JPH03294772A - 気液比検出装置 - Google Patents

気液比検出装置

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JPH03294772A
JPH03294772A JP9605990A JP9605990A JPH03294772A JP H03294772 A JPH03294772 A JP H03294772A JP 9605990 A JP9605990 A JP 9605990A JP 9605990 A JP9605990 A JP 9605990A JP H03294772 A JPH03294772 A JP H03294772A
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兼二 山田
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一敏 西沢
Tomoo Okada
岡田 伴雄
Tadaaki Ikeda
忠顕 池田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、流体通路を流れる気液二相流体の気液比を検
出する気液比検出装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種の気液比検出装置としては、特公昭61−
14430号公報に開示された冷媒不足検出装置がある
この冷媒不足検出装置は、冷凍サイクルのレシーバと膨
脹弁とを結ぶ冷媒配管の上方側に、冷媒配管内と連通し
て取り付けられた容器と、容器内に配設された導電性の
浮き子と、この浮き子を下方に付勢するスプリングと、
浮き子の下方に設置されたプラス側接点およびマイナス
側接点とから構成されている。
今、サイクル中の冷媒が少なくなり、レシーバと膨脹弁
とを結ぶ冷媒配管中の液冷媒にカス冷媒が混入すると、
配管内の冷媒は過冷却がとれずに気液二相状態となる。
このなめ、容器内の液冷媒は重力で落下し、容器内はガ
ス冷媒で満たされる。
その結果、容器内の浮き子が、スプリングの付勢力と重
力によって両接点に押さえ付けられ、両接点が導通する
ことにより、警報ランプを点灯させて冷媒不足を知らせ
る。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記の冷媒不足検出装置は、水平方向に付設
された配管に設置されるため、配管内を、ガス冷媒と液
冷媒とが上下に二相分離して流れる場合がある。その結
果、ガス冷媒と液冷媒とが均一に分布した二相流を安定
的にサンプリングすることができず、検出値にバラツキ
が生じて検出精度が低下する課題を有していた。
本発明は上記事情に基づいてなされたもので、その目的
は、流体通路を流れる気液二相流体の気液比を精度良く
検出することのできる気液比検出装置を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の気液比検出装置は
、流体通路を天地方向に流れる気液二相の流体を、前記
流体通路より分流させる分流通路と、この分流通路を介
して流入した流体が、その比重差により気体成分と液体
成分とに分離され、その分離成分をそれぞれ貯溜する気
液分離室と、一端が前記気液分離室内に開口するととも
に、他端が前記流体通路に開口し、前記気液分離室内よ
り前記分離成分を前記流体通路に戻すための第1通路と
、一端が前記第1通路の開口位置より下方で前記気液分
離室内に開口するとともに、他端が前記流体通路に開口
し、前記気液分離室内より前記分離成分を前記流体通路
に戻すための第2通路と、前記気液分離室内の液面を検
出する液面検出手段とを備え、前記第1通路が、前記第
2通路に対して所定の通路抵抗比に設けられたことを技
術的手段とする。
1−作用] 上記構成よりなる本発明は、流体通路を天地方向に流れ
る流体が、分流通路を介して気液分離室内に導入され、
気液分離室内にて気体成分と液体成分とに分離して貯溜
される。
分流通路を介して、気液分離室内に導入された流体にお
ける気体成分量の占める割合が、第2通路に対する第1
通路の通路抵抗比に基づいて決まる所定の比率より小さ
い場合には、気液分離室内より第1通路を介して流体通
路に戻る流体は気液二相状態となり、第2通路を介して
流体通路に戻る流体は液体成分のみとなる。その結果、
気液分離室内には、液体成分が少なくとも第1通路の高
さまで存在する。
逆に、分流通路を介して、気液分離室内に導入された流
体における気体成分量の占める割合が、第2通路に対す
る第1通路の通路抵抗比に基づいて決まる所定の比率よ
り大きくなると、第1通路のみでは気体成分を戻し切れ
なくなる。その結果、気体成分が第2通路からも流出し
ようとするため、気液分離室内の液面が第2通路の高さ
まで低下する。この液面の上下動を検出することにより
、気液分離室内に導入される流体の気液比を通路抵抗比
に対応して検出することができる。
[発明の効果] 上記作用を有する本発明によれば、流体通路を天地方向
に流れる流体を気液分離室内に導入するため、流体が水
平方向を流れるときのように、気体成分と液体成分とが
上下に二相分離することなく、均一な分布の二相流をサ
ンプリングすることができる。
従って、流体通路を流れる流体の気液比と、気液分離室
内にサンプリングされた流体の気液比とが同一となるた
め、気液分離室内の気液比を検出することで、流体通路
を流れる流体の気液比を精度良く検出することができる
[実施例] 次に、本発明の気液比検出装置を図面に示す−・実施例
に基づき説明する。
第1図は気液比検出装置の断面図、第2図は第1図のA
−A断面図である。
本実施例の気液比検出装置1は、車両用空気調和装置の
冷凍サイクル2 (第5図参照)に適用されて、サイク
ル内の冷媒不足を検出する。
冷凍サイクル2は、第5図に示すように、電磁クラッチ
3を備えた冷媒圧縮機4、冷媒凝縮器5、レシーバ6、
膨張弁7、冷媒蒸発器8より成り、これら各機能部品が
、冷媒配管9にて環状に接続された周知の構成を有する
気液比検出装置1は、レシーバ6と膨張弁7との間で垂
直方向に付設された冷媒配管9a(流体通路)に取り付
けられ、サンプリングした冷媒を気体成分と液体成分と
に分離して貯溜するための気液分離室10を備える。
気液分離室10は、第2図にも示すように、冷媒配管9
aの管壁に形成された開口部11にろう付けされるステ
ー12と、このステー12に0リング13を介して螺着
されるケース14とによって形成されている。
気液分離室10は、ステー12に形成されたサンプリン
グ通路(分流通路)15、第1通路16、および第2通
路17を介して、冷媒配管9a内と連通されている。
サンプリング通路15は、冷媒配管9aを流れる冷媒の
一部を気液分離室10内に導入させるための通路で、天
地方向における気液分離室10のほぼ中央部に形成され
ている。
第1通路16は、サンプリング通路15より上方位置に
設けられ、一端が気液分離室10内の上部寄りに開口さ
れ、他端が冷媒配管9aに開口されている。
第2通路17は、サンプリング通路15より下方位置に
設けられ、一端が気液分離室10内の底部寄りに開口さ
れ、他端が冷媒配管9aに開口されている。
ステー12は、第1通路16および第2通路17を形成
する部分の肉厚が、サンプリング通路15を形成する部
分の肉厚より厚く、冷媒配管9a内に突出して設けられ
ている。
従って、冷媒配管9aは、第1通路16および第2通路
17の部分で流路断面積が狭く、ベンチュリを形成して
いる。
この結果、冷媒配管9aを流れる冷媒の一部は、第1通
路16および第2通路17の部分でのベンチュリ作用に
基づく流れに沿ってサンプリング通路15より気液分離
室10内に導かれ、気液分離室10内で分解された後、
その分離成分が第1通路16および第2通路17より冷
媒配管9aに戻る。
ここで、 G1 :第1通路16を通るガス冷媒重量流量G2:第
2通路17を通る液冷媒重量流量とすると、 G1:G2=1.:9 となるように、第1通路16が第2通路17に対して所
定の通路抵抗比を有するように設けられている。
従って、冷媒配管9aを流れる冷媒の気液重量比(気体
重量/液体重量)が1/9 (’=0.11)未満であ
る場合は、サンプリング通路15より気液分離室10内
に導かれた冷媒の気液重量比も1/9(′。
0、11 )未満となる。このとき、気液分離室10内
は、液冷媒が気液分離室10内の上部まで存在するため
、第1通路16を介して気液二相冷媒が、第2通路17
を介して液冷媒がそれぞれ冷媒配管9aに戻る。
冷媒配管9a内を流れる冷媒の気液重量比が太きくなる
(ガス冷媒の流量割合が高くなる)にしたかって、第1
通路16のガス冷媒の流量割合が高くなっていく。この
とき、第2通路17は、依然、液冷媒のみが流れる。
さらにガス冷媒の流量割合が高くなって、冷媒配管9a
を流れる冷媒の気液重量比が1/9(笑011)を越え
ると、気液分離室10内のガス冷媒は、第1通路16の
みでは流し切れなくなる。その結果、ガス冷媒が第2通
路17からも流出しようとするため、気液分離室10内
の液面は、第2通路17の高さまで低下する。
気液分離室10内には、2個のマグネット18.19を
埋め込んだナイロン製のフロート20(第3図参照)が
収容されている。このフロート20は、液冷媒の液面に
浮くように設けられ、従って、気液分離室10内におけ
る液面の変位に応じて気液分離室10内を上下に浮動す
る。なお、このフロート20は、気液分離室10内で反
転した場合でも、マグネット18.19が常にフロート
20の同じ位置に来るように、2個のマグネット18.
19が、フロート20の左右に配置され、且つフロート
20の上下面に露出して設置0 けられている。
ケース14の外周には、第4図にも示すように、リード
スイッチ21がホルダ22によって固定されている。
このリードスイッチ21は、フロート20に埋め込まれ
た一方のマグネット18の上方に位置するように、ケー
ス14をステー12に螺着した後、ケース14の上部位
置に固定される。
リードスイッチ21は、マグネット18の磁気作用によ
って開閉するもので、例えば、気液分離室10内の液面
が高く、マグネット18がリードスイッチ21に近い場
合には、開成状態となる。また、気液分離室10内の液
面が低く、マグネット18がリードスイッチ21より離
れた場合には、開成状態となる。
従って、冷媒配管9aを流れる冷媒の気液重量比が1/
9 (1,11)未満の場合には、気液分離室10内の
液面が高いため、リードスイッチ21は開成状態となる
。また、冷媒配管9aを流れる冷媒の気液重量比が1/
9(≠0.11)を越えると、気液分離室10内の液面
が低くなるため、リードスイッチ21は開成状態となる
なお、本発明の液面検出手段は、フロート20とリード
スイッチ21とから成る。
本実施例では、リードスイッチ21が開成状態となるこ
とでサイクル内の冷媒不足と判断し、制御回路23を介
して、電磁クラッチ3への通電を停止するとともに、冷
媒不足を知らせるための警告灯24を点灯させる。
また、制御回路23は、第5図に示すように、車載バッ
テリ25を電源として、エアコンスイッチ26の投入に
より作動し、車内温度を検出する内気温サーミスタ27
、外気温を検出する外気温サーミスタ28、室内温度設
定用抵抗29、および冷媒蒸発器8の吹出口温度を検出
する吹出温度サーミスタ30の合成抵抗値の変化を入力
信号として作動モードを決定する。
ここで、リードスイッチ21の開成に伴って、電磁クラ
ッチ3への通電停止および警告灯24の点灯を行う制御
回路23の作動を第6図に示すフローチャートに基づき
説明する。
まず、ステップS1でエアコンスイッチ26が投入され
た後、ステップS2へ進む。
ステップS2で電磁クラッチ3が通電された後、ステッ
プS3へ進む。
ステップS3では、サイクル安定のための待機時間(3
0秒)を設定する。
次にステップS4で、リードスイッチ21が開成状態(
OFF)か否かを判断する。
ステップS4の判断結果がNOの場合には、ステップS
4を繰り返す。
ステップS4の判断結果がYESの場合には、ステップ
S5で、一定時間(30秒)待機した後、ステップS6
へ進む。
ステップS6では、再度リードスイッチ21の状態を検
出し、リードスイッチ21が開成状態(0FF)か否か
を判断する。
ステップS6の判断結果がNOの場合には、ステップS
4の判定を誤作動とみなし、再びステップS4に戻る。
ステップS6の判断結果がYESの場合には、ステ3 ツブS7で電磁クラッチ3への通電を停止した後、ステ
ップS8へ進み、警告灯24を点幻する。
次に、本実施例の作動を説明する。
冷凍サイクル2の配管系統などから冷媒が漏洩して減少
すると、冷媒配管9a内を流れる冷媒中に占めるガス冷
媒の流量割合が高くなり、冷媒の気液重量比が大きくな
る。このとき、気液分離室10内に導かれる冷媒の気液
重量比が1/9(,0,11)未満の場合には、液冷媒
が気液分離室10内の上部まで存在するため、フロート
20は、第1図に示すように、気液分離室10内の上部
に位置する。従って、フロート20に埋め込まれた一方
のマグネット18とリードスイッチ21との距離が近い
ため、リードスイッチ21は閉成状態を維持する。
ガス冷媒の流量割合が高くなって、冷媒配管9aを流れ
る冷媒の気液重量比が1/9(′、0.11)を越える
と、気液分離室10内の液面が第2通路17の高さまで
低下する。
気液分離室10内の液面低下に伴ってフロート20が降
下するため、マグネット18とリードスイッチ4 21との距離が大きくなり、リードスイッチ21は開成
状態となる。
このリードスイッチ21の開成によって、電磁クラッチ
3への通電が停止されて冷凍サイクル2の作動が停止す
るとともに、警告灯24が点灯されて外部にサイクル内
の冷媒不足を知らせる。
本実施例の気液比検出装置1は、垂直方向に流れる冷媒
を気液分離室10内に導入するため、冷媒が水平方向を
流れるときのように、ガス冷媒と液冷媒とが士下に二相
分離することなく、均一な分布の二相流をサンプリング
することができる。
従って、冷媒配管9aを流れる冷媒の気液比と、気液分
離室10内にサンプリングされた冷媒の気液比との間に
バラツキがなく、気液分離室10内に導かれた冷媒の気
液比を検出することで、冷媒配管9aを流れる冷媒の気
液比を精度良く検出することができる。
また、第2通路17に対する第1通路16の通路抵抗比
に対応した気液分離室10内に導かれた冷媒の気液比を
検出することができるため、通路抵抗比を、検出目標と
する気液分離室10内に導かれた気体流量に対する気液
分離室10に導かれたガス流量の比に応じて決めておく
ことにより、冷媒配管9aを流れる冷媒の気体成分量と
液体成分量との比を精度良く検出することができる。
次に、本発明の第2実施例を説明する。
第7図は気液比検出装置1の断面図、第8図は第7図の
B−B断面図である。
本実施例では、第7図および第8図に示すように、サン
プリング通路15が、冷媒配管9aの流路中にまで突出
されており、冷媒配管9aを流れる冷媒の動圧を利用し
て、冷媒の一部を気液分離室10内に導入させるもので
ある。
従って、上記第1実施例で示したように、第1通路16
および第2通路17の部分でベンチュリを形成する必要
がなく、ステー12の肉厚を一定に設定することができ
る。
また、サンプリング通路15を冷媒配管9aの流路中に
突出させたことで、冷媒配管9aの径方向に広範囲に亘
ってサンプリングを行うことができるため、第1実施例
と比較して、さらに良好なサンプリングを行うことがで
きる。
次に、本発明の第3実施例を説明する。
第9図は気液比検出装置1の断面図、第10図はフロー
ト20の斜視図である。
本実施例では、第9図に示すように、サンプリング通路
15を第2通路17より下方に設けたものである。
サンプリング通路15には、サンプリング通路15より
導入した冷媒のガス成分が第2通路17より冷媒配管9
aに戻るのを防ぐために、導入した冷媒を気液分離室1
0内の上部まで導くためのパイプ31が接続されている
また、このパイプ31は、液面の変位に応じて上下動す
るフロート20の案内筒として利用される。
従って、フロート20の中央部には、第10図に示すよ
うに、パイプ31の外周に嵌まる貫通孔20aが形成さ
れている。
パイプ31がフロート20の案内を行うことにより、気
液分離室10内でのフロート20の反転を防止すること
ができるため、フロート20には、マグネット18を1
か所埋め込むだけで良い。
次に、本発明の第4実施例を説明する。
第11図は気液比検出装置1の断面図、第12図はフロ
ート20の斜視図である。
本実施例では、サンプリング通路15、第1通路16、
および第2通路17が形成されたステー12の肉厚が一
定に設けられるとともに、ベンチュリを形成するために
、第1通路16および第2通路17の開口面に対面する
冷媒配管9aの管壁が、第1通路16および第2通路1
7側に窪んで形成されている。
フロート20は、第12図に示すように、両端部に大容
積部20bおよび小容積部20cが設けられた天秤状を
呈し、中央部にフロート20を保持さぜるための軸穴2
0dが形成されている。また、大容積部20bの外周部
にはマグネット18が埋め込まれている。
7 8 気液分離室10内には、サンプリング通路15に対面す
る壁面の中央部に、フロート20の軸穴20dが嵌め合
わされて、フロート20を回動自在に保持するための回
動軸32が設けられている。
回動軸32に保持されたフロート20は、大容積部20
bの方が小容積部20cより重いが、容積が大きいこと
から、冷媒液中では大きな浮力を生じ、第11図に示す
ように、大容積部20bの方が上方に来る。
本実施例のように、冷媒配管9aの管壁を窪ませること
で、2か所のベンチュリを容易に形成することができる
。また、フロート20が回動軸32に沿って回動する構
成であるため、振動による誤検出を防止することができ
る。
次に、本発明の第5実施例を説明する。
第13図は気液比検出袋M1の断面図である。
本実施例は、冷媒配管9aが垂直方向から水平方向に屈
曲して形成されており、その冷媒配管9aの曲り部にお
いてサンプリングするものである。
気液分離室10は、水平配管(冷媒配管9a)91)の
上部に形成され、垂直配管(冷媒配管9a)9cの上流
に向けて開口するサンプリング通路15を介して、垂直
配管9Cを下方から」−昇してきた冷媒の一部が導入さ
れる。
サンプリング通路15は、冷媒のサンプリングをより理
想的に行うために、垂直配管9cの中心軸と一致して設
けられ、冷媒配管9aの流路中に開口する開口端部は、
水平配管9bの中心軸と一致する位置まで突設されてい
る。
第1通路16は、水平配管9bがら気液分離室1o内の
上部に至るまで延びて設けられ、一端が気液分離室10
内の上部に開口されて、他端が水平配管9bに開口され
ている。
第2通路17は、第1通路16と共通して設けられ、一
端が第1通路16の底部寄り側壁に開口されるとともに
、他端が第1通路16の他端と共通に水平配管9bに開
口されている。
水平配管9bは、第1通路16および第2通路17のそ
れぞれの他端が開口する部位において、流路断面積が狭
く形成されベンチュリを構成している。
フロート20は、第1通路16の外周に嵌め合わされ、
上記の第3実施例と同様に、第1通路16を案内筒とし
て液面の変位に伴って上下動する。
次に、本発明の第6実施例を説明する。
第14図は気液比検出装置1の断面図である。
本実施例は、第5実施例で示した気液比検出装置1にお
いて、サンプリング通路15より導入した冷媒を、気液
分離室10内の上部まで導くためのパイプ31を設けた
ものである。
これにより、第3実施例と同様に、サンプリング通路1
5より導入した冷媒のガス成分が第2通路17より冷媒
配管9aに戻るのを防止することができる。
次に、本発明の第7実施例を説明する。
第15図は気液比検出装置1の断面図、第16図はフロ
ート20が降下した状態を示す気液比検出装置1の断面
図である。
1 本実施例は、互いに一端が閉塞された第1配管33と第
2配管34とによって冷媒配管9aが構成される。
第1配管33と第2配管34とは、第15図に示すよう
に、所定の長さに亘って平行状態で接続され、その接続
部にて、両管壁に形成された開口部35を介して、第1
配管33より第2配管34へ冷媒が流れる。
第1配管33には、閉塞された一端側から開口部35あ
たりまで延びるパイプ状のインナケース(分流通路)3
6が配設されている。
このインナケース36は、第1配管33の中央部に配置
され、先端(第15図下端)が上流側へ向かって開口さ
れている。
インナケース36の後端寄り管壁には、径方向に対向し
て開口する2か所の貫通穴37が形成されている。
第1配管33には、インナケース36の先端寄りの所に
絞り部38が形成され、この絞り部38で、第1配管3
3の内壁面がインナケース36の外壁面に接触2 して設けられている。そして、絞り部38より上方の第
1配管33内部が気液分離室10として形成されている
第15図において、絞り部38より上方の第1配管33
と第2配管34との接続部には、互いの管壁を貫通して
、第2配管34と気液分離室10とを連通ずる第1通路
16および第2通路17が形成されている。
また、第1通路16および第2通路17の開口面と対面
する第2配管34の管壁が、第1通路16および第2通
路17側に窪んで形成されることで、ベンチュリを形成
している。
気液分離室10内では、インナケース36の外周に円筒
状のフロート20が嵌め合わされている。従って、フロ
ート20は、インナケース36を案内筒として、気液分
離室10内の液面変位に応じて上下動する。
フロート20の外周面には、円環状を呈するマグネッ1
〜18が取り付けられている。
このフロート20は、インナケース36の貫通穴37を
閉塞しないように、その中央部の穴径が、インナケース
36の外径より十分大きく設定されている。
また、第1通路16および第2通路17の気液分離室1
0内に開口する開口面を閉塞しないように、第1配管3
3の内壁面との間にも十分なスペースが設(つられてい
る。
リードスイッチ21は、第1配管33の上部外周面に固
定されている。
冷媒配管9aを流れる冷媒の気液重量比が1/9(′、
0.11)未満の場合には、第15図に示すように、フ
ロート20が気液分離室10の上部に位置し、従って、
リードスイッチ21は開成状態を維持する。
そして、冷媒配管9aを流れる冷媒の気液重量比が1/
9 (:0.11)を越えると、第16図に示すように
、フロート20がインナケース36に沿って気液分離室
10内を降下する。
本実施例では、サンプリング通路15となるインナケー
ス36が、第1配管33の中央部に配置され、その先端
が上流に向かって開口されていることから、良好に冷媒
をサンプリングすることができる。
次に、本発明の第8実施例を説明する。
第17図は気液比検出装置1の断面図である。
本実施例では、気液比検出手段として、自己放熱量によ
り内部抵抗値を変化させるサーミスタ39を用いたもの
である。
サーミスタ39が冷媒液に浸されている場合には、熱が
多策に奪われるため、サーミスタ39の温度は低くなる
一方、気液分離室10内の液面が低下して、サーミスタ
39が冷媒液より露出した場合には、奪われる熱量が少
なく、従って、サーミスタ39の温度は高くなる。
このときのサーミスタ39の抵抗値変化を検出して液面
の有無を判断する。
なお、上記した第1実施例ないし第7実施例においても
、気液比検出手段としてサーミスタ39を使用しても良
い。また、サーミスタ39に代えて気液の電導率の違い
を検出するようにしても良い。
本発明の気液比検出装置1を車両用空気調和装置の冷凍
サイクル2に適用したが、その他の各種5 冷凍サイクルの冷媒不足検出に適用しても良い。
また、冷凍サイクル以外に、気液二相の流体が流れる流
体通路に適用しても良い。
第2通路17に対する第1通路16の通路抵抗比は、冷
媒不足を判断する検出目標値に対応して任意に設定する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は本発明の第1実施例を示すもので
、第1図は気液比検出装置の断面図、第2図は第1図の
A−A断面図、第3図はフロー1〜の斜視図、第4図は
リードスイッチの固定状態を示す正面図、第5図は気液
比検出装置を適用した冷凍サイクル図、第6図は制御回
路の作動を示すフローチャートである。第7図および第
8図は本発明の第2実施例を示すもので、第7図は気液
比検出装置の断面図、第8図は第7図のB−B断面図で
ある。第9図および第10図は本発明の第3実施例を示
すもので、第9図は気液比検出装置の断面図、第10図
はフロートの斜視図である。第11図および第12図は
本発明の第4実施例を示すもので、6 第11図は気液比検出装置の断面図、第12図はフロー
トの斜視図である。第13図は本発明の第5実施例を示
すもので、気液比検出装置の断面図である。 第14図は本発明の第6実施例を示すもので、気液比検
出装置の断面図である。第15図および第16図は本発
明の第7実施例を示すもので、第15図は気液比検出装
置の断面図、第16図はフロートが降下した状態を示す
気液比検出装置の断面図である。 第17図は本発明の第8実施例を示すもので、気液比検
出装置の断面図である。 図中 1・・・気液比検出装置 9a・・・冷媒配管(流体通路) 10・・・気液分離室 15・・・サンプリング通路(分流通路)16・・・第
1通路 17・・・第2通路 20・・・フロート(液面検出手段) 21・・・リードスイッチ(液面検出手段)36・・・
インナケース(分流通路) 7 39・・・サーミスタ(液面検出手段)第1因 1・・・気液比検出装置 9a・・・冷媒配管(流体通路) 10・・・気液分離室 15・・・サンプリング通路(分流通路)16・・・第
1通路 17・・・第2通路 20・・・フロート(液面検出手段) 21・・・リードスイッチ(液面検出手段)第2図 第4図 特開平3 294772 (9) 第5児 第6図 C需り 特開平3 294772(10) 第9図 第11因 第12図 第14図 特開平3 294772 (12) 第15図 日入7・ノ 第16図 特開平 294772 (13) 第17図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)(a)流体通路を天地方向に流れる気液二相の流体
    を、前記流体通路より分流させる分流通路と、(b)こ
    の分流通路を介して流入した流体が、その比重差により
    気体成分と液体成分とに分離され、その分離成分をそれ
    ぞれ貯溜する気液分離室と、(c)一端が前記気液分離
    室内に開口するとともに、他端が前記流体通路に開口し
    、前記気液分離室内より前記分離成分を前記流体通路に
    戻すための第1通路と、 (d)一端が前記第1通路の開口位置より下方で前記気
    液分離室内に開口するとともに、他端が前記流体通路に
    開口し、前記気液分離室内より前記分離成分を前記流体
    通路に戻すための第2通路と、(e)前記気液分離室内
    の液面を検出する液面検出手段と を備え、前記第1通路が、前記第2通路に対して所定の
    通路抵抗比に設けられた気液比検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4998466A (en) * 1990-01-23 1991-03-12 Tatsuo Nagaoka Bulb slitter
CN102679650A (zh) * 2012-05-31 2012-09-19 东南大学 热泵蒸发压力的安全控制装置及其方法

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