and intra-frame compression data

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