JPH03295911A - 人工スキー場の床用マツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、人工スキー場の床用マット、特に、屋内人
工スキー場の床面上に固定される、雪崩の発生を防止す
ることができる、人工スキー場の床用マットに関するも
のである。

〔従来の技術〕

従来の屋内人工スキー場は、外気温度が低い冬期のみに
営業するものであったが、近年、−年を通じて営業可能
な屋内人工スキー場の開発が進められ、実際に構築され
ている。

このような、−年を通じて営業可能な屋内人工スキー場
の有する問題の一つに、外気温度の上昇にともなって屋
内の温度が上昇したときに、床面上に堆積した雪が滑り
落ちる現象、即ち、雪崩の発生の問題がある。

この雪崩の発生は、人工スキー場内の温度上昇を防ぐこ
とは勿論であるが、人工スキー場の床とこの床面上に堆
積した雪との摩擦力を高め、そして、融雪水を効率良く
排水することによって、効果的に防止することができる
。

床と雪との摩擦力を高め、そして、融雪水を効率良く排
水するための手段として、床面上にマットを貼り付け、
このマット上に雪を堆積させることが考えられる。この
マットは、樹脂製の基板の上に樹脂製の人工芝を垂直に
植設したものからなる従来公知のものである。

マット上に堆積した雪は、マットに植設された人工芝に
食い込み、これによって雪崩の発生を防止できる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上述の従来公知のマットは、次のような
問題を有している。即ち、 ■　人工芝が基板に対して垂直に植設されているので、
マットの傾斜角度が大きくなると、マット上に堆積した
雪とマットの芝との摩擦力が減少して、雪の滑り止め効
果が低下する。

■　マットの基板は、透水性に欠けるので、融雪水を効
率良く排水することができない。

従って、この発明の目的は、雪崩の発生を効果的に防止
することができる、人工スキー場の床用マットを提供す
ることにある。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は、複数個の排水孔が間隔をあけて形成された
、傾斜床上に固定される基板と、前記基板の上面に植設
された人工芝と、前記基板の下面において、前記排水孔
が形成されていない部分に間隔をあけて固定された複数
個の間隔材とからなり、前記人工芝は、同一方向に傾斜
していることに特徴を有するものである。

次に、この発明の、人工スキー場の床用マットの実施態
様を、図面を参照しながら説明する。

第１図は、この発明の、人工スキー場の床用マットの第
１実施態様を示す断面図、第２図は、同第１実施態様を
示す斜視図である。

第１図および第２図に示すように、この発明の、人工ス
キー場の床用マットは、複数個の排水孔ＩＡが間隔をあ
けて形成された、傾斜床２上に固定される基板１と、基
板１の上面全面に植設された人工芝３と、基板１の下面
の、排水孔ＩＡが形成されていない部分に間隔をあけて
固定された複数個の間隔材４とからとからなっており、
人工芝３は、同一方向に傾斜している。

基板１、人工芝３および間隔材４は、樹脂製であり、一
方、傾斜基台２は、コンクリート製である。人工芝３の
長さは、６から１２ａａ＋、その傾斜角度（θ）は、１
５から４５度である。排水孔ＩＡの直径は、ｌＯから１
５ｍ−である。そして、間隔材４は、幅２０から３０−
■、長さ５０から７０５ｍの寸法を有している。

このように構成されている、この発明の、人工スキー場
の床用マットを、第１図に示すように、人工スキー場の
傾斜床２上に、人工芝３が山側を向くように、間隔材４
を介して接着剤によって貼り付ける。

これによって、マット上に堆積した雪５は、傾斜した人
工芝３に食い込むので、雪５とマットとの摩擦力は、人
工芝３が基板ｌ上に垂直に植設されている場合に比べて
大きい。従って、マット上に堆積した雪５の滑りを確実
に防止することができる。さらに、基板１には、排水孔
ＩＡが形成され、そして、傾斜床２と基板ｌとの間には
、間隔材４により隙間が形成されているので、融雪水は
容易に排水される。これによって、雪崩の発生を効果的
に防止することができる。

人工芝３の長さは、第１図に示すように、全て同じであ
っても、第２図および第３図に示すように、基板の傾斜
方向にそって交互に異なっていてもよい。この場合、長
尺の人工芝３Ａの長さは、６から１２ｍｍ、短尺の人工
芝３Ｂの長さは、３から５＋ａａ＋がよい。このように
人工芝３の長さを変えることによって、雪５とマットと
の摩擦力が増大し且つ排水性も向上する。

人工芝３は、第５図、第６図および第７図に示すように
、長尺の人工芝３Ａの周囲に短尺の人工芝３Ｂの芝を植
設したもの、即ち、基板１の傾斜方向および基板ｌの傾
斜方向と直交する方向にそって交互に異なっているもの
であってよい。長尺および短尺の人工芝３Ａおよび３Ｂ
の長さは、上述した第３図および第４図の場合と同様で
ある。この場合も、雪５とマットとの摩擦力が増大し且
つ排水性も向上する。

第８図および第９図に示すように、基板１と傾斜床２と
の間に、所定間隔をあけて基板１の傾斜方向と直交する
方向にそって横桟６を設ければ、基板１と傾斜床２との
間に形成される隙間が所定間隔毎に広がるので、より排
水が向上する。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、人工芝が基板
に斜めに植設されているので、雪と人工芝との摩擦力を
大きくすることができ、しかも、基板に排水孔が形成さ
れているので、融雪水を効率良く排水できる。従って、
雪崩の発生を効果的に防止することができるといった有
用な効果がもたらされる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の、人工スキー場の床用マットの第
１実施態様を示す断面図、第２図は、同第１実施態様を
示す斜視図、第３図は、この発明の、人工スキー場の床
用マットの第２実施態様を示す断面図、第４図は、同第
２実施態様を示す斜視図、第５図は、この発明の、人工
スキー場の床用マットの第３実施態様を示す断面図、第
６図は、同第３実施態様を示す斜視図、第７図は、同第
３実施態様における人工芝を示す斜視図、第８図は、こ
の発明の、人工スキー場の床用マットの第４実施態様を
示す断面図、第９図は、同第４実施態様を示す斜視図で
ある。図面において、１−一基板、　　　　　　ＩＡ−
排水孔、２−傾斜床、　　　　　　３−人工芝、４−間
隔材、　　　　　　５・−言、 ６−・・横桟。 第６図 ３ 第７図 果９図

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数個の排水孔が間隔をあけて形成された、傾斜
   床上に固定される基板と、前記基板の上面に植設された
   人工芝と、前記基板の下面の、前記排水孔が形成されて
   いない部分に間隔をあけて固定された複数個の間隔材と
   からなり、前記人工芝は、同一方向に傾斜していること
   を特徴とする、人工スキー場の床用マット。
2. （２）前記人工芝の長さは、同一であることを特徴とす
   る、請求項（１）記載のマット。
3. （３）前記人工芝の長さは、前記基板の傾斜方向にそっ
   て交互に異なっていることを特徴とする、請求項（１）
   記載のマット。
4. （４）前記人工芝の長さは、前記基板の傾斜方向および
   前記基板の傾斜方向と直交する方向にそって交互に異な
   っていることを特徴とする、請求項（１）記載のマット
   。
5. （５）前記基板と前記傾斜床との間には、前記基板の傾
   斜方向と直交する方向にそって横桟が設けられているこ
   とを特徴とする、請求項（１）、（２）または（３）記
   載のマット。