JPH03296635A - 風洞 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、航空機、自動車、構造物などの空力試験に用
いられる風洞の壁面（風洞壁）に関する。

［従来の技術］ 従来の風洞壁は、風洞気流の流路の形状を定める壁の機
能しか有していない。そのため航空機の離着陸時の地面
効果試験においては、地面板を製作して風洞内にセット
し、模型との高さの関係を調節しながら試験している。

また、三次元形状の模型の試験を主な用途とする風洞を
用いて二次元形状の模型の試験を行なう場合は、端板を
２枚製作して風洞内にセットし、端板の間に模型を取付
けて試験している。

このような試験のやりかたでは試験準備に時間がかかり
試験費用の増加を招いている。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明は、従来の風洞壁がもつ前記問題点を解消し、地
面効果や二次元形状の風洞試験を効率よ（辷 〈実施できる風洞をを提供することを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明に係る風洞は上下側板および左右側板で構成され
る風洞計測部の風洞壁を有する風洞において、少なくと
も前記側板のいずれか１つを２枚の板で構成し、前記２
枚の板がそれぞれ風洞の気流の方向と直角の方向に移動
できることを特徴とする。

［作用］ 前述のような構成にすることにより次のような作用を得
ることができる。

（１）航空機の地面効果の試験の場合は、内側の１枚の
板が風洞の中心の方向に所要の位置まで動いて地面板の
役割を果たし、外側の１枚の板は、ちと、内側の板があ
った位置まで動いて風洞壁の役割を果たす。

（２）二次元模型の試験の場合は、向い合う風洞壁の内
側の板がそれぞれ風洞の中心の方向に動いて端板の役割
を果たし、外側の板は、ちと、内側の板があった位置ま
で動いて風洞壁の役割を果たす。

［実施例］ 本発明の実施例を第１図〜第２図に示す。

第１図は本発明の第１実施例を示す。

第１実施例の風洞壁は、航空機の地面効果試験の地面板
としての利用を示したもので、風洞計測部の内側の板１
が、油圧、あるいは電動モータなどを利用したアクチュ
エータ３によって、風洞中心方向の所要の位置まで動い
て地面板の役割を果たす。一方、外側の板２は、アクチ
ュエータ３によって、ちと、内側の板があった位置まで
動いて風洞壁の役割を果たす。

第２図は本発明の第２の実施例を示す。

第２実施例の風洞壁は二次元形状の試験の場合の、端板
としての利用を示したもので、向い合った風洞壁の内側
の板１が、それぞれ第１実施例と同様の動きをして、端
板の役割を果たす。外側の板２もそれぞれ第１実施例と
同様の動きをして、風洞壁の役割を果たす。

［発明の効果］ 本発明は前述のように構成されているので、以下に記載
するような効果を奏する。

（１）本発明に係る風洞壁によるときは、航空機の地面
効果の試験や、二次元形状の模型の試験を容易に実施す
ることができる。

（２）試験準備の時間を短縮することができるので、こ
れらの試験の費用を節減することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例に係る試験状態の側面図、
第２図は本発明の第２実施例に係る試験状態の断面図、
第３図は従来の風洞壁による試験状態の側面図及び断面
図を示す。 １２１１本発明の風洞壁の内側の板、２・・・本発明の
風洞壁の外側の板、３・・・アクチュエータ、４・・・
航空機の模型、５・・・二次元形状の模型、６・・・模
型支持装置、７・・・従来の風洞壁、８・・・地面板、
９・・・端板。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上下側板および左右側板で構成される風洞計測部の風洞
   壁を有する風洞において少なくとも前記側板のいずれか
   １つを２枚の板で構成し、前記２枚の板がそれぞれ風洞
   の気流の方向と直角の方向に移動できることを特徴とす
   る風洞。